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author | SUZUKI Koichi <metal@FreeBSD.org> | 2004-09-24 05:34:01 +0000 |
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committer | SUZUKI Koichi <metal@FreeBSD.org> | 2004-09-24 05:34:01 +0000 |
commit | 332b359851d83e37b3d8bf491fcd20d2fe5f45c6 (patch) | |
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A copy of the license is included in the -section entitled \*(L"\s-1GNU\s0 Free Documentation License\*(R". - +section entitled ``\s-1GNU\s0 Free Documentation License''. .SH 日本語訳 野首 寛高(hnokubi@yyy.or.jp): FreeBSD 用に翻訳 - .\" .SH 履歴 .\" 野首 寛高 <hnokubi@yyy.or.jp> 1998/09/23 FreeBSD 用に翻訳。 .\" 堀川和雄 <horikawa@jp.FreeBSD.org> 2001/08/04 binutils 2.11.2 用に修正。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/ar.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/ar.1 index a89a7b28f2..f3e21beb88 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/ar.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/ar.1 @@ -1,6 +1,6 @@ .\" $FreeBSD$ .\" WORD: truncate (小数で)切り捨てる[POSIX],切り詰める -.\" Automatically generated by Pod::Man v1.3, Pod::Parser v1.13 +.\" Automatically generated by Pod::Man v1.37, Pod::Parser v1.14 .\" .\" Standard preamble: .\" ======================================================================== @@ -23,7 +23,6 @@ .. .de Ve \" End verbatim text .ft R - .fi .. .\" Set up some character translations and predefined strings. \*(-- will @@ -131,8 +130,7 @@ .\" ======================================================================== .\" .IX Title "AR 1" -.TH AR 1 "2002-08-05" "binutils-2.12.91" "GNU Development Tools" -.UC +.TH AR 1 "2004-04-09" "binutils-2.14.91" "GNU Development Tools" .SH 名称 ar \- アーカイブの作成、更新、および、アーカイブからの抽出 .SH 書式 @@ -178,7 +176,8 @@ ar [\fB\-X32_64\fR] [\fB\-\fR]\fIp\fR[\fImod\fR [\fIrelpos\fR] [\fIcount\fR]] \f \fBar\fR がアーカイブの内容を変更するときには必ず更新されます (ただし \fBq\fR -オプション指定時は更新されません)。このようなインデックスを持つ +オプション指定時は更新されません)。 +このようなインデックスを持つ アーカイブを用いることによって、ライブラリのリンクが高速化されたり、 ライブラリ内のルーチンがアーカイブ内の配置にかかわらず、互いを呼び出す ことができるようになります。 @@ -197,32 +196,28 @@ ar [\fB\-X32_64\fR] [\fB\-\fR]\fIp\fR[\fImod\fR [\fIrelpos\fR] [\fIcount\fR]] \f は、別の 2 種類の機構と互換であるようにデザインされています。 Unix システムの \fBar\fR -のようにコマンドラインオプションで動作を制御できますし、 -単一のコマンドラインオプション +のようにコマンド行オプションで動作を制御できますし、 +単一のコマンド行オプション \fB\-M\fR を指定することで、 \s-1MRI\s0 ``librarian'' プログラムのような 標準入力から提供されるスクリプトでも制御できます。 .SH オプション .IX Header "OPTIONS" -\s-1GNU\s0 -\fBar\fR -は最初のコマンドラインオプションとして、オペレーションコード -\fIp\fR -と、修飾子 -\fImod\fR +\&\s-1GNU\s0 \fBar\fR は最初のコマンド行オプションとして、 +オペレーションコード \fIp\fR と、修飾子 \fImod\fR を任意の順序で組み合わせたものを受け付けます。 .PP 最初のオプションの先頭にダッシュ(ハイフン)をつけることもできます。 -キー文字 -\fIp\fR -は、どのオペレーションを実行するかを指定します。キー文字としては -以下のいずれか一つだけを指定することができます。 +.PP +キー文字 \fIp\fR は、どのオペレーションを実行するかを指定します。 +キー文字としては以下のいずれか一つだけを指定することができます。 .IP "\fBd\fR" 4 .IX Item "d" アーカイブからモジュールを \fI削除\fR -します。削除するモジュール名を +します。 +削除するモジュール名を \fImember\fR... として指定して下さい。 ファイル名を指定しなければアーカイブは変更されません。 @@ -263,15 +258,11 @@ Unix システムの .IP "\fBq\fR" 4 .IX Item "q" \fIクイックアペンド\fR。 -歴史的には、\fImember\fR -で指定されたファイルを、重複をチェックせずに -\fIアーカイブ\fR -の末尾に追加します。 -\fBa\fR, -\fBb\fR, -\fBi\fR -修飾子はこのオペレーションには -\fI影響しません\fR。 +歴史的には、\fImember\fR で指定されたファイルを、重複をチェックせずに +\&\fIアーカイブ\fR の末尾に追加します。 +.Sp +\&\fBa\fR, \fBb\fR, \fBi\fR 修飾子はこのオペレーションには +\&\fI影響しません\fR。 新たなメンバは常にアーカイブの末尾に置かれます。 .Sp \fBv\fR @@ -292,9 +283,9 @@ Unix システムの \s-1GNU\s0 ar は -\f(CW\*(C`q\*(C'\fR +\fBq\fR は -\f(CW\*(C`r\*(C'\fR +\fBr\fR と同じ動作をするように実装しています。 .IP "\fBr\fR" 4 .IX Item "r" @@ -351,8 +342,10 @@ ar \fBfie\fR とします) の複数のファイルが存在する場合は、 \fBar t b.a fie\fR -は最初のファイルだけを表示します。同名のファイルをすべて見たい場合 -はすべてのファイルの一覧を表示して下さい。この例では +は最初のファイルだけを表示します。 +同名のファイルをすべて見たい場合 +はすべてのファイルの一覧を表示して下さい。 +この例では \fBar t b.a\fR です。 .IP "\fBx\fR" 4 @@ -396,8 +389,8 @@ ar \fIarchive\fR 引数の前に \fIrelpos\fR -引数として既存のメンバの名前を指定する必要があります。( -\fBi\fR と同じ。) +引数として既存のメンバの名前を指定する必要があります ( +\fBi\fR と同じ)。 .IP "\fBc\fR" 4 .IX Item "c" アーカイブを @@ -416,8 +409,9 @@ ar は任意の長さのファイル名を受け付けます。 このため、いくつかのシステム で使われている従来の -.fBar\fR -と互換性のないアーカイブが作成されることになります。これが問題になる +\fBar\fR +と互換性のないアーカイブが作成されることになります。 +これが問題になる 場合は、 \fBf\fR 修飾子を指定して、ファイルをアーカイブに追加する際にそのファイル名を @@ -427,14 +421,14 @@ ar 新しいファイルを既存のメンバの \fI前\fR に挿入します。 -.\fBi\fR +\fBi\fR 修飾子を用いる時は、 \fIarchive\fR 引数の前に \fIrelpos\fR -引数として既存のメンバ名を指定する必要があります。( +引数として既存のメンバ名を指定する必要があります ( \fBb\fR -と同じ。) +と同じ)。 .IP "\fBl\fR" 4 .IX Item "l" この修飾子は指定可能ですが、使用されません。 @@ -450,7 +444,8 @@ ar .IX Item "o" メンバを抽出する際に \fIオリジナル\fR -の時刻を保存します。この修飾子を指定しないと、アーカイブから抽出 +の時刻を保存します。 +この修飾子を指定しないと、アーカイブから抽出 されたファイルのタイムスタンプは抽出時の時刻になります。 .IP "\fBP\fR" 4 .IX Item "P" @@ -467,8 +462,9 @@ ar .IP "\fBs\fR" 4 .IX Item "s" アーカイブに他の変更がない場合でも、アーカイブにオブジェクトファイルの -インデックスを書き込んだり、既存のインデックスを更新します。この修飾子 -はほかのオペレーションと併用することも、単独で使用することも可能です。 +インデックスを書き込んだり、既存のインデックスを更新します。 +この修飾子は +ほかのオペレーションと併用することも、単独で使用することも可能です。 あるアーカイブに対して \fBar s\fR を実行することは、そのアーカイブに対して @@ -476,7 +472,8 @@ ar を実行することと等価です。 .IP "\fBS\fR" 4 .IX Item "S" -アーカイブのシンボルテーブルを作成しません。これを用いると大きな +アーカイブのシンボルテーブルを作成しません。 +これを用いると大きな ライブラリを何回かに分けて作成する際に時間を短縮することができます。 この結果得られるアーカイブはリンカで使用することはできません。 シンボルテーブルを作成するためには最後に @@ -495,7 +492,6 @@ ar 新しい場合 \fIのみ\fR ファイルを挿入します。 -.Sp \fBu\fR 修飾子は \fBr\fR @@ -532,15 +528,15 @@ ar Info の \fIbinutils\fR の項。 .SH "COPYRIGHT" .IX Header "COPYRIGHT" -Copyright (c) 1991, 92, 93, 94, 95, 96, 97, 98, 99, 2000, 2001, 2002 Free Software Foundation, Inc. +Copyright (c) 1991, 92, 93, 94, 95, 96, 97, 98, 99, 2000, +2001, 2002, 2003 Free Software Foundation, Inc. .PP Permission is granted to copy, distribute and/or modify this document under the terms of the \s-1GNU\s0 Free Documentation License, Version 1.1 or any later version published by the Free Software Foundation; with no Invariant Sections, with no Front-Cover Texts, and with no Back-Cover Texts. A copy of the license is included in the -section entitled \*(L"\s-1GNU\s0 Free Documentation License\*(R". - +section entitled ``\s-1GNU\s0 Free Documentation License''. .\" .SH 履歴 .\" 奥村務 <oku@nml.t.u-tokyo.ac.jp>: 1998/09/13 FreeBSD 用に翻訳。 .\" 堀川和雄 <horikawa@jp.FreeBSD.org>: 2001/08/04 binutils 2.11.2 用に修正。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/as.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/as.1 index 76113518f9..3b983adad7 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/as.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/as.1 @@ -1,7 +1,7 @@ .\" $FreeBSD$ .\" .\" -.\" Automatically generated by Pod::Man v1.3, Pod::Parser v1.13 +.\" Automatically generated by Pod::Man v1.37, Pod::Parser v1.14 .\" .\" Standard preamble: .\" ======================================================================== @@ -24,7 +24,6 @@ .. .de Ve \" End verbatim text .ft R - .fi .. .\" Set up some character translations and predefined strings. \*(-- will @@ -132,15 +131,14 @@ .\" ======================================================================== .\" .IX Title "AS 1" -.TH AS 1 "2002-08-05" "binutils-2.12.91" "GNU Development Tools" -.UC +.TH AS 1 "2004-05-17" "binutils-2.15" "GNU Development Tools" .SH "名称" -\&\s-1AS\s0 \- ポータブル \s-1GNU\s0 アセンブラ +AS \- ポータブル GNU アセンブラ .SH "書式" .IX Header "書式" as [\fB\-a\fR[\fBcdhlns\fR][=\fIfile\fR]] [\fB\-D\fR] [\fB\-\-defsym\fR \fIsym\fR=\fIval\fR] - [\fB\-f\fR] [\fB\-\-gstabs\fR] [\fB\-\-gdwarf2\fR] [\fB\-\-help\fR] [\fB\-I\fR \fIdir\fR] - [\fB\-J\fR] [\fB\-K\fR] [\fB\-L\fR] + [\fB\-f\fR] [\fB\-\-gstabs\fR] [\fB\-\-gstabs+\fR] [\fB\-\-gdwarf2\fR] [\fB\-\-help\fR] + [\fB\-I\fR \fIdir\fR] [\fB\-J\fR] [\fB\-K\fR] [\fB\-L\fR] [\fB\-\-listing\-lhs\-width\fR=\fI\s-1NUM\s0\fR] [\fB\-\-listing\-lhs\-width2\fR=\fI\s-1NUM\s0\fR] [\fB\-\-listing\-rhs\-width\fR=\fI\s-1NUM\s0\fR] [\fB\-\-listing\-cont\-lines\fR=\fI\s-1NUM\s0\fR] [\fB\-\-keep\-locals\fR] [\fB\-o\fR \fIobjfile\fR] [\fB\-R\fR] [\fB\-\-statistics\fR] [\fB\-v\fR] @@ -161,7 +159,8 @@ as [\fB\-a\fR[\fBcdhlns\fR][=\fIfile\fR]] [\fB\-D\fR] [\fB\-\-defsym\fR \fIsym\f \&\fIターゲット \s-1ARM\s0 オプション:\fR [\fB\-mcpu\fR=\fIprocessor\fR[+\fIextension\fR...]] [\fB\-march\fR=\fIarchitecture\fR[+\fIextension\fR...]] - [\fB\-mfpu\fR=\fIfloating-point-fromat\fR] + [\fB\-mfpu\fR=\fIfloating-point-format\fR] + [\fB\-mfloat\-abi\fR=\fIabi\fR] [\fB\-mthumb\fR] [\fB\-EB\fR|\fB\-EL\fR] [\fB\-mapcs\-32\fR|\fB\-mapcs\-26\fR|\fB\-mapcs\-float\fR| @@ -180,13 +179,16 @@ as [\fB\-a\fR[\fBcdhlns\fR][=\fIfile\fR]] [\fB\-D\fR] [\fB\-\-defsym\fR \fIsym\f [\fB\-O\fR|\fB\-n\fR|\fB\-N\fR] .PP \&\fIターゲット i386 オプション:\fR - [\fB\-\-32\fR|\fB\-\-64\fR] + [\fB\-\-32\fR|\fB\-\-64\fR] [\fB\-n\fR] .PP \&\fIターゲット i960 オプション:\fR [\fB\-ACA\fR|\fB\-ACA_A\fR|\fB\-ACB\fR|\fB\-ACC\fR|\fB\-AKA\fR|\fB\-AKB\fR| \fB\-AKC\fR|\fB\-AMC\fR] [\fB\-b\fR] [\fB\-no\-relax\fR] .PP +\&\fIターゲット \s-1IP2K\s0 オプション:\fR + [\fB\-mip2022\fR|\fB\-mip2022ext\fR] +.PP \&\fIターゲット M32R オプション:\fR [\fB\-\-m32rx\fR|\fB\-\-[no\-]warn\-explicit\-parallel\-conflicts\fR| \fB\-\-W[n]p\fR] @@ -195,7 +197,9 @@ as [\fB\-a\fR[\fBcdhlns\fR][=\fIfile\fR]] [\fB\-D\fR] [\fB\-\-defsym\fR \fIsym\f [\fB\-l\fR] [\fB\-m68000\fR|\fB\-m68010\fR|\fB\-m68020\fR|...] .PP \&\fIターゲット M68HC11 オプション:\fR - [\fB\-m68hc11\fR|\fB\-m68hc12\fR] + [\fB\-m68hc11\fR|\fB\-m68hc12\fR|\fB\-m68hcs12\fR] + [\fB\-mshort\fR|\fB\-mlong\fR] + [\fB\-mshort\-double\fR|\fB\-mlong\-double\fR] [\fB\-\-force\-long\-branchs\fR] [\fB\-\-short\-branchs\fR] [\fB\-\-strict\-direct\-mode\fR] [\fB\-\-print\-insn\-syntax\fR] [\fB\-\-print\-opcodes\fR] [\fB\-\-generate\-example\fR] @@ -205,12 +209,13 @@ as [\fB\-a\fR[\fBcdhlns\fR][=\fIfile\fR]] [\fB\-D\fR] [\fB\-\-defsym\fR \fIsym\f [\fB\-mcpu=[210|340]\fR] .PP \&\fIターゲット \s-1MIPS\s0 オプション:\fR - [\fB\-nocpp\fR] [\fB\-EL\fR] [\fB\-EB\fR] [\fB\-n\fR] [\fB\-O\fR[\fIoptimization level\fR]] + [\fB\-nocpp\fR] [\fB\-EL\fR] [\fB\-EB\fR] [\fB\-O\fR[\fIoptimization level\fR]] [\fB\-g\fR[\fIdebug level\fR]] [\fB\-G\fR \fInum\fR] [\fB\-KPIC\fR] [\fB\-call_shared\fR] [\fB\-non_shared\fR] [\fB\-xgot\fR] [\fB\-\-membedded\-pic\fR] [\fB\-mabi\fR=\fI\s-1ABI\s0\fR] [\fB\-32\fR] [\fB\-n32\fR] [\fB\-64\fR] [\fB\-mfp32\fR] [\fB\-mgp32\fR] [\fB\-march\fR=\fI\s-1CPU\s0\fR] [\fB\-mtune\fR=\fI\s-1CPU\s0\fR] [\fB\-mips1\fR] [\fB\-mips2\fR] - [\fB\-mips3\fR] [\fB\-mips4\fR] [\fB\-mips5\fR] [\fB\-mips32\fR] [\fB\-mips64\fR] + [\fB\-mips3\fR] [\fB\-mips4\fR] [\fB\-mips5\fR] [\fB\-mips32\fR] [\fB\-mips32r2\fR] + [\fB\-mips64\fR] [\fB\-mips64r2\fR] [\fB\-construct\-floats\fR] [\fB\-no\-construct\-floats\fR] [\fB\-trap\fR] [\fB\-no\-break\fR] [\fB\-break\fR] [\fB\-no\-trap\fR] [\fB\-mfix7000\fR] [\fB\-mno\-fix7000\fR] @@ -218,6 +223,7 @@ as [\fB\-a\fR[\fBcdhlns\fR][=\fIfile\fR]] [\fB\-D\fR] [\fB\-\-defsym\fR \fIsym\f [\fB\-mips3d\fR] [\fB\-no\-mips3d\fR] [\fB\-mdmx\fR] [\fB\-no\-mdmx\fR] [\fB\-mdebug\fR] [\fB\-no\-mdebug\fR] + [\fB\-mpdr\fR] [\fB\-mno\-pdr\fR] .PP \&\fIターゲット \s-1MMIX\s0 オプション:\fR [\fB\-\-fixed\-special\-register\-names\fR] [\fB\-\-globalize\-symbols\fR] @@ -248,6 +254,15 @@ as [\fB\-a\fR[\fBcdhlns\fR][=\fIfile\fR]] [\fB\-D\fR] [\fB\-\-defsym\fR \fIsym\f \fB\-Av8plus\fR|\fB\-Av8plusa\fR|\fB\-Av9\fR|\fB\-Av9a\fR] [\fB\-xarch=v8plus\fR|\fB\-xarch=v8plusa\fR] [\fB\-bump\fR] [\fB\-32\fR|\fB\-64\fR] +.PP +\&\fIターゲット \s-1TIC54X\s0 オプション:\fR + [\fB\-mcpu=54[123589]\fR|\fB\-mcpu=54[56]lp\fR] [\fB\-mfar\-mode\fR|\fB\-mf\fR] + [\fB\-merrors\-to\-file\fR \fI<filename>\fR|\fB\-me\fR \fI<filename>\fR] +.PP +\&\fIターゲット Xtensa オプション:\fR + [\fB\-\-[no\-]density\fR] [\fB\-\-[no\-]relax\fR] [\fB\-\-[no\-]generics\fR] + [\fB\-\-[no\-]text\-section\-literals\fR] + [\fB\-\-[no\-]target\-align\fR] [\fB\-\-[no\-]longcalls\fR] .SH "解説" .IX Header "解説" \s-1GNU\s0 \fBas\fR とは、実は一連のアセンブラのことです。 @@ -259,7 +274,10 @@ as [\fB\-a\fR[\fBcdhlns\fR][=\fIfile\fR]] [\fB\-D\fR] [\fB\-\-defsym\fR \fIsym\f (\fI疑似命令(pseudo-ops)\fRとも呼ばれます)、アセンブラシンタックスなどです。 .PP \fBas\fR が作られた第一の目的は、\s-1GNU\s0 C コンパイラ -の出力をリンカで使用できるようアセンブルすることです。 +\f(CW\*(C`gcc\*(C'\fR +の出力をリンカ +\&\f(CW\*(C`ld\*(C'\fR +で使用できるようアセンブルすることです。 確かに、\fBas\fR が、 ネイティブアセンブラがアセンブルできるものはすべて 正しくアセンブルできるようにしようとしてきました。 @@ -268,27 +286,26 @@ as [\fB\-a\fR[\fBcdhlns\fR][=\fIfile\fR]] [\fB\-D\fR] [\fB\-\-defsym\fR \fIsym\f 同一アーキテクチャの他のアセンブラと同じである、 ということを意味するものではありません。 たとえば、680x0 のアセンブラ言語 -のシンタックスには互換性のないバージョンが存在することが知られてい -ます。 +のシンタックスには互換性のないバージョンが存在することが知られています。 .PP \fBas\fR の起動 1 回ごとに、 -ちょうどひとつのソースプログラムだけをアセンブルします。 -ソースプログラムはひとつ以上のファイルから構成されます。 -(標準入力もファイルひとつとみなします。) +ちょうど 1 つのソースプログラムだけをアセンブルします。 +ソースプログラムは 1 つ以上のファイルから構成されます +(標準入力もファイル 1 つとみなします)。 .PP -\fBas\fR に与えるコマンドラインには、 +\fBas\fR に与えるコマンド行には、 0 個以上の入力ファイル名が含まれます。 入力ファイルは (左のファイル名から開始して右へ向って) 読み込まれます。 -特別な意味が無いコマンドライン引数は (どんな位置であっても) +特別な意味が無いコマンド行引数は (どんな位置であっても) 入力ファイル名であるとみなされます。 .PP -もし \fBas\fR にファイル名が指定されなければ、ひとつの入力ファイルが +もし \fBas\fR にファイル名が指定されなければ、1 つの入力ファイルが \fBas\fR の標準入力 (ふつうは端末) から読み出されます。 \fBctl-D\fR をタイプすることで、これ以上アセンブルするプログラムが存在しないこと を \fBas\fR に通知します。 .PP -コマンドライン上で明示的に標準入力を指定する必要のある時は、 +コマンド行上で明示的に標準入力を指定する必要のある時は、 \fB\-\-\fR を使ってください。 .PP ソースが空の場合、\fBas\fR は小さな空のオブジェクトファイルを作成します。 @@ -302,7 +319,7 @@ as [\fB\-a\fR[\fBcdhlns\fR][=\fIfile\fR]] [\fB\-D\fR] [\fB\-\-defsym\fR \fIsym\f が仮定した内容を報告したものです。 エラーは、アセンブルを続行できない重大な問題を表します。 .PP -\fBas\fR を \s-1GNU\s0 C コンパイラ (バージョン 2) から起動している場合、 +\fBas\fR を \s-1GNU\s0 C コンパイラから起動している場合、 \fB\-Wa\fR オプションを使用してアセンブラへの引数を渡せます。 それぞれのアセンブラ引数 (と \fB\-Wa\fR) は、コンマで区切られます。 例えば次のようになります。 @@ -310,16 +327,17 @@ as [\fB\-a\fR[\fBcdhlns\fR][=\fIfile\fR]] [\fB\-D\fR] [\fB\-\-defsym\fR \fIsym\f .Vb 1 \& gcc -c -g -O -Wa,-alh,-L file.c .Ve +.PP これは 2 個のオプションをアセンブラに渡します: すなわち \fB\-alh\fR (高級言語とアセンブラソースのリストを標準出力へ出力) と \fB\-L\fR (ローカルシンボルをシンボルテーブルに残す) です。 .PP 通常はこの \fB\-Wa\fR の機構を使用する必要はありません。 なぜならば、コンパイラがアセンブラに対し、 -多くのコンパイラコマンドラインオプションを渡すからです。 +多くのコンパイラコマンド行オプションを渡すからです (\s-1GNU\s0 コンパイラドライバを \fB\-v\fR オプション付きで起動することで、 アセンブラを含む各コンパイルのパスに対してどのようなオプションを渡すのか、 -正確に調べることができます。) +正確に調べることができます)。 .SH "オプション" .IX Header "オプション" .IP "\fB\-a[cdhlmns]\fR" 4 @@ -376,22 +394,32 @@ C と同様、先行する \fB0x\fR は 16 進数値を示し、 .IP "\fB\-f\fR" 4 .IX Item "-f" ``高速 (fast)''オプションです\-\-\- -プリプロセシングを行ないません +プリプロセシングを行いません (ソースはコンパイラの出力したものとみなします)。 .IP "\fB\-\-gstabs\fR" 4 .IX Item "--gstabs" 各アセンブリの行に対し、スタブデバッグ情報 (stabs debugging information) を生成します。 デバッガが扱える場合、アセンブリコードのデバッグに役立つかもしれません。 +.IP "\fB\-\-gstabs+\fR" 4 +.IX Item "--gstabs+" +各アセンブリの行に対し、スタブデバッグ情報と、\s-1GNU\s0 拡張とを生成します。 +この拡張はおそらく gdb だけが扱うことができ、他のデバッガは +クラッシュしたり、それを含むプログラムの読み込みを拒否したりする +可能性があります。 +このオプションはアセンブラコードのデバッグにも使えるかもしれません。 +現在のところ、\s-1GNU\s0 拡張は、 +アセンブリ時のカレント作業ディレクトリの場所だけです。 .IP "\fB\-\-gdwarf2\fR" 4 .IX Item "--gdwarf2" 各アセンブリの行に対し、\s-1DAWRF2\s0 デバッグ情報を生成します。 デバッガが扱える場合、アセンブリコードのデバッグに役立つかもしれません。 -注 \- 本オプションはすべてのターゲットでサポートされているわけではなく、 +注 \-\-\- 本オプションはすべてのターゲットで +サポートされているわけではなく、 一部のみでサポートされています。 .IP "\fB\-\-help\fR" 4 .IX Item "--help" -コマンドラインオプションのまとめを表示し、終了します。 +コマンド行オプションのまとめを表示し、終了します。 .IP "\fB\-\-target\-help\fR" 4 .IX Item "--target-help" ターゲット固有のすべてのオプションのまとめを表示し、終了します。 @@ -406,7 +434,8 @@ C と同様、先行する \fB0x\fR は 16 進数値を示し、 符号付き整数の桁溢れを警告しません。 .IP "\fB\-K\fR" 4 .IX Item "-K" -本オプションは受け付けられますが、\s-1TARGET\s0 ファミリでは効果がありません。 +ロングディスプレースメントのために差分テーブルが変更されたときに +警告を出させるようにします。 .IP "\fB\-L\fR" 4 .IX Item "-L" .PD 0 @@ -499,6 +528,9 @@ Select either big-endian (\-EB) or little-endian (\-EL) output. .IP "\fB\-mfpu=\fR\fIfloating-point-format\fR" 4 .IX Item "-mfpu=floating-point-format" どの浮動小数点数アーキテクチャがターゲットであるかを指定します。 +.IP "\fB\-mfloat\-abi=\fR\fIabi\fR" 4 +.IX Item "-mfloat-abi=abi" +どの浮動小数点数 \s-1ABI\s0 を使用するかを指定します。 .IP "\fB\-mthumb\fR" 4 .IX Item "-mthumb" Thumb 命令のみのデコードを有効にします。 @@ -550,8 +582,19 @@ nop が出力されたときに警告します。 変更を加えません。 場合によってはエラーが発生します。 .PP -次のオプションは、 -Mitsubishi M32R シリーズ用に設定された場合に使用可能です。 +次のオプションは、as が +Ubicom \s-1IP2K\s0 シリーズ用に設定された場合に使用可能です。 +.IP "\fB\-mip2022ext\fR" 4 +.IX Item "-mip2022ext" +拡張 \s-1IP2022\s0 命令が使用可能であることを指定します。 +.IP "\fB\-mip2022\fR" 4 +.IX Item "-mip2022" +デフォルトの動作に戻します。 +これは基本の \s-1IP2022\s0 にだけ許される +命令の範囲に限定します。 +.PP +次のオプションは、as が +ルネサス M32R (旧三菱 M32R)シリーズ用に設定された場合に使用可能です。 .IP "\fB\-\-m32rx\fR" 4 .IX Item "--m32rx" M32R ファミリのどのプロセッサがターゲットであるかを指定します。 @@ -633,10 +676,22 @@ picoJava プロセッサ用に設定された場合に使用可能です。 次のオプションは、 Motorola 68HC11 シリーズまたは 68HC12 シリーズ用に 設定された場合に使用可能です。 -.IP "\fB\-m68hc11 | \-m68hc12\fR" 4 -.IX Item "-m68hc11 | -m68hc12" +.IP "\fB\-m68hc11 | \-m68hc12 | \-m68hcs12\fR" 4 +.IX Item "-m68hc11 | -m68hc12 | -m68hcs12" どのプロセッサがターゲットであるかを指定します。 デフォルトは、アセンブラを構築するときの設定オプションで定義されています。 +.IP "\fB\-mshort\fR" 4 +.IX Item "-mshort" +16 ビット整数 \s-1ABI\s0 を使用することを指定します。 +.IP "\fB\-mlong\fR" 4 +.IX Item "-mlong" +32 ビット整数 \s-1ABI\s0 を使用することを指定します。 +.IP "\fB\-mshort\-double\fR" 4 +.IX Item "-mshort-double" +32 ビット倍精度整数 \s-1ABI\s0 を使用することを指定します。 +.IP "\fB\-mlong\-double\fR" 4 +.IX Item "-mlong-double" +64 ビット倍精度整数 \s-1ABI\s0 を使用することを指定します。 .IP "\fB\-\-force\-long\-branchs\fR" 4 .IX Item "--force-long-branchs" 相対分岐が絶対分岐に変換されます。 @@ -685,6 +740,21 @@ Solaris v9 アセンブラとの互換性用です。 .IX Item "-bump" アセンブラが別のアーキテクチャに変わったときに警告します。 .PP +次のオプションは、as が 'c54x アーキテクチャ用に +設定された場合に使用可能です。 +.IP "\fB\-mfar\-mode\fR" 4 +.IX Item "-mfar-mode" +拡張アドレッシングモードを有効にします。 +すべてのアドレスと再配置情報は +拡張アドレッシング (通常 23 ビット) と仮定されます。 +.IP "\fB\-mcpu=\fR\fI\s-1CPU_VERSION\s0\fR" 4 +.IX Item "-mcpu=CPU_VERSION" +コンパイル対象の \s-1CPU\s0 のバージョンを設定します。 +.IP "\fB\-merrors\-to\-file\fR \fI\s-1FILENAME\s0\fR" 4 +.IX Item "-merrors-to-file FILENAME" +エラー出力をファイルにリダイレクトします。 +シェルがこの動作をサポートしない腐ったシステムのためのものです。 +.PP 次のオプションは、\fBas\fR が \s-1MIPS\s0 シリーズ用に設定された場合に使用可能です。 .IP "\fB\-G\fR \fInum\fR" 4 @@ -713,18 +783,25 @@ Solaris v9 アセンブラとの互換性用です。 .IX Item "-mips5" .IP "\fB\-mips32\fR" 4 .IX Item "-mips32" +.IP "\fB\-mips32r2\fR" 4 +.IX Item "-mips32r2" .IP "\fB\-mips64\fR" 4 .IX Item "-mips64" +.IP "\fB\-mips64r2\fR" 4 +.IX Item "-mips64r2" .PD 特定の \s-1MIPS\s0 命令セットアーキテクチャ (Instruction Set Architecture) レベル用のコードを生成します。 \fB\-mips1\fR は \fB\-march=r3000\fR の別名、 \fB\-mips2\fR は \fB\-march=r6000\fR の別名、 \fB\-mips3\fR は \fB\-march=r4000\fR の別名、 -\fB\-mips4\fR は \fB\-march=84000\fR の別名です。 -\fB\-mips5\fR, \fB\-mips32\fR, \fB\-mips64\fR は、 +\fB\-mips4\fR は \fB\-march=r8000\fR の別名です。 +\fB\-mips5\fR, \fB\-mips32\fR, \fB\-mips32r2\fR, +\fB\-mips64\fR, \fB\-mips64r2\fR は、 それぞれ、一般の -\fB\s-1MIPS\s0 V\fR, \fB\s-1MIPS32\s0\fR, \fB\s-1MIPS64\s0\fR \s-1ISA\s0 +\&\fB\s-1MIPS\s0 V\fR, \fB\s-1MIPS32\s0\fR, +\&\fB\s-1MIPS32\s0 Release 2\fR, \fB\s-1MIPS64\s0\fR, +\&\fB\s-1MIPS64\s0 Release 2\fR \s-1ISA\s0 に対応します。 .IP "\fB\-march=\fR\fI\s-1CPU\s0\fR" 4 .IX Item "-march=CPU" @@ -749,6 +826,13 @@ mfhi か mflo の命令の後続 2 命令に stabs スタイルのデバッグ情報が、 標準の \s-1ELF\s0 .stabs セクションではなく、 ECOFF スタイルの .mdebug セクションへ行くようにします。 +.IP "\fB\-mpdr\fR" 4 +.IX Item "-mpdr" +.PD 0 +.IP "\fB\-mno\-pdr\fR" 4 +.IX Item "-mno-pdr" +.PD +\&\f(CW\*(C`.pdr\*(C'\fR セクションの生成を制御します。 .IP "\fB\-mgp32\fR" 4 .IX Item "-mgp32" .PD 0 @@ -849,7 +933,8 @@ ECOFF スタイルの .mdebug セクションへ行くようにします。 \fB\-\-trap\fR または \fB\-\-no\-break\fR (同義語です) はトラップ例外を発生します (命令セットアーキテクチャレベル 2 以上でのみ動作します)。 -\fB\-\-break\fR または \fB\-\-no\-trap\fR (同義語です。デフォルト) +\fB\-\-break\fR または \fB\-\-no\-trap\fR (同義語です。 +デフォルト) はブレーク例外を発生します。 .IP "\fB\-n\fR" 4 .IX Item "-n" @@ -866,7 +951,7 @@ MCore プロセッサ用に設定された場合に使用可能です。 .PD \s-1JSRI\s0 を \s-1BSR\s0 へ変換することを、有効または無効にします。 デフォルトでは、有効です。 -コマンドラインオプション \fB\-nojsri2bsr\fR を使用して、これを無効にできます。 +コマンド行オプション \fB\-nojsri2bsr\fR を使用して、これを無効にできます。 .IP "\fB\-sifilter\fR" 4 .IX Item "-sifilter" .PD 0 @@ -875,7 +960,7 @@ MCore プロセッサ用に設定された場合に使用可能です。 .PD シリコンフィルタの動作を、有効または無効にします。 デフォルトでは、無効です。 -コマンドラインオプション \fB\-sifilter\fR を使用して、 +コマンド行オプション \fB\-sifilter\fR を使用して、 デフォルトに優先させることができます。 .IP "\fB\-relax\fR" 4 .IX Item "-relax" @@ -892,6 +977,45 @@ MCore プロセッサ用に設定された場合に使用可能です。 リトルエンディアンのターゲット用にアセンブルします。 .PP MMIX 固有のオプションの記述は info ページを参照してください。 +.PP +次のオプションは、as が Xtensa プロセッサ用に設定された場合に +使用可能です。 +.IP "\fB\-\-density | \-\-no\-density\fR" 4 +.IX Item "--density | --no-density" +Xtensa コード密度 (code density) オプションからの命令使用を +有効または無効にします。 +デフォルトでは、Xtensa プロセッサがコード密度オプションを +サポートする場合に有効です。 +.IP "\fB\-\-relax | \-\-no\-relax\fR" 4 +.IX Item "--relax | --no-relax" +命令緩和 (instruction relaxsation) を有効または無効にします。 +デフォルトでは有効です。 +注意: 現在の実装では、これらのオプションは、 +アセンブラによる最適化が行われるかどうかも制御します。 +これにより、これらのオプションは、 +\&\fB\-\-generics\fR か \fB\-\-no\-generics\fR と等価になります。 +.IP "\fB\-\-generics | \-\-no\-generics\fR" 4 +.IX Item "--generics | --no-generics" +Xtensa 命令のアセンブラ変換のすべてを有効または無効にします。 +デフォルトは \fB\-\-generics\fR です。 +\&\fB\-\-no\-generics\fR の使用は、命令がアセンブリ言語のソースで +指定されるのと厳密に同じという、まれな場合に限り使用するべきです。 +.IP "\fB\-\-text\-section\-literals | \-\-no\-text\-section\-literals\fR" 4 +.IX Item "--text-section-literals | --no-text-section-literals" +\&\fB\-\-text\-section\-literals\fR の場合、 +リテラルのプールがテキストセグメントの中に散りばめられます。 +デフォルトは \&\fB\-\-no\-text\-section\-literals\fR で、 +この場合リテラルは出力ファイルの別のセクションに配置されます。 +.IP "\fB\-\-target\-align | \-\-no\-target\-align\fR" 4 +.IX Item "--target-align | --no-target-align" +ある程度のコード密度を犠牲にして分岐ペナルティを抑えるように、 +自動的にアラインメントをすることを有効、もしくは無効にします。 +デフォルトは \fB\-\-target\-align\fR です。 +.IP "\fB\-\-longcalls | \-\-no\-longcalls\fR" 4 +.IX Item "--longcalls | --no-longcalls" +広範囲のアドレスをまたいで関数呼び出しができるよう、呼び出し命令を +変換することを有効、もしくは無効にします。 +デフォルトは \&\fB\-\-no\-longcalls\fR です。 .SH "関連項目" .IX Header "関連項目" \&\fIgcc\fR\|(1) と \fIld\fR\|(1) @@ -905,7 +1029,7 @@ under the terms of the \s-1GNU\s0 Free Documentation License, Version 1.1 or any later version published by the Free Software Foundation; with no Invariant Sections, with no Front-Cover Texts, and with no Back-Cover Texts. A copy of the license is included in the -section entitled \*(L"\s-1GNU\s0 Free Documentation License\*(R". +section entitled ``\s-1GNU\s0 Free Documentation License''. .\" .SH 履歴 .\" 堀川和雄 <horikawa@jp.FreeBSD.org>: 2000/07/09 更新。 .\" 堀川和雄 <horikawa@jp.FreeBSD.org>: 2001/08/04 binutils 2.11.2 用に修正。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/colldef.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/colldef.1 index edfa75de31..c85d5f2f45 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/colldef.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/colldef.1 @@ -23,18 +23,18 @@ .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" -.\" %FreeBSD: src/usr.bin/colldef/colldef.1,v 1.20 2003/09/14 13:41:57 ru Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.bin/colldef/colldef.1,v 1.21 2004/05/19 09:45:46 ru Exp % .\" .\" $FreeBSD$ .\" -.Dd January, 27 1995 +.Dd January 27, 1995 .Dt COLLDEF 1 .Os .Sh 名称 .Nm colldef .Nd 照合シークエンスのソース定義を変換する .Sh 書式 -.Nm colldef +.Nm .Op Fl I Ar map_dir .Op Fl o Ar out_file .Op Ar filename @@ -44,7 +44,8 @@ .Fn strxfrm と .Fn strcoll -関数で使えるフォーマットに変換します。すなわち、文字列をソートや照合で +関数で使えるフォーマットに変換します。 +すなわち、文字列をソートや照合で きるようにする様々な方法を定義するために使われます。 .Fn strxfrm 関数は、その第一引数を変換して第二引数の結果に置き換えます。 @@ -82,7 +83,7 @@ filename に格納します。 .Pp 指定ファイルは次の三つのステートメントから成ります: .Ar charmap , -.Ar substitute, +.Ar substitute , .Ar order .Pp この中で @@ -95,12 +96,10 @@ filename に格納します。 なりません。 orderステートメントの後のステートメントは無視されます。 .Pp 指定ファイルの中で -.Em # +.Ql # で始まる行はコメントと扱われ、無視されます。空行も無視されます。 .Pp -.Bd -literal -offset indent -charmap charmapfile -.Ed +.Dl "charmap charmapfile" .Pp .Ar charmap は、文字のマッピングと実際の文字エンコーディングへの照合要素シンボル @@ -139,9 +138,7 @@ substitute "symbol" with "repl_string" .Ar substitute ステートメントはオプション指定です。 .Pp -.Bd -literal -offset indent -order order_list -.Ed +.Dl "order order_list" .Pp .Ar order_list は、セミコロンで区切られた、照合シークエンスを定義する @@ -178,7 +175,8 @@ orderリストの要素は、次の方法のうちのどれかで表現できます。 .Ar letterA \e023 に対して .Ar <letterA> -)。文字マップ名が、文字 +)。 +文字マップ名が、文字 .Ar > を持つ場合は、 .Ar /> @@ -208,7 +206,8 @@ orderリストの要素は、次の方法のうちのどれかで表現できます。 .Ar a;...;z ) 。 .It -コンマ区切りのシンボル、範囲、チェーンは括弧でくくられます。 (例えば +コンマ区切りのシンボル、範囲、チェーンは括弧でくくられます。 +(例えば .Ar \&( .Ar sym1 , .Ar sym2 , @@ -227,7 +226,8 @@ orderリストの要素は、次の方法のうちのどれかで表現できます。 .Pp バックスラッシュ文字 .Ar \e -は、行の継続に使われます。この場合、バックスラッシュ文字の後には +は、行の継続に使われます。 +この場合、バックスラッシュ文字の後には どんな文字も書かれてはなりません。 .Sh 診断 .Nm diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/crontab.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/crontab.1 index ce62aaa7b9..4902f9aa73 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/crontab.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/crontab.1 @@ -15,7 +15,7 @@ .\" * Paul Vixie <paul@vix.com> uunet!decwrl!vixie!paul .\" */ .\" -.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/cron/crontab/crontab.1,v 1.13 2004/03/04 19:12:27 trhodes Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/cron/crontab/crontab.1,v 1.14 2004/06/04 19:23:12 ru Exp % .\" .\" $FreeBSD$ .\" @@ -26,10 +26,10 @@ .Nm crontab .Nd 個人用の crontab の編集を行う (V3) .Sh 書式 -.Nm crontab +.Nm .Op Fl u Ar user .Ar file -.Nm crontab +.Nm .Op Fl u Ar user { .Fl l | @@ -42,8 +42,9 @@ Vixie Cron の .Xr cron 8 デーモンが扱うテーブル内のエントリの -追加、削除、およびリスト表示を行います。各ユーザは、自分用の crontab -ファイルを持つことができます。このファイルは +追加、削除、およびリスト表示を行います。 +各ユーザは、自分用の crontab ファイルを持つことができます。 +このファイルは .Pa /var 内にありますが、 これはエディタで直接変更するためのものではありません。 @@ -55,7 +56,8 @@ Vixie Cron の が存在した場合、このコマンドを 使うためには、あなたの名前がこの .Pa allow -ファイルになければなりません。また、 +ファイルになければなりません。 +また、 .Pa allow ファイルは存在しないが .Pa deny @@ -70,13 +72,14 @@ Vixie Cron の どちらのファイルも存在しない場合、サイト依存の設定パラメータにより スーパユーザだけがこのコマンドを使うことができるか、 すべてのユーザがこのコマンドを使うことができるかが決定されます。 -これらのファイルの書式は、行毎にユーザ名を記述するものであり、 +これらのファイルの書式は、行ごとにユーザ名を記述するものであり、 空白を前にも後にも入れてはなりません。 これに合致しない行は無視されますので、コメントとして使用可能です。 .Pp このコマンドの最初の書式は file から新しい crontab をインストールする -場合に使います。ファイル名として -.Dq - +場合に使います。 +ファイル名として +.Sq Fl が指定された時は、標準入力から読み込みます。 .Pp 以下のオプションを使用可能です: @@ -88,7 +91,8 @@ user このオプションがない場合には、コマンドを実行した人 の crontab ファイルに対しての操作になります。 .Xr su 1 -をしている場合は混乱する可能性がありますから、正確を期するため、この場合には +をしている場合は混乱する可能性がありますから、安全を期するため、 +この場合には .Fl u をつねにつけるようにすべきです。 .It Fl l @@ -96,7 +100,8 @@ user .It Fl r 現在の crontab ファイルを削除します。 .It Fl e -現在の crontab を編集します。環境変数 +現在の crontab を編集します。 +環境変数 .Ev VISUAL もしくは .Ev EDITOR @@ -125,12 +130,12 @@ user に適合しています。 標準入力から読み込むためには、 擬似的なファイル名 -.Dq - +.Sq Fl を指定する必要があります。 この新しい文法は以前の Vixie Cron のものとも 古典的な SVR3 のものとも異なっています。 .Sh 診断 -誤ったコマンドラインを与えて実行した場合、 +誤ったコマンド行を与えて実行した場合、 使用法についてのかなり有益なメッセージが出力されます。 .Sh 作者 .An Paul Vixie Aq paul@vix.com diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/date.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/date.1 index 51f5c3c95c..148d23a7f5 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/date.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/date.1 @@ -28,11 +28,11 @@ .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" -.\" @(#)date.1 8.2 (Berkeley) 11/17/93 -.\" %FreeBSD: src/bin/date/date.1,v 1.63 2004/04/06 22:03:38 green Exp % +.\" @(#)date.1 8.3 (Berkeley) 4/28/95 +.\" %FreeBSD: src/bin/date/date.1,v 1.68 2004/08/09 13:43:39 yar Exp % .\" .\" $FreeBSD$ -.Dd November 17, 1993 +.Dd August 9, 2004 .Dt DATE 1 .Os .Sh 名称 @@ -59,8 +59,7 @@ .Sm on .Nm .Op Fl jnu -.Fl f -.Ar input_fmt new_date +.Fl f Ar input_fmt new_date .Op Cm + Ns Ar output_fmt .Nm .Op Fl d Ar dst @@ -69,8 +68,10 @@ 引数なしで実行すると、 .Nm ユーティリティは現在の日付と時刻を表示します。 -引数を与えると、日時の設定、 -あるいはユーザが定義したフォーマットに従った日付や時刻の表示を行います。 +引数を与えると、 +.Nm +は、オプションの指定に応じて、日時の設定、 +あるいはユーザが定義した書式に従った日付や時刻の表示を行います。 .Pp .Nm ユーティリティは、カーネルクロックから読み取った日付と時刻を表示します。 @@ -78,28 +79,40 @@ カーネルクロックとハードウェアクロックの両方が更新されます。 .Pp なお、日付と時刻を設定できるのはスーパユーザだけです。 -システムのセキュリティレベル ( -.Xr securelevel 8 +システムのセキュリティレベル +.Ns ( Xr securelevel 8 を参照) が 1 より大きい場合、1 秒を越える時刻修正は許されません。 .Pp オプション: .Bl -tag -width Ds .It Fl d Ar dst -夏時間用のカーネル値を設定します。もし +夏時間用のカーネル値を設定します。 +もし .Ar dst が 0 でなければ、そのあとの .Xr gettimeofday 2 -呼び出しでは -.Ql tz_dsttime +呼び出しで、 +.Fa tz_dsttime に 0 以外の値が返ります。 .It Fl f デフォルトの -.Ar [[[[yy]mm]dd]HH]MM[.ss] -フォーマットの代りに -.Ar fmt -を、時刻をパーズするフォーマットとして使用します。 +.Sm off +.Oo Oo Oo Oo Oo +.Ar cc Oc +.Ar yy Oc +.Ar mm Oc +.Ar dd Oc +.Ar HH +.Oc Ar MM Op Ar .ss +.Sm on +書式の代りに +.Ar input_fmt +を、 +.Ar new_date +をパーズする書式として使用します。 +パーズには、 .Xr strptime 3 -を使用してパーズします。 +を使用します。 .It Fl j 日付の設定を行いません。 本フラグを使用し、 @@ -108,30 +121,36 @@ .Cm + オプションとともに用いることで、日付の書式の変換ができます。 .It Fl n -.Xr timed +.Xr timed 8 が動作している場合、デフォルトでは .Nm -コマンドによりグループ内のすべてのマシンの時刻が変更されます。しかし、 +コマンドによりグループ内のすべてのマシンの時刻が変更されます。 +しかし、 .Fl n オプションを指定した場合には、他のマシンの時刻は変更せず、 このマシンのみで時刻を設定します。 .It Fl r Ar seconds -基準時点 -(1970 年 1 月 1 日 00:00:00; +.Ar seconds +が示す日時を表示します。 +ここで +.Ar seconds +は、基準時点 +(UTC の 1970 年 1 月 1 日 00:00:00; .Xr time 3 参照) -から -.Ar seconds -秒経過した日時を表示します。 +からの秒数であり、 10 進数、8 進数、16 進数のいずれの指定も可能です。 .It Fl t Ar minutes_west カーネルに .Tn GMT -(グリニッジ標準時) からの時差を設定します。このあとに呼ばれる +(グリニッジ標準時) からの時差を設定します。 +.Ar minutes_west +は、 +このあとに呼ばれる .Xr gettimeofday 2 -では、ここで指定された値が -.Ql tz_minuteswest -に入ります。 +で、 +.Fa tz_minuteswest +に返される分の数を指定します。 .It Fl u .Tn UTC (協定世界時) の日付を表示、設定します。 @@ -146,7 +165,7 @@ の前にプラスもしくはマイナスが付いている場合、 時刻はそれに従い前後に修正されます。 そうでない場合は、指定した部分が設定されます。 -必要なら任意個このフラグを指定して時刻を修正することが出来ます。 +このフラグを使用した修正は、必要な数だけ指定できます。 フラグは指定した順序に処理されます。 .Pp (値を修正するのではなく) @@ -170,70 +189,93 @@ 曜日もしくは月は数値の代りに名前で指定可能です。 名前と共にプラス (もしくはマイナス) 記号を使用した場合、 日付は適合する次の (前の) 曜日もしくは月に進みます (戻ります)。 -曜日もしくは月が現在のものと変らない場合、日は修正しません。 +曜日もしくは月が現在のものと変らない場合、日付は修正しません。 .Pp 特定の値に時刻を修正する場合や、単位が 1 時間よりも大きい場合には、 -夏時間の概念は無視されます。 -1 時間以下の単位での修正は、夏時間の概念を持ちます。 +夏時間は考慮に入れられません。 +1 時間以下の単位での修正は、夏時間を考慮します。 現在の時刻を 3 月 26 日 0:30 であり、 -夏時間の修正により 01:00 から 02:00 へ進むと仮定した場合、 +夏時間の修正により 01:00 から 02:00 へ進むとすると、 .Fl v No +1H -は時刻を 3 月 26 日 2:30 へ修正します。 +により時刻を 3 月 26 日 2:30 へ修正します。 同様に、現在の時刻が 10 月 29 日 0:30 であり、 -夏時間の修正により 02:00 から 01:00 へ戻ると仮定した場合、 +夏時間の修正により 02:00 から 01:00 へ戻るとすると、 .Fl v No +3H -とすると時刻は 10 月 29 日 2:30 になります。 +により時刻は 10 月 29 日 2:30 になります。 .Pp -存在しない特定の値 +存在しない値を指定して (例えば、ヨーロッパ/ロンドンのタイムゾーンで 2000 年 3 月 26 日 1:30 BST) -へ時刻を修正する場合、 +時刻を修正する場合、 正当な時刻になるまで、時刻は黙って 1 時間の単位で進められます。 2 回存在する特定の値 (例えば 2000 年 10 月 29 日 1:30) へ時刻を修正する場合、最終的なタイムゾーンは、 2 回の時刻のうち早いものに適合するものとなります。 .Pp +月は、現在の日付により長さが変わる時間単位ですから、 +月単位で日付を調整することは、本質的にあいまいです。 +この種の日付調整は、最も直観的な方法により適用されます。 +まず最初に、 +.Nm +は月中の日付を保存しようとします。 +目標の月が現在の月より短く日付保存が不可能な場合、 +目標月の最終日になります。 +例えば、5 月 31 日に +.Fl v No +1m +を適用すると、日付は 6 月 30 日になります。 +一方、1 月 30 日に +同じオプションを適用すると、日付は 2 月最終日になります。 +このアプローチはシェルスクリプトのおいても最も意味がある方法だと +考えられています。 +それでも、同じだけの月数を前後に移動する場合、 +異なる日付になってしまうかもしれないことには注意してください。 +.Pp 詳細に関しては、下記の例を参照して下さい。 .El .Pp プラス .Pq Sq + -で始まるオプションは、日付と時刻の表示方法を指定する -フォーマット文字列です。フォーマット文字列には、 +で始まるオペランドは、ユーザ定義の書式文字列で、 +日付と時刻の表示方法を指定します。 +書式文字列には、 .Xr strftime 3 -で記述されているような変換文字列と、任意のテキストを含むことができます。 -フォーマット文字列によって指定された文字の後には、つねに改行文字 +マニュアルページに記載される任意の変換指定と、 +任意のテキストを含むことができます。 +書式文字列によって指定された文字の出力の後には、つねに改行文字 .Pq Ql \en が出力されます。 -.Nm -のデフォルトの表示形式は、 -.Bd -literal -offset indent -``+%+'' -.Ed +デフォルトの表示形式は、 +.Dq +%+ +です。 .Pp -としたものと同じです。 -.Pp -もし、引数が ``+'' 記号で始まる文字列でなければ、それはシステムに -日時を設定するための値と解釈されます。日時を設定するための正式な +もし、引数がプラス記号で始まる文字列でなければ、それはシステムに +日時を設定するための値と解釈されます。 +日時を設定するための正式な 表現は以下のとおりです: .Pp .Bl -tag -width Ds -compact -offset indent .It Ar cc 世紀 (19 または 20 のいずれか) であり、西暦の省略表現の前に付きます。 .It Ar yy -西暦の省略表現です。西暦の 10 の位と 1 の位です +西暦の省略表現です (1989 年なら 89、06 なら 2006)。 .It Ar mm -月の数字表現です。1 から 12 までの数字です。 +月の数字表現です。 +1 から 12 までの数字です。 .It Ar dd -日です。1 から 31 までの数字です。 +日です。 +1 から 31 までの数字です。 .It Ar HH -時です。0 から 23 までの数字です。 +時です。 +0 から 23 までの数字です。 .It Ar MM -分です。0 から 59 までの数字です。 +分です。 +0 から 59 までの数字です。 .It Ar ss -秒です。0 から 61 までの数字です。 (59 秒 + 2 秒までのうるう秒) +秒です。 +0 から 61 までの数字です +(59 秒 + 2 秒までのうるう秒)。 .El .Pp 分の指定以外はすべて省略可能です。 @@ -244,7 +286,7 @@ .Pp .Dl "date ""+DATE: %Y-%m-%d%nTIME: %H:%M:%S""" .Pp -は、下のような表示を行ないます。 +は、下のような表示を行います。 .Bd -literal -offset indent DATE: 1987-11-21 TIME: 13:36:16 @@ -259,7 +301,9 @@ TIME: 13:36:16 .Pp .Dl "Sun Jan 4 04:15:24 GMT 1998" .Pp -(現在 Mon Aug 4 04:15:24 BST 1997 の場合)。 +(現在 +.Li "Mon Aug 4 04:15:24 BST 1997" +の場合)。 .Pp 以下のコマンド: .Pp @@ -269,6 +313,12 @@ TIME: 13:36:16 .Pp .Dl "Tue Feb 29 03:18:00 GMT 2000" .Pp +以下のコマンドで、これと同じことができます。 +.Pp +.Dl "date -v30d -v3m -v0y -v-1m" +.Pp +これは、2 月 30 日のような日は存在しないからです。 +.Pp 以下のコマンド: .Pp .Dl "date -v1d -v+1m -v-1d -v-fri" @@ -277,7 +327,9 @@ TIME: 13:36:16 .Pp .Dl "Fri Aug 29 04:31:11 BST 1997" .Pp -(現在 Mon Aug 4 04:31:11 BST 1997 の場合)。 +(現在 +.Li "Mon Aug 4 04:31:11 BST 1997" +の場合)。 .Pp 以下のコマンド: .Pp @@ -287,27 +339,40 @@ TIME: 13:36:16 .\" '\ ' 無しでは引数の数が限界を越えるため .Dq Li "1985\ 年\ 6\ 月\ 13\ 日午後\ 4\ 時\ 27\ 分" に日時を設定します。 +.Pp .Dl "date ""+%Y%m%d%H%M.%S""" .Pp -をあるマシンで使用し、別のマシンでの時刻設定に使用可能です。 -(Linux では "+%m%d%H%M%Y.%S" を使うとよいでしょう) +をあるマシンで使用し、別のマシンでの時刻設定に使用可能です +.Ns ( Tn Linux +では +.Qq Li "+%m%d%H%M%Y.%S" +を使うとよいでしょう)。 .Pp 以下のコマンド: .Pp .Dl "date 1432" .Pp -は、日を修正することなく、時だけを +は、日付を修正することなく、時刻だけを .Li "午後 2 時 32 分" に設定します。 +.Pp +最後に、コマンド: +.Pp +.Dl "date -j -f ""%a %b %d %T %Z %Y"" ""`date`"" ""+%s""" +.Pp +は、 +.Nm +の出力の解析を行い、基準時点 (epoch time) 形式で表現します。 .Sh 環境変数 .Nm の実行は以下の環境変数の影響を受けます。 .Bl -tag -width Ds .It Ev TZ 日時を表示する際に用いられるタイムゾーンを設定します。 -通常のフォーマットは +通常の書式は .Pa /usr/share/zoneinfo -からの相対パス名です。例えば、コマンド +からの相対パス名です。 +例えば、コマンド .Dq TZ=America/Los_Angeles date はカリフォルニアの現在の時刻を表示します。 詳しいことは、 @@ -336,11 +401,13 @@ TIME: 13:36:16 .Nm ユーティリティは、 成功した場合は 0 を、日時を設定できなかった場合は 1 を、 -ローカルマシンの設定はできたが、グループのマシン全体の設定に失敗した +ローカルマシンの設定はできたが、グローバルマシン全体の設定に失敗した 場合は 2 を返します。 .Pp -timed が多数のマシンの時計をあわせる場合には、新しい時刻のセットに -数秒かかることがあります。このとき +.Xr timed 8 +が多数のマシンの時計をあわせる場合には、新しい時刻のセットに +数秒かかることがあります。 +このとき .Nm は、 .Ql Network time being set @@ -351,22 +418,6 @@ timed が多数のマシンの時計をあわせる場合には、新しい時刻のセットに との間で通信に失敗した場合は、 .Ql Communication error with timed が表示されます。 -.Sh バグ -システムは -.Tn VMS -と高い互換性を持つフォーマットで日時を保持しようとしています。しかし、 -.Tn VMS -は -.Tn GMT -ではなくローカルな時刻を使っており、夏時間を理解しません。そのため、 -.Tn UNIX -と -.Tn VMS -を同時に使う場合は、 -.Tn VMS -を -.Tn GMT -で使うべきでしょう。 .Sh 規格 .Nm ユーティリティは diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/dd.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/dd.1 index dde6075285..73e06fcb2a 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/dd.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/dd.1 @@ -29,21 +29,22 @@ .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)dd.1 8.2 (Berkeley) 1/13/94 -.\" %FreeBSD: src/bin/dd/dd.1,v 1.23 2004/04/06 20:06:46 markm Exp % +.\" %FreeBSD: src/bin/dd/dd.1,v 1.25 2004/08/15 19:10:05 rwatson Exp % .\" .\" $FreeBSD$ -.Dd January 13, 1994 +.Dd March 5, 2004 .Dt DD 1 .Os .Sh 名称 .Nm dd .Nd ファイルのコンバートおよびコピー .Sh 書式 -.Nm dd +.Nm .Op Ar operands ... .Sh 解説 .Nm -ユーティリティは、標準入力を標準出力にコピーします。入力データは +ユーティリティは、標準入力を標準出力にコピーします。 +入力データは ブロック単位 (デフォルトでは 512 バイト) で読み書きされます。 入力データのブロック数が短かった場合は、何回か読み込みを行い、 ブロック数単位にまとめて出力します。 @@ -51,7 +52,8 @@ .Nm は、入力と出力の各々について、ブロック単位で処理できたブロック数と 最終ブロックを満たさず半端になったブロック数を -標準エラー出力に表示します。ブロック単位の変換で切り捨てられた +標準エラー出力に表示します。 +ブロック単位の変換で切り捨てられた 入力レコードがあった場合には、そのブロック数も表示します。 .Pp 以下のオペランドが利用可能です: @@ -78,8 +80,16 @@ 個のブロックだけをコピーします。 .It Cm files Ns = Ns Ar n .Ar n -個の入力ファイルをコピーします。このオペランドは入力デバイスが +個の入力ファイルをコピーします。 +このオペランドは入力デバイスが テープのときだけ有効です。 +.It Cm fillchar Ns = Ns Ar c +変換モードにおいてブロックの空きを詰めるとき、もしくは +.Cm sync +モードで +.Cm noerror +を使用するとき、空白や nul 文字を使わずに、指定した +ASCII 文字を使用して詰めます。 .It Cm ibs Ns = Ns Ar n 入力ブロックのサイズを、デフォルトの 512 バイトに代えて .Ar n @@ -118,24 +128,30 @@ .It Cm seek Ns = Ns Ar n コピーする前に、出力側ファイルの開始位置を先頭から .Ar n -ブロックだけ進めます。出力がテープデバイスでない場合は、 +ブロックだけ進めます。 +出力がテープデバイスでない場合は、 .Xr lseek 2 -システムコールを使ってシークが実行され -ます。テープデバイスの場合は、既存のブロックを読み捨てる事で指定位置まで -進める処理を実行します。もしユーザがテープデバイスに対し読み込みのアクセス権 +システムコールを使ってシークが実行されます。 +テープデバイスの場合は、既存のブロックを読み捨てる事で指定位置まで +進める処理を実行します。 +もしユーザがテープデバイスに対し読み込みのアクセス権 を持っていないときは、テープデバイスに対する .Xr ioctl 2 -システムコールを使います。シーク処理がファイルの最後を超えて行われる場合は、 +システムコールを使います。 +シーク処理がファイルの最後を超えて行われる場合は、 ファイルの末尾から指定のシーク位置に相当する部分まで .Dv NUL データのブロックを挿入します。 .It Cm skip Ns = Ns Ar n コピーする前に、入力側ファイルの開始位置を先頭から .Ar n -ブロックだけ進めます。入力がシーク機能を持っているなら、 +ブロックだけ進めます。 +入力がシーク機能を持っているなら、 .Xr lseek 2 -システムコールが使用されます。シーク機能がなければ、既存のブロックを -読み捨てる事で指定位置まで進める処理を実行します。入力がパイプから渡される +システムコールが使用されます。 +シーク機能がなければ、既存のブロックを +読み捨てる事で指定位置まで進める処理を実行します。 +入力がパイプから渡される 場合は、正確に指定されたバイト数が読まれます。 それ以外のデバイスでは、読まれたブロックのサイズが指定のブロックサイズに 満たない物や完全な物の区別をせずに、正確に指定されたブロック数が @@ -149,14 +165,15 @@ .Tn EBCDIC から .Tn ASCII -への文字コード変換を行います。そのほかは +への文字コード変換を行います。 +そのほかは .Cm unblock -と同じです。 +と同じです (これらの指定では .Cm cbs も指定されている場合は暗黙の内に .Cm unblock -も指定された事になります。) +も指定された事になります)。 .Tn ASCII 用に 2 つの変換マップがあります。 .Cm ascii @@ -167,18 +184,21 @@ は昔の .At および -.No pre- Ns Bx 4.3 reno -システムで使われていた変換マップです。 +.No Ns Bx 4.3 reno +以前のシステムで使われていた変換マップです。 .It Cm block -入出力のブロック境界に関係なく、入力を newline (改行) もしくは -end-of-file (ファイル末) で区切られる可変長レコード列として -扱います。各入力レコードは +入出力のブロック境界に関係なく、入力を改行文字もしくは +end-of-file 文字で区切られる可変長レコード列として +扱います。 +末尾の改行文字は捨てられます。 +各入力レコードは .Cm cbs で指定する長さの固定長レコードに変換されます。 -変換するレコード・サイズより短い入力レコードは space (空白) で -パディングされます。変換するレコード・サイズより長い入力レコードは -長い部分が切り捨てられます。切り捨てがあった入力レコード数は、 -もしあれば、コピーの終了時に標準エラー出力に表示されます。 +変換レコードサイズより短い入力レコードは空白文字が詰められます。 +変換レコードサイズより長い入力レコードは長い部分が +切り捨てられます。 +切り捨てがあった場合、切り捨てられた入力レコードの数は、 +コピーの終了時に標準エラー出力に表示されます。 .It Cm ebcdic , ibm , oldebcdic , oldibm レコードが変換された後で .Tn ASCII @@ -186,18 +206,18 @@ end-of-file (ファイル末) で区切られる可変長レコード列として .Tn EBCDIC への変換を行う以外は .Cm block -と同じです。 +と同じです (これらの指定では .Cm cbs も指定されている場合は暗黙の内に .Cm block -も指定された事になります。) +も指定された事になります)。 .Tn EBCDIC 用に 4 つの変換マップがあります。 .Cm ebcdic は .At V -互換の お奨め変換マップです。 +互換で、推奨変換マップです。 .Cm ibm は微妙に違う変換マップで、 .At V @@ -210,8 +230,8 @@ end-of-file (ファイル末) で区切られる可変長レコード列として は、昔の .At および -.No pre- Ns Bx 4.3 reno -システムで使われていた変換マップです。 +.No Ns Bx 4.3 reno +以前のシステムで使われていた変換マップです。 .It Cm lcase 英大文字を小文字に変換します。 .It Cm paraven , parnone , parodd , parset @@ -222,33 +242,39 @@ end-of-file (ファイル末) で区切られる可変長レコード列として への変換指定を指定しない限り、 入力のパリティビットは削除されます。 .It Cm noerror -入力にエラーがあっても処理を止めないようにします。入力エラーが -起こったときは、診断メッセージに続けて その時の入力と出力の -ブロック数を、正常動作終了時に表示するメッセージと同じ +入力にエラーがあっても処理を止めないようにします。 +入力エラーが起こったときは、診断メッセージに続けて、 +その時の入力と出力のブロック数を、 +正常動作終了時に表示するメッセージと同じ フォーマットで標準エラー出力に表示します。 -もし .Cm sync -変換も指定されていた場合は、入力データのうち失われた物を +変換も指定されていた場合は、入力データのうち失われたものを .Dv NUL -バイト (ブロック指向の変換のときは space) に置き換えて、 +バイト (ブロック指向の変換のときは空白文字) に置き換えて、 通常の入力バッファとして処理します。 +.Cm fillchar +オプションを指定した場合、自動的に選択される詰め文字の代わりに、 +コマンド行で指定した詰め文字を使用します。 .Cm sync 変換が指定されていなければ、その入力ブロックは出力から削除されます。 -テープかパイプ以外の入力ファイルでは、ファイル・オフセットは +入力ファイルがテープかパイプ以外の場合、 .Xr lseek 2 -を使ってエラーの発生したブロック以降にも設定されます。 +を使い、 +ファイルオフセットをエラーが発生したブロックの次に設定します。 .It Cm notrunc 出力ファイルを切り詰めません。 -これによって出力ファイルのブロックの内で明らかに +これにより、出力ファイルのブロックのうち、 .Nm -によって書き込まれる部分以外は保存されます。 +が明示的に書き込まないものが保存されます。 .Cm notrunc はテープではサポートされません。 .It Cm osync -最後の出力ブロックを出力ブロックサイズを満たすようにパディングします。 +最後の出力ブロックを、出力ブロックサイズいっぱいになるように +パディングします。 もし変換後に入力ファイルが出力ブロックサイズの整数倍でなかった場合に、 -書き込む際に一定サイズのブロックが必要なデバイスで使う時のため、 -最後の出力ブロックが直前のブロックと同じなるようにします。 +最後の出力ブロックのサイズが直前のブロックと同じになるようにします。 +これは、書き込む際に一定サイズのブロックが必要なデバイスに対して +使用するためです。 このオプションは .Cm bs Ns = Ns Ar n によるブロックサイズ指定とは両立しません。 @@ -260,11 +286,13 @@ end-of-file (ファイル末) で区切られる可変長レコード列として で埋める代りに、必要な空間だけ出力ファイルのシークを試みます。 結果として、疎なファイルとなります。 .It Cm swab -入力データを 2 バイトごとのペアとみなし、入れ替えます。入力が奇数 -バイトだった場合、最後のデータはそのままになります。 +入力データを 2 バイトごとのペアとみなし、入れ替えます。 +入力が奇数 +バイトだった場合、最終バイトはそのままになります。 .It Cm sync -各入力ブロックを入力バッファ・サイズになるようにパディングします。 -パディングには、ブロック指向の変換の場合は空白を、そうでなければ +各入力ブロックを入力バッファサイズになるようにパディングします。 +パディングには、ブロック指向の変換の場合は空白文字を、 +そうでなければ .Dv NUL バイトを使います。 .It Cm ucase @@ -274,46 +302,44 @@ end-of-file (ファイル末) で区切られる可変長レコード列として 入力レコードの長さは .Cm cbs オペランドで指定します。 -データの後ろにパディングされている space を除去して -newline をつけます。 +データの後ろの空白文字を除去して、改行文字を追加します。 .El .El .Pp -サイズの指定は 10 進・ 8 進・ 16 進のバイト数が期待されます。 +サイズの指定の際には、バイト単位で 10 進数、8 進数、16 進数を +想定しています。 数字の最後に .Dq Li b , .Dq Li k , .Dq Li m , .Dq Li g , .Dq Li w -をつけた場合、 -その数字に、 +をつけた場合、その数字に、 512, 1024 (1K), 1048576 (1M), 1073741824 (1G), -integer (整数) に格納されるバイト数が、それぞれ乗ぜられます。 +integer (整数) に収まるバイト数が、それぞれ乗ぜられます。 2 つ以上の数字を -.Dq x -でつないだ物を積の意味で使用できます。 +.Dq Li x +でつないだものを積の意味で使用できます。 .Pp 終了時に、 .Nm は、きちんともしくは部分的に入出力を行ったブロックの数、 切り詰められた入力レコードの数、奇数長のバイト入れ換えを行った ブロックの数を標準エラー出力に表示します。 -部分的入力ブロックとは、入力ブロックサイズより少なく読まれた -物のことです。 -部分出力ブロックとは、出力ブロックサイズより少なく書かれた -物のことです。 +部分的入力ブロックとは、入力ブロックサイズより少なく読まれたものです。 +部分出力ブロックとは、出力ブロックサイズより少なく書かれたものです。 テープデバイスで部分出力ブロックが出た場合は致命的なエラーとみなされます。 それ以外の場合は、そのブロックの残りが書かれます。 -キャラクタ・デバイスで部分出力ブロックが出た場合は警告メッセージが出ます。 +キャラクタデバイスで部分出力ブロックが出た場合は警告メッセージが出ます。 切り詰められた入力ブロックとは、可変長レコード指向の変換が 指定され入力行が変換レコードに合わせるには長すぎるか newline で -終っていない場合の物です。 +終っていない場合のものです。 .Pp -通常、入力または変換の もしくは両方の結果のデータは +通常、入力または変換、もしくは両方の結果のデータは 指定されたサイズの出力ブロックに集められます。 入力データが最後に達した場合、残っている出力データはブロックとして -出力されます。これは、最後の出力ブロックのサイズは +出力されます。 +これは、最後の出力ブロックのサイズは 出力ブロックサイズより短くなる可能性がある事を意味します。 .Pp .Nm @@ -322,31 +348,35 @@ integer (整数) に格納されるバイト数が、それぞれ乗ぜられます。 ( .Xr stty 1 の引数 -.Dq status +.Cm status 参照) -シグナルを受けた場合、その時点の入出力ブロック数を標準エラー出力に -通常の処理完了時と同じフォーマットで出力します。 +シグナルを受けた場合、通常の処理完了時と同じフォーマットで、 +その時点の入出力ブロック数を標準エラー出力に出力します。 .Nm が .Dv SIGINT -シグナルを受けた場合、その時点の入出力ブロック数を標準エラー出力に -通常の処理完了時と同じフォーマットで出力して +シグナルを受けた場合、通常の処理完了時と同じフォーマットで、 +その時点の入出力ブロック数を標準エラー出力に出力して .Nm は終了します。 .Sh 使用例 ディスクドライブにバッドブロックが含まれていないことをチェックする。 -.Dl dd if=/dev/ad0 of=/dev/null bs=1m +.Pp +.Dl "dd if=/dev/ad0 of=/dev/null bs=1m" .Pp 現在のところリカバー可能なリードエラーのエラー度合が進んで リカバー不可能になってしまわないように、 ディスクドライブをリフレッシュする。 -.Dl dd if=/dev/ad0 of=/dev/ad0 bs=1m +.Pp +.Dl "dd if=/dev/ad0 of=/dev/ad0 bs=1m" .Pp ファイルからパリティビットを削除する。 -.Dl dd if=file conv=parnone of=file.txt +.Pp +.Dl "dd if=file conv=parnone of=file.txt" .Pp ファイルの (偶数) パリティエラーをチェックする。 -.Dl dd if=file conv=pareven | cmp -x - file +.Pp +.Dl "dd if=file conv=pareven | cmp -x - file" .Sh 診断 .Ex -std .Sh 関連項目 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/df.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/df.1 index b3cfd013f9..b0bb013532 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/df.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/df.1 @@ -26,21 +26,18 @@ .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)df.1 8.3 (Berkeley) 5/8/95 -.\" %FreeBSD: src/bin/df/df.1,v 1.32 2004/04/18 20:56:31 obrien Exp % +.\" %FreeBSD: src/bin/df/df.1,v 1.36 2004/07/20 18:24:47 csjp Exp % .\" .\" $FreeBSD$ -.Dd May 8, 1995 +.Dd April 22, 2004 .Dt DF 1 .Os .Sh 名称 .Nm df .Nd ディスクの空き領域等の表示 .Sh 書式 -.Nm df -.Oo -.Fl b | h | H | k | -.Fl m | P -.Oc +.Nm +.Op Fl b | g | H | h | k | m | P .Op Fl aciln .Op Fl t Ar type .Op Ar file | filesystem ... @@ -51,10 +48,10 @@ で指定したファイルシステム、 もしくは .Ar file -で指定したファイルが実際に格納されているファイルシステムの空きディスク容量の -表示を行います。 -ディスク容量は、512 バイトを 1 ブロックとしたブロック数で表示 -します。 +で指定したファイルが実際に格納されているファイルシステムの +ディスクの空き容量に関する情報の表示を行います。 +ディスク容量は、512 バイトを 1 ブロックとしたブロック数で +表示します。 .Nm の引数として、 .Ar file system @@ -85,13 +82,15 @@ MNT_IGNORE フラグ付きでマウントされたものを含め、 指定に優先することに注意してください。 .It Fl H 「人間が読める」出力です。 -単位サフィックスに、バイト、キロバイト、メガバイト、 -ギガバイト、テラバイト、ペタバイトを使用して数字を 4 桁以下に減らします。 +単位サフィックスに、バイト(B)、キロバイト(K)、メガバイト(M)、 +ギガバイト(G)、テラバイト(T)、ペタバイト(P)を使用して +数字を 4 桁以下に減らします。 大きさの基数は 10 です。 .It Fl h 「人間が読める」出力です。 -単位サフィックスに、バイト、キロバイト、メガバイト、 -ギガバイト、テラバイト、ペタバイトを使用して数字を 4 桁以下に減らします。 +単位サフィックスに、バイト(B)、キロバイト(K)、メガバイト(M)、 +ギガバイト(G)、テラバイト(T)、ペタバイト(P)を使用して +数字を 4 桁以下に減らします。 大きさの基数は 2 です。 .It Fl i フリーな inode の情報も表示します。 @@ -109,16 +108,13 @@ MNT_IGNORE フラグ付きでマウントされたものを含め、 .Ev BLOCKSIZE 指定に優先することに注意してください。 .It Fl n -.Fl n -オプションが指定されると、 -.Nm -は、ファイルシステムから以前に得た情報を返します。 -情報の問い合わせに長い時間を要するおそれのあるファイルシステムに対して -用いるオプションです。 -このオプションを指定すると、 +以前にファイルシステムから取得しておいた統計情報を表示します。 +ファイルシステムのうちのいずれかが、統計情報の取り出しに長時間を +要する状態にある場合、このオプションを使用する必要があります。 +このオプションを指定したとき、 .Nm -はファイルシステムに新しい情報を問い合わせず、 -以前に取得しておいた最新ではない可能性のある情報を表示します。 +ファイルシステムに対して統計情報を要求せず、以前に取得した +最新ではない可能性のある統計情報を返します。 .It Fl P デフォルトの代りに POSIX 準拠の 512 バイトブロックの出力を行います。 これは、環境の @@ -164,6 +160,8 @@ df -t nonfs,nullfs .Fl n オプションは 無効になります。 +また、ユーザがマウントポイントにアクセス可能でない場合、 +ファイルシステム情報取得に遅れが出る可能性があります。 .Sh 関連項目 .Xr lsvfs 1 , .Xr quota 1 , diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/du.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/du.1 index b62cc2c4d8..a087ed8390 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/du.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/du.1 @@ -30,23 +30,23 @@ .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)du.1 8.2 (Berkeley) 4/1/94 -.\" %FreeBSD: src/usr.bin/du/du.1,v 1.25 2002/12/12 17:26:00 ru Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.bin/du/du.1,v 1.28 2004/07/02 22:22:23 ru Exp % .\" .\" $FreeBSD$ .\" -.Dd April 1, 1994 +.Dd June 2, 2004 .Dt DU 1 .Os .Sh 名称 .Nm du .Nd ディスク使用統計の表示 .Sh 書式 -.Nm du +.Nm .Op Fl H | L | P .Op Fl I Ar mask .Op Fl a | s | d Ar depth .Op Fl c -.Op Fl h | k +.Op Fl h | k | m .Op Fl x .Op Ar .Sh 解説 @@ -56,20 +56,14 @@ 各ディレクトリ内のディスク使用統計をブロック単位で表示します。 引数にファイルが指定されなかった場合には、カレントディレクトリを 根とするファイル階層内のブロック単位の使用統計を表示します。 -.Fl k -フラグを指定した場合、表示は 1024 バイトブロックにて行います。 -指定しなかった場合は、 -.Xr getbsize 3 -が使用され、どのブロックサイズを使用するかを決定します。 -端数となるブロック数は切り上げられます。 .Pp オプションは以下の通りです: .Bl -tag -width indent .It Fl H -コマンドラインに指定されたシンボリックリンクをたどります。 +コマンド行に指定されたシンボリックリンクをたどります。 階層内を調べている途中で見つかったシンボリックリンクはたどりません。 .It Fl L -コマンドラインのシンボリックリンク +コマンド行のシンボリックリンク および階層内を調べている途中で見つかったシンボリックリンクをたどります。 .It Fl I Ar mask 指定した @@ -81,7 +75,8 @@ .It Fl a ファイル階層内の各ファイルの情報も表示します。 .It Fl h -「人間が読める」出力。単位のサフィックス、 +「人間が読める」出力。 +単位のサフィックス、 Byte, Kilobyte, Megabyte, Gigabyte, Terabyte and Petabyte を付けます。 .It Fl r 読めないディレクトリやオープンできないファイルといったメッセージを生成します。 @@ -90,9 +85,9 @@ Byte, Kilobyte, Megabyte, Gigabyte, Terabyte and Petabyte を付けます。 .St -xpg4 準拠のためだけにあります。 .It Fl s -指定したファイルのエントリを表示します。( +指定したファイルのエントリを表示します ( .Fl d Li 0 -と等価です) +と等価です)。 .It Fl d Ar depth 深さ .Ar depth @@ -101,6 +96,8 @@ Byte, Kilobyte, Megabyte, Gigabyte, Terabyte and Petabyte を付けます。 総計を表示します。 .It Fl k 1024 バイト (1 キロバイト) ブロックとして報告します。 +.It Fl m +1048576 バイト (1 メガバイト) ブロックとして報告します。 .It Fl x ファイルシステムマウントポイントはたどりません。 .El diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/enigma.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/enigma.1 index ef3bd591f8..3f503c3a48 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/enigma.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/enigma.1 @@ -4,11 +4,11 @@ .\" Since enigma itself is distributed in the Public Domain, this file .\" is also. .\" -.\" %FreeBSD: src/usr.bin/enigma/enigma.1,v 1.7 2002/04/19 23:33:23 charnier Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.bin/enigma/enigma.1,v 1.10 2004/07/02 22:22:23 ru Exp % .\" .\" $FreeBSD$ .\" " -.Dd October 30, 1998 +.Dd May 14, 2004 .Os .Dt ENIGMA 1 .Sh 名称 @@ -33,10 +33,12 @@ をベースとする .Em 非常に 単純な暗号化プログラムです。 -これはフィルタとして働きます。つまり、標準入力からの一連のデータを暗号化 -または復号化し、その結果を標準出力に出力します。 -入力データがすでに暗号化されているかどうかを自動的に検出し、すでに -暗号化されている場合は復号モードに切り替わります。 +これはフィルタとして働きます。 +つまり、標準入力からの一連のデータを +暗号化または復号化し、その結果を標準出力に出力します。 +動作は完全に対称なので、 (同じ秘密鍵を用いて) 暗号化された +データストリームを再度入力としてエンジンに与えると、 +それが復号化されます。 .Pp 秘密鍵をプログラムに渡す方法はいくつかあります。 デフォルトでは、制御端末上で @@ -44,13 +46,13 @@ を用いて、ユーザに鍵を入力するよう促します。 これが安全に鍵を渡す唯一の方法です。 .Pp -別の方法としては、プログラム起動時に、単独のコマンドライン引数 +別の方法としては、プログラム起動時に、単独のコマンド行引数 .Ar password によって鍵を渡すこともできます。 明らかなことですが、この方法を用いると、 .Xr ps 1 を実行している他のユーザが、簡単に鍵を見破ることができます。 -さらにもう一つの方法としては、コマンドライン引数として +さらにもう 1 つの方法としては、コマンド行引数として .Fl k オプションを与えると、 .Nm @@ -58,11 +60,12 @@ .Ev CrYpTkEy から鍵を取得します。 この方法は、一見前述の他の方法よりも安全なように見えますが、 -実際はそうではありません。というのは、環境変数もまた +実際はそうではありません。 +というのは、環境変数もまた .Xr ps 1 で調べることができるからです。 従って、このオプションは、主に他の実装の -.Nm enigma +.Nm との互換性のために存在します。 .Pp .Fl s @@ -73,14 +76,18 @@ .Pp .Ss 警告 .Nm -は暗号化の手法としてはほとんど価値がありません。このプログラムは、この -実装を持つ他のオペレーティングシステムとの互換性を保つためだけのもの -です。 -本当の暗号化については、 -.Xr bdes 1 -(DES配布パッケージに含まれます)、または、 -.Xr pgp 1 -(ports コレクションに含まれます) を参照してください。 +の暗号化手法としての価値はかなり小さいです。 +このプログラムは、 +この手の実装 (通常、 +.Xr crypt 1 +という名前のもの) を持つ他のオペレーティングシステムとの +互換性を保つためだけのものです。 +本格的な暗号化については、 +.Xr bdes 1 , +.Xr openssl 1 , +.Xr pgp 1 , +.Xr gpg 1 +を参照してください。 しかしながら、いくつかの国ではこのようなツールの輸出、輸入、使用に対する 制限が存在するかもしれないので、これらの強力なツールは、デフォルトでは オペレーティングシステムと一緒には配布されていません。 @@ -106,12 +113,14 @@ enigma XXX < encrypted 前の例で作成されたファイルを端末上に表示します。 .Sh 関連項目 .Xr bdes 1 , +.Xr gpg 1 , +.Xr openssl 1 , .Xr pgp 1 , .Xr ps 1 , .Xr getpass 3 .Sh 歴史 .Nm crypt -の実装方法は +の実装は .Ux オペレーティングシステムの間では非常にありふれたものです。 本プログラムの実装は、パブリックドメインの diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/env.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/env.1 index e575e72692..a6168f3e44 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/env.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/env.1 @@ -33,7 +33,7 @@ .\" .\" From @(#)printenv.1 8.1 (Berkeley) 6/6/93 .\" From FreeBSD: src/usr.bin/printenv/printenv.1,v 1.17 2002/11/26 17:33:35 ru Exp -.\" %FreeBSD: src/usr.bin/env/env.1,v 1.3 2004/02/29 12:52:21 schweikh Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.bin/env/env.1,v 1.4 2004/05/19 10:44:24 ru Exp % .\" .\" $FreeBSD$ .\" @@ -50,7 +50,8 @@ .Op Ar utility Op Ar argument ... .Sh 解説 .Nm -ユーティリティは、コマンドラインで指定された環境変数の値を変更してから +ユーティリティは、コマンド行で指定された環境変数の値を変更してから、 +別のユーティリティ .Ar utility を実行します。 引数で @@ -68,25 +69,24 @@ .Ar utility を実行します。 .Nm -から継承した環境変数は無視します。 +から継承した環境は無視します。 .El .Pp -.Ar command +.Ar utility を指定しないで実行した場合、 .Nm -は すべての環境変数について -``name=value'' の形で環境変数の名前と値を表示 -します。 +は、環境中の環境変数の名前と値を、 +1 行につき名前 / 値の組 1 個の割合で表示します。 .Pp .Nm -ユーティリティが有用なのは、 -.Dq Li #! -構造とともに使用する場合です ( +ユーティリティは、 +.Ql #! +構造とともに使用すると役に立つ場合があります ( .Xr execve 2 を参照してください)。 .Dq Li #!/usr/local/bin/foo と -.Dq Li "#!/usr/bin/env\ /usr/local/bin/foo" +.Dq Li "#!/usr/bin/env /usr/local/bin/foo" の唯一の違いは、 .Pa /usr/local/bin/foo 自身が解釈される場合でも後者は動作するという点です。 @@ -129,12 +129,9 @@ ユーティリティは .St -p1003.1-2001 に適合しています。 -.\" .Sh 歴史 -.\" .Nm -.\" コマンドは -.\" .Bx 3.0 -.\" から登場しました。 .Sh バグ -理由は明白ですが、 +当たり前ですが、 .Nm -ユーティリティは、イコール (``='') 記号が入ったユーティリティを実行できません。 +ユーティリティは、名前にイコール記号 +.Pq Ql = +を含むユーティリティ引数をちゃんと扱えません。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/fetch.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/fetch.1 index ef589dff29..64603a576e 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/fetch.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/fetch.1 @@ -27,7 +27,7 @@ .\" (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY OUT OF THE USE OF .\" THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF SUCH DAMAGE. .\" -.\" %FreeBSD: src/usr.bin/fetch/fetch.1,v 1.60 2004/02/27 10:27:01 des Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.bin/fetch/fetch.1,v 1.62 2004/07/30 08:43:16 cperciva Exp % .\" .\" $FreeBSD$ .Dd March 11, 2003 @@ -137,18 +137,24 @@ 引数として .Sq Li \&- を与えると、結果は標準出力に出力されます。 +.Ar file +引数がディレクトリである場合、取得したファイルはそのディレクトリに +置かれます。 +ファイル名はデフォルトの動作の場合と同じように +選択されます。 .It Fl P .It Fl p .Tn FTP プロトコルをパッシブモードで使います。 これは、入力接続をブロックするファイアウォール (firewall) の背後に -いる場合に有用です。FTP URL を取得するときに +いる場合に有用です。 +FTP URL を取得するときに .Nm がハングするように見える場合に使用してみてください。 .It Fl q 沈黙モード。 .It Fl R -与えられたファイル名は大事にされ、どんな状況下でもファイル名は消去されません。 +出力ファイルは大事にされ、どんな状況下でもファイルは消去されません。 それは、転送が失敗もしくは不完全であった時でさえ、あてはまります。 .It Fl r 以前に中断された転送を再開します。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/find.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/find.1 index e593e63734..89ff30cc05 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/find.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/find.1 @@ -32,17 +32,17 @@ .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)find.1 8.7 (Berkeley) 5/9/95 -.\" %FreeBSD: src/usr.bin/find/find.1,v 1.59 2004/04/21 00:42:55 des Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.bin/find/find.1,v 1.70 2004/07/29 03:24:30 tjr Exp % .\" .\" $FreeBSD$ -.Dd April 06, 2004 +.Dd July 29, 2004 .Dt FIND 1 .Os .Sh 名称 .Nm find .Nd ディレクトリツリーを再帰的に下ってファイルを捜す .Sh 書式 -.Nm find +.Nm .Op Fl H | Fl L | Fl P .Op Fl EXdsx .Op Fl f Ar pathname @@ -73,57 +73,53 @@ .Xr re_format 7 マニュアルページは、両方のフォーマットを完全に解説しています。 .It Fl H -.Ar file -で指定したファイルがシンボリックリンクファイルだった場合、シンボリックリンク -自体ではなく、リンク先のファイルに関してファイル情報とファイルタイプ ( +コマンド行で指定したシンボリックリンクそれぞれに対する +ファイル情報とファイルタイプ ( .Xr stat 2 -参照) を使って -.Ar expression -の処理をするように指定します。 +参照) は、シンボリックリンク自体ではなく、 +リンク先のファイルのものとなるようにします。 もしリンク先のファイルがなければ、 -シンボリックリンク自体を処理の対象とします。 -コマンドラインからの -.Ar file -で直接指定されたのではなく、 -ディレクトリツリー上で見つかったシンボリックリンクファイルに関しては、 -シンボリックリンク自体を処理の対象とします。 +シンボリックリンク自体のものを使用します。 +コマンド行で直接指定されたのではない +シンボリックリンクのファイル情報は、 +シンボリックリンク自体のものを使用します。 .It Fl L -.Ar file -で指定したファイルがシンボリックリンクファイルだった場合、シンボリックリンク -自体ではなく、リンク先のファイルに関してファイル情報とファイルタイプ ( +シンボリックリンクそれぞれに対する +ファイル情報とファイルタイプ ( .Xr stat 2 -参照) を使って -.Ar expression -の処理をするように指定します。もしリンク先のファイルがな -ければ、シンボリックリンク自体を処理の対象とします。 +参照) は、シンボリックリンク自体ではなく、 +リンク先のファイルのものとなるようにします。 +もしリンク先のファイルがなければ、 +シンボリックリンク自体のものを使用します。 .Pp -このオプションは、廃止された +このオプションは、もはや推奨されない .Ic -follow -プライマリと同等のものです。 +プライマリと等価です。 .It Fl P -シンボリックリンク自体に関して +シンボリックリンクそれぞれに対する ファイル情報とファイルタイプ ( .Xr stat 2 -参照) を使って -.Ar expression -の処理をするように指定します。 +参照) は、シンボリックリンク自体のものとなるようにします。 これがデフォルトです。 .It Fl X .Xr xargs 1 -と組み合わせて使うときのため、より安全に動作するようにします。もし +と組み合わせた際に +.Nm +を安全に使えるようにします。 .Xr xargs 1 -によりデリミタ文字 (シングルクォート +がデリミタ文字として扱う文字がファイル名に含まれる場合、 +診断メッセージを標準エラー出力に表示して、 +そのファイルをスキップします。 +デリミタ文字は、 +クォート .Pq Dq Li " ' " 、ダブルクォート .Pq Dq Li " \*q " 、バックスラッシュ .Pq Dq Li \e -、スペース、タブ、改行) -が含まれるファイル名 -が使われた場合、診断メッセージを標準エラー出力に表示して、 -そのファイル名をスキップします。 +、スペース、タブ、改行文字があります。 .Pp -ちゃんと動作する代案として、 +効果的な代案として、 .Fl print0 プライマリを .Dq Nm xargs Fl 0 @@ -133,36 +129,46 @@ すなわち、ディレクトリ自体に 対する処理を行う前に、ディレクトリ内の個々のファイルに対して処理を 実行します。デフォルトでは、ディレクトリは最初に処理されます。 -(デフォルトの方式は幅優先探索方式では +デフォルトの方式は幅優先探索方式では .Em ない -です。) +ことに注意して下さい。 .Pp -このオプションは、廃止された +このオプションは +.St -p1003.1-2001 +の .Ic -depth -プライマリと同等のものです。 -.It Fl f Ar file -明示的にファイルを指定します。ファイル名の先頭が -.Dq \- -で始まっていたり、 -あとで述べる -.Ar expression -の指定と混同してしまうようなファイル名を指定したりするときに使用します。 -(ファイルはオプション直後のオペランドとしても指定可能です。) +プライマリと等価です。 +.Fl d +は、 +.Nm +を +.Xr cpio 1 +とともに使用する場合、 +.Xr cpio 1 +が通常でないパーミッションを持つディレクトリに存在する +ファイルを処理する際に有益です。 +このオプションにより、ファイルをディレクトリに置いている間は +書き込み許可が保持され、その後、最後にディレクトリのパーミッションが +設定されることが保証されます。 +.It Fl f +.Nm +が探索するファイル階層を指定します。 +ファイル階層は、本オプションの直後にオペランドとして続けて +指定することもできます。 .It Fl s -辞書編集上の順に、 -すなわち各ディレクトリ内においてアルファベット順に、 -ファイル階層を .Nm -に辿らせます。 +がファイル階層を探索する際に、 +辞書編集上の順に、すなわち各ディレクトリ内においてアルファベット順に、 +辿らせるようにします。 注: .Ql find -s と .Ql "find | sort" -は異なった結果となる場合があります。 +とは異なった結果となる場合があります。 .It Fl x -ディレクトリツリーを下って行くとき、最初に file のあったファイルシステムとは -異なるファイルシステム上のファイルに対する処理になる場合は、実行しないように -します。 +ディレクトリツリーを下って行くとき、下り始めのファイルが存在する +デバイスのデバイス番号と異なるデバイス番号を持つディレクトリには +下らないようにします。 .Pp このオプションは、廃止された .Ic -xdev @@ -171,9 +177,9 @@ .Sh プライマリ .Bl -tag -width indent .It Ic -acl -おそらく他のオプションと組み合わせて使われ、 +他のオプションと組み合わせて、 拡張 ACL 属性を持つファイルの場所を示します。 -さらなる情報は +これ以上の情報については .Xr acl 3 を参照してください。 .It Ic -amin Ar n @@ -238,6 +244,7 @@ を起動した時刻の差 (24 時間単位で切り上げます) が .Ar n 日であれば、真とします。 +.Pp 単位を指定する場合、最後にファイルのステータスが変更された時刻と、 .Nm を起動した時刻との差が正確に @@ -257,21 +264,18 @@ .Dq Pa / 文字を含むファイル名のファイルを 消去しようとはしません。 -このオプションにより暗示的に深さ優先の処理が指定されます。 +このオプションにより暗黙のうちに深さ優先の処理が指定されます。 .It Ic -depth 常に真です。 .Fl d オプションと同じです。 -.Nm -を -.Xr cpio 1 -と共に使用する場合、 -普通ではないパーミッションのディレクトリ中のファイルを処理するために、 -.Ic -depth -が有用です。 +.It Ic -depth Ar n +探索の出発点からの深さが +.Ar n +である場合、真となります。 .It Ic -empty 現在のファイルまたはディレクトリが空の場合、真となります。 -.It Ic -exec Ar utility Oo Ar argument ... Oc Li \&; +.It Ic -exec Ar utility Oo Ar argument ... Oc Li \&; .Ar utility で指定した名前のプログラムを実行し、終了コードが 0 の場合、真とします。 @@ -289,7 +293,8 @@ utility もしくは argument の指定 .Dq Li {} が使われていた場合は、その部分が、現在 .Nm -が対象としているファイルのパス名に置き換えられます。ただし、 +が対象としているファイルのパス名に置き換えられます。 +ただし、 .Ar utility が実行されるときのカレントディレクトリは、 .Nm @@ -319,13 +324,13 @@ utility もしくは argument の指定 .Dq Li {} に対して置換されるファイル名は適切ではありません。 .It Ic -flags Oo Cm - Ns | Ns Cm + Oc Ns Ar flags , Ns Ar notflags -フラグは、シンボル名 ( -.Xr chflags 1 +フラグは、シンボル名 +.Ns ( Xr chflags 1 参照) で指定します。 フラグの前に .Qq Li no -を付けると ( -.Qq Li nodump +を付けると +.Ns ( Qq Li nodump は除きます)、 .Ar notflags と呼ばれます。 @@ -403,14 +408,16 @@ utility もしくは argument の指定 .Ar n なら、真になります。 .It Ic -ls -このプライマリは常に真になります。対象となっているファイルの情報を -標準出力に出力します。出力する内容は inode 番号、 +このプライマリは常に真になります。 +対象となっているファイルの情報を標準出力に出力します。 +出力する内容は inode 番号、 512 バイトブロックでのファイルの大きさ、 ファイルのパーミッション、ハードリンクの数、所有者、グループ、 バイトで表したファイルの大きさ、最後にファイルが修正された時刻、パス名です。 ファイルがブロック型もしくはキャラクタ型の特殊ファイルならば、 バイトで表したファイルの大きさの代わりにメジャー番号とマイナー番号を -出力します。ファイルがシンボリックリンクならば、 +出力します。 +ファイルがシンボリックリンクならば、 .Dq Li -> の後にリンク先のファイルのパス名を表示します。 フォーマットは @@ -419,13 +426,25 @@ utility もしくは argument の指定 .Ek の出力結果と同じです。 .It Ic -maxdepth Ar n -現在のファイルのツリーにおける深さが +常に真になります。 +コマンド行引数の下、たかだか .Ar n -以下である場合、真になります。 +ディレクトリレベルまで下ります。 +.Ic -maxdepth +プライマリが指定されている場合、(たとえ、通常なら評価されない場合でも) +式全体に適用されます。 +.Ic -maxdepth Li 0 +は、探索全体をコマンド行引数の範囲に制限します。 .It Ic -mindepth Ar n -現在のファイルのツリーにおける深さが +常に真になります。 +レベルが .Ar n -以上である場合、真になります。 +未満の場合、一切のテストとアクションは適用されません。 +.Ic -mindepth +プライマリが指定されている場合、(たとえ、通常なら評価されない場合でも) +式全体に適用されます。 +.Ic -mindepth Li 1 +は、コマンド行引数以外のすべてを処理します。 .It Ic -mmin Ar n 最後にファイルが修正された時刻と、 .Nm @@ -441,6 +460,7 @@ utility もしくは argument の指定 を起動した時刻との差(24 時間単位で切り上げます)が .Ar n 日であれば、真とします。 +.Pp 単位を指定する場合、最後にファイルが修正された時刻と、 .Nm を起動した時刻との差が正確に @@ -460,7 +480,8 @@ utility もしくは argument の指定 .Dq Li \&] , .Dq Li * , .Dq Li \&? ) -を使用することができます。これらの文字は +を使用することができます。 +これらの文字は バックスラッシュ .Pq Dq Li \e を前において、パターンマッチ指定ではなく文字として @@ -503,7 +524,7 @@ utility もしくは argument の指定 .It Ic -ok Ar utility Oo Ar argument ... Oc Li \&; .Ic -ok プライマリは -.Ic exec +.Ic -exec とほぼ同じですが、 .Ar utility を実行するかどうかの確認をユーザに求め、端末にメッセージを出力します。 @@ -518,25 +539,28 @@ utility もしくは argument の指定 .Ic -execdir プライマリと同様ですが、 .Ic -ok -プライマリの解説に該当する部分が異なります。 +プライマリのところで説明されたものと同じ例外事項が適用されます。 .It Ic -path Ar pattern 対象ファイルのパス名が、 .Ar pattern -で指定したものとマッチす -るかどうかを調べます、マッチした場合は真になります。 +で指定したものとマッチするかどうかを調べ、 +マッチした場合は真になります。 .Ar pattern -としては、シェルで使われるパターンマッチ指定 ( -.Dq Li \&[ , +としては、シェルで使われるパターンマッチ指定 +.Dq ( Li \&[ , .Dq Li \&] , .Dq Li * , .Dq Li \&? ) -を使用することができます。これらの文字は +を使用することができます。 +これらの文字は バックスラッシュ .Pq Dq Li \e を前において、パターンマッチ指定ではなく文字として -扱う事を明示することができます。 +明示的にマッチさせることができます。 +スラッシュ .Pq Dq Li / -は、そのままパスのディレクトリの区切りにマッチします。 +は、通常文字として扱われますので、 +明示的にマッチさせる必要はありません。 .It Ic -perm Oo Cm - Ns | Ns Cm + Oc Ns Ar mode ファイルのモードを、 .Ar mode @@ -549,8 +573,9 @@ utility もしくは argument の指定 .Ar mode がシンボル形式の場合は、 .Ar mode -は 00000 から開始してパーミッションのセットとクリアを行います。 -(プロセスのファイル生成マスクとは無関係です。) +は 00000 から開始して、 +プロセスのファイル生成マスクとは無関係に、 +パーミッションのセットとクリアを行います。 .Ar mode が 8 進数形式の場合は、 ファイルのモードビットのうち、07777 @@ -574,10 +599,9 @@ utility もしくは argument の指定 .Ar mode が完全に一致した場合にのみ真となります。 なお、 -シンボル形式でモード指定をする場合は、少なくとも最初がダッシュ +シンボル形式でモード指定をする場合は、最初の文字をダッシュ .Pq Dq Li - -にならない -ようにする必要があります。 +にできません。 .It Ic -print このプライマリは常に真になります。 対象となっているファイルのパス名を標準出力に出力して改行します。 @@ -599,7 +623,7 @@ utility もしくは argument の指定 .Fl d オプションが指定されている場合は、 .Ic -prune -の指定は無効になります。 +プライマリの指定は無効になります。 .It Ic -regex Ar pattern ファイルのパス全体が、正規表現 .Ar pattern @@ -655,7 +679,8 @@ FIFO .It Ic -user Ar uname ファイルの所有者が、 .Ar uname -で指定されたユーザと一致すれば真になります。もし +で指定されたユーザと一致すれば真になります。 +もし .Ar uname が数字で、そのようなユーザ名がなければ、 ユーザ ID が指定されたものとして扱います。 @@ -687,52 +712,44 @@ FIFO .It Cm \&! Ar expression .It Cm -false Ar expression .It Cm -not Ar expression -単項否定演算子 ( -.Tn NOT -) です。 +単項否定演算子 +.Pq Tn NOT +です。 .Ar expression が偽なら、真となります。 .Pp -.It Ar expression1 Cm -and Ar expression2 -.It Ar expression1 expression2 -論理積 ( -.Tn AND -) 演算子です。 -.Ar expression1 -と -.Ar expression2 -の両方とも真のとき、真になります。 -もし -.Ar expression1 -が偽なら、 -.Ar expression2 -は実行されません。 -.Ic -and -を書かずに、単に 2 つの expression を並べて -.Pp -.Ar expression1 expression2 -.Pp -と書いても同じです。 +.It Ar expression Cm -and Ar expression +.It Ar expression expression +.Cm -and +演算子は論理積 +.Pq Tn AND +です。 +式 2 個を並置することが意味するところとして、 +この演算子をわざわざ指定する必要はありません。 +両方の式がともに真のとき、この式の評価が真になります。 +最初の式が偽ならば、2 番目の式は評価されません。 .Pp -.It Ar expression1 Cm -or Ar expression2 -論理和 ( -.Tn OR -) 演算子です。 -.Ar expression1 -か -.Ar expression2 -のどちらか一方でも真であれば、真になります。もし -.Ar expression1 -が真なら、 -.Ar expression2 -は実行されません。 +.It Ar expression Cm -or Ar expression +.Cm -or +演算子は論理和 +.Pq Tn OR +です。 +最初の式が真か、2 番目の式が真であるとき、この式の評価が真になります。 +最初の式が真ならば、2 番目の式は評価されません。 .El +.Pp +演算子とプライマリのすべては +.Nm +の個別の引数として与える必要があります。 +プライマリ自身が引数を取る場合、その引数も +.Nm +の個別の引数として与える必要があります。 .Sh 使用例 コマンドラインからのタイプ例です。 .Bl -tag -width indent .It Li "find / \e! -name \*q*.c\*q -print" ファイル名の終わりが -.Pa \&.c +.Pa .c でない全ファイルを表示します。 .It Li "find / -newer ttt -user wnj -print" .Pa ttt @@ -753,20 +770,33 @@ FIFO である、全ファイルを表示します。 .It Li "find / -newerct '1 minute ago' -print" inode 修正時刻が現在から 1 分以内の全ファイルを表示します。 -.It Li "find / -type f -exec echo {} \e\;" -ファイル全てのリストを出力するために、 +.It Li "find / -type f -exec echo {} \e;" +ファイルすべてのリストを出力するために、 .Xr echo 1 コマンドを使います。 +.It Li "find -L /usr/ports/packages -type l -delete" +.Pa /usr/ports/packages +にある壊れたシンボリックリンクのすべてを削除します。 +.It Li "find /usr/src -name CVS -prune -o -depth +6 -print" +作業ディレクトリ +.Pa /usr/src +の中で、少なくとも 7 レベル以上の深さのファイルとディレクトリを +探索します。 +.It Li "find /usr/src -name CVS -prune -o -mindepth 7 -print" +これは 1 つ前の例と同等ではありません。 +というのは、 +.Ic -prune +がレベル 7 以下では評価されないからです。 .El .Sh 互換性 .Ic -follow プライマリは廃止されました。 かわりに .Fl L -オプションが使われます。 +オプションを使用して下さい。 詳しくは下記の .Sx 規格 -セクションを参照してください。 +セクションを参照して下さい。 .Sh 関連項目 .Xr chflags 1 , .Xr chmod 1 , @@ -786,9 +816,12 @@ inode 修正時刻が現在から 1 分以内の全ファイルを表示します。 .Sh 規格 .Nm ユーティリティの文法は -.St -p1003.2 +.St -p1003.1-2001 の仕様で決められた文法のスーパセットです。 -全 1 文字オプションと +.Pp +.Ic -H , +.Ic -L +を除く全 1 文字オプションと .\" .Ic -iname , -inum , -iregex , -print0 , -delete , -ls , .\" ja-groff-0.100_3 で整形できないためマクロ使用方法を変えています .Ic -iname , @@ -798,8 +831,8 @@ inode 修正時刻が現在から 1 分以内の全ファイルを表示します。 .Ic -ls , .Ic -regex のプライマリは -.St -p1003.2 -の拡張です。 +.St -p1003.1-2001 +に対する拡張です。 .Pp 昔は .Fl d , L , x @@ -834,7 +867,7 @@ inode 修正時刻が現在から 1 分以内の全ファイルを表示します。 として実装されていました。 .Pp 昔の実装では -.Ic exec +.Ic -exec と .Ic -ok のプライマリでは、 @@ -852,10 +885,15 @@ utility 名やその引数中において、 .Xr grep 1 および .Xr sed 1 -の同等のオプションから着想を得ました。 +の同等のオプションから着想を得て実装されました。 +.Sh 歴史 +.Nm +コマンドは +.At v1 +ではじめて出現しました。 .Sh バグ .Nm -によって使われる特殊文字は多くのシェルにとっても +によって使われる特殊文字は多くのシェルプログラムにとっても 特殊文字です。 特に .Dq Li * , @@ -874,14 +912,11 @@ utility 名やその引数中において、 ファイル名と .Ar expression との間を区切るデリミタが存在しませんので、 -ファイル名にオプションと間違えるようなもの ( .Pa -xdev -のようなもの) や、 -.Ar expression -と間違えるようなもの ( +や .Pa \&! -のようなもの) を指定することは難しいです。 -このようなファイル名を指定する場合は +を指定することは難しいです。 +この問題に対処するには、 .Fl f オプションを使うか、 .Xr getopt 3 @@ -890,10 +925,12 @@ utility 名やその引数中において、 を使用します。 .Pp .Ic -delete -プライマリは、ファイルシステムツリーの検索順序に影響する +プライマリは、ファイルシステムツリーの探索オプションを変更する 他のオプションとは十分には連係しません。 -.Sh 歴史 -.Nm -コマンドは -.At v1 -から登場しました。 +.Pp +(上で記したように) +.Ic -mindepth +と +.Ic -maxdepth +プライマリは実際にはグローバルオプションです。 +これらをオプションらしく見えるオプションと置き換えるべきでしょう。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/ftp.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/ftp.1 index 948feb8b00..a88e15ea1c 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/ftp.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/ftp.1 @@ -1,4 +1,4 @@ -.\" $NetBSD: ftp.1,v 1.100 2003/08/07 11:13:54 agc Exp $ +.\" %NetBSD: ftp.1,v 1.101 2003/12/19 03:46:02 lukem Exp % .\" .\" Copyright (c) 1996-2003 The NetBSD Foundation, Inc. .\" All rights reserved. @@ -14,7 +14,11 @@ .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. -.\" 3. Neither the name of the University nor the names of its contributors +.\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software +.\" must display the following acknowledgement: +.\" This product includes software developed by the NetBSD +.\" Foundation, Inc. and its contributors. +.\" 4. Neither the name of The NetBSD Foundation nor the names of its .\" contributors may be used to endorse or promote products derived .\" from this software without specific prior written permission. .\" @@ -42,11 +46,7 @@ .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. -.\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software -.\" must display the following acknowledgement: -.\" This product includes software developed by the University of -.\" California, Berkeley and its contributors. -.\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors +.\" 3. Neither the name of the University nor the names of its contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" @@ -65,7 +65,7 @@ .\" @(#)ftp.1 8.3 (Berkeley) 10/9/94 .\" $FreeBSD$ .\" -.Dd July 31, 2003 +.Dd December 19, 2003 .Dt FTP 1 .Os .Sh 名称 @@ -192,10 +192,12 @@ .Nm に IPv6 アドレスのみを使用するよう強制します。 .It Fl A -アクティブモード ftp の使用を強制します。デフォルトでは、 +アクティブモード ftp の使用を強制します。 +デフォルトでは、 .Nm はパッシブモード ftp を試みたあとで、サーバがパッシブモードを -サポートしない場合、アクティブモードになります。このオプションにより、 +サポートしない場合、アクティブモードになります。 +このオプションにより、 .Nm は常にアクティブコネクションを使用するようになります。 これが有用なのは、パッシブモードを適切に実装していない @@ -220,6 +222,7 @@ Emacs の ange-ftp モードで使うと有用です。 複数ファイル転送を行っている間の対話的プロンプトモードを オフにします。 .It Fl n +自動取得でない転送において、 最初に接続する際に .Nm に @@ -237,6 +240,8 @@ Emacs の ange-ftp モードで使うと有用です。 ID) を要求します。 そして、もし必要があればログイン用のパスワードと アカウントの入力も促します。 +自動取得の転送において自動ログインを上書きするためには、 +ユーザ名 (と、場合によりパスワードと) を適切に指定してください。 .It Fl N Ar netrc .Pa ~/.netrc ではなく、 @@ -261,7 +266,8 @@ ID) を要求します。 から始まらない場合は、指定されたファイルのうち最初のものだけを 取り込み、 .Ar output -に格納します。他のファイル全てはリモート名のベースネームに +に格納します。 +他のファイル全てはリモート名のベースネームに 格納します。 .It Fl p ファイアウォールを越える接続のためのパッシブモード操作を有効にします。 @@ -308,7 +314,8 @@ ID) を要求します。 .It Fl u Ar URL file Op \&.\&.\&. コマンド行で指定したファイルを、 .Ar URL -にアップロードします。ここで、 +にアップロードします。 +ここで、 .Ar URL は、自動取得でサポートされる ftp URL タイプのいずれか 1 個です (但し、ファイル 1 個だけアップロードする場合、ターゲットファイル名を @@ -537,7 +544,8 @@ IPv4 コネクションで拡張コマンドである .Ic open と同じです。 .It Ic gate Op Ar host Op Ar port -gate-ftp モードのオンオフを切替えます。このモードは、TIS FWTK +gate-ftp モードのオンオフを切替えます。 +このモードは、TIS FWTK や、Gauntlet ftp プロキシ経由の接続の際に使用します。 (ユーザが明示的に指定するか、 環境変数 @@ -547,7 +555,8 @@ gate-ftp モードのオンオフを切替えます。このモードは、TIS FWTK .Ar host が与えられた場合、gate-ftp モードが有効になり、gate-ftp サーバとして .Ar host -が設定されます。これに加え、 +が設定されます。 +これに加え、 .Ar port も与えられた場合、gate-ftp サーバに接続するポートとして使用します。 .It Ic get Ar remote-file Op Ar local-file @@ -555,7 +564,7 @@ gate-ftp モードのオンオフを切替えます。このモードは、TIS FWTK .Ar remote-file を取得してローカルマシン上に格納します。 ローカルファイル名 -.Ar local file +.Ar local-file が指定されない場合、 ローカルファイル名は取得したファイルの リモートマシン上の名前と同じになります。 @@ -725,6 +734,15 @@ gate-ftp モードのオンオフを切替えます。このモードは、TIS FWTK 表示形式は、 .Sq "remopts mlst ..." により変更できます。 +.It Ic mlst Op Ar remote-path +.Ar remote-path +(指定のない場合はカレントディレクトリがデフォルトになります) +の詳細な情報を、 +.Dv MLST +を使い機械可読の形式で表示します。 +表示形式は、 +.Sq "remopts mlst ..." +により変更できます。 .It Ic mode Ar mode-name ファイル転送モード .Ic mode @@ -772,7 +790,7 @@ gate-ftp モードのオンオフを切替えます。このモードは、TIS FWTK その他については .Ar get と同じです。 -.It Ic nlist Op Ar remote-directory Op Ar local-file +.It Ic nlist Op Ar remote-path Op Ar local-file .Ic ls と同じです。 .It Ic nmap Op Ar inpattern outpattern @@ -828,12 +846,12 @@ $2 は "data" という値になります。 さらに、文字列の .Ql Op Ar seq1 , Ar seq2 は -.Ar seq1 -が空文字列でない時には .Op Ar seq1 +が空文字列でない時には +.Ar seq1 に、 空文字列の時には -.Op Ar seq2 +.Ar seq2 に置き換えられます。 例えばコマンド .Pp @@ -939,7 +957,7 @@ nmap $1.$2.$3 [$1,$2].[$2,file] サーバが RFC 1123 の .Dv PASV コマンドをサポートしている必要がありますが、サポートしていない -ものもあります。) +ものもあります) .It Ic pdir Op Ar remote-path .Ic dir .Op Ar remote-path @@ -1109,6 +1127,7 @@ ftp コマンドを 2 本目の制御コネクション上で実行します。 .Ar increment バイト毎秒 (デフォルトは 1024) だけ増減されます。 シグナルは次の通りです。 +.B .Bl -tag -width "SIGUSR1" -offset indent .It Dv SIGUSR1 .Ar maximum @@ -1121,7 +1140,6 @@ ftp コマンドを 2 本目の制御コネクション上で実行します。 .Ar increment バイトだけ減少させます。 結果は必ず正の値になります。 -.\"X============================================================ .El .Pp .Ar maximum @@ -1156,12 +1174,13 @@ ascii モード転送については、 .It Ic remopts Ar command Op Ar command-options リモート .Tn FTP -サーバのオプションを設定します。その際に、 +サーバのオプションを設定します。 +その際に、 .Ar command に .Ar command-options -を与えます ( -.Ar command-options +を与えます +.Ns ( Ar command-options の有無はコマンドにより扱われます)。 オプションをサポートすることが知られているリモート .Tn FTP @@ -1486,7 +1505,7 @@ account コマンドがリモートサーバに渡されます。 のディレクトリ要素に glob 文字が含まれていない場合、 .Ar path のベースネーム -.Xr ( basename 1 +.Ns ( Xr basename 1 を参照) を名前として、 ファイルをローカルのカレントディレクトリに格納します。 そうでない場合、リモートの名前全体を、ローカルのルートディレクトリから @@ -1520,9 +1539,11 @@ URL 形式。 .Ar user が与えられている場合、 .Ar user -としてログインします。この場合、 +としてログインします。 +この場合、 .Ar password -が与えられていれば、それを使います。与えられていなければ、 +が与えられていれば、それを使います。 +与えられていなければ、 プロンプトをユーザに表示して入力を促します。 .Pp .Sq ;type=A @@ -1611,10 +1632,12 @@ auto-fetch URL の .Pa / ディレクトリを要求する場合、パス先頭に .Dq %2F -を使用して下さい。ユーザのホームディレクトリを要求する場合 +を使用して下さい。 +ユーザのホームディレクトリを要求する場合 (そして、リモートサーバがその構文をサポートしている場合)、パス先頭に .Dq %7Euser/ -を使用して下さい。例えば、 +を使用して下さい。 +例えば、 パスワード .Sq mypass を持つユーザ名 @@ -1675,7 +1698,8 @@ auto-fetch URL の .Sm on .Xc .Tn HTTP -URL 形式です。ファイル取得に +URL 形式です。 +ファイル取得に .Tn HTTP プロトコルを用います。 .Ic "set http_proxy" @@ -1782,9 +1806,9 @@ URL にIPv6 の数値アドレスを指定した場合、例えば、 .Nm が ABOR 処理中のリモートサーバからの応答を待っている状態にある間に、 端末の割り込みキーシーケンスが使用された場合、コネクションは -閉じられます。これは古くからの動作 (この状態では端末の割り込みは -無視されます) とは異なりますが、こちらの方がより便利と考えての -ことです。 +閉じられます。 +これは古くからの動作 (この状態では端末の割り込みは無視されます) +とは異なりますが、こちらの方がより便利と考えてのことです。 .Sh ファイル名の規則 .Nm コマンドの引数として指定されたファイル名は、以下の規則で処理されます。 @@ -2028,7 +2052,7 @@ epsv4 off デフォルトでは、 .Nm は -.Dq "ftp\*[Gt]" +.Dq "ftp\*[Gt] " のコマンドラインプロンプトをユーザに表示します。 .Ic "set prompt" コマンドを使うことでこれを変更できます。 @@ -2050,7 +2074,8 @@ epsv4 off .Op Oo Li 0 Oc Ar n .Sm on .Xc -リモート側のカレントディレクトリの末尾の要素。数字 +リモート側のカレントディレクトリの末尾の要素。 +数字 .Em n が与えられた場合は、末尾 .Em n @@ -2059,8 +2084,8 @@ epsv4 off が .Sq 0 で始まる場合、 -末尾要素の前に、スキップされた要素数が、( -.Sq \&%c +末尾要素の前に、スキップされた要素数が、 +.Ns ( Sq \&%c の場合) 書式 .\" ``/<number>trailing'' .Do @@ -2069,8 +2094,8 @@ epsv4 off .Va trailing .Sm on .Dc -で、( -.Sq \&%. +で、 +.Ns ( Sq \&%. の場合) 書式 .\" ``...trailing'' .Dq Li \&... Ns Va trailing @@ -2119,14 +2144,16 @@ gate-ftp モード。 コマンド行プロンプト。 デフォルトは、 .Dq "ftp\*[Gt] " -です。詳細は、 +です。 +詳細は、 .Sx コマンドラインプロンプト を参照して下さい。 .It Ev FTPRPROMPT コマンド行右側のプロンプト。 デフォルトは .Dq "" -です。詳細は、 +です。 +詳細は、 .Sx コマンドラインプロンプト を参照して下さい。 .It Ev FTPSERVER @@ -2191,8 +2218,8 @@ URL リクエストを発行する時に使う .It Ev no_proxy 空白またはコンマで区切られたホスト名 (またはドメイン名) のリスト。 プロキシを使用しないホストやドメインを表します。 -各エントリに対し、オプションで ":port" を指定できます。これは、 -そのポートに対する接続のみにマッチングを制限します。 +各エントリに対し、オプションで ":port" を指定できます。 +これは、そのポートに対する接続のみにマッチングを制限します。 .El .Sh 拡張パッシブモードとファイアウォール ファイアウォールの設定によっては、 @@ -2215,7 +2242,7 @@ URL リクエストを発行する時に使う .Xr editrc 5 , .Xr services 5 , .Xr ftpd 8 -.Sh 標準 +.Sh 規格 .Nm は、以下の標準に準拠しているつもりです。 .Cm RFC 959 , @@ -2247,8 +2274,9 @@ URL リクエストを発行する時に使う .Pp IPv6 サポートは WIDE/KAME プロジェクトが追加しました (が、NetBSD 以外での本プログラムのバージョン全てでこの機能が存在するとは -限りません。これは、オペレーティングシステムが IPv6 をサポートする -際に、KAME と類似のやりかたを取っているかどうかに依存します)。 +限りません。 +これは、オペレーティングシステムが IPv6 をサポートする際に、 +KAME と類似のやりかたを取っているかどうかに依存します)。 .Sh バグ 多くのコマンド動作が正しいかどうかは、 リモートサーバの動作が適切かどうかに依存します。 @@ -2277,6 +2305,7 @@ IPv6 サポートは WIDE/KAME プロジェクトが追加しました (が、NetBSD .Dv AF_INET6 ソケットに直接渡さなければなりません。 例えば、あるサイトが IPv6-to-IPv4 変換として SIIT トランスレータを -使用しているとします。このとき、 +使用しているとします。 +このとき、 .Nm はこの設定をサポートすることができません。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/getfacl.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/getfacl.1 index af9c6e1635..336d9786b5 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/getfacl.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/getfacl.1 @@ -1,5 +1,5 @@ .\"- -.\" Copyright (c) 2000-2001 Robert N. M. Watson +.\" Copyright (c) 2000, 2001, 2002 Robert N. M. Watson .\" All rights reserved. .\" .\" This software was developed by Robert Watson for the TrustedBSD Project. @@ -25,13 +25,13 @@ .\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF .\" SUCH DAMAGE. .\" -.\" %FreeBSD: src/bin/getfacl/getfacl.1,v 1.7 2003/02/23 01:43:45 ru Exp % +.\" %FreeBSD: src/bin/getfacl/getfacl.1,v 1.8 2004/05/16 21:34:31 ru Exp % .\" .\" Developed by the TrustedBSD Project. .\" Support for POSIX.1e access control lists. .\" .\" $FreeBSD$ -.Dd Decemer 30, 2002 +.Dd December 30, 2002 .Dt GETFACL 1 .Os .Sh 名称 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/gprof.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/gprof.1 index bf2cd21b1d..e411676193 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/gprof.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/gprof.1 @@ -30,11 +30,11 @@ .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)gprof.1 8.1 (Berkeley) 6/6/93 -.\" %FreeBSD: src/usr.bin/gprof/gprof.1,v 1.23 2002/11/26 11:22:59 ru Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.bin/gprof/gprof.1,v 1.27 2004/07/03 00:24:41 ru Exp % .\" .\" $FreeBSD$ .\" -.Dd June 6, 1993 +.Dd June 20, 2004 .Dt GPROF 1 .Os .Sh 名称 @@ -42,7 +42,7 @@ .Nd 呼び出しグラフに基づくプロファイルデータを表示する .Sh 書式 .Nm -.Op Fl abcKlLsuz +.Op Fl abKlLsuz .Op Fl C Ar count .Op Fl e Ar name .Op Fl E Ar name @@ -58,7 +58,8 @@ ルーチンに加算されます。 プロファイルデータは、呼び出しグラフプロファイルファイル (call graph profile file) -から読み出されます。このファイルは、 +から読み出されます。 +このファイルは、 .Xr cc 1 , .Xr pc 1 , .Xr f77 1 @@ -71,7 +72,8 @@ プロファイル用ライブラリをリンクします。 約束事として、これらのライブラリの名前の後には .Pa _p -が付きます。つまり、プロファイルされるバージョンの +が付きます。 +つまり、プロファイルされるバージョンの .Pa libc.a は .Pa libc_p.a @@ -131,18 +133,13 @@ ファイル中の静的関数の直前に読み込まれるされる関数に含まれることになります。 .It Fl b プロファイル中の各フィールドの説明文を抑制します。 -.It Fl c -オブジェクトファイルのテキスト空間を調べる発見的な方法を使って、 -プログラムの静的呼び出しグラフを見つけます。 -静的な呼び出しのみの親と子供は、 -呼び出し数 0 として表示されます。 -アーキテクチャによっては、本オプションはサポートされていません。 .It Fl C Ar count .Ar count 数以上の関数を含む (呼び出し関係の) サイクルを取り除くために、 切断すべきアーク (呼び出し関係) の最小集合を見つけます。 注意:サイクルを中断するために用いられるアルゴリズムは指数関数的な -ものです。そのため、このオプションを指定すると、 +ものです。 +そのため、このオプションを指定すると、 .Nm を実行するのに非常に長い時間がかかります。 .It Fl e Ar name @@ -150,9 +147,11 @@ .Ar name とそのすべての子孫 (それらの関数が表示抑制されていない親をほかに 持っていなければ) のグラフプロファイルエントリの表示を抑制 -します。2 つ以上の +します。 +2 つ以上の .Fl e -を指定することができます。各 +を指定することができます。 +各 .Fl e には 1 つしか .Ar name @@ -162,7 +161,8 @@ と同様、指定されたルーチン .Ar name のグラフプロファイル -エントリ表示を抑制します。さらに、プログラムのトータルの時間と計算時間の +エントリ表示を抑制します。 +さらに、プログラムのトータルの時間と計算時間の パーセンテージから .Ar name で使われている時間を取り除きます。 @@ -172,7 +172,7 @@ .Fl E .Ar mcleanup がデフォルトです) -.It Fl f Ar name +.It Fl f Ar name 指定されたルーチン .Ar name とその子孫のグラフプロファイルエントリ @@ -184,7 +184,7 @@ には、1 つしか .Ar name を指定することができません。 -.It Fl F Ar name +.It Fl F Ar name .Fl f と同様に、指定されたルーチン .Ar name @@ -193,11 +193,13 @@ プログラムのトータルの時間と計算時間の割合 には、表示されたルーチンの時間のみが使われます。 .Fl F -は複数指定することができます。各オプション +は複数指定することができます。 +各オプション .Fl F には、1 つしか .Ar name -を指定することができません。オプション +を指定することができません。 +オプション .Fl F は、オプション .Fl E @@ -210,7 +212,8 @@ このオプションによって、不必要だと思うサイクルを切断することができます。 オプション .Fl k -は、複数指定することができます。各オプション +は、複数指定することができます。 +各オプション .Fl k には一対のルーチン名 .Pf ( Ar fromname @@ -241,8 +244,8 @@ このサマリプロファイルファイルはこのあとの .Nm の実行に -対して与えられ -.Pf ( その際にも通常 Fl s +対して与えられ (その際にも通常 +.Fl s が指定される)、一連の .Pa a.out 実行の結果のプロファイルデータの合計を @@ -265,7 +268,7 @@ a.out オブジェクト形式では、文字 オプションとともに使うと、一度も呼ばれていないルーチンを発見する事ができます。 .El .Sh 関連ファイル -.Bl -tag -width a,out.sum -compact +.Bl -tag -width a.out.gmon -compact .It Pa a.out テキスト空間と名前リスト。 .It Pa a.out.gmon @@ -279,7 +282,6 @@ a.out オブジェクト形式では、文字 .Xr clocks 7 .\" .Xr monitor 3 , .\" .Xr prof 1 -.Pp .Rs .%T "An Execution Profiler for Modular Programs" .%A S. Graham @@ -290,7 +292,6 @@ a.out オブジェクト形式では、文字 .%P pp. 671-685 .%D 1983 .Re -.Pp .Rs .%T "gprof: A Call Graph Execution Profiler" .%A S. Graham @@ -317,7 +318,8 @@ a.out オブジェクト形式では、文字 .Pp 自身がプロファイルされていない親は、プロファイルしている子供から 伝播される時間を持っており、呼び出しグラフのリストのなかで -自動的に起動されるものとして現れます。しかし、この関数が持つ時間は +自動的に起動されるものとして現れます。 +しかし、この関数が持つ時間は それ以上伝播されません。 同様に、シグナルを捕捉する関数は、それらがプロファイルされていても、 自動的に起動されるものとして現れます (もう少し複雑な理由がありますが)。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/id.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/id.1 index 9a1168ab4f..90bc6686ae 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/id.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/id.1 @@ -33,11 +33,11 @@ .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)id.1 8.1 (Berkeley) 6/6/93 -.\" %FreeBSD: src/usr.bin/id/id.1,v 1.11 2001/08/15 09:09:41 ru Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.bin/id/id.1,v 1.13 2004/05/18 20:36:54 ru Exp % .\" .\" $FreeBSD$ .\" -.Dd June 6, 1993 +.Dd May 3, 2004 .Dt ID 1 .Os .Sh 名称 @@ -50,6 +50,8 @@ .Fl G Op Fl n .Op Ar user .Nm +.Fl M +.Nm .Fl P .Op Ar user .Nm @@ -80,6 +82,8 @@ グループ ID (実効グループ、実グループ、その他) を、空白で区切って列挙します。 表示する順序に意味はありません。 +.It Fl M +現在のプロセスの MAC ラベルを表示します。 .It Fl P id としてパスワードファイルエントリを表示します。 .It Fl g @@ -98,9 +102,7 @@ ID 番号に対応する名前がなかった場合は、通常通り ID 番号で表示します。 .Dq login とキーワードがついて .Xr getlogin 2 -で得られる名前が表示されます -.Pf ( Xr su 1 -している場合など)。 +で得られる名前が表示されます。 名前で表示されるユーザ ID は、頭に .Dq uid というキーワードをつけて表示されます。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/indent.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/indent.1 index 63ecca8d03..0433be3a76 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/indent.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/indent.1 @@ -32,17 +32,17 @@ .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)indent.1 8.1 (Berkeley) 7/1/93 -.\" %FreeBSD: src/usr.bin/indent/indent.1,v 1.17 2004/02/12 16:25:12 bde Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.bin/indent/indent.1,v 1.22 2004/07/03 00:24:41 ru Exp % .\" $FreeBSD$ .\" -.Dd Februrary 13, 2004 +.Dd June 29, 2004 .Dt INDENT 1 .Os .Sh 名称 .Nm indent .Nd C 言語プログラムの字下げと整形 .Sh 書式 -.Nm indent +.Nm .Op Ar input-file Op Ar output-file .Op Fl bad | Fl nbad .Op Fl bap | Fl nbap @@ -63,6 +63,7 @@ .Op Fl d Ns Ar n .Op Fl \&di Ns Ar n .Bk -words +.Op Fl fbs | Fl nfbs .Op Fl fc1 | Fl nfc1 .Op Fl fcb | Fl nfcb .Ek @@ -81,6 +82,7 @@ .Ek .Op Fl \&st .Op Fl troff +.Op Fl ut | Fl nut .Op Fl v | Fl \&nv .Sh 解説 .Nm @@ -95,11 +97,13 @@ .Pp .Sy 注 : .Ar input-file -のみを指定した場合、整形は「同じ場所に」行われます。つまり、整形結果は +のみを指定した場合、整形は「同じ場所に」行われます。 +つまり、整形結果は .Ar input-file に書き戻され、カレントディレクトリに元の .Ar input-file -のバックアップがコピーされます。例えば +のバックアップがコピーされます。 +例えば .Ar input-file の名前が .Sq Pa /blah/blah/file @@ -119,24 +123,28 @@ .Bl -tag -width Op .It Fl bad , nbad .Fl bad -を指定すると、宣言ブロックの後ごとに空行を 1 行入れます。デフォルトは +を指定すると、宣言ブロックの後ごとに空行を 1 行入れます。 +デフォルトは .Fl nbad です。 .It Fl bap , nbap .Fl bap -を指定すると、関数本体の後ごとに空行を 1 行入れます。デフォルトは +を指定すると、関数本体の後ごとに空行を 1 行入れます。 +デフォルトは .Fl nbap です。 .It Fl bbb , nbbb .Fl bbb -を指定すると、コメントブロックの前に必ず空行を 1 行入れます。デフォルトは +を指定すると、コメントブロックの前に必ず空行を 1 行入れます。 +デフォルトは .Fl nbbb です。 .It Fl \&bc , nbc .Fl \&bc を指定すると、宣言の中のコンマの後ごとに改行を入れます。 .Fl nbc -はこれを抑止します。デフォルトは +はこれを抑止します。 +デフォルトは .Fl \&nbc です。 .It Fl \&br , \&bl @@ -159,19 +167,15 @@ if (...) { .Ed .Pp .It Fl c Ns Ar n -プログラムコードの右側に書かれたコメントを指定の桁位置に揃えます。デ -フォルトでは 33 桁目に揃えられます。 +プログラムコードの右側に書かれたコメントの開始位置を指定します。 +デフォルトでは 33 桁目です。 .It Fl cd Ns Ar n -宣言の右側に書かれたコメントを指定の桁位置に揃えます。デフォルトでは -プログラムコードの右側に書かれたコメントと同じ位置(つまり -.Fl c -で指定された位置)になります。 +宣言の右側に書かれたコメントの開始位置を指定します。 +デフォルトではプログラムコードの右側に書かれたコメントと同じ位置 +になります。 .It Fl cdb , ncdb -コメント区切りを独立の行とするかどうかを指定します。コメントブロック -だけに有効で、プログラムコードの右側に書かれたコメントには影響しませ -ん。デフォルトは -.Fl cdb -で、コメントは以下のようになります。 +コメント区切りを独立の行とするかどうかを指定します。 +このオプションを有効にすると、コメントは以下のようになります。 .Bd -literal -offset indent /* * this is a comment @@ -185,16 +189,22 @@ if (...) { /* this is a comment */ .Ed .Pp +このオプションはブロックコメントのみに影響し、コード右側のコメントには +影響しません。 +デフォルトは +.Fl cdb +です。 .It Fl ce , nce .Fl \&ce -は `else' を直前の `}' につけて ``} else'' のように出力します。デフォルトは +は `else' を直前の `}' につけて ``} else'' のように出力します。 +デフォルトは .Fl \&ce です。 .It Fl \&ci Ns Ar n 継続行の字下げを .Ar n -で指定します。継続行は、その文の最初の行の先頭から指定した字数だけ字 -下げされます。 +で指定します。 +継続行は、その文の最初の行の先頭から指定した字数だけ字下げされます。 .Fl \&lp が有効でなければ、または、 継続行の字下げがメインの字下げのちょうど半分でないならば、 @@ -211,16 +221,20 @@ case ラベル字下げ位置を .Ar n 個目のタブストップにします。 .Fl cli0.5 -なら、タブストップの半分になります。デフォルトは +なら、タブストップの半分になります。 +デフォルトは .Fl cli0 です。 .It Fl d Ns Ar n プログラムコードの右側に書かれたものでない独立したコメントに関して、 -その場所を制御します。例えば +その場所を制御します。 +例えば .Fl \&d\&1 -で、コードの字下げより 1 段左側にします。デフォルトの +で、コードの字下げより 1 段左側にします。 +デフォルトの .Fl \&d\&0 -を指定すると、プログラムコードの字下げに合わせます。下記「コメントの +を指定すると、プログラムコードの字下げに合わせます。 +下記「コメントの 字下げ」の節を参照して下さい。 .It Fl \&di Ns Ar n 大域変数名と全ての構造体 / 共用体のメンバ名の、 @@ -232,27 +246,35 @@ case ラベル字下げ位置を .Fl \&dj は宣言を左揃えにします。 .Fl ndj -は、プログラムコードと同じ字下げを行います。デフォルトは +は、プログラムコードと同じ字下げを行います。 +デフォルトは .Fl ndj です。 .It Fl \&ei , nei .Ic else-if -に対し特別な処理するよう指定します(しません)。 -.Fl \&ei -は特別な処理を行い、 +に対し特別な処理をするよう指定します(しません)。 +これを指定すると、 .Ic else に続く .Ic if -は、最初の if 文と同じだけ字下げされます。 +は、最初の +.Ic \&if +文と同じだけ字下げされます。 .Fl ei がデフォルトです。 +.It Fl fbs , nfbs +関数宣言と開き中括弧を 2 行に分けるよう指定します(しません)。 +デフォルトは、 +.Fl fbs +です。 .It Fl fc1 , nfc1 .Fl fc1 -で、コメントが 1 桁目から始まっている場合も整形します(しません)。こ -のような場合には、おうおうにしてプログラマが意図的にそうしているので -あって、 +で、コメントが 1 桁目から始まっている場合も整形します(しません)。 +プログラマが意図的にそうしている場合がありますから、 +そのような場合に、 .Fl nfc1 -を使うべきではありません。デフォルトは +を使うべきではありません。 +デフォルトは .Fl fc1 です。 .It Fl fcb , nfcb @@ -281,9 +303,10 @@ case ラベル字下げ位置を 局所変数の、その型宣言の開始位置からの字下げを文字数で指定します。 局所変数名のデフォルトは、大域変数の値と同じだけの字下げです。 .It Fl \&lp , nlp -継続行において括弧内のプログラムコードの位置を揃えます。左括弧がその -行で閉じていない時、継続行を前の行の左括弧の 1 文字後ろから始まるよ -うにします。例えば、 +継続行において括弧内のプログラムコードの位置を揃えます。 +左括弧がその行で閉じていない時、継続行を前の行の +左括弧の 1 文字後ろから始まるようにします。 +例えば、 .Fl nlp が指定されると継続行は以下のようになります。 .Bd -literal -offset indent @@ -315,15 +338,15 @@ p1\ =\ first_procedure(second_procedure(p2, を使わないようになります。 .It Fl pcs , npcs .Fl pcs -が指定されると、全ての関数呼出しの関数名と括弧の間に空白を -1 つ入れます。デフォルトは、 +が指定されると、全ての関数呼出しの関数名と括弧の間に空白を 1 つ入れます。 +デフォルトは、 .Fl npcs です。 .It Fl psl , npsl .Fl psl -が指定されると、関数定義における関数の名前を 1 桁目から始め -ます。つまり、その関数の型名は前の行に置かれることになります。デフォ -ルトは、 +が指定されると、関数定義における関数の名前を 1 桁目から始めます。 +つまり、その関数の型名は前の行に置かれることになります。 +デフォルトは、 .Fl psl です。 .It Fl \&sc , nsc @@ -333,8 +356,9 @@ p1\ =\ first_procedure(second_procedure(p2, です。 .It Fl sob , nsob .Fl sob -が指定されると、不要な空白行を取除きます。宣言部の後ろの余分な空白行 -を取り除くのに便利です。デフォルトは、 +が指定されると、不要な空白行を取除きます。 +宣言部の後ろの余分な空白行を取り除くのに便利です。 +デフォルトは、 .Fl nsob です。 .It Fl \&st @@ -347,11 +371,13 @@ p1\ =\ first_procedure(second_procedure(p2, は幾つ使ってもかまわないので、複数の型名を指定できます。 プログラム中で .Ic typedef -によって定義された型名は必ず指定する必要があります。\- 多少の指定を -忘れたところで実害は全くありませんが、プログラムは意図した程きれいに -は整形されないでしょう。全部の型名を指定しなければならないのは大変な -ように思えますが、実際にはこれは C 言語のもつ問題が表面化したに過ぎ -ません。つまり、 +によって定義された型名は必ず指定する必要があります。 +\&\- 多少の指定を +忘れたところで実害は全くありませんが、プログラムは意図した程 +きれいには整形されないでしょう。 +全部の型名を指定しなければならないのは大変なように思えますが、 +実際にはこれは C 言語のもつ問題が表面化したに過ぎません。 +つまり、 .Ic typedef は、言語の構文解釈を変えてしまうので、 .Nm @@ -362,16 +388,23 @@ p1\ =\ first_procedure(second_procedure(p2, .Xr troff 1 で処理できるフォーマットで出力します。 .Xr vgrind 1 -と全く同じ考え方に基づいて、出力をきれいにしようとします。出力ファイ -ルが指定されていないと、出力先として入力ファイルではなく標準出力が使 -われます。 +と全く同じ考え方に基づいて、出力をきれいにしようとします。 +出力ファイルが指定されていないと、出力先として入力ファイルではなく +標準出力が使われます。 +.It Fl ut , nut +出力におけてタブ文字を使用するよう指定します(しません)。 +タブは 8 で割り切れるカラムで整列されると想定します。 +デフォルトは、 +.Fl ut +です。 .It Fl v , \&nv .Fl v で `verbose' モードになります。 .Fl \&nv -は `verbose' モードを抑止します。`verbose' モードでは、入力中の 1 行 -が複数行に分割された場合には、その旨を表示し、終了時には出力サイズに -付いての情報を付け加えるようになります。 +は `verbose' モードを抑止します。 +\&`verbose' モードでは、入力中の 1 行が複数行に分割された場合には、 +その旨を表示し、終了時には出力サイズについての情報を +付け加えるようになります。 デフォルトは .Fl \&nv です。 @@ -382,27 +415,29 @@ p1\ =\ first_procedure(second_procedure(p2, というプロファイルを作って、その中にオプションを書いておくことにより、 あなたの好みの設定を .Nm -のデフォルトとすることができます。プロファイルは、ログインディレクト -リ, カレントディレクトリの順で読み込まれるため、カレントディレクトリ -に `.indent.pro'があると、そちらの指定の方が優先されます。 +のデフォルトとすることができます。 +プロファイルは、ログインディレクトリ、カレントディレクトリの順で +読み込まれるため、カレントディレクトリに `.indent.pro'があると、 +そちらの指定の方が優先されます。 .Nm の起動時にプロファイルが存在していると、それを読み込んでデフォルトと -して使用します。ただし、コマンド行でオプションを指定すると、それは常 -にプロファイル中のオプションよりも優先されます。プロファイルを書く際 -には、各オプションを空白かタブもしくは改行で区切ってやらなくてはなり -ません。 +して使用します。 +ただし、コマンド行でオプションを指定すると、それは常に +プロファイル中のオプションよりも優先されます。 +プロファイルを書く際には、各オプションを空白かタブもしくは改行で +区切ってやらなくてはなりません。 .Pp .Ss コメント -.Sq Em 囲まれた +.Sq Em ボックス .Em コメント の処理について説明します。 .Nm ユーティリティは、 コメント開始の直後にマイナスやアスタリスクが続いている(つまり -`/*\-' もしくは`/**' となっている)場合、そのコメントをアスタリスクで -周囲を囲まれたものとみなします。このようなコメントに対しては、コメン -トの最初の行に施される字下げ位置に、続く各行を揃える他は、処理を行い -ません。 +\&`/*\-' もしくは`/**' となっている)場合、そのコメントをアスタリスクで +周囲を囲まれたものとみなします。 +このようなコメントに対しては、コメントの最初の行に施される +字下げ位置に、続く各行を揃える他は、処理を行いません。 .Pp つぎに、 .Em 連続したテキスト @@ -410,42 +445,47 @@ p1\ =\ first_procedure(second_procedure(p2, 上にあげた以外のコメントは、連続したテキストとして扱います。 .Nm ユーティリティは、 -1 行にできるだけ多くの単語(空白やタブもしくは改行で区切られた文字 -列)を詰め込もうとします。また、空白行により段落が分けられます。 +1 行にできるだけ多くの単語(空白やタブもしくは改行で区切られた文字列) +を詰め込もうとします。また、空白行により段落が分けられます。 .Pp .Ss コメントの字下げ プログラムコードの右側のコメントは、コマンド行のオプション .Fl c Ns Ns Ar n -で指定された「コメント開始位置」から始まるようになります。その他のコ -メントは、コマンド行のオプション +で指定された「コメント開始位置」から始まるようになります。 +その他のコメントは、コマンド行のオプション .Fl d Ns Ns Ar n が指定されると、プログラムコードがおかれている位置よりも .Ar n -段少なく字下げされます。1 行の内でプログラムコードが指定されたコメン -ト開始位置を超えて続いていた場合には、さらにその右へとコメントを続け -ますが、極端に行が長かった場合には、自動的に右マージンが広くとられる +段少なく字下げされます。 +1 行の内でプログラムコードが指定されたコメント開始位置を +超えて続いていた場合には、さらにその右へとコメントを続けますが、 +極端に行が長かった場合には、自動的に右マージンが広くとられる ことがあります。 .Pp .Ss マクロ行 一般に .Nm -はプリプロセッサのマクロ行をそのまま出力します。唯一の例外はその行の -右側にコメントが書かれている時で、そのコメントを整形します。ただし、 -マクロの展開の結果プログラムに埋込まれるコメントは処理しません。また、 +はプリプロセッサのマクロ行をそのまま出力します。 +唯一の例外はその行の右側にコメントが書かれている時で、 +そのコメントを整形します。 +ただし、 +マクロの展開の結果プログラムに埋込まれるコメントは処理しません。 +また、 .Nm は条件付きコンパイルのマクロ .Pq Ic #ifdef...#endif -を認識し、それによってもたらされる構文上の異常を正しく補おうとしま -す。 +を認識し、それによってもたらされる構文上の異常を正しく補おうとします。 .Pp .Ss C 言語の構文 .Nm ユーティリティは、 -C 言語の構文をかなり理解しますが、「寛容な」構文解析しか行いませ -ん。不完全だったり正しくない構文も、ごく普通のものならうまく処理しよ -うとします。とくにあげると、以下のようなマクロも適当に処理されます。 +C 言語の構文をかなり理解しますが、「手ぬるい」構文解析しか行いません。 +不完全だったり正しくない構文も、ごく普通のものなら +なんとか処理しようとします。 +とくにあげると、以下のようなマクロも適当に処理されます。 .Pp .Dl #define forever for(;;) +.Pp .Sh 環境変数 .Nm ユーティリティは環境変数として、 @@ -475,5 +515,5 @@ C 言語の構文をかなり理解しますが、「寛容な」構文解析しか行いませ .Pp .Dl indent *.c .Pp -と入力してしまうことです。おそらく、これはバグであって仕様と言うべき -ではないでしょう。 +と入力してしまうことです。 +おそらく、これはバグであって仕様と言うべきではないでしょう。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/install.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/install.1 index bd72740cb3..016ae4d873 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/install.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/install.1 @@ -30,7 +30,7 @@ .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" From: @(#)install.1 8.1 (Berkeley) 6/6/93 -.\" %FreeBSD: src/usr.bin/xinstall/install.1,v 1.27 2002/12/12 17:26:01 ru Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.bin/xinstall/install.1,v 1.29 2004/07/02 22:22:34 ru Exp % .\" .\" $FreeBSD$ .Dd May 7, 2001 @@ -69,7 +69,8 @@ .Ar file は元のファイル名のままで .Ar directory -の中にコピーされます。もし指定ファイルがすでに存在している場合、 +の中にコピーされます。 +もし指定ファイルがすでに存在している場合、 .Fl b オプションが指定されていれば .Ar file Ns Pa .old @@ -118,8 +119,9 @@ .Xr mmap 2 の使用を全面的に禁止します。 .It Fl m -モードを指定します。デフォルトのモードは rwxr-xr-x -(0755) にセットされます。モード指定は 8 進数もしくは +モードを指定します。 +デフォルトのモードは rwxr-xr-x (0755) にセットされます。 +モード指定は 8 進数もしくは シンボリックな値のどちらでも可能です; 指定可能なモードの値については .Xr chmod 1 を参照して下さい。 @@ -149,6 +151,9 @@ .Nm strip コマンドを別に起動するため、多くのシステムやバイナリ形式に対して 移植性のある方法となっています。 +他のプログラムを使いバイナリをストリップする方法をどのようにして +.Nm +に教えるかは、以下を参照して下さい。 .It Fl v .Nm を冗長にし、インストールもしくはバックアップされるファイルを表示します。 @@ -156,7 +161,8 @@ .Pp デフォルトでは .Nm -は全てのファイルフラグを保存します。ただし +は全てのファイルフラグを保存します。 +ただし .Dq nodump フラグは例外です。 .Pp @@ -165,17 +171,25 @@ .Pp .Pa /dev/null をインストールすると、空のファイルを作ります。 -.Pp -正常終了時は 0 が返ります。他の場合は 1 が返ります。 .Sh 診断 .Ex -std +.Sh 環境変数 +.Nm +ユーティリティは、環境変数 +.Ev STRIPBIN +の存在をチェックし、存在する場合、代入された値を +.Fl s +オプションが指定された場合に実行させるプログラムとして使用します。 .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width INS@XXXX -compact .It Pa INS@XXXX -.Fl S , +.Fl S +オプションが使われているか、もしくは、 +.Fl s +オプションとともに .Fl C , .Fl p -オプションのいずれが使われている時は、一時ファイル名を +オプションのいずれかが使われている時は、一時ファイル名を .Pa INS@XXXX とします。 ここで、 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/ipcs.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/ipcs.1 index 2abdecdf84..c55b596a7b 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/ipcs.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/ipcs.1 @@ -27,10 +27,10 @@ .\" (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY OUT OF THE USE OF .\" THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF SUCH DAMAGE. .\" -.\" %FreeBSD: src/usr.bin/ipcs/ipcs.1,v 1.17 2004/03/24 04:01:43 bmilekic Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.bin/ipcs/ipcs.1,v 1.20 2004/07/02 22:22:25 ru Exp % .\" $FreeBSD$ .\" -.Dd June 18, 1994 +.Dd March 24, 2004 .Dt "IPCS" 1 .Os .Sh 名称 @@ -41,6 +41,7 @@ .Op Fl abcmopqstMQSTy .Op Fl C Ar core .Op Fl N Ar system +.Op Fl u Ar user .Sh 解説 .Nm ユーティリティは、システムの System V プロセス間通信 (IPC) 機構 @@ -88,7 +89,8 @@ 使用中のセマフォに関する情報を表示します。 .It Fl t 使用中のセマフォ、メッセージキュー、共有メモリセグメントの -アクセス時間を表示します。アクセス時間とは、 +アクセス時間を表示します。 +アクセス時間とは、 IPC オブジェクトに対する最後の制御操作を行った時間や、 メッセージを最後に送ったり受け取ったりした時間、 共有メモリセグメントを最後にアタッチしたりデタッチしたりした時間、 @@ -101,7 +103,6 @@ IPC オブジェクトに対する最後の制御操作を行った時間や、 から、名前リストに関連した値を取り出します。 .Fl y を暗黙的に指定します。 -.Pa /kernel .It Fl M 共有メモリに関するシステム情報を表示します。 .It Fl N Ar system @@ -133,9 +134,11 @@ IPC オブジェクトに対する最後の制御操作を行った時間や、 .Pa /dev/kmem に対する権限が必要となります。 .It Fl u Ar user +ユーザ .Pa user -が所有する IPC 機構の情報を表示します。 -ユーザの指定は、数字の UID でもログイン名でも構いません。 +が所有する IPC 機構に関する情報を表示します。 +ユーザの指定は +UID の数値またはログイン名の形式で指定することが可能です。 .El .Pp もし、 @@ -154,7 +157,8 @@ IPC オブジェクトに対する最後の制御操作を行った時間や、 .Nm の出力が矛盾のないものであることは保証されません。 .Sh バグ -このマニュアルページは、完全なものではありません。なぜなら、 +このマニュアルページは、完全なものではありません。 +なぜなら、 .Nm で表示される情報について説明していないからです。 .Sh 関連ファイル diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/ipsend.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/ipsend.1 index a459b8c16b..3674074fce 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/ipsend.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/ipsend.1 @@ -36,7 +36,8 @@ ipsend \- IP パケットを送信する ] <destination> [TCP-flags] .SH 解説 .PP -\fBipsend\fP は 2 種類の方法でコンパイルされている可能性があります。最初 +\fBipsend\fP は 2 種類の方法でコンパイルされている可能性があります。 +最初 の方法は、コマンド行オプションを用いてさまざまな属性値をヘッダに入れた、 一度だけのパケットを終点のホストに向けて送信するために用いられます。 TCP フラグが A, S, F, U, P, R の組み合わせとして最後に指定される場合を除く @@ -53,11 +54,13 @@ TCP フラグが A, S, F, U, P, R の組み合わせとして最後に指定される場合を除く .TP .BR \-f \0<offset> \fI-f\fP を指定することにより、IP ヘッダの IP オフセットフィールドに -任意の値を設定することができます。この値は 10 進数または 16 進数で +任意の値を設定することができます。 +この値は 10 進数または 16 進数で 指定することができます。 .TP .BR \-g \0<gateway> -パケットを通すゲートウェイのホスト名を指定します。送出しようとする +パケットを通すゲートウェイのホスト名を指定します。 +送出しようとする ホストと同一のネットワークに直接接続されていないホストを終点とする場合は、 つねにこのオプションが必要です。 .TP @@ -66,19 +69,22 @@ TCP フラグが A, S, F, U, P, R の組み合わせとして最後に指定される場合を除く .TP .TP .BR \-m \0<MTU> -パケットを送出する際に使用する MTU を指定します。このオプションを -使うことで、実際と異なる MTU を設定することができます。これにより、 +パケットを送出する際に使用する MTU を指定します。 +このオプションを使うことで、実際と異なる MTU を設定することができます。 +これにより、 実際にネットワークインタフェースの MTU を小さく設定しなくても、 小さな MTU を持つインタフェースをシミュレートすることができます。 .TP .BR \-o \0<option> -IP ヘッダの最後に含めるオプションを指定します。EOL オプションは自動的 -に付加されますので指定する必要はありません。関連するデータを持つオプション +IP ヘッダの最後に含めるオプションを指定します。 +EOL オプションは自動的に付加されますので指定する必要はありません。 +関連するデータを持つオプション (lsrr オプションでの始点 IP 番号) の場合、そのデータは初期化 されません。 .TP .BR \-s \0<source> -パケットの始点アドレスを指定した値で設定します。おそらくホスト名か IP +パケットの始点アドレスを指定した値で設定します。 +おそらくホスト名か IP 番号となるでしょう。 .TP .BR \-t \0<dest. port> @@ -91,7 +97,8 @@ TCP パケットのウィンドウサイズを設定します。 プロトコルを ICMP として設定します。 .TP .B \-P <protocol> -プロトコルを指定した値で設定します。パラメータが名前の場合、その名前を +プロトコルを指定した値で設定します。 +パラメータが名前の場合、その名前を 使って \fI/etc/protocols\fP ファイルを検索します。 .TP .B \-T diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/kdump.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/kdump.1 index 9631c934f5..b91313e5e6 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/kdump.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/kdump.1 @@ -30,10 +30,10 @@ .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)kdump.1 8.1 (Berkeley) 6/6/93 -.\" %FreeBSD: src/usr.bin/kdump/kdump.1,v 1.10 2003/12/08 22:47:59 peter Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.bin/kdump/kdump.1,v 1.11 2004/05/18 20:42:36 ru Exp % .\" $FreeBSD$ .\" -.Dd June 6, 1993 +.Dd December 8, 2003 .Dt KDUMP 1 .Os .Sh 名称 @@ -50,8 +50,8 @@ .Nm は、 .Xr ktrace 1 -が作成したカーネルトレースファイルを -可読形式で表示します。デフォルトでは、カレントディレクトリにある +が作成したカーネルトレースファイルを可読形式で表示します。 +デフォルトでは、カレントディレクトリにある .Pa ktrace.out ファイルを変換して表示します。 .Pp @@ -65,25 +65,27 @@ .Pa ktrace.out のかわりに、指定したファイルを変換して表示します。 .It Fl l -トレースファイルを何度も読みます。いったん EOF に達すると、 -新たなデータが書かれるまで待ちます。 +トレースファイルを何度も読みます。 +いったん EOF に達すると、新たなデータが書かれるまで待ちます。 .It Fl m Ar maxdata .Tn I/O をデコードする際に最高 .Ar maxdata バイトまで表示します。 .It Fl n -各動作専用に用意されている変換を行わないようにします。通常 +各動作専用に用意されている変換を行わないようにします。 +通常 .Nm -は多くのシステムコールを、より読みやすい形にデコードします。たとえば、 +は多くのシステムコールを、より読みやすい形にデコードします。 +たとえば、 .Xr ioctl 2 の値はマクロ名に置き換えられたり、 .Va errno の値は .Xr strerror 3 -を利用して文字列に置き換えられたりします。この動作をやめて一貫したフォー -マットで出力することで、この出力をさらに処理して分析を行うことが容易 -になります。 +を利用して文字列に置き換えられたりします。 +この動作をやめて一貫したフォーマットで出力することで、 +この出力をさらに処理して分析を行うことが容易になります。 .It Fl p Ar pid プロセス .Ar pid diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/killall.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/killall.1 index 9f1e307ce6..65b3919de9 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/killall.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/killall.1 @@ -22,10 +22,10 @@ .\" IN ANY WAY OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE .\" POSSIBILITY OF SUCH DAMAGE. .\" -.\" %FreeBSD: src/usr.bin/killall/killall.1,v 1.31 2004/03/27 23:45:33 gad Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.bin/killall/killall.1,v 1.33 2004/07/02 22:22:26 ru Exp % .\" $FreeBSD$ .\" -.Dd April 8, 2003 +.Dd January 26, 2004 .Os .Dt KILLALL 1 .Sh 名称 @@ -62,14 +62,15 @@ 以下のようなオプションがあります。 .Bl -tag -width 10n -offset indent .It Fl d | v -これから、行おうとすることをより冗長に報告します。一つの +これから、行おうとすることをより冗長に報告します。 +一つの .Fl d オプションによって、シグナルを送ろうとするプロセスの一覧が表示されるか、 一つも一致するプロセスが見付からなかったことが示されます。 .It Fl e .Fl u オプションで指定して対応プロセスを探す際に、 -(デフォルトの) 実ユーザIDでなく、実効ユーザ ID を用います。 +(デフォルトの) 実ユーザ ID でなく、実効ユーザ ID を用います。 .It Fl help コマンドの使い方のヘルプを表示し、終了します。 .It Fl l @@ -88,7 +89,8 @@ .It Fl SIGNAL デフォルトの .Dv TERM -とは違うシグナルを送ります。シグナルは、 +とは違うシグナルを送ります。 +シグナルは、 (頭に .Dv SIG を付けても付けなくても良い) 名前もしくは数字で指定します。 @@ -120,7 +122,8 @@ uid が .Em XYZ である全てのプロセスに対してシグナルを送る動作は、 .Xr kill 1 -で既にサポートされています。したがって、このような仕事を行うためには +で既にサポートされています。 +したがって、このような仕事を行うためには .Xr kill 1 を使ってください(たとえば、 $ kill -TERM -1 もしくは、 root になって、 $ echo kill -TERM -1 |su -m <user> で可能です。)。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/ld.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/ld.1 index 6478e92cb8..e44d2c9e03 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/ld.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/ld.1 @@ -1,5 +1,5 @@ .\" $FreeBSD$ -.\" Automatically generated by Pod::Man v1.34, Pod::Parser v1.13 +.\" Automatically generated by Pod::Man v1.37, Pod::Parser v1.14 .\" .\" Standard preamble: .\" ======================================================================== @@ -129,8 +129,7 @@ .\" ======================================================================== .\" .IX Title "LD 1" -.TH LD 1 "2002-10-30" "binutils-2.13" "GNU Development Tools" -.UC +.TH LD 1 "2004-05-17" "binutils-2.15" "GNU Development Tools" .SH "名称" ld \- GNU リンカ LD の使い方 .SH "書式" @@ -354,7 +353,8 @@ Intel 960 ファミリのアーキテクチャでのみ使われます。 デフォルトのエントリポイントの代わりに \fIentry\fR を使用します。 シンボル \fIentry\fR がなかった場合、リンカは \fIentry\fR を 数字として解釈しようと試み、それを開始番地として使います -(数字は基数を 10 として解釈されます。先頭についた \fB0x\fR は +(数字は基数を 10 として解釈されます。 +先頭についた \fB0x\fR は 16 を基数とすることを表し、\fB0\fR は 8 を基数とすることを表します)。 .IP "\fB\-E\fR" 4 .IX Item "-E" @@ -539,6 +539,10 @@ Intel 960 ファミリのアーキテクチャでのみ使われます。 すべての \fB\-L\fR オプションは、オプションの出現した順番によらず、 すべての \fB\-l\fR オプションに適用されます。 .Sp +\&\fIsearchdir\fR が \f(CW\*(C`=\*(C'\fR で始まる場合、 +\&\f(CW\*(C`=\*(C'\fR は \fIsysroot prefix\fR +(リンカが構成された際に指定されたパス) により置き換えられます。 +.Sp (\fB\-L\fR で指定されない) デフォルトの検索パスの組は、 \&\fBld\fR がどのエミュレーションモードを使っているか、 そして場合によってはどのように構成されたかに依存します。 @@ -568,11 +572,11 @@ Intel 960 ファミリのアーキテクチャでのみ使われます。 リンクマップを標準出力に表示します。 リンクマップは、以下を含むリンクの情報を提供します: .RS 4 -.IP "\(bu" 4 +.IP "*" 4 オブジェクトファイルとシンボルが、メモリのどこにマップされるか。 -.IP "\(bu" 4 +.IP "*" 4 コモンシンボルがどのように割り当てられたか。 -.IP "\(bu" 4 +.IP "*" 4 リンクに含まれるすべてのアーカイブメンバ、および そのアーカイブメンバを取り込むきっかけとなったシンボル。 .RE @@ -594,8 +598,21 @@ Intel 960 ファミリのアーキテクチャでのみ使われます。 .PD テキストセクションとデータセクションを読み書き可能に設定します。 また、データセグメントのページアラインメントも行いません。 +共有ライブラリとのリンクもできなくなります。 出力形式が Unix 形式のマジックナンバをサポートしている場合、 出力に \f(CW\*(C`OMAGIC\*(C'\fR と印を付けます。 +注意: PE-COFF ターゲットに対して、書き込み可能なテキストセクションは +許されていますが、これは Microsoft が発行している形式仕様には +適合していません。 +.IP "\fB\-\-no\-omagic\fR" 4 +.IX Item "--no-omagic" +このオプションは、\fB\-N\fR オプションの持つ効果のほとんどを否定します。 +テキストセグメントを読み込み専用とし、データセグメントを強制的に +ページアラインメントします。 +このオプションは共有ライブラリとのリンクを +有効にしないことに注意して下さい。 +共有ライブラリとのリンクのためには、 +\&\fB\-Bdynamic\fR を使用して下さい。 .IP "\fB\-o\fR \fIoutput\fR" 4 .IX Item "-o output" .PD 0 @@ -630,8 +647,8 @@ Intel 960 ファミリのアーキテクチャでのみ使われます。 .IP "\fB\-r\fR" 4 .IX Item "-r" .PD 0 -.IP "\fB\-\-relocateable\fR" 4 -.IX Item "--relocateable" +.IP "\fB\-\-relocatable\fR" 4 +.IX Item "--relocatable" .PD 再配置可能な出力を生成します。 つまり、\fBld\fR への入力として利用できる出力ファイルを生成します。 @@ -732,10 +749,10 @@ Intel 960 ファミリのアーキテクチャでのみ使われます。 その他の場合は \fB\-r\fR を使用してください。 .IP "\fB\-\-unique[=\fR\fI\s-1SECTION\s0\fR\fB]\fR" 4 .IX Item "--unique[=SECTION]" -\&\fI\s-1SECTION\s0\fR に一致した入力セクション毎に、 +\&\fI\s-1SECTION\s0\fR に一致した入力セクションごとに、 個別の出力セクションを生成します。 オプションのワイルドカード \fI\s-1SECTION\s0\fR 引数がない場合は、 -親なし入力セクション毎に、個別の出力セクションを生成します。 +親なし入力セクションごとに、個別の出力セクションを生成します。 親なしセクションとは、リンカスクリプト中に 明示的に記述されていないセクションです。 このオプションは、コマンドライン上で複数回使用できます。 @@ -786,40 +803,73 @@ Intel 960 ファミリのアーキテクチャでのみ使われます。 このオプションは、Solaris との互換性のために存在します。 .IP "\fB\-z\fR \fIkeyword\fR" 4 .IX Item "-z keyword" -認識されるキーワードは、\f(CW\*(C`initfirst\*(C'\fR, -\&\f(CW\*(C`interpose\*(C'\fR, \f(CW\*(C`loadfltr\*(C'\fR, -\&\f(CW\*(C`nodefaultlib\*(C'\fR, \f(CW\*(C`nodelete\*(C'\fR, -\&\f(CW\*(C`nodlopen\*(C'\fR, \f(CW\*(C`nodump\*(C'\fR, -\&\f(CW\*(C`now\*(C'\fR, \f(CW\*(C`origin\*(C'\fR, -\&\f(CW\*(C`combreloc\*(C'\fR, \f(CW\*(C`nocombreloc\*(C'\fR, -\&\f(CW\*(C`nocopyreloc\*(C'\fR です。 +認識されるキーワードは次のとおりです。 +.RS 4 +.IP "\fBcombreloc\fR" 4 +.IX Item "combreloc" +複数の再配置セクションを結合し、動的シンボル検索キャッシュ処理を +可能にします。 +.IP "\fBdefs\fR" 4 +.IX Item "defs" +オブジェクトファイル中の未定義シンボルを許しません。 +共有ライブラリ中の未定義シンボルは許されます。 +.IP "\fBinitfirst\fR" 4 +.IX Item "initfirst" +このオプションは共有オブジェクトを構築しているときにのみ意味があります。 +オブジェクトに印を付け、そのオブジェクトの実行時初期化処理が、 +他のすべてのオブジェクトがプロセスに導入されるより前に、 +同時に生じるようにします。 +同様に、そのオブジェクトの実行時終了処理が、 +他のすべてのオブジェクトの実行時終了処理が終った後に +生じるようにします。 +.IP "\fBinterpose\fR" 4 +.IX Item "interpose" +シンボルテーブルが主実行形式以外のすべてのシンボルの前に挿入されるように、 +オブジェクトに印を付けます。 +.IP "\fBloadfltr\fR" 4 +.IX Item "loadfltr" +フィルタが実行時に直ちに処理されるように、オブジェクトに印を付けます。 +.IP "\fBmuldefs\fR" 4 +.IX Item "muldefs" +複数回の定義を許可します。 +.IP "\fBnocombreloc\fR" 4 +.IX Item "nocombreloc" +複数の再配置セクションの結合を無効にします。 +.IP "\fBnocopyreloc\fR" 4 +.IX Item "nocopyreloc" +再配置セクションの複製生成を無効にします。 +.IP "\fBnodefaultlib\fR" 4 +.IX Item "nodefaultlib" +依存関係検索の際に、デフォルトライブラリ検索パスを +無視するように、オブジェクトに印を付けます。 +.IP "\fBnodelete\fR" 4 +.IX Item "nodelete" +実行時にロード解除 (unload) されないように、 +オブジェクトに印を付けます。 +.IP "\fBnodlopen\fR" 4 +.IX Item "nodlopen" +\&\f(CW\*(C`dlopen\*(C'\fR が適用できなくなるように、 +オブジェクトに印を付けます。 +.IP "\fBnodump\fR" 4 +.IX Item "nodump" +\&\f(CW\*(C`dldump\*(C'\fR によりダンプできなくなるように、 +オブジェクトに印を付けます。 +.IP "\fBnow\fR" 4 +.IX Item "now" +実行可能ライブラリまたは共有ライブラリを生成するときに、 +関数が最初に呼び出されるまで関数呼び出し解決を遅らせるのではなく、 +プログラムの実行開始時または、 +共有ライブラリが dlopen を使いリンクする際に +すべてのシンボルを解決するように動的リンカに教えるために、 +ライブラリに印を付けます。 +.IP "\fBorigin\fR" 4 +.IX Item "origin" +\&\f(CW$ORIGIN\fR を含むかもしれないオブジェクトに印を付けます。 +.RE +.RS 4 +.Sp 他のキーワードは、Solaris との互換性のために無視されます。 -\&\f(CW\*(C`initfirst\*(C'\fR は、実行時にそのオブジェクトが -他のオブジェクトよりも先に初期化されるという印を付けます。 -\&\f(CW\*(C`interpose\*(C'\fR は、主実行形式以外のすべてのシンボルの前に、 -そのオブジェクトのシンボルテーブルを挿入するという印を付けます。 -\&\f(CW\*(C`loadfltr\*(C'\fR は、実行時にそのオブジェクトのフィルタが -直ちに実行されるという印を付けます。 -\&\f(CW\*(C`nodefaultlib\*(C'\fR は、このオブジェクトの依存関係を検索する際、 -デフォルトのライブラリ検索パスを無視するという印を付けます。 -\&\f(CW\*(C`nodelete\*(C'\fR は、そのオブジェクトが実行時に -アンロードされないという印を付けます。 -\&\f(CW\*(C`nodlopen\*(C'\fR は、そのオブジェクトに -\&\f(CW\*(C`dlopen\*(C'\fR を適用できないという印を付けます。 -\&\f(CW\*(C`nodump\*(C'\fR は、そのオブジェクトが -\&\f(CW\*(C`dldump\*(C'\fR によってダンプできないという印を付けます。 -\&\f(CW\*(C`now\*(C'\fR は、そのオブジェクトが -実行時遅延バインディングではないという印を付けます。 -\&\f(CW\*(C`origin\*(C'\fR は、そのオブジェクトが \f(CW$ORIGIN\fR を -含んでいるかもしれないという印を付けます。 -\&\f(CW\*(C`defs\*(C'\fR は、未定義シンボルを許可しません。 -\&\f(CW\*(C`muldefs\*(C'\fR は複数回の定義を許可します。 -\&\f(CW\*(C`combreloc\*(C'\fR は、複数の再配置可能セクションを結合し、 -ソートして、動的シンボル検索のキャッシュを可能にします。 -\&\f(CW\*(C`nocombreloc\*(C'\fR は、複数の再配置可能セクションの結合を -無効にします。 -\&\f(CW\*(C`nocopyreloc\*(C'\fR は、再配置可能セクションの複製の生成を -無効にします。 +.RE .IP "\fB\-(\fR \fIarchives\fR \fB\-)\fR" 4 .IX Item "-( archives -)" .PD 0 @@ -840,6 +890,35 @@ Intel 960 ファミリのアーキテクチャでのみ使われます。 このオプションを使用すると、パフォーマンスが大きく落ちます。 これを使うのは、2 つ以上のアーカイブ中で、参照の循環が避けられない 場合のみに使用するのがよいでしょう。 +.IP "\fB\-\-accept\-unknown\-input\-arch\fR" 4 +.IX Item "--accept-unknown-input-arch" +.PD 0 +.IP "\fB\-\-no\-accept\-unknown\-input\-arch\fR" 4 +.IX Item "--no-accept-unknown-input-arch" +.PD +リンカに対し、アーキテクチャを識別できない入力ファイルを +受け付けるように指示します。 +これは、ユーザが自分が何をしているかを理解していて、それでも +未知の入力ファイルをリンクしようとしている場合を想定しています。 +リリース 2.14 より前には、こちらの方がリンカのデフォルトの動作でした。 +リリース 2.14 以後、これらの入力ファイルが拒否されるようになり、 +かつての動作に戻すために、\fB\-\-accept\-unknown\-input\-arch\fR +オプションが追加されました。 +.IP "\fB\-\-as\-needed\fR" 4 +.IX Item "--as-needed" +.PD 0 +.IP "\fB\-\-no\-as\-needed\fR" 4 +.IX Item "--no-as-needed" +.PD +このオプションは、コマンド行で指定した動的ライブラリで +\&\fB\-\-as\-needed\fR オプションより後のものの +\&\s-1ELF\s0 \s-1DT_NEEDED\s0 タグに影響を与えます。 +通常、リンカは コマンドラインで指定した動的ライブラリそれぞれに対し +それらが実際に必要かどうかに無関係に \s-1DT_NEEDED\s0 タグを +追加します。 +\&\fB\-\-as\-needed\fR により、通常オブジェクトから何らかの参照を +満たすライブラリにのみ \s-1DT_NEEDED\s0 タグを付けるようになります。 +\&\fB\-\-no\-as\-needed\fR によりデフォルトの動作に戻ります。 .IP "\fB\-assert\fR \fIkeyword\fR" 4 .IX Item "-assert keyword" このオプションは、SunOS との互換性のために無視されます。 @@ -865,7 +944,7 @@ Intel 960 ファミリのアーキテクチャでのみ使われます。 \&\f(CW\*(C`DF_1_GROUP\*(C'\fR フラグを設定します。 これによって、動的リンカがこのオブジェクトとその依存関係の検索を グループ内でのみ実行するようになります。 -\&\fB\-\-no\-undefined\fR が暗黙に指定されます。 +\&\fB\-\-no\-unresolved-symbols=report-all\fR が暗黙に指定されます。 このオプションは、共有ライブラリをサポートする \&\s-1ELF\s0 プラットホーム上でのみ意味を持ちます。 .IP "\fB\-Bstatic\fR" 4 @@ -884,6 +963,8 @@ Intel 960 ファミリのアーキテクチャでのみ使われます。 このオプションに異なる形式があるのは、様々なシステムとの互換性のためです。 このオプションは、コマンドライン上で何度でも使用することができます。 これは後に続く \fB\-l\fR オプションのライブラリ検索に影響します。 +このオプションは \fB\-\-unresolved\-symbols=report\-all\fR も +暗黙のうちに含みます。 .IP "\fB\-Bsymbolic\fR" 4 .IX Item "-Bsymbolic" 共有ライブラリを生成する際に、その共有ライブラリ中に定義があれば、 @@ -916,7 +997,7 @@ Intel 960 ファミリのアーキテクチャでのみ使われます。 テーブル形式は、意図的に簡単にしているので、 必要な場合はスクリプトで簡単に処理することができます。 シンボルは、名前でソートされて出力されます。 -それぞれのシンボル毎に、ファイル名がリストされます。 +それぞれのシンボルごとに、ファイル名がリストされます。 シンボルが定義されている場合は、リストの最初のファイルに その定義が含まれています。 残りのファイルは、そのシンボルへの参照を含んでいます。 @@ -1038,9 +1119,10 @@ Intel 960 ファミリのアーキテクチャでのみ使われます。 .IP "\fB\-z defs\fR" 4 .IX Item "-z defs" .PD -通常、非シンボル的共有ライブラリを作成する場合、 -未定義シンボルはそのまま置いておかれ、実行時ローダによって解決されます。 -これらのオプションは、そのような未定義シンボルを許しません。 +通常オブジェクトファイルからの未解決シンボルの参照を報告します。 +非シンボル共有ライブラリを生成している場合にもこの報告がなされます。 +リンクされている共有ライブラリにおける未解決参照の報告動作の +制御は、スイッチ \fB\-\-[no\-]allow\-shlib\-undefined\fR です。 .IP "\fB\-\-allow\-multiple\-definition\fR" 4 .IX Item "--allow-multiple-definition" .PD 0 @@ -1051,19 +1133,31 @@ Intel 960 ファミリのアーキテクチャでのみ使われます。 これらのオプションは複数回の定義を許し、最初の定義を使用するようになります。 .IP "\fB\-\-allow\-shlib\-undefined\fR" 4 .IX Item "--allow-shlib-undefined" -\&\-\-no\-undefined が設定されていても、共有オブジェクト中の -未定義シンボルを許可します。 -この実際の結果は、通常のオブジェクト中の未定義シンボルはエラーを -引き起こしますが、共有オブジェクト中の未定義シンボルは無視されます。 -no_undefined の実装は、未定義シンボルによって動的リンカが -詰まってしまうことを想定しています。 -しかし、共有ライブラリに未定義シンボルが含まれてるのが正常である -システムが、少なくとも 1 つ (BeOS) あります。 -このシステムでは、現在のアーキテクチャに最も適切な関数を選択するよう、 -ロード時にカーネルがパッチを当てます。 -つまり、最も適切な memset 関数を動的に選択するのです。 -どうやら \s-1HPPA\s0 共有ライブラリに未定義シンボルが含まれるのも -普通のことのようです。 +.PD 0 +.IP "\fB\-\-no\-allow\-shlib\-undefined\fR" 4 +.IX Item "--no-allow-shlib-undefined" +.PD +共有ライブラリ中の未定義シンボルを許可 (デフォルト) もしくは +不許可にします。 +このスイッチは、未定義シンボルが通常オブジェクトファイルではなく +共有ライブラリに存在する場合の挙動を決定するところを除けば +\&\fB\-\-no\-undefined\fR と同様です。 +このスイッチは、通常オブジェクトファイルに置ける未定義シンボルの +扱いには影響しません。 +.Sp +デフォルトが \fB\-\-allow\-shlib\-undefined\fR となっている理由は、 +シンボルが実際にはロード時に解決可能となる場合があり、 +リンク時に指定されている共有ライブラリが実行時の共有ライブラリと +同じものとは限らないということにあります。 +それに加えて、(BeOS のように) 共有ライブラリ中の未定義シンボルが +正常であるシステムの存在があります +(カーネルは未定義シンボルを含む +共有ライブラリにロード時にパッチを当て、現在のアーキテクチャで +最適な関数を選択します。 +これは例えば適切な memset 関数を +動的に選択するといったことです)。 +\&\s-1HPPA\s0 の共有ライブラリもまた、未定義シンボルを持つことは +正常なのは明らかです。 .IP "\fB\-\-no\-undefined\-version\fR" 4 .IX Item "--no-undefined-version" 通常は、シンボルが未定義バージョンを持つ場合、リンカはこれを無視します。 @@ -1109,6 +1203,20 @@ no_undefined の実装は、未定義シンボルによって動的リンカが (\fBobjdump \-i\fR を用いて、利用可能なバイナリ形式をリストできます)。 スクリプトコマンド \f(CW\*(C`OUTPUT_FORMAT\*(C'\fR でも、出力形式を 指定することができますが、このオプションによって上書きされます。 +.IP "\fB\-pie\fR" 4 +.IX Item "-pie" +.PD 0 +.IP "\fB\-\-pic\-executable\fR" 4 +.IX Item "--pic-executable" +.PD +位置独立実行形式を生成します。 +現在のところ、これは \s-1ELF\s0 +プラットフォームでのみサポートされています。 +位置独立実行形式は、共有ライブラリと同様に、 +\s-1OS\s0 が選択した仮想アドレス (呼び出しごとに異なる) に +動的リンカにより再配置されます。 +動的リンクされた通常の実行形式のように、位置独立実行形式は実行可能ですが、 +実行形式中で定義されるシンボルは共有ライブラリにより上書きできません。 .IP "\fB\-qmagic\fR" 4 .IX Item "-qmagic" このオプションは、Linux 互換性のために無視されます。 @@ -1137,7 +1245,7 @@ no_undefined の実装は、未定義シンボルによって動的リンカが .IX Item "--retain-symbols-file filename" ファイル \fIfilename\fR 中にリストされたシンボルのみを残し、 他のシンボルをすべて破棄します。 -\&\fIfilename\fR は、1 行毎に 1 つのシンボル名が書いてある +\&\fIfilename\fR は、1 行ごとに 1 つのシンボル名が書いてある 単なる平坦なファイルです。 このオプションは特に、実行時のメモリを節約するために、 1 つの大きい大域的なシンボルテーブルが徐々に増えていく @@ -1312,12 +1420,45 @@ SunOS 上では、\fB\-e\fR オプションが使用されておらず、リンク時に .IP "\fB\-Ttext\fR \fIorg\fR" 4 .IX Item "-Ttext org" .PD -\&\fIorg\fR を、出力ファイル中の \f(CW\*(C`bss\*(C'\fR、 -\&\f(CW\*(C`data\*(C'\fR、 \f(CW\*(C`text\*(C'\fR セグメントの -\&\-\-\- それぞれ \-\-\- の開始アドレスとします。 -\&\fIorg\fR は、単独の 16 進数でなければなりません。 -他のリンカとの互換性のために、16 進数の先頭に通常つける \fB0x\fR を -省略することができます。 +\&\-\-section\-start と同じです。 +それぞれ \f(CW\*(C`.bss\*(C'\fR, +\&\f(CW\*(C`.data\*(C'\fR, +\&\f(CW\*(C`.text\*(C'\fR を \fIsectionname\fR とします。 +.IP "\fB\-\-unresolved\-symbols=\fR\fImethod\fR" 4 +.IX Item "--unresolved-symbols=method" +未解決のシンボルをどのように扱うかを決定します。 +\&\fBmethod\fR が取り得る値は 4 種類あります。 +.RS 4 +.IP "\fBignore-all\fR" 4 +.IX Item "ignore-all" +未解決シンボルを一切報告しません。 +.IP "\fBreport-all\fR" 4 +.IX Item "report-all" +未解決シンボルのすべてを報告します。 +これがデフォルトです。 +.IP "\fBignore-in-object-files\fR" 4 +.IX Item "ignore-in-object-files" +共有ライブラリが含む未解決シンボルを報告しますが、 +通常オブジェクトファイルに由来する場合は無視します。 +.IP "\fBignore-in-shared-libs\fR" 4 +.IX Item "ignore-in-shared-libs" +通常オブジェクトファイルに由来する未解決シンボルを報告しますが、 +共有ライブラリに由来する場合は無視します。 +動的バイナリを生成する場合に有益な場合があり、その場合、 +動的バイナリが参照すべき共有ライブラリすべてをリンカのコマンド行に +含めておく必要があることが知られています。 +.RE +.RS 4 +.Sp +共有ライブラリそれ自身に対する動作は +\&\fB\-\-[no\-]allow\-shlib\-undefined\fR オプションを +使うことでもまた制御できます。 +.Sp +通常、リンカは、 +未解決シンボルの報告それぞれにたいしてエラーメッセージを生成しますが、 +オプション \fB\-\-warn\-unresolved\-symbols\fR により、 +エラーを警告に変更することができます。 +.RE .IP "\fB\-\-dll\-verbose\fR" 4 .IX Item "--dll-verbose" .PD 0 @@ -1449,7 +1590,7 @@ Unix のリンカは、このちょっといい加減な慣習を許していますが、 このオプションを指定すると、このようなケースが起きた時に警告を出します。 .IP "\fB\-\-warn\-once\fR" 4 .IX Item "--warn-once" -それぞれの未定義シンボルに対して、それを参照しているモジュール毎に +それぞれの未定義シンボルに対して、それを参照しているモジュールごとに 警告を出すのではなく、ただ 1 度だけ警告を出します。 .IP "\fB\-\-warn\-section\-align\fR" 4 .IX Item "--warn-section-align" @@ -1459,6 +1600,15 @@ Unix のリンカは、このちょっといい加減な慣習を許していますが、 アドレスが変更されるのは、それが明示的に指定されなかった場合だけです。 すなわち、\f(CW\*(C`SECTIONS\*(C'\fR コマンドが、そのセクションの 開始アドレスを指定しなかった場合です。 +.IP "\fB\-\-warn\-unresolved\-symbols\fR" 4 +.IX Item "--warn-unresolved-symbols" +リンカが未解決シンボルを報告しようとするとき (オプション +\&\fB\-\-unresolved\-symbols\fR を参照)、普通はエラーを生成します。 +このオプションは、エラーの代わりに警告を生成します。 +.IP "\fB\-\-error\-unresolved\-symbols\fR" 4 +.IX Item "--error-unresolved-symbols" +これはリンカのデフォルトの動作で、未解決シンボルを報告しようと +するときエラーを生成します。 .IP "\fB\-\-whole\-archive\fR" 4 .IX Item "--whole-archive" コマンドライン上で \fB\-\-whole\-archive\fR オプションの後に @@ -1494,9 +1644,9 @@ Unix のリンカは、このちょっといい加減な慣習を許していますが、 .Sp .Vb 6 \& void * -\& __wrap_malloc (int c) +\& __wrap_malloc (size_t c) \& { -\& printf ("malloc called with %ld\en", c); +\& printf ("malloc called with %zd\en", c); \& return __real_malloc (c); \& } .Ve @@ -1548,16 +1698,21 @@ i386 \s-1PE\s0 ターゲットに固有のコマンドラインオプションを .IX Item "--add-stdcall-alias" このオプションが指定された場合、stdcall サフィックス (@\fInn\fR) を持つ シンボルを、そのままサフィックスを取ってエクスポートします。 +[このオプションは i386 \s-1PE\s0 ターゲット用移植版リンカに +特有のものです] .IP "\fB\-\-base\-file\fR \fIfile\fR" 4 .IX Item "--base-file file" \&\fIdlltool\fR を使用して DLL を生成するのに必要なすべての再配置情報の ベースアドレスをセーブするファイル名を \fIfile\fR とします。 +[このオプションは i386 \s-1PE\s0 特有です] .IP "\fB\-\-dll\fR" 4 .IX Item "--dll" 通常の実行形式の代わりに \s-1DLL\s0 を生成します。 \&\fB\-shared\fR を使用することもできますし、指定した \&\f(CW\*(C`.def\*(C'\fR ファイル中で \f(CW\*(C`LIBRARY\*(C'\fR を 使用することもできます。 +[このオプションは i386 \s-1PE\s0 ターゲット用移植版リンカに +特有のものです] .IP "\fB\-\-enable\-stdcall\-fixup\fR" 4 .IX Item "--enable-stdcall-fixup" .PD 0 @@ -1579,6 +1734,8 @@ i386 \s-1PE\s0 ターゲットに固有のコマンドラインオプションを 完全に有効化され、警告は出力されません。 \&\fB\-\-disable\-stdcall\-fixup\fR を指定した場合、この機能は 無効化され、そのような不一致はエラーとみなされます。 +[このオプションは i386 \s-1PE\s0 ターゲット用移植版リンカに +特有のものです] .IP "\fB\-\-export\-all\-symbols\fR" 4 .IX Item "--export-all-symbols" このオプションが指定されると、\s-1DLL\s0 を構築するのに使われる @@ -1611,10 +1768,14 @@ i386 \s-1PE\s0 ターゲットに固有のコマンドラインオプションを \&\f(CW\*(C`cygwin_attach_dll\*(C'\fR, \f(CW\*(C`cygwin_premain0\*(C'\fR, \&\f(CW\*(C`cygwin_premain1\*(C'\fR, \f(CW\*(C`cygwin_premain2\*(C'\fR, \&\f(CW\*(C`cygwin_premain3\*(C'\fR そして \f(CW\*(C`environ\*(C'\fR です。 +[このオプションは i386 \s-1PE\s0 ターゲット用移植版リンカに +特有のものです] .IP "\fB\-\-exclude\-symbols\fR \fIsymbol\fR\fB,\fR\fIsymbol\fR\fB,...\fR" 4 .IX Item "--exclude-symbols symbol,symbol,..." 自動的にエクスポートすべきではないシンボルのリストを指定します。 それらのシンボル名は、コンマもしくはコロンで区切られます。 +[このオプションは i386 \s-1PE\s0 ターゲット用移植版リンカに +特有のものです] .IP "\fB\-\-exclude\-libs\fR \fIlib\fR\fB,\fR\fIlib\fR\fB,...\fR" 4 .IX Item "--exclude-libs lib,lib,..." シンボルを自動的にエクスポートしないアーカイブライブラリのリストを指定します。 @@ -1623,12 +1784,16 @@ i386 \s-1PE\s0 ターゲットに固有のコマンドラインオプションを 自動エクスポートのすべてのアーカイブライブラリからシンボルを除去します。 明示的に .def ファイルにリストされたシンボルは、本オプションにかかわらず、 依然としてエクスポートされます。 +[このオプションは i386 \s-1PE\s0 ターゲット用移植版リンカに +特有のものです] .IP "\fB\-\-file\-alignment\fR" 4 .IX Item "--file-alignment" ファイルのアラインメントを指定します。 ファイル中のセクションは、常にこの倍数のファイルオフセットから 始まります。 デフォルトは 512 です。 +[このオプションは i386 \s-1PE\s0 ターゲット用移植版リンカに +特有のものです] .IP "\fB\-\-heap\fR \fIreserve\fR" 4 .IX Item "--heap reserve" .PD 0 @@ -1638,6 +1803,8 @@ i386 \s-1PE\s0 ターゲットに固有のコマンドラインオプションを このプログラムのヒープ領域に使うために予約する (オプションでコミットする) メモリ量を指定します。 デフォルトでは 1Mb が予約され、4K がコミットされます。 +[このオプションは i386 \s-1PE\s0 ターゲット用移植版リンカに +特有のものです] .IP "\fB\-\-image\-base\fR \fIvalue\fR" 4 .IX Item "--image-base value" プログラムもしくは DLL のベースアドレスとして、\fIvalue\fR を使用します。 @@ -1646,34 +1813,50 @@ i386 \s-1PE\s0 ターゲットに固有のコマンドラインオプションを 再配置する必要性を軽減し、DLL の性能を向上させるため、各 DLL は 一意なベースアドレスを持ち、他の DLL と重ならないようにすべきです。 デフォルトでは、実行形式は 0x400000 で、DLL は 0x10000000 です。 +[このオプションは i386 \s-1PE\s0 ターゲット用移植版リンカに +特有のものです] .IP "\fB\-\-kill\-at\fR" 4 .IX Item "--kill-at" このオプションが指定されると、stdcall のサフィックス (@\fInn\fR) は、 エクスポートされる前にシンボルから取り除かれます。 +[このオプションは i386 \s-1PE\s0 ターゲット用移植版リンカに +特有のものです] .IP "\fB\-\-major\-image\-version\fR \fIvalue\fR" 4 .IX Item "--major-image-version value" 「イメージバージョン」のメジャーナンバを設定します。 デフォルトは 1 です。 +[このオプションは i386 \s-1PE\s0 ターゲット用移植版リンカに +特有のものです] .IP "\fB\-\-major\-os\-version\fR \fIvalue\fR" 4 .IX Item "--major-os-version value" 「OS バージョン」のメジャーナンバを設定します。 デフォルトは 4 です。 +[このオプションは i386 \s-1PE\s0 ターゲット用移植版リンカに +特有のものです] .IP "\fB\-\-major\-subsystem\-version\fR \fIvalue\fR" 4 .IX Item "--major-subsystem-version value" 「サブシステムバージョン」のメジャーナンバを設定します。 デフォルトは 4 です。 +[このオプションは i386 \s-1PE\s0 ターゲット用移植版リンカに +特有のものです] .IP "\fB\-\-minor\-image\-version\fR \fIvalue\fR" 4 .IX Item "--minor-image-version value" 「イメージバージョン」のマイナナンバを設定します。 デフォルトは 0 です。 +[このオプションは i386 \s-1PE\s0 ターゲット用移植版リンカに +特有のものです] .IP "\fB\-\-minor\-os\-version\fR \fIvalue\fR" 4 .IX Item "--minor-os-version value" 「OS バージョン」のマイナナンバを設定します。 デフォルトは 0 です。 +[このオプションは i386 \s-1PE\s0 ターゲット用移植版リンカに +特有のものです] .IP "\fB\-\-minor\-subsystem\-version\fR \fIvalue\fR" 4 .IX Item "--minor-subsystem-version value" 「サブシステムバージョン」のマイナナンバを設定します。 デフォルトは 0 です。 +[このオプションは i386 \s-1PE\s0 ターゲット用移植版リンカに +特有のものです] .IP "\fB\-\-output\-def\fR \fIfile\fR" 4 .IX Item "--output-def file" リンカは、生成する \s-1DLL\s0 に対応した \s-1DEF\s0 ファイルを含む @@ -1682,6 +1865,8 @@ i386 \s-1PE\s0 ターゲットに固有のコマンドラインオプションを \&\f(CW\*(C`dlltool\*(C'\fR を使ってインポートライブラリの作成に 使用されたり、自動的にもしくは暗黙にエクスポートされるシンボルへの 参照として使用されたりします。 +[このオプションは i386 \s-1PE\s0 ターゲット用移植版リンカに +特有のものです] .IP "\fB\-\-out\-implib\fR \fIfile\fR" 4 .IX Item "--out-implib file" リンカは、生成する \s-1DLL\s0 に対応したインポートライブラリを含む @@ -1691,6 +1876,8 @@ i386 \s-1PE\s0 ターゲットに固有のコマンドラインオプションを 生成された \s-1DLL\s0 をクライアントにリンクするのに使われます。 この動作によって、別に行う \f(CW\*(C`dlltool\*(C'\fR の インポートライブラリ作成ステップを飛ばすことができます。 +[このオプションは i386 \s-1PE\s0 ターゲット用移植版リンカに +特有のものです] .IP "\fB\-\-enable\-auto\-image\-base\fR" 4 .IX Item "--enable-auto-image-base" \&\f(CW\*(C`\-\-image\-base\*(C'\fR 引数によって指定されなかった DLL の @@ -1698,11 +1885,15 @@ i386 \s-1PE\s0 ターゲットに固有のコマンドラインオプションを DLL 名から生成されるハッシュ値を使うことにより、各 \s-1DLL\s0 に対して 一意のイメージベースが作成され、プログラムの実行を遅延させる メモリ内での衝突と再配置を回避することができます。 +[このオプションは i386 \s-1PE\s0 ターゲット用移植版リンカに +特有のものです] .IP "\fB\-\-disable\-auto\-image\-base\fR" 4 .IX Item "--disable-auto-image-base" 一意なイメージベースを自動的に作成しません。 ユーザから指定されたイメージベース (\f(CW\*(C`\-\-image\-base\*(C'\fR) が ない場合、プラットフォームのデフォルトを使用します。 +[このオプションは i386 \s-1PE\s0 ターゲット用移植版リンカに +特有のものです] .IP "\fB\-\-dll\-search\-prefix\fR \fIstring\fR" 4 .IX Item "--dll-search-prefix string" インポートライブラリを使わずに DLL を動的にリンクする際に、 @@ -1712,13 +1903,20 @@ DLL 名から生成されるハッシュ値を使うことにより、各 \s-1DLL\s0 に対して native, cygwin, uwin, pw などの DLL を、容易に区別することができます。 例えば、一般的に Cygwin の DLL は、 \&\f(CW\*(C`\-\-dll\-search\-prefix=cyg\*(C'\fR を使用します。 +[このオプションは i386 \s-1PE\s0 ターゲット用移植版リンカに +特有のものです] .IP "\fB\-\-enable\-auto\-import\fR" 4 .IX Item "--enable-auto-import" DLL からインポートするデータに対して、\f(CW\*(C`_symbol\*(C'\fR を \&\f(CW\*(C`_\|_imp_\|_symbol\*(C'\fR へと手の込んだリンクをし、 -それらの \s-1DATA\s0 をエクスポートする DLL の構築に際して、 +それらの \s-1DATA\s0 エクスポートを持つインポートライブラリの +構築に際して、 必要に応じてサンク (thunk) したシンボルを作成します。 -一般的にこれは、単にうまくいきます。 +注意: 'auto\-import' 拡張機能の使用はイメージファイルの +テキストセクションを書き込み可能にしてしまいます。 +これは Microsoft が発行している PE-COFF 形式仕様に適合しません。 +.Sp +一般的に、\&'auto\-import' の使用は、単にうまくいきます。 \&\*(-- しかし、以下のようなメッセージが出ることがあります。 .Sp "variable '<var>' can't be auto\-imported. Please read the @@ -1738,7 +1936,13 @@ documentation for ld's \f(CW\*(C`\-\-enable\-auto\-import\*(C'\fR for details." エクスポートされた変数のデータタイプが何であろうと、 この問題を解消する方法がいくつかあります。 .Sp -最初の解決策は、定数の 1 つを強制的に変数としてしまうことです。 +1 つの方法は、\-\-enable\-runtime\-pseudo\-reloc スイッチを +使用することです。 +これは実行環境のクライアントコードに参照の調整という仕事を +残してしまうことになるので、この方法が使えるのは、 +実行環境がこの機能をサポートしている場合に限られます。 +.Sp +2 番目の解決策は、定数の 1 つを強制的に変数としてしまうことです。 \&\*(-- つまり、コンパイル時に不明で最適化不可とすることです。 配列に対しては、2 つの方法が考えられます。 a) インデックスされる側 (配列のアドレス) を変数とします。 @@ -1777,7 +1981,7 @@ a) インデックスされる側 (配列のアドレス) を変数とします。 \& { volatile long long * local_ll=&extern_ll; *local_ll } .Ve .Sp -この問題を扱う 2 番目の方法は、目障りなシンボルを「自動インポート」するのを +この問題を扱う 3 番目の方法は、目障りなシンボルを「自動インポート」するのを 止めて、\f(CW\*(C`_\|_declspec(dllimport)\*(C'\fR と印を付けることです。 しかし実際にこれをするには、コンパイル時に #define を使い、 \&\s-1DLL\s0 を構築しようとしているのか、もしくは \s-1DLL\s0 とリンクする @@ -1831,23 +2035,48 @@ a) インデックスされる側 (配列のアドレス) を変数とします。 \& } .Ve .Sp -この問題を回避する 3 番目の方法は、目障りな変数に対するアクセスを、 +この問題を回避する 4 番目の方法は、目障りな変数に対するアクセスを、 データを直接使うインタフェースではなく、関数のインタフェースを使うよう ライブラリを書き換えることです (例えば \fIset_foo()\fR と \fIget_foo()\fR アクセス関数を使います)。 +[このオプションは i386 \s-1PE\s0 ターゲット用移植版リンカに +特有のものです] .IP "\fB\-\-disable\-auto\-import\fR" 4 .IX Item "--disable-auto-import" DLL からインポートしたデータに対して、\f(CW\*(C`_symbol\*(C'\fR を \&\f(CW\*(C`_\|_imp_\|_symbol\*(C'\fR へと、手の込んだリンクを しないようにします。 +[このオプションは i386 \s-1PE\s0 ターゲット用移植版リンカに +特有のものです] +.IP "\fB\-\-enable\-runtime\-pseudo\-reloc\fR" 4 +.IX Item "--enable-runtime-pseudo-reloc" +コードが \-\-enable\-auto\-import セクションで記述した表現を含む場合、 +すなわち、 \s-1DATA\s0 が \s-1DLL\s0 から非ゼロオフセットを付けて +インポートしている場合、このスイッチは '実行時疑似再配置 +(runtime pseudo relocation)' ベクタを生成します。 +このベクタは実行環境がクライアントコードの中でそれらデータの参照を +調整するために使用することができます。 +[このオプションは i386 \s-1PE\s0 ターゲット用移植版リンカに +特有のものです] +.IP "\fB\-\-disable\-runtime\-pseudo\-reloc\fR" 4 +.IX Item "--disable-runtime-pseudo-reloc" +DLL からの、非ゼロオフセットの \s-1DATA\s0 インポートに対する +疑似再配置情報を生成しないようにします。 +これはデフォルトです。 +[このオプションは i386 \s-1PE\s0 ターゲット用移植版リンカに +特有のものです] .IP "\fB\-\-enable\-extra\-pe\-debug\fR" 4 .IX Item "--enable-extra-pe-debug" 自動インポートしたシンボルのサンクに関して、付加的なデバッグ情報を示します。 +[このオプションは i386 \s-1PE\s0 ターゲット用移植版リンカに +特有のものです] .IP "\fB\-\-section\-alignment\fR" 4 .IX Item "--section-alignment" セクションのアラインメントを設定します。 メモリ中のセクションは、常にこの倍数のアドレスから始まります。 デフォルトは 0x1000 です。 +[このオプションは i386 \s-1PE\s0 ターゲット用移植版リンカに +特有のものです] .IP "\fB\-\-stack\fR \fIreserve\fR" 4 .IX Item "--stack reserve" .PD 0 @@ -1857,6 +2086,8 @@ DLL からインポートしたデータに対して、\f(CW\*(C`_symbol\*(C'\fR を プログラムのスタックに使うために予約する (オプションでコミットする) メモリ量を指定します。 デフォルトでは 2Mb が予約され、4K がコミットされます。 +[このオプションは i386 \s-1PE\s0 ターゲット用移植版リンカに +特有のものです] .IP "\fB\-\-subsystem\fR \fIwhich\fR" 4 .IX Item "--subsystem which" .PD 0 @@ -1870,10 +2101,12 @@ DLL からインポートしたデータに対して、\f(CW\*(C`_symbol\*(C'\fR を \&\f(CW\*(C`windows\*(C'\fR, \f(CW\*(C`console\*(C'\fR そして \&\f(CW\*(C`posix\*(C'\fR です。 オプションで、サブシステムのバージョンも指定することもできます。 +[このオプションは i386 \s-1PE\s0 ターゲット用移植版リンカに +特有のものです] .SH "環境変数" .IX Header "環境変数" -環境変数 \f(CW\*(C`GNUTARGET\*(C'\fR, \f(CW\*(C`LDEMULATION\*(C'\fR -そして \f(CW\*(C`COLLECT_NO_DEMANGLE\*(C'\fR を用いて、\fBld\fR の +環境変数 \f(CW\*(C`GNUTARGET\*(C'\fR, \f(CW\*(C`LDEMULATION\*(C'\fR, +\&\f(CW\*(C`COLLECT_NO_DEMANGLE\*(C'\fR を用いて、\fBld\fR の 動作を変更することができます。 .PP \&\f(CW\*(C`GNUTARGET\*(C'\fR は、\fB\-b\fR @@ -1915,7 +2148,8 @@ DLL からインポートしたデータに対して、\f(CW\*(C`_symbol\*(C'\fR を \&\fIreadelf\fR\|(1) そして Info の \fIbinutils\fR と \fIld\fR 項。 .SH "COPYRIGHT" .IX Header "COPYRIGHT" -Copyright (c) 1991, 92, 93, 94, 95, 96, 97, 98, 99, 2000, 2001 Free Software Foundation, Inc. +Copyright (c) 1991, 92, 93, 94, 95, 96, 97, 98, 99, 2000, 2001, +2002, 2003, 2004 Free Software Foundation, Inc. .PP Permission is granted to copy, distribute and/or modify this document under the terms of the \s-1GNU\s0 Free Documentation License, Version 1.1 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/ls.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/ls.1 index 076fab1a26..0d2099a8a6 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/ls.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/ls.1 @@ -29,10 +29,10 @@ .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)ls.1 8.7 (Berkeley) 7/29/94 -.\" %FreeBSD: src/bin/ls/ls.1,v 1.79 2004/04/06 20:06:47 markm Exp % +.\" %FreeBSD: src/bin/ls/ls.1,v 1.82 2004/07/02 21:04:18 ru Exp % .\" .\" $FreeBSD$ -.Dd March 21, 2004 +.Dd May 2, 2004 .Dt LS 1 .Os .Sh 名称 @@ -47,14 +47,16 @@ は .Ar file で指定されたファイル名およびオプションの指定にしたがって、 -ファイルに関する各種の情報を表示します。なお、 +ファイルに関する各種の情報を表示します。 +なお、 .Ar file としてディレクトリが指定された場合は、そのディレクトリ配下のファイル に関する情報を表示します。 .Pp .Ar file が指定されなかった場合は、カレントディレクトリのファイルを表示します。 -表示はファイル名のアルファベット順にソートされます。ただし、 +表示はファイル名のアルファベット順にソートされます。 +ただし、 .Ar file としてディレクトリファイルとそれ以外のファイルを混在して指定した 場合は、ディレクトリ以外のファイルが先に表示され、その後 @@ -65,9 +67,9 @@ .It Fl A .Pa \&. と -.Pa \&.. -を除く全てのエントリを表示します。スーパユーザの場合は、通常 -このオプションがセットされています。 +.Pa .. +を除く全てのエントリを表示します。 +スーパユーザの場合は、通常このオプションがセットされています。 .It Fl B ファイル名中の非印字可能文字 ( .Xr ctype 3 @@ -77,8 +79,8 @@ .Va xxx は文字の数値であり 8 進数です。 .It Fl C -マルチカラム形式で出力します。端末への出力の場合は、 -これがデフォルトになります。 +マルチカラム形式で出力します。 +端末への出力の場合は、これがデフォルトになります。 .It Fl F それぞれのパス名の最後に、ディレクトリならばスラッシュ .Pq Ql / @@ -88,6 +90,8 @@ .Pq Ql @ 、ソケットファイルならば等号 .Pq Ql = +、ホワイトアウトならばパーセント文字 +.Pq Ql % 、 .Tn FIFO ならば縦棒 @@ -245,14 +249,14 @@ .Fl C , .Fl x , .Fl l -オプションは、互いに他を上書きします。最後に指定されたオプションが有効と -なります。 +オプションは、互いに他を上書きします。 +最後に指定されたオプションが有効となります。 .Pp .Fl c と .Fl u -オプションは、互いに他を上書きします。最後に指定されたオプションが有効と -なります。 +オプションは、互いに他を上書きします。 +最後に指定されたオプションが有効となります。 .Pp .Fl B , .Fl b , @@ -343,13 +347,15 @@ ID 番号で表示されます。 .It もし .Sy r -ならば読みだし可能。もし +ならば読みだし可能。 +もし .Sy \- ならば読みだし不能。 .It もし .Sy w -ならば書き込み可能。もし +ならば書き込み可能。 +もし .Sy \- ならば書き込み不能。 .It @@ -377,18 +383,17 @@ ID 番号で表示されます。 .Bl -tag -width 4n -offset indent .It Sy T スティッキビットがセットされている (モード -.Li 1000 ) が、 -実行不能あるいは検索不能である場合 ( -.Xr chmod 1 +.Li 1000 ) +が、実行不能あるいは検索不能である場合 +.Pf ( Xr chmod 1 または .Xr sticky 8 参照)。 .It Sy t スティッキビットがセットされており (モード -.Li 1000 ) 、 -かつ、検索可能または実行可能である場合 -( -.Xr chmod 1 +.Li 1000 ) +、かつ、検索可能または実行可能である場合 +.Pf ( Xr chmod 1 または .Xr sticky 8 参照)。 @@ -408,7 +413,7 @@ ID 番号で表示されます。 .Nm の出力を大きさ順に並べる方法を示します ( .Nm -がこのコマンドの別オプションを必要としない理由をも示します)。 +がこの機能のために専用の別オプションを必要としない理由も示します)。 .Pp .Dl "ls -l | sort -n +4" .Pp @@ -463,7 +468,8 @@ ID 番号で表示されます。 変数は、カラー出力可能な端末を参照することが必要です。 そうなっていない場合、どのカラーシーケンスを使用すべきか決定できません。 .It Ev COLUMNS -ターミナルのカラム幅を指定します。マルチカラム表示の際、 +ターミナルのカラム幅を指定します。 +マルチカラム表示の際、 1 行あたりいくつのファイル名を表示できるかを算出するために参照されます ( .Fl C @@ -625,6 +631,3 @@ Draft\~17 から登場しました。 .Sh バグ 過去との互換性のために、多くのオプションの関係が複雑になっています。 -.Pp -.Nm -ユーティリティは、ファイル名に含まれるマルチバイト文字を認識しません。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/mail.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/mail.1 index 7c8056bcf1..92469aa77b 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/mail.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/mail.1 @@ -30,11 +30,11 @@ .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)mail.1 8.8 (Berkeley) 4/28/95 -.\" %FreeBSD: src/usr.bin/mail/mail.1,v 1.44 2004/03/09 01:20:24 mikeh Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.bin/mail/mail.1,v 1.45 2004/05/19 09:51:31 ru Exp % .\" .\" $FreeBSD$ .\" -.Dd April 28, 1995 +.Dd February 29, 2004 .Dt MAIL 1 .Os .Sh 名称 @@ -81,7 +81,8 @@ メールの配送の詳細がユーザのターミナルに表示されます。 .It Fl e メールボックス (デフォルトはシステムメールボックス) の中にファイルが -存在するかどうかをテストします。メールが存在する場合、 +存在するかどうかをテストします。 +メールが存在する場合、 終了ステータスとして 0 が返され、それ以外の場合は、1 が返されます。 .It Fl H ヘッダの要約のみを書き出します。 @@ -114,8 +115,8 @@ tty の割り込みシグナルを無視します。 を指定します ( .Fl s -フラグの後の最初の引数だけがサブジェクトとして使われます。空白を含む -サブジェクトは引用符で囲むように注意して下さい。) +フラグの後の最初の引数だけがサブジェクトとして使われます +空白を含むサブジェクトは引用符で囲むように注意して下さい)。 .It Fl c Ar cc-addr カーボンコピーを .Ar cc-addr @@ -128,7 +129,7 @@ tty の割り込みシグナルを無視します。 でリストされたユーザへ送ります。 .Ar bcc-addr 引数は、コンマで区切られた名前のリストとなります。 -.It Fl f +.It Fl f Op Ar mbox あなたの .Pa mbox (もしくは指定されたファイル) の内容を処理対象として読み込みます。 @@ -155,12 +156,14 @@ tty の割り込みシグナルを無視します。 .Pa /usr/share/misc/mail.rc , .Pa /usr/local/etc/mail.rc , .Pa /etc/mail.rc -をこの順番に実行します。ただし、 +をこの順番に実行します。 +ただし、 .Fl n オプションを使用して、実行しないよう明示的に指定された場合は例外です。 次に、ユーザの個人的なコマンドファイル .Pa ~/.mailrc -を実行します。その後 +を実行します。 +その後 .Nm ユーティリティはコマンドラインオプションを検査し、 新規メッセージを送るのか既存のメールボックスを読むのかを決定します。 @@ -263,8 +266,8 @@ tty の割り込みシグナルを無視します。 を参照) だけ右にシフトして返事のメッセージにコピーします。 他のエスケープはサブジェクトの設定や、メッセージの受取人の追加や削除を 行なったり、またメッセージを修正するためにエディタを起動したり、コマン -ドを実行するためにシェルを起動したりします。 -(下にこれらのオプションの要約があります。) +ドを実行するためにシェルを起動したりします +(下にこれらのオプションの要約があります)。 .Ss メールの処理セッションを終了する .Nm セッションは @@ -328,8 +331,8 @@ tty の割り込みシグナルを無視します。 .Dq Li "set askcc" は .Va askcc -機能を有効にします。 -(これらのオプションについては下にまとめてあります。) +機能を有効にします +(これらのオプションについては下にまとめてあります)。 .Sh 要約 ( .%T "Mail Reference Manual" @@ -337,8 +340,8 @@ tty の割り込みシグナルを無視します。 .Pp 各コマンドは行中に単独入力されるか、またコマンドの後に引数をとることも あります。 -コマンドは全て入力する必要はありません。途中まで入力されたも -のに最初にマッチしたコマンドが使われます。 +コマンドは全て入力する必要はありません。 +途中まで入力されたものに最初にマッチしたコマンドが使われます。 メッセージリストを引数として取るコマンドについては、メッセージリストが 与えられなければコマンドに要求されるものを満たす次のメッセージが使われ ます。 @@ -537,9 +540,8 @@ ignore list (無視リスト) に登録されているヘッダフィールドは メッセージのリストを引数として取り、そのリストに対してページャを起動し ます。 .It Ic next -.Pq Ic n -( -.Ic \&+ +.Ic ( n , +.Ic + や .Tn CR と同様) @@ -585,7 +587,7 @@ ignore list (無視リスト) に登録されているヘッダフィールドは .Ic reply と同様です。 .It Ic retain -.Em retained list +.Em "retained list" (保持リスト) にヘッダフィールドのリストを追加します。 メッセージを表示する時には、retain list に登録されているヘッダ フィールドのみがターミナルに表示されます。 @@ -720,7 +722,7 @@ ignore list (無視リスト) に登録されているヘッダフィールドは .Ic z コマンドによって次のウィンドウに進めることができます。 また、 -.Ic z- +.Ic z\- コマンドを使って前のウィンドウに戻ることもできます。 .El .Ss チルダ/エスケープ @@ -772,7 +774,7 @@ Sign= オプションから、署名の文字列を、メッセージに挿入します。 指定したオプションの値を、メッセージのテキストに挿入します。 .It Ic ~m Ar messages 指定されたメッセージを現在送ろうとしているメッセージの中に読み込み、タブか -.Ar indentprefix +.Va indentprefix に設定されている値でインデントします。 メッセージが指定されていない場合は現在のメッセージが読み込まれます。 現在無視されているメッセージヘッダ ( @@ -787,7 +789,7 @@ Sign= オプションから、署名の文字列を、メッセージに挿入します。 今までに修正したメッセージをメッセージヘッダフィールドと共に表示します。 .It Ic ~q 送ろうとしているメッセージを中断し、 -.Ic save +.Va save がセットされている場合はホームディレクトリの .Pa dead.letter にメッセージをセーブします。 @@ -860,7 +862,7 @@ Sign= オプションから、署名の文字列を、メッセージに挿入します。 オプションが設定されていない場合、 .Nm は、同名の環境変数を探します。 -利用可能なオプションには次のものがあります: +利用可能なオプションには次のものがあります。 .Bl -tag -width indent .It Va append メッセージを @@ -945,7 +947,6 @@ Sign= オプションから、署名の文字列を、メッセージに挿入します。 .Va nodot です。 .It Va escape -.It Va escape これが定義されていると、このオプションの最初のキャラクタがエスケープを 示すための .Ql ~ @@ -991,7 +992,7 @@ Sign= オプションから、署名の文字列を、メッセージに挿入します。 .Va noignore です。 .It Va ignoreeof -.Ar ignoreeof +.Va ignoreeof は .Va dot に関連するオプションであり、 @@ -999,7 +1000,7 @@ Sign= オプションから、署名の文字列を、メッセージに挿入します。 にメッセージの最後での .Aq Li control-D を無視させます。 -.Va ignoreeof +.Ar ignoreeof は .Nm のコマンドモード中でも有効となります。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/make.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/make.1 index d1fd0c5e88..40eccf56ab 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/make.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/make.1 @@ -30,14 +30,14 @@ .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)make.1 8.8 (Berkeley) 6/13/95 -.\" %FreeBSD: src/usr.bin/make/make.1,v 1.67 2004/04/12 18:00:54 ru Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.bin/make/make.1,v 1.78 2004/08/09 16:13:54 harti Exp % .\" .\" this file based on that translated to japanese on NetBSD Japanese Reference .\" Manual Project, and modefied to fit FreeBSD Reference Manual .\" by Mochida Shuji 1996/04/26 .\" $FreeBSD$ .\" -.Dd April 12, 2004 +.Dd August 4, 2004 .Dt MAKE 1 .Os .Sh 名称 @@ -65,7 +65,7 @@ その入力はファイルの生成とプログラムとの間の依存関係を指定する リストが記述されています。 カレントディレクトリまたは特別なオブジェクトディレクトリ -.Va ( .OBJDIR +.Pf ( Va .OBJDIR 参照) のどちらか一方において .Pa BSDmakefile , @@ -74,8 +74,8 @@ の最初に見つかった方から、この指定のリストが読み込まれます。 .Pa .depend というファイルが見つかれば、それも読み込みます -.Pq Xr mkdep 1 を参照 -。 +.Pf ( Xr mkdep 1 +を参照)。 .Pp 本マニュアルはリファレンスのためのみのドキュメントです。 .Nm @@ -115,8 +115,8 @@ makefile の読み取りや他のなにかをする前に、 には、以下のうち 1 つ以上を指定できます。 .Bl -tag -width Ds .It Ar A -すべてのデバッグ情報を出力します。他のフラグをすべて指定したことと -等価です。 +すべてのデバッグ情報を出力します。 +他のフラグをすべて指定したことと等価です。 .It Ar a アーカイブ検索とキャッシュに関する情報を表示します。 .It Ar c @@ -154,21 +154,24 @@ for ループの実行に関するデバッグ情報を表示します。 .Pa makefile と .Pa Makefile -のかわりに、読み込むファイルを指定します。もし +のかわりに、読み込むファイルを指定します。 +もし .Ar makefile が .Sq Fl -なら標準入力から読み込みます。複数のファイルが指定可能で、 -指定した順に読み込まれます。 +なら標準入力から読み込みます。 +複数のファイルが指定可能で、指定した順に読み込まれます。 .It Fl I Ar directory makefile と、インクルードされる makefile を検索するためのディレクトリを -指定します。システムで定義してある makefile のあるディレクトリ (または、 +指定します。 +システムで定義してある makefile のあるディレクトリ (または、 複数のディレクトリ; .Fl m オプションを参照) は自動的にリストに含まれ、検索されます。 .It Fl i -makefile から実行されたシェルコマンドが 0 でない終了ステータスを返し -ても無視します。makefile 中でコマンドの先頭に +makefile から実行されたシェルコマンドが 0 でない終了ステータスを +返しても無視します。 +makefile 中でコマンドの先頭に .Sq Ic \- を指定するのと同じです。 .It Fl j Ar max_jobs @@ -177,14 +180,16 @@ makefile から実行されたシェルコマンドが 0 でない終了ステータスを返し .Ar B フラグを指定しなければ、互換性モードはオフになります。 .It Fl k -エラーが発生しても処理を続行します。ただし、発生したエラーによって作成 -が不能になったターゲットに依存したターゲットに関しては処理が中断されます。 +エラーが発生しても処理を続行します。 +ただし、発生したエラーによって作成が不能になったターゲットに +依存したターゲットに関しては処理が中断されます。 .It Fl m Ar directory <...> 形式で読み込まれる .Pa sys.mk や makefile を検索するための -ディレクトリを指定します。複数のディレクトリを検索パスに加えることが -できます。このパスは、デフォルトのシステムインクルードパス +ディレクトリを指定します。 +複数のディレクトリを検索パスに加えることができます。 +このパスは、デフォルトのシステムインクルードパス .Pa /usr/share/mk を上書きします。 さらに、システムインクルードパスを "..." 形式のインクルードによって @@ -206,12 +211,13 @@ make が実行するであろうコマンド内容の表示のみを行い、実行はしません。 システムの makefile で定義された組み込みのルールを使用しません。 .It Fl S エラーが起きた時に処理を中止します。 -デフォルトの動作です。このオプションは -再帰的な構築の際に +デフォルトの動作です。 +このオプションは再帰的な構築の際に .Fl k オプションを打ち消すのに必要となります。 .It Fl s -実行するコマンドを表示しません。makefile のなかで、コマンドの先頭に +実行するコマンドを表示しません。 +makefile のなかで、コマンドの先頭に .Sq Ic @ を指定するのと同じです。 .It Fl t @@ -225,7 +231,8 @@ makefile で指定されたターゲットを作り直すのではなく、ターゲットを作成 .Ar variable の値を表示します。如何なるターゲットも生成しません。 このオプションで複数のインスタンスを指定することができます。 -変数は、各行毎に表示されます。未定義もしくは空の変数は、空行で +変数は、各行ごとに表示されます。 +未定義もしくは空の変数は、空行で 表現されます。 .It Fl v 特に冗長表示させます。 @@ -246,8 +253,8 @@ makefile には 7 種類の行があります: 依存関係記述、シェルコマンド、変数 .Pp 一般に、行は行末にバックスラッシュ .Pq Ql \e -を置くことにより次行へ継続させることがで -きます。この場合、バックスラッシュ直後の改行と、次の行の先頭の +を置くことにより次行へ継続させることができます。 +この場合、バックスラッシュ直後の改行と、次の行の先頭の 空白部分は 1 つの空白に置き換えられます。 .Sh ファイル依存関係記述 入力ファイルにおける依存関係記述行は、1 つ以上のターゲット、オペレータ、 @@ -255,7 +262,8 @@ makefile には 7 種類の行があります: 依存関係記述、シェルコマンド、変数 これは、ターゲットがソースに .Dq 依存 しているという関係を -定義しており、通常は、ソースからターゲットが作成されます。ターゲットと +定義しており、通常は、ソースからターゲットが作成されます。 +ターゲットと ソースとの厳密な関係はオペレータによって、両者間に指定します。 オペレータには以下の種類があります。 .Bl -tag -width flag @@ -264,20 +272,24 @@ makefile には 7 種類の行があります: 依存関係記述、シェルコマンド、変数 古いものであれば、ターゲットは古いものであり、作り直されるべきものと 判断されます。 別の行でこのオペレータによる同じターゲットに関するソースの記述があれば、 -それらはすべて 1 つにまとめられます。ターゲットの作成中に +それらはすべて 1 つにまとめられます。 +ターゲットの作成中に .Nm が中断されると、ターゲットは削除されます。 .It Ic \&! -ターゲットはつねに作り直されます。ただし、作り直されるのは、 +ターゲットはつねに作り直されます。 +ただし、作り直されるのは、 すべてのソースが検査され、必要と判断されたソースが作り直されたあとです。 このオペレータによる同じターゲットに関するソースの記述が別の行にもあれば、 -それらはすべて 1 つにまとめられます。ターゲットの作成中に +それらはすべて 1 つにまとめられます。 +ターゲットの作成中に .Nm が中断されると、ターゲットは削除されます。 .It Ic \&:: ソースが指定されていなかった場合、つねにターゲットは作り直されます。 指定されていた場合にはソースのいずれかがターゲットよりも新しい時だけ -ターゲットは作り直されます。本オペレータでは、別の行において同じ +ターゲットは作り直されます。 +本オペレータでは、別の行において同じ ターゲットに関するソースの記述があっても 1 つにまとめません。 ターゲットの作成中に .Nm @@ -297,33 +309,41 @@ makefile には 7 種類の行があります: 依存関係記述、シェルコマンド、変数 存在するファイルを指定するものでなければなりません。 表記 .Ql {} -はファイルが存在しなくてもかまいません。シェルのように辞書順に並べられて +はファイルが存在しなくてもかまいません。 +シェルのように辞書順に並べられて 展開されることはなく、ファイルシステム上に並んでいる順番のまま行われます。 .Sh シェルコマンド ターゲットは、シェルコマンドの列と関連付けることができ、通常はそれによって ターゲットを作成します。 これに含まれる各コマンドは、 .Em 必ず -行頭のタブに続けて記述します。同一のターゲットに +行頭のタブに続けて記述します。 +同一のターゲットに 対して複数の依存記述行がある場合、 .Sq Ic :: オペレータを使用したのでなければ、それらのうちの 1 つにのみコマンド行を 続けることができます。 .Pp -コマンドラインの先頭もしくは先頭 2 文字が -.Sq Ic @ -や -.Sq Ic \- +コマンドラインの先頭の文字が +.Sq Ic @ , +.Sq Ic \- , +.Sq Ic + +のいずれか ならば、コマンドは特別な扱いを受けます。 .Sq Ic @ -は、コマンドが実行前に、コマンド内容の表示を抑制します。 +は、コマンド実行前のコマンド内容表示を抑制します。 .Sq Ic \- は、コマンドの 0 ではない終了ステータスを無視するように指示します。 +.Sq Ic + +は、たとえ +.Fl n +がコマンドラインで指定されていたとしても、 +コマンドを実行するようにします。 .Sh 変数代入 .Nm -で使われる変数はシェルでの変数に類似しています。そして、歴史的な経緯から、 -すべて大文字からなる名前が用いられます。変数代入には以下の 5 通りの -オペレータを使用できます。 +で使われる変数はシェルでの変数に類似しています。 +そして、歴史的な経緯から、すべて大文字からなる名前が用いられます。 +変数代入には以下の 5 通りのオペレータを使用できます。 .Bl -tag -width Ds .It Ic \&= 変数に値を代入します。その時点までの値は失われます。 @@ -339,21 +359,25 @@ makefile には 7 種類の行があります: 依存関係記述、シェルコマンド、変数 結果のなかに含まれる改行は空白に置き換えられます。 .El .Pp -いずれの場合も、値の前にある空白は無視されます。値が追加される場合、 +いずれの場合も、値の前にある空白は無視されます。 +値が追加される場合、 変数の直前の値と追加する値との間に空白が挿入されます。 .Pp 変数は、ドル記号 -.Pq Ql $ +.Pq Ql \&$ に続いて中括弧 .Pq Ql {} または小括弧 .Pq Ql () -で囲まれた変数名を置くことにより展開されます。もし変数名が 1 文字な -ら、変数名を囲む括弧は省略できますが、このような省略形は推奨できません。 +で囲まれた変数名を置くことにより展開されます。 +もし変数名が 1 文字なら、変数名を囲む括弧は省略できますが、 +このような省略形は推奨できません。 .Pp 変数置換は、変数が用いられている場所により、 2 つの別々のタイミングで -行われます。依存関係記述行で用いられた変数は、その行が読み込まれたときに -展開されます。シェルコマンド内で用いられた変数は、シェルコマンド実行時に +行われます。 +依存関係記述行で用いられた変数は、その行が読み込まれたときに +展開されます。 +シェルコマンド内で用いられた変数は、シェルコマンド実行時に 展開されます。 .Pp 変数には、優先度に従って、4 つの異なるクラスがあります: @@ -364,10 +388,14 @@ makefile には 7 種類の行があります: 依存関係記述、シェルコマンド、変数 .It グローバル変数 makefile とインクルードされた makefile 内で有効な変数。 .It コマンドライン変数 -コマンドラインで指定された変数。 +コマンドラインの中で指定された変数、および、 +.Ev MAKEFLAGS +環境変数または +.Ic .MAKEFLAGS +ターゲットから取得した変数。 .It ローカル変数 -あるターゲットのみに対して定義される変数。ローカル変数には、 -以下の 7 種類があります: +あるターゲットのみに対して定義される変数。 +ローカル変数には、以下の 7 種類があります: .Bl -tag -width ".ARCHIVE" .It Va .ALLSRC このターゲットに対するすべてのソースのリスト。 @@ -407,17 +435,17 @@ makefile とインクルードされた makefile 内で有効な変数。 .Sq Va \&! , .Sq Va \&< , .Sq Va \&% , -.Sq Va ? , +.Sq Va \&? , .Sq Va \&> , .Sq Va * は互換性のためのものですが、利用することは推奨できません。 また、 -.Sq Va "@F" , -.Sq Va "@D" , -.Sq Va "<F" , -.Sq Va "<D" , -.Sq Va "*F" , -.Sq Va "*D" +.Sq Va @F , +.Sq Va @D , +.Sq Va <F , +.Sq Va <D , +.Sq Va *F , +.Sq Va *D は .At V の makefile との互換性のために存在していますが、利用することは @@ -436,11 +464,12 @@ makefile とインクルードされた makefile 内で有効な変数。 さらに、 .Nm では以下の内部変数または環境変数を利用することができます。 -.Bl -tag -width MAKEFLAGS +.Bl -tag -width ".Va MAKEFILE_LIST" .It Va \&$ 単一のドル記号 .Ql \&$ -。すなわち、 +。 +すなわち、 .Ql \&$$ は単一のドル記号に置換されます。 .It Va MAKE @@ -496,13 +525,31 @@ obj .Nm が残った 3 つのディレクトリのいずれにも移動できなかった場合、 カレントディレクトリが使われます。 +.Ev MAKEOBJDIRPREFIX +と +.Ev MAKEOBJDIR +とは環境変数でなければならず、 +.Nm +のコマンドラインで設定してはいけません。 .Pp .Nm ユーティリティは、 .Xr getcwd 3 -で与えられる公式パスを +で与えられる正規化されたパスを .Va .OBJDIR へ設定します。 +.It Va .MAKEFILE_LIST +デフォルトファイルや、コマンドラインや、 +.Ic .include +ディレクティブから得られた makefile も含め、 +.Nm +がさまざまな makefile を読み込むときに、 +.Va .MAKEFILE_LIST +変数にそれらの名前が自動的に追加されます。 +現在の makefile の名前がこの変数の末尾の単語となるようにするため、 +これらは、 +.Nm +がパーズ開始する前に右側に追加されます。 .It Va .MAKEFLAGS 環境変数 .Ev MAKEFLAGS @@ -510,20 +557,23 @@ obj .Nm のコマンドラインにて指定されるあらゆるものを含みます。 その中身は -.Va MAKEFLAGS +.Va .MAKEFLAGS 変数に記憶されます。 .Nm -のコマンドラインにて指定されるあらゆるものは -.Va MAKEFLAGS +のコマンドラインで指定されたオプションと変数代入のすべてが +.Va .MAKEFLAGS 変数に追加され、 .Nm が実行する全プログラムの環境にこの変数が .Ev MAKEFLAGS として組み込まれます。 .It Va MFLAGS -下位互換性のために -.Va .MAKEFLAGS -の同意語として提供されます。 +下位互換性のために提供されます。 +この変数は、 +.Ev MAKEFLAGS +環境変数から得たオプションすべてに加え、 +.Nm +のコマンドラインで指定されたオプションすべてを含みます。 .It Va .TARGETS .Nm が現在構築しているターゲットのリスト。 @@ -575,18 +625,17 @@ Makefile はコロンで区切られたディレクトリのリストを .No \&/ Op Cm 1g .Xc .Sm on -.Cm C -修飾子は -.Cm S -修飾子に似ていますが、単純な置換の代りに -拡張正規表現 ( -.Xr re_format 7 -を参照してください) を旧文字列に使用することと、 +拡張正規表現 +.Ar pattern +.Ns ( Xr re_format 7 +を参照) に一致する部分それぞれを、 .Xr ed 1 -スタイルの置換文字列を新文字列に使用することが違います。 +スタイルの +.Ar replacement +文字列と置換することで、その値の各語を変更します。 通常、値中の各語の最初のパターンを置換します。 .Ql 1 -修飾子は、置換対象を最大 1 語に制限します。 +修飾子は、置換対象をたかだか 1 語に制限します。 .Ql g 修飾子は、置換対象の個数が、 語 (または複数の語) 中で見つかる検索パターン数と同じになるようにします。 @@ -604,15 +653,18 @@ Makefile はコロンで区切られたディレクトリのリストを .It Cm L 変数を小文字に変換します。 .It Cm M Ns Ar pattern -pattern にマッチする単語を選択します。標準的なワイルドカード +pattern にマッチする単語を選択します。 +標準的なワイルドカード .Pf ( Ql * , .Ql \&? , .Ql [] ) -が使用できます。ワイルドカード文字はバックスラッシュ +が使用できます。 +ワイルドカード文字はバックスラッシュ .Pq Ql \e によりエスケープできます。 .It Cm N Ns Ar pattern -pattern にマッチしない単語を選択します。それ以外は +pattern にマッチしない単語を選択します。 +それ以外は .Cm M と同様です。 .It Cm O @@ -633,7 +685,8 @@ pattern にマッチしない単語を選択します。それ以外は .Ar old_string を .Ar new_string -に置換します。もし、最後のスラッシュのあとに +に置換します。 +もし、最後のスラッシュのあとに .Ql g が指定されていれば、各単語中に出現したすべての .Ar old_string @@ -670,7 +723,8 @@ pattern にマッチしない単語を選択します。それ以外は .Ar old_string と .Ar new_string -中では通常の変数置換が行われます。ただし、ドル記号 +中では通常の変数置換が行われます。 +ただし、ドル記号 .Pq Ql \&$ の展開を抑制するためには、通常のドル記号の前置ではなく、 バックスラッシュでエスケープします。 @@ -688,8 +742,10 @@ pattern にマッチしない単語を選択します。それ以外は .Ar new_string と .Ar old_string -はどちらも単語の最後にマッチするものとみなされます。すなわち、 -拡張子のみか、または単語全部が置換されることになります。そうでなければ、 +はどちらも単語の最後にマッチするものとみなされます。 +すなわち、 +拡張子のみか、または単語全部が置換されることになります。 +そうでなければ、 .Ar % が .Ar old_string @@ -705,9 +761,11 @@ pattern にマッチしない単語を選択します。それ以外は .Sh ディレクティブ、条件式、FOR ループ .Nm では、C 言語を彷彿させるディレクティブ、条件文、ループを使用することが -できます。これらの制御構造は、行頭に単一のドット +できます。 +これらの制御構造は、行頭に単一のドット .Pq Ql \&. -がくることで識別されます。以下のディレクティブがサポートされています: +がくることで識別されます。 +以下のディレクティブがサポートされています: .Bl -tag -width Ds .It Ic \&.include Ar <file> .It Ic \&.include Ar \*qfile\*q @@ -719,19 +777,18 @@ makefile が存在するディレクトリ、 .Fl I オプションで指定されたディレクトリ、システムの makefile ディレクトリの 順に検索します。 -.It Ic \&.undef Ar variable +.It Ic .undef Ar variable 指定したグローバル変数を未定義とします。 グローバル変数のみ、未定義とすることができます。 -.It Ic \&.error Ar message +.It Ic .error Ar message makefile の処理を即座に終了します。 makefile のファイル名と、どの行でエラーとなったかと、 -指定したエラーメッセージとを、標準エラー出力に表示し、 +指定したエラーメッセージとを、標準出力に表示し、 .Nm は終了コード 1 で終了します。 -メッセージ中の変数は展開されます。 .It Ic \&.warning Ar message 警告メッセージを発します。 -makefile のファイル名と、どの行でエラーとなったかと、 +makefile のファイル名、どの行でエラーになったかと、 指定したエラーメッセージとを、標準エラー出力に表示します。 メッセージ中の変数は展開されます。 .El @@ -741,7 +798,7 @@ C プリプロセッサがサポートする条件文と同様に使用されます。 以下の条件文がサポートされています: .Bl -tag -width Ds .It Xo -.Ic \&.if +.Ic .if .Oo \&! Oc Ns Ar expression .Op Ar operator expression ... .Xc @@ -829,27 +886,27 @@ C プリプロセッサがサポートする条件文と同様に使用されます。 .Ar operator は、以下のうちのいずれかです。 .Bl -tag -width "Cm XX" -.It Cm \&|\&| +.It Cm || 論理 .Tn OR 。 -.It Cm \&&& +.It Cm && 論理 .Tn AND 。 -.Ql Ic || +.Sq Ic || より優先順位が上です。 .El .Pp C 言語と同様、 .Nm は条件式を、式の値を決定するのに必要なところまでしか評価しません。 -評価順序を変更するには括弧を使います。論理オペレータ -.Ql Ic !\& +評価順序を変更するには括弧を使います。 +論理オペレータ +.Sq Ic !\& は条件式全体の値を反転するのに使用します。 -.Ql Ic !\& -は -.Ql Ic \&&& +これは +.Sq Ic && より優先順位が上です。 .Pp 式 @@ -862,16 +919,18 @@ C 言語と同様、 引数としてターゲット名をとり、そのターゲットが .Nm のコマンドライン引数に指定されているか、デフォルトのターゲット -.Pq 明示的なものも暗黙的なものも含む。 Va .MAIN の項を参照 +(明示的なものも暗黙的なものも含む。 +.Va .MAIN +の項を参照) として宣言されている場合に真となる。 .It Ic empty -引数として変数名 -.Pq と修飾子 +引数として変数名 (と修飾子) をとり、展開した結果が空文字列ならば真となる。 .It Ic exists 引数としてファイル名をとり、ファイルが存在すれば真となる。 ファイルはシステム検索パス -.Pq Va .PATH の項を参照 +.Pf ( Va .PATH +の項を参照) にそって検索される。 .It Ic target 引数としてターゲット名をとり、ターゲットが定義されているなら真となる。 @@ -882,22 +941,26 @@ C 言語と同様、 としては、数値あるいは文字列の比較を用いることもでき、 左辺には変数展開を使用可能です。 比較オペレータの -両辺は、変数展開が適用されたあとに比較されます。値が 0x で始まるなら 16 進数 -であると解釈し、さもなければ 10 進数と解釈します。8 進数はサポートして -いません。標準的な C 言語の関係オペレータは全て利用可能です。 +両辺は、変数展開が適用されたあとに比較されます。 +値が 0x で始まるなら 16 進数であると解釈し、 +さもなければ 10 進数と解釈します。 +8 進数はサポートしていません。 +標準的な C 言語の関係オペレータは全て利用可能です。 変数展開後、 -.Ql Ic == +.Sq Ic == または -.Ql Ic "!=" +.Sq Ic != の左辺値または右辺値のいずれかが数値とは認められない場合、文字列として -比較を行います。関係オペレータが指定されなかった場合、展開された変数と 0 とを +比較を行います。 +関係オペレータが指定されなかった場合、展開された変数と 0 とを 比較します。 .Pp 条件式を評価中に、評価できない単語が出現した場合は、条件式の形式によって、 .Dq make または .Dq defined -オペレータを適用します。条件式が +オペレータを適用します。 +条件式が .Ic .if , .Ic .ifdef または @@ -921,12 +984,13 @@ C 言語と同様、 makefile の解析をスキップします。 .Pp for ループは、いくつかのルールを一連のファイルに適用するのによく -用いられます。以下がループの形式です: +用いられます。 +以下がループの形式です: .Pp .Bl -tag -width indent -compact .It Ic .for Ar variable Ic in Ar expression .It <make-rules> -.It Ic \&.endfor +.It Ic .endfor .El .Pp .Ar expression @@ -938,14 +1002,14 @@ for ループは、いくつかのルールを一連のファイルに適用するのによく 部分を繰り返し展開します。 .Sh コメント コメントはハッシュ記号 -.Pq Ql \&# +.Pq Ql # から始まり、シェルコマンド行以外のどこにでも置くことができます。 コメントは改行で終わります。 .Sh 特殊ソース .Bl -tag -width Ic .It Ic .IGNORE -本ターゲットに関連したコマンドでのエラーを無視します。シェルコマンドの -先頭にダッシュ +本ターゲットに関連したコマンドでのエラーを無視します。 +シェルコマンドの先頭にダッシュ .Ql \- を指定したのと等価です。 .It Ic .MAKE @@ -954,7 +1018,8 @@ for ループは、いくつかのルールを一連のファイルに適用するのによく や .Fl t オプションが指定されていても、このターゲットに関連したシェルコマンドを -実行します。通常、再帰的な +実行します。 +通常、再帰的な .Nm のために用いられます。 .It Ic .NOTMAIN @@ -971,11 +1036,12 @@ for ループは、いくつかのルールを一連のファイルに適用するのによく .It Ic .PRECIOUS 通常 .Nm -が中断されたときは、作成途中のターゲットは削除されます。本ソースを -指定することで、そのターゲットを削除しなくなります。 +が中断されたときは、作成途中のターゲットは削除されます。 +本ソースを指定することで、そのターゲットを削除しなくなります。 .It Ic .SILENT 指定されたターゲットに関連づけられたシェルコマンドを実行するときに -エコーを行いません。シェルコマンドの先頭に +エコーを行いません。 +シェルコマンドの先頭に .Ql @ を指定したのと等価です。 .It Ic .USE @@ -987,17 +1053,19 @@ for ループは、いくつかのルールを一連のファイルに適用するのによく ターゲットはコマンド、ソース、属性( .Ic .USE は除く) -をマクロから受け取ります。もし、すでにターゲットにコマンドが指定されていた +をマクロから受け取ります。 +もし、すでにターゲットにコマンドが指定されていた 場合は、マクロのコマンドが追加されます。 .It Ic .WAIT 特別な .Ic .WAIT ソースが依存関係行に現れた時には、ソースはその行中でソースが -作成されるまで待ちます。ループは検出されず、ループ形式のターゲットは -単に無視されます。 +作成されるまで待ちます。 +ループは検出されず、ループ形式のターゲットは単に無視されます。 .El .Sh 特殊ターゲット -特殊ターゲットは、他のターゲットとともに使用してはいけません。すなわち、 +特殊ターゲットは、他のターゲットとともに使用してはいけません。 +すなわち、 依存関係記述行の唯一のターゲットとして指定する必要があります。 .Bl -tag -width Ic .It Ic .BEGIN @@ -1016,7 +1084,8 @@ for ループは、いくつかのルールを一連のファイルに適用するのによく .It Ic .IGNORE 指定されたソースに .Ic .IGNORE -属性を付与します。もしソースが指定されていなければ、 +属性を付与します。 +もしソースが指定されていなければ、 .Fl i オプションを指定したのと同じ意味になります。 .It Ic .INCLUDES @@ -1037,8 +1106,9 @@ for ループは、いくつかのルールを一連のファイルに適用するのによく が中断されたとき、本ターゲットに指定されたコマンドを実行します。 .It Ic .LIBS .Ic .INCLUDES -が include ファイルに対して行なうことと同じことを -ライブラリに対して行ないます。ただし +が include ファイルに対して行うことと同じことを +ライブラリに対して行います。 +ただし .Fl L フラグが使われます。 .It Ic .MAIN @@ -1052,10 +1122,13 @@ for ループは、いくつかのルールを一連のファイルに適用するのによく .It Ic .MAKEFLAGS ソースにおいて、 .Nm -に指定するフラグを指定します。フラグはシェルでタイプしたのと同様に +に指定するフラグを指定します。 +フラグはシェルでタイプしたのと同様に 渡されますが、 .Fl f オプションは無効になります。 +.It Ic .MFLAGS +上と同様です。下位互換性のためのものです。 .\" XXX: NOT YET!!!! .\" .It Ic .NOTPARALLEL .\" この名前のターゲットは、並列モードを使わすに実行されます。 @@ -1076,7 +1149,8 @@ for ループは、いくつかのルールを一連のファイルに適用するのによく .\" されます。 .It Ic .PATH カレントディレクトリに発見できなかったときのファイルの検索パスを、 -本ターゲットのソースとして指定します。ソースが指定されなかった場合、 +本ターゲットのソースとして指定します。 +ソースが指定されなかった場合、 以前に設定されていたディレクトリが無効になります。 可能であれば .Ic .PATH @@ -1096,26 +1170,30 @@ suffix のついたファイルの検索パスをソースとして指定します。 が動作するために必要です。 .It Ic .PHONY .Ic .PHONY -属性を指定したソースに適用します。この属性を持ったターゲットは +属性を指定したソースに適用します。 +この属性を持ったターゲットは いつでも更新されていると考えられます。 .It Ic .PRECIOUS 指定されたソースに .Ic .PRECIOUS -属性を付与します。もし、ソースが指定されなかった場合、 +属性を付与します。 +もし、ソースが指定されなかった場合、 すべてのターゲットに .Ic .PRECIOUS 属性を与えます。 .It Ic .SILENT 指定されたソースに .Ic .SILENT -属性を付与します。もし、ソースが指定されなかった場合、 +属性を付与します。 +もし、ソースが指定されなかった場合、 ファイル中のすべてのコマンドに .Ic .SILENT 属性を与えます。 .It Ic .SUFFIXES ソースにおいて、 .Nm -で用いる拡張子を指定します。ソースが指定されなかった場合は、 +で用いる拡張子を指定します。 +ソースが指定されなかった場合は、 以前の指定が無効になります。 .El .Sh 互換性 @@ -1133,12 +1211,13 @@ suffix のついたファイルの検索パスをソースとして指定します。 と同じ値が代入されます ; この機能は将来削除されるかもしれません。 .Pp +ここに書かれている以上の .Nm -のたくさんの秘密にされている機能の多くは、 +の奥義のほとんどは、 より多くの互換性を保つために使用を避けるべきです。 .Sh 環境変数 .Nm -ユーティリティは次の環境変数の値を用います: +ユーティリティは、存在する場合、次の環境変数の値を用います: .Ev MACHINE , .Ev MAKE , .Ev MAKEFLAGS , @@ -1156,7 +1235,8 @@ suffix のついたファイルの検索パスをソースとして指定します。 オブジェクトディレクトリ .It Pa sys.mk システム定義の makefile -(他のすべてのファイルよりも前に処理されます。これには +(他のすべてのファイルよりも前に処理されます。 +これには .Pa makefile と .Pa Makefile @@ -1170,6 +1250,10 @@ PMake のチュートリアル .Ev MAKEOBJDIRPREFIX ディレクトリ .El +.Sh 使用例 +インクルードされた makefile すべてを、訪問順にリストする。 +.Pp +.Dl "make -V .MAKEFILE_LIST | tr \e\ \e\en" .Sh バグ .Va .OBJDIR の決定は不条理といっていいほどまで曲解されます。 @@ -1181,32 +1265,43 @@ PMake のチュートリアル は最初のもの以外は黙って無視します。 .Pp .Nm -がターゲット名なしに起動された場合と +がターゲット名なしに起動され、かつ、 .Ic .MAIN 特殊ターゲットが存在しなかった場合、 .Va .TARGETS -は設定されません。 +にデフォルトターゲットは設定されません。 .Pp -テスト時の +テストにおける .Ar expression -の評価はあまり気が配られていません。今のところ、 +の評価は非常に単純です。 +今のところ、 .Ql .if ${VAR} op something という形式でしか動きません。 例えば、テストは -.Ql .if ${VAR} = "string" +.Ql .if ${VAR} == "string" のように書かなければなりません。 -他の書き方では動きません。 +他の書き方ではエラーになります。 .Pp for ループはテストされる前に展開されるため、 .Bd -literal -offset indent -\&.for TMACHINE in ${SHARED_ARCHS} -\&.if ${TMACHINE} = ${MACHINE} +\&.for ARCH in ${SHARED_ARCHS} +\&.if ${ARCH} == ${MACHINE} + ... +\&.endif +\&.endfor +.Ed +.Pp +のような断片は動きません。 +例えば、 +.Bd -literal -offset indent +\&.for ARCH in ${SHARED_ARCHS} +\&.if ${MACHINE} == ${ARCH} ... \&.endif \&.endfor .Ed .Pp -のような断片は動きません。他の方法を使って書き直す必要があります。 +のように書き直す必要があります。 .Pp コロンの後のセミコロンの扱いに関して解析コードが壊れているため、 .Bd -literal -offset indent @@ -1231,4 +1326,4 @@ all: .Nm は PWB UNIX -において追加されました。 +ではじめて現れました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/md5.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/md5.1 index 5c07d94ec9..15753d6867 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/md5.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/md5.1 @@ -1,49 +1,61 @@ -.\" %FreeBSD: src/sbin/md5/md5.1,v 1.19 2003/11/02 23:12:08 se Exp % +.\" %FreeBSD: src/sbin/md5/md5.1,v 1.22 2004/07/07 19:57:14 ru Exp % .\" .\" $FreeBSD$ -.Dd February 14, 1994 +.Dd June 6, 2004 .Dt MD5 1 .Os .Sh 名称 -.Nm md5 +.Nm md5 , sha1 , rmd160 .Nd ファイルに対するフィンガプリント(チェックサム)を計算する .Sh 書式 -.Nm +.Nm md5 +.Op Fl pqrtx +.Op Fl s Ar string +.Op Ar +.Nm sha1 +.Op Fl pqrtx +.Op Fl s Ar string +.Op Ar +.Nm rmd160 .Op Fl pqrtx .Op Fl s Ar string .Op Ar .Sh 解説 -.Nm -ユーティリティは、任意の長さのメッセージを入力にとり、128 ビットの +.Nm md5 , sha1 , rmd160 +ユーティリティは、任意の長さのメッセージを入力にとり、 +その入力の .Dq フィンガプリント もしくは .Dq メッセージの要約 -と呼ばれるものを出力として生成します。 -同じ要約を持つようなメッセージを二つ造る事も、 -これと決めた要約を持つように狙ってメッセージを造り出す事も、 -計算量的に不可能であると推論されています。 -電子署名アプリケーションにおいて、大きなファイルは -.Em RSA -の様な公開鍵暗号システムで非公開 +を出力として生成します。 +同じ要約を持つようなメッセージを 2 つ作ることも、 +これと決めた要約を持つように狙ってメッセージを作り出すことも、 +計算量的に不可能であると考えられています。 +.Tn MD5 , SHA-1 , RIPEMD-160 +アルゴリズムは電子署名用途のためのものです。 +ここで、大きなファイルは、 +.Tn RSA +のような公開鍵暗号システムのもとで非公開 (秘密) -鍵によって符号化される前に、 +鍵によって暗号化される前に、 安全に .Dq 圧縮 されなければなりません。 -MD5 はまだ (2001-09-03) 破られていませんが、 -セキュリティに対するいくらかの疑いをもたらす十分な攻撃がなされています。 -MD5 に対する攻撃は、 +.Pp +.Tn MD5 +はまだ (2001-09-03) 破られていませんが、 +その安全性にいくらかの疑いを持つのに十分な攻撃がすでになされています。 +.Tn MD5 +に対する攻撃は、 .Dq 衝突 を見つけるという種類のものです。 すなわち、同じ値にハッシュされる複数の入力を見つけるというものです。 -しかしながら、ハッシュ値から元の入力を正確に決定することは、 -まだ攻撃者にとって可能ではなさそうです。 -.Pp -MD5 アルゴリズムは、そのような電子署名アプリケーション向けに開発されています。 +しかしながら、攻撃者がハッシュ値から元の入力を正確に決定することは、 +まだ可能ではなさそうです。 .Pp 以下のオプションを組み合わせて使うことができますが、 -コマンド行のファイル名より前になければなりません。 -コマンド行の各ファイルの MD5 チェックサムが、 +コマンド行のファイル名の指定より前になければなりません。 +コマンド行に指定されたファイルそれぞれのチェックサムが 16 進数で、 オプション処理後に表示されます。 .Bl -tag -width indent .It Fl s Ar string @@ -51,14 +63,14 @@ MD5 アルゴリズムは、そのような電子署名アプリケーション向けに開発されています。 .Ar string のチェックサムを表示します。 .It Fl p -標準入力を標準出力に送り、MD5 の合計を標準出力に付け加えます。 +標準入力をそのまま標準出力に送り、その後にチェックサムを付け加えます。 .It Fl q -静かなモード - MD5 の合計だけを表示します。 +静かなモード - チェックサムだけを表示します。 .Fl r オプションに優先します。 .It Fl r 出力フォーマットを逆にします。 -視覚による差分の助けになります。 +目視で差分を取る際の助けになります。 .Fl ptx オプションと組み合わせると、なにもしません。 .It Fl t @@ -67,16 +79,43 @@ MD5 アルゴリズムは、そのような電子署名アプリケーション向けに開発されています。 組み込みのテストスクリプトを実行します。 .El .Sh 診断 -.Nm -プログラムは、成功時には 0 で終了し、 +.Nm md5 , sha1 , rmd160 +ユーティリティは、成功時には 0 で終了し、 少なくとも 1 個の入力ファイルの読み取りに失敗した場合に 1 で終了します。 .Sh 関連項目 -.Xr cksum 1 +.Xr cksum 1 , +.Xr md5 3 , +.Xr ripemd 3 , +.Xr sha 3 .Rs .%A R. Rivest .%T The MD5 Message-Digest Algorithm .%O RFC1321 .Re +.Rs +.%A J. Burrows +.%T The Secure Hash Standard +.%O FIPS PUB 180-1 +.Re +.Rs +.%A D. Eastlake and P. Jones +.%T US Secure Hash Algorithm 1 +.%O RFC 3174 +.Re +.Pp +RIPEMD-160 は ISO 標準規格案 +.Qq ISO/IEC DIS 10118-3 +の一部で、専用ハッシュ関数です。 +.Pp +Secure Hash Standard (SHS): +.Pa http://csrc.nist.gov/cryptval/shs.html +.Pp +RIPEMD-160 のページ: +.Pa http://www.esat.kuleuven.ac.be/~bosselae/ripemd160.html .Sh 謝辞 このプログラムは、RSA Data Security 社により、 一般的な利用に対してパブリックドメインとされています。 +.Pp +SHA-1 と RIPEMD-160 のサポートは、 +.An Oliver Eikemeier Aq eik@FreeBSD.org +により付加されました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/netstat.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/netstat.1 index 2ebae43975..558ebfb7dd 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/netstat.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/netstat.1 @@ -30,12 +30,12 @@ .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)netstat.1 8.8 (Berkeley) 4/18/94 -.\" %FreeBSD: src/usr.bin/netstat/netstat.1,v 1.48 2004/03/25 09:07:26 bms Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.bin/netstat/netstat.1,v 1.50 2004/05/31 21:46:06 bmilekic Exp % .\" .\" $FreeBSD$ .\" WORD: symbolically シンボル表記 .\" -.Dd September 7, 2001 +.Dd March 25, 2004 .Dt NETSTAT 1 .Os .Sh 名称 @@ -77,7 +77,7 @@ 3 番目の数は、待ち行列に繋がれた接続の最大数です。 .Fl S も指定された場合、 -.Fl ( n +.Pf ( Fl n と同じように) ネットワークアドレスを数字で表示しますが、 ポートはシンボル表記で表示します。 .It Xo @@ -104,7 +104,8 @@ も指定された場合、各イーサネットインタフェース および各 IP インタフェースアドレス について、現在使用されているマルチキャストアドレスが表示 -されます。マルチキャストアドレスは、 +されます。 +マルチキャストアドレスは、 各々対応するインタフェースアドレスに続いて別個の行に表示 されます。 .Fl b @@ -169,7 +170,6 @@ .Bk -words .Nm .Fl m -.Op Fl c .Op Fl M Ar core .Op Fl N Ar system .Ek @@ -178,8 +178,6 @@ .Pq Xr mbuf 9 によって記録されている統計情報を表示します。 ネットワークは、独自にメモリバッファを確保しています。 -.Fl c -オプションは CPU あたりのキャッシング統計値を表示します。 .It Xo .Bk -words .Nm @@ -223,14 +221,14 @@ .Nm .Fl g .Op Fl W -.Op Fl W .Op Fl f Ar address_family .Op Fl M Ar core .Op Fl N Ar system .Ek .Xc マルチキャスト (グループアドレス) ルーティングに関連した情報を -表示します。デフォルトでは、IP マルチキャスト仮想インタフェースおよび +表示します。 +デフォルトでは、IP マルチキャスト仮想インタフェースおよび ルーティングテーブル、マルチキャストグループメンバを表示します。 .It Xo .Bk -words @@ -293,7 +291,8 @@ システムが起動されたカーネルイメージ のかわりに、指定したシステムからネームリストを取り出します。 .It Fl n -ネットワークアドレスを数字で表示します。通常、 +ネットワークアドレスを数字で表示します。 +通常、 .Nm コマンドは、ネットワークアドレスとポートを可能な限り解決して シンボル表記で表示しようとします。 @@ -315,7 +314,8 @@ や .Xr networks 5 の内容にしたがって変換可能である場合、各アドレスはシンボル表記で -表示されます。このような変換が不可能な場合、もしくは +表示されます。 +このような変換が不可能な場合、もしくは .Fl n オプションが指定された場合には、アドレスはアドレスファミリに従って 数値で表示されます。 @@ -331,16 +331,19 @@ が表示されます。 .Pp インタフェース表示では、パケット転送、エラー、コリジョンに関する -累積統計情報を見ることができます。また、インタフェースの +累積統計情報を見ることができます。 +また、インタフェースの ネットワークアドレスおよび最大転送可能ユニットサイズ .Pq Dq mtu も見ることができます。 .Pp ルーティングテーブル表示では、利用可能なルートとその状態が表示 -されます。各ルートは、到達先ホストもしくはネットワークと、 +されます。 +各ルートは、到達先ホストもしくはネットワークと、 パケットの転送 (forward) に使用されるゲートウェイから成ります。 フラグフィールドは、 -ルートに関する情報の集合が表示されます。フラグフィールドの +ルートに関する情報の集合が表示されます。 +フラグフィールドの 個別のフラグに関する内容は、 .Xr route 8 および @@ -368,7 +371,8 @@ .El .Pp 直接到達可能なルートは、ローカルホストにアタッチされた各インタフェースごとに -生成されます。このようなエントリのゲートウェイフィールドは、 +生成されます。 +このようなエントリのゲートウェイフィールドは、 対外インタフェースのアドレスを表します。 refcnt フィールドは、使用されているルートの現在数を示します。 コネクション指向のプロトコルは、通常、コネクションの間中 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/nm.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/nm.1 index f387efbd3e..fdc96ceea3 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/nm.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/nm.1 @@ -1,4 +1,4 @@ -.\" Automatically generated by Pod::Man v1.3, Pod::Parser v1.13 +.\" Automatically generated by Pod::Man v1.37, Pod::Parser v1.14 .\" .\" Standard preamble: .\" ======================================================================== @@ -130,8 +130,7 @@ .\" .\" $FreeBSD$ .IX Title "NM 1" -.TH NM 1 "2002-08-05" "binutils-2.12.91" "GNU Development Tools" -.UC +.TH NM 1 "2004-04-09" "binutils-2.14.91" "GNU Development Tools" .SH 名称 nm \- オブジェクトファイルからシンボルをリストする .SH 書式 @@ -152,7 +151,8 @@ nm [\fB\-a\fR|\fB\-\-debug\-syms\fR] [\fB\-g\fR|\fB\-\-extern\-only\fR] \fBnm\fR はオブジェクトファイル \fIobjfile\fR... -からシンボルをリストします。引数でオブジェクトファイルが与えられないと、 +からシンボルをリストします。 +引数でオブジェクトファイルが与えられないと、 \fBnm\fR は \fIa.out\fR @@ -258,7 +258,8 @@ stabs シンボルはデバッグ情報を保持するために使用されます。 .IP "\(bu" 4 シンボル名。 .SH オプション -長短形式の選択肢として、ここにあげてあるオプションは等価です。 +.IX Header "OPTIONS" +以下で選択肢として示した、オプションの長形式と短形式は等価です。 .IP "\fB\-A\fR" 4 .IX Item "-A" .PD 0 @@ -290,9 +291,10 @@ stabs シンボルはデバッグ情報を保持するために使用されます。 .IX Item "--demangle[=style]" .PD 低レベルのシンボル名をユーザレベルの名前にデコード (\fIdemangle\fR) -します。さらにシステムが付加した先頭のアンダスコアもすべて +します。 +さらにシステムが付加した先頭のアンダスコアもすべて 取り除くので、これによって \*(C+ の関数名がわかりやすくなります。 -コンパイラ毎に、マングル方法が異なります。 +コンパイラごとに、マングル方法が異なります。 オプションのデマングルスタイル引数を使用することで、 コンパイラにあったデマングルスタイルを選択可能です。 .IP "\fB\-\-no\-demangle\fR" 4 @@ -334,9 +336,12 @@ stabs シンボルはデバッグ情報を保持するために使用されます。 .IX Item "--line-numbers" .PD 各シンボルについて、デバッグ情報を使ってファイル名と行番号を見つけるよう -試みます。定義されているシンボルについては、シンボルのアドレスに -対応する行番号を捜します。未定義のシンボルについては、そのシンボルを -参照している再配置エントリの行番号を捜します。行番号情報が +試みます。 +定義されているシンボルについては、シンボルのアドレスに +対応する行番号を捜します。 +未定義のシンボルについては、そのシンボルを +参照している再配置エントリの行番号を捜します。 +行番号情報が 見つけられたなら、他のシンボル情報の後に表示します。 .IP "\fB\-n\fR" 4 .IX Item "-n" @@ -371,7 +376,7 @@ stabs シンボルはデバッグ情報を保持するために使用されます。 .IX Item "--print-size" .PD \f(CW\*(C`bsd\*(C'\fR 出力形式において、 -定義されたシンボルの大きさを表示します。 +定義されたシンボルの (値でなく) 大きさを表示します。 .IP "\fB\-s\fR" 4 .IX Item "-s" .PD 0 @@ -379,7 +384,8 @@ stabs シンボルはデバッグ情報を保持するために使用されます。 .IX Item "--print-armap" .PD アーカイブのメンバのシンボルをリストする際に、インデックスを -含めます。インデックス +含めます。 +インデックス (アーカイブ中に \fBar\fR か @@ -396,9 +402,13 @@ stabs シンボルはデバッグ情報を保持するために使用されます。 最後が最初に来るようにします。 .IP "\fB\-\-size\-sort\fR" 4 .IX Item "--size-sort" -シンボルをサイズで並べ替えます。サイズはシンボルの値とその次に高位の -値を持つシンボルの値の間の差分から計算されます。シンボルの値の -かわりにサイズが表示されます。 +シンボルをサイズで並べ替えます。 +サイズはシンボルの値とその次に高位の +値を持つシンボルの値の間の差分から計算されます。 +\&\f(CW\*(C`bsd\*(C'\fR 出力形式を使用する場合は、 +シンボルの (値でなく) サイズが表示されます。 +値とサイズの両方を表示させるためには、\fB\-S\fR を +使用しなければなりません。 .IP "\fB\-t\fR \fIradix\fR" 4 .IX Item "-t radix" .PD 0 @@ -448,14 +458,15 @@ Info の項。 .SH "COPYRIGHT" .IX Header "COPYRIGHT" -Copyright (c) 1991, 92, 93, 94, 95, 96, 97, 98, 99, 2000, 2001, 2002 Free Software Foundation, Inc. +Copyright (c) 1991, 92, 93, 94, 95, 96, 97, 98, 99, 2000, +2001, 2002, 2003 Free Software Foundation, Inc. .PP Permission is granted to copy, distribute and/or modify this document under the terms of the \s-1GNU\s0 Free Documentation License, Version 1.1 or any later version published by the Free Software Foundation; with no Invariant Sections, with no Front-Cover Texts, and with no Back-Cover Texts. A copy of the license is included in the -section entitled \*(L"\s-1GNU\s0 Free Documentation License\*(R". +section entitled ``\s-1GNU\s0 Free Documentation License''. .SH 日本語訳 野首 寛高(hnokubi@yyy.or.jp): FreeBSD 用に翻訳 .\" .SH 履歴 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/objcopy.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/objcopy.1 index b03b37f5db..6ccec018b9 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/objcopy.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/objcopy.1 @@ -1,5 +1,5 @@ .\" $FreeBSD$ -.\" Automatically generated by Pod::Man v1.3, Pod::Parser v1.13 +.\" Automatically generated by Pod::Man v1.37, Pod::Parser v1.14 .\" .\" Standard preamble: .\" ======================================================================== @@ -22,7 +22,6 @@ .. .de Ve \" End verbatim text .ft R - .fi .. .\" Set up some character translations and predefined strings. \*(-- will @@ -130,8 +129,7 @@ .\" ======================================================================== .\" .IX Title "OBJCOPY 1" -.TH OBJCOPY 1 "2002-08-05" "binutils-2.12.91" "GNU Development Tools" -.UC +.TH OBJCOPY 1 "2004-04-09" "binutils-2.14.91" "GNU Development Tools" .SH 名称 objcopy \- オブジェクトファイルのコピーと変換 .SH 書式 @@ -140,21 +138,26 @@ objcopy [\fB\-F\fR \fIbfdname\fR|\fB\-\-target=\fR\fIbfdname\fR] [\fB\-I\fR \fIbfdname\fR|\fB\-\-input\-target=\fR\fIbfdname\fR] [\fB\-O\fR \fIbfdname\fR|\fB\-\-output\-target=\fR\fIbfdname\fR] [\fB\-B\fR \fIbfdarch\fR|\fB\-\-binary\-architecture=\fR\fIbfdarch\fR] - [\fB\-S\fR|\fB\-\-strip\-all\fR] [\fB\-g\fR|\fB\-\-strip\-debug\fR] + [\fB\-S\fR|\fB\-\-strip\-all\fR] + [\fB\-g\fR|\fB\-\-strip\-debug\fR] [\fB\-K\fR \fIsymbolname\fR|\fB\-\-keep\-symbol=\fR\fIsymbolname\fR] [\fB\-N\fR \fIsymbolname\fR|\fB\-\-strip\-symbol=\fR\fIsymbolname\fR] [\fB\-G\fR \fIsymbolname\fR|\fB\-\-keep\-global\-symbol=\fR\fIsymbolname\fR] [\fB\-L\fR \fIsymbolname\fR|\fB\-\-localize\-symbol=\fR\fIsymbolname\fR] [\fB\-W\fR \fIsymbolname\fR|\fB\-\-weaken\-symbol=\fR\fIsymbolname\fR] - [\fB\-x\fR|\fB\-\-discard\-all\fR] [\fB\-X\fR|\fB\-\-discard\-locals\fR] + [\fB\-w\fR|\fB\-\-wildcard\fR] + [\fB\-x\fR|\fB\-\-discard\-all\fR] + [\fB\-X\fR|\fB\-\-discard\-locals\fR] [\fB\-b\fR \fIbyte\fR|\fB\-\-byte=\fR\fIbyte\fR] [\fB\-i\fR \fIinterleave\fR|\fB\-\-interleave=\fR\fIinterleave\fR] [\fB\-j\fR \fIsectionname\fR|\fB\-\-only\-section=\fR\fIsectionname\fR] [\fB\-R\fR \fIsectionname\fR|\fB\-\-remove\-section=\fR\fIsectionname\fR] [\fB\-p\fR|\fB\-\-preserve\-dates\fR] [\fB\-\-debugging\fR] - [\fB\-\-gap\-fill=\fR\fIval\fR] [\fB\-\-pad\-to=\fR\fIaddress\fR] - [\fB\-\-set\-start=\fR\fIval\fR] [\fB\-\-adjust\-start=\fR\fIincr\fR] + [\fB\-\-gap\-fill=\fR\fIval\fR] + [\fB\-\-pad\-to=\fR\fIaddress\fR] + [\fB\-\-set\-start=\fR\fIval\fR] + [\fB\-\-adjust\-start=\fR\fIincr\fR] [\fB\-\-change\-addresses=\fR\fIincr\fR] [\fB\-\-change\-section\-address\fR \fIsection\fR{=,+,\-}\fIval\fR] [\fB\-\-change\-section\-lma\fR \fIsection\fR{=,+,\-}\fIval\fR] @@ -163,9 +166,10 @@ objcopy [\fB\-F\fR \fIbfdname\fR|\fB\-\-target=\fR\fIbfdname\fR] [\fB\-\-set\-section\-flags\fR \fIsection\fR=\fIflags\fR] [\fB\-\-add\-section\fR \fIsectionname\fR=\fIfilename\fR] [\fB\-\-rename\-section\fR \fIoldname\fR=\fInewname\fR[,\fIflags\fR]] - [\fB\-\-change\-leading\-char\fR ] [\fB\-\-remove\-leading\-char\fR] - [\fB\-\-srec\-len=\fR\fIival\fR ] [\fB\-\-srec\-forceS3\fR] - [\fB\-\-redefine\-sym\fR \fIold\fR=\fInew\fR ] + [\fB\-\-change\-leading\-char\fR] [\fB\-\-remove\-leading\-char\fR] + [\fB\-\-srec\-len=\fR\fIival\fR] [\fB\-\-srec\-forceS3\fR] + [\fB\-\-redefine\-sym\fR \fIold\fR=\fInew\fR] + [\fB\-\-redefine\-syms=\fR\fIfilename\fR] [\fB\-\-weaken\fR] [\fB\-\-keep\-symbols=\fR\fIfilename\fR] [\fB\-\-strip\-symbols=\fR\fIfilename\fR] @@ -173,9 +177,18 @@ objcopy [\fB\-F\fR \fIbfdname\fR|\fB\-\-target=\fR\fIbfdname\fR] [\fB\-\-localize\-symbols=\fR\fIfilename\fR] [\fB\-\-weaken\-symbols=\fR\fIfilename\fR] [\fB\-\-alt\-machine\-code=\fR\fIindex\fR] + [\fB\-\-prefix\-symbols=\fR\fIstring\fR] + [\fB\-\-prefix\-sections=\fR\fIstring\fR] + [\fB\-\-prefix\-alloc\-sections=\fR\fIstring\fR] + [\fB\-\-add\-gnu\-debuglink=\fR\fIpath-to-file\fR] + [\fB\-\-only\-keep\-debug\fR] + [\fB\-\-writable\-text\fR] + [\fB\-\-readonly\-text\fR] + [\fB\-\-pure\fR] + [\fB\-\-impure\fR] [\fB\-v\fR|\fB\-\-verbose\fR] [\fB\-V\fR|\fB\-\-version\fR] - [\fB\-\-help\fR] + [\fB\-\-help\fR] [\fB\-\-info\fR] \fIinfile\fR [\fIoutfile\fR] .SH 解説 .IX Header "DESCRIPTION" @@ -218,8 +231,9 @@ objcopy [\fB\-F\fR \fIbfdname\fR|\fB\-\-target=\fR\fIbfdname\fR] \fBobjcopy\fR で生のバイナリファイルを生成することは、本質的には入力の オブジェクトファイルの内容のメモリダンプを生成することに -なるでしょう。シンボルと -再配置情報はすべて捨て去られます。メモリダンプは出力ファイルに +なるでしょう。 +シンボルと再配置情報はすべて捨て去られます。 +メモリダンプは出力ファイルに コピーされる中で最も低位のセクションの仮想アドレスから始まります。 .PP S レコードや生のバイナリファイルを生成する場合は、 @@ -230,9 +244,10 @@ S レコードや生のバイナリファイルを生成する場合は、 が、バイナリファイルに必要無い情報を含むセクションを削除するのに有用でしょう。 .PP 注 \- \fBobjcopy\fR は入力ファイルのエンディアンを変えられません。 -入力ファイルにエンディアン性がある場合 (フォーマットによってはありません)、 +入力ファイルにエンディアン性がある場合 (フォーマットによっては +エンディアン性がないものがあります)、 同じエンディアン性のファイルフォーマットか -エンディアン性の無いファイル書式へのみ、 +エンディアン性の無いファイル書式 (例: \fBsrec\fR) へのみ、 \fBobjcopy\fR はコピー可能となります。 .SH オプション .IX Header "OPTIONS" @@ -303,7 +318,8 @@ _binary_\fIobjfile\fR_size 指定したセクションのみ入力ファイルから出力ファイルへコピーし、 他のすべてのセクションを捨てます。 このオプションは -2 回以上指定できます。このオプションを不適切に使うと出力ファイルが +2 回以上指定できます。 +このオプションを不適切に使うと出力ファイルが 利用できない物になるので注意して下さい。 .IP "\fB\-R\fR \fIsectionname\fR" 4 .IX Item "-R sectionname" @@ -312,8 +328,9 @@ _binary_\fIobjfile\fR_size .IX Item "--remove-section=sectionname" .PD \fIsectionname\fR で -指定されたセクションをファイルから取り除きます。このオプションは -2 回以上指定できます。このオプションを不適切に使うと出力ファイルが +指定されたセクションをファイルから取り除きます。 +このオプションは 2 回以上指定できます。 +このオプションを不適切に使うと出力ファイルが 利用できない物になるので注意して下さい。 .IP "\fB\-S\fR" 4 .IX Item "-S" @@ -328,7 +345,7 @@ _binary_\fIobjfile\fR_size .IP "\fB\-\-strip\-debug\fR" 4 .IX Item "--strip-debug" .PD -デバッグシンボルを入力ファイルからコピーしません。 +デバッグシンボル、デバッグセクションを入力ファイルからコピーしません。 .IP "\fB\-\-strip\-unneeded\fR" 4 .IX Item "--strip-unneeded" 再配置処理に不要なシンボルをすべて取り除きます。 @@ -373,6 +390,26 @@ _binary_\fIobjfile\fR_size .PD シンボル \fIsymbolname\fR を weak にします。 このオプションは 2 回以上指定できます。 +.IP "\fB\-w\fR" 4 +.IX Item "-w" +.PD 0 +.IP "\fB\-\-wildcard\fR" 4 +.IX Item "--wildcard" +.PD +他のコマンド行オプションの中で使用される \fIsymbolname\fR で、 +正規表現の使用を許可します。 +疑問符 (?)、アスタリスク (*)、バックスラッシュ (\e)、角括弧 ([]) +演算子をシンボル名の中のどこででも使用可能にします。 +シンボル名の最初の文字が感嘆符 (!) である場合、そのスイッチの意味が +そのシンボルに対しては逆になります。 +例えば、 +.Sp +.Vb 1 +\& -w -W !foo -W fo* +.Ve +.Sp +により、objcopy は ``foo'' を除き、``fo'' で始まるすべてのシンボルを +weak にします。 .IP "\fB\-x\fR" 4 .IX Item "-x" .PD 0 @@ -386,8 +423,8 @@ _binary_\fIobjfile\fR_size .IP "\fB\-\-discard\-locals\fR" 4 .IX Item "--discard-locals" .PD -コンパイラが生成したローカルシンボルをコピーしません。 -(それらは通常 \fBL\fR か \fB.\fR で始まります。) +コンパイラが生成したローカルシンボルをコピーしません +(それらは通常 \fBL\fR か \fB.\fR で始まります)。 .IP "\fB\-b\fR \fIbyte\fR" 4 .IX Item "-b byte" .PD 0 @@ -395,7 +432,8 @@ _binary_\fIobjfile\fR_size .IX Item "--byte=byte" .PD 入力ファイルの各 \fIbyte\fR 番めのバイトのみを取り出します -(ヘッダデータには影響しません)。\fIbyte\fR には +(ヘッダデータには影響しません)。 +\fIbyte\fR には 0 から \fIinterleave\fR-1 の範囲の値を指定できます。 \fIinterleave\fR は、\fB\-i\fR または \fB\-\-interleave\fR のオプションで 指定するか、デフォルトの 4 です。 @@ -407,7 +445,7 @@ _binary_\fIobjfile\fR_size .IP "\fB\-\-interleave=\fR\fIinterleave\fR" 4 .IX Item "--interleave=interleave" .PD -各 \fIinterleave\fR バイト毎に 1 バイトだけをコピーします。 +各 \fIinterleave\fR バイトごとに 1 バイトだけをコピーします。 どれをコピーするかは \fB\-b\fR か \fB\-\-byte\fR オプションで 選びます。デフォルトは 4です。 \fB\-b\fR か \fB\-\-byte\fR のどちらも指定されていない場合、 @@ -458,7 +496,8 @@ _binary_\fIobjfile\fR_size .PD 開始アドレスおよびすべてのセクションの \s-1VMA\s0 および \s-1LMA\s0 のアドレスを、\fIincr\fR を -加算する事で変更します。いくつかのオブジェクトファイル形式では +加算する事で変更します。 +いくつかのオブジェクトファイル形式では セクションのアドレスを任意の値に変更する事は許されていません。 これはセクションを再配置するのではない事に注意して下さい; もしプログラムがセクションが特定のアドレスにロードされる事を @@ -472,7 +511,8 @@ _binary_\fIobjfile\fR_size .IX Item "--adjust-section-vma section{=,+,-}val" .PD 指定された \fIsection\fR の \s-1VMA\s0 および \s-1LMA\s0 アドレスを、 -設定または変更します。\fB=\fR が +設定または変更します。 +\fB=\fR が 指定された場合は、セクションのアドレスは \fIval\fR に設定されます。 そうでなければ \fIval\fR がセクションのアドレスに加算または減算されます。 上の \fB\-\-change\-addresses\fR に書かれているコメントも参照して下さい。 @@ -532,8 +572,9 @@ _binary_\fIobjfile\fR_size セクションが存在しなくても警告を出力しません。 .IP "\fB\-\-set\-section\-flags\fR \fIsection\fR\fB=\fR\fIflags\fR" 4 .IX Item "--set-section-flags section=flags" -指定されたセクションのフラグを設定します。引数 \fIflags\fR は -フラグ名をコンマで区切った文字列です。認識するフラグ名は +指定されたセクションのフラグを設定します。 +引数 \fIflags\fR はフラグ名をコンマで区切った文字列です。 +認識するフラグ名は \fIalloc\fR, \fIcontents\fR, \fIload\fR, \fInoload\fR, \fIreadonly\fR, \fIcode\fR, \fIdata\fR, \fIrom\fR, \fIshare\fR, \fIdebug\fR です。 @@ -546,9 +587,10 @@ _binary_\fIobjfile\fR_size .IP "\fB\-\-add\-section\fR \fIsectionname\fR\fB=\fR\fIfilename\fR" 4 .IX Item "--add-section sectionname=filename" \fIsectionname\fR で指定された名前の新しいセクションをファイルの -コピー中に付け加えます。新しいセクションの内容はファイル -\fIfilename\fR から取り込まれます。セクションのサイズはファイルの -サイズになります。このオプションは任意の名前を持つセクションを +コピー中に付け加えます。 +新しいセクションの内容はファイル \fIfilename\fR から取り込まれます。 +セクションのサイズはファイルのサイズになります。 +このオプションは任意の名前を持つセクションを サポートできるファイル形式でのみ機能します。 .IP "\fB\-\-rename\-section\fR \fIoldname\fR\fB=\fR\fInewname\fR\fB[,\fR\fIflags\fR\fB]\fR" 4 .IX Item "--rename-section oldname=newname[,flags]" @@ -571,14 +613,16 @@ _binary_\fIobjfile\fR_size .IP "\fB\-\-change\-leading\-char\fR" 4 .IX Item "--change-leading-char" いくつかのオブジェクトファイル形式でシンボルの最初に特殊文字が -使われています。もっとも一般的なのはアンダスコアで、しばしば +使われています。 +もっとも一般的なのはアンダスコアで、しばしば コンパイラが各シンボルの前に付け加えます。 このオプションは \fBobjcopy\fR に、オブジェクトファイル形式を変換する時に各シンボルの始まりの 文字を変更するよう指示します。 変換前後のオブジェクトファイル形式がシンボルの始まりに同じ文字を -使っている場合は、このオプションは何もしません。そうでなければ、 +使っている場合は、このオプションは何もしません。 +そうでなければ、 このオプションで文字を付け加える、または文字を削除する、または 文字を変更する事が、適切に行われます。 .IP "\fB\-\-remove\-leading\-char\fR" 4 @@ -587,7 +631,8 @@ _binary_\fIobjfile\fR_size シンボルの最初に付加される特殊文字だった場合は、その文字を取り除きます。 シンボルに前置される最も一般的な文字はアンダスコアです。 このオプションは前置されているアンダスコアをすべての -グローバルシンボルから取り除きます。これはシンボル名の取り決めが +グローバルシンボルから取り除きます。 +これはシンボル名の取り決めが 異なるファイル形式のファイルを一緒にリンクしたい場合に有用です。 これは \fB\-\-change\-leading\-char\fR とは異なります。 なぜならこのオプションでは適切であれば、 @@ -607,11 +652,19 @@ S1/S2 レコードの生成を防ぎ、S3 レコードのみのフォーマットにします。 シンボルの名前を \fIold\fR から \fInew\fR へ変更します。 ソースが無い 2 つのものリンクしようとしていて、 名前の衝突があるときに有用でしょう。 +.IP "\fB\-\-redefine\-syms=\fR\fIfilename\fR" 4 +.IX Item "--redefine-syms=filename" +ファイル \fIfilename\fR にリストされたシンボルの組 "\fIold\fR \fInew\fR" +のそれぞれに対し、\fB\-\-redefine\-sym\fR を適用します。 +\&\fIfilename\fR は単なるフラットファイルであり、シンボルの組 1 つにつき +1 行を占めます。 +ハッシュ文字によりコメント行を置くことができます。 +このオプションは複数回指定することができます。 .IP "\fB\-\-weaken\fR" 4 .IX Item "--weaken" ファイルのすべてのグローバルシンボルを weak に変更します。 これは、\fB\-R\fR オプションをリンカに使用して、 -他のオブジェクトとリンクするオブジェクトを作成するときに有用です。T +他のオブジェクトとリンクするオブジェクトを作成するときに有用です。 このオプションは、オブジェクトファイルフォーマットが weak シンボルをサポートするときのみ効果があります。 .IP "\fB\-\-keep\-symbols=\fR\fIfilename\fR" 4 @@ -657,6 +710,99 @@ weak シンボルをサポートするときのみ効果があります。 ツールチェーンが新規コードを採用するが、 他のアプリケーションは元のコードが使われることに依存している場合、 有用となります。 +.IP "\fB\-\-writable\-text\fR" 4 +.IX Item "--writable-text" +出力ファイルに書き込み可能の印を付けます。 +このオプションはすべてのファイル形式に対して意味があるわけでは +ありません。 +.IP "\fB\-\-readonly\-text\fR" 4 +.IX Item "--readonly-text" +出力ファイルに書き込み禁止の印を付けます。 +このオプションはすべてのファイル形式に対して意味があるわけでは +ありません。 +.IP "\fB\-\-pure\fR" 4 +.IX Item "--pure" +出力ファイルにデマンドページの印を付けます。 +このオプションはすべてのファイル形式に対して意味があるわけでは +ありません。 +.IP "\fB\-\-impure\fR" 4 +.IX Item "--impure" +出力ファイルに impure の印を付けます。 +このオプションはすべてのファイル形式に対して意味があるわけでは +ありません。 +.IP "\fB\-\-prefix\-symbols=\fR\fIstring\fR" 4 +.IX Item "--prefix-symbols=string" +出力ファイルのシンボルすべてに \fIstring\fR を前置します。 +.IP "\fB\-\-prefix\-sections=\fR\fIstring\fR" 4 +.IX Item "--prefix-sections=string" +出力ファイルのセクションすべてに \fIstring\fR を前置します。 +.IP "\fB\-\-prefix\-alloc\-sections=\fR\fIstring\fR" 4 +.IX Item "--prefix-alloc-sections=string" +出力ファイル中の割り当てられたセクションすべての名前すべてに +\&\fIstring\fR を前置します。 +.IP "\fB\-\-add\-gnu\-debuglink=\fR\fIpath-to-file\fR" 4 +.IX Item "--add-gnu-debuglink=path-to-file" +\&\fIpath-to-file\fR への参照を含む .gnu_debuglink セクションを +生成し、出力ファイルに追加します。 +.IP "\fB\-\-only\-keep\-debug\fR" 4 +.IX Item "--only-keep-debug" +ファイルをストリップします。 +すなわち、\fB\-\-strip\-debug\fR +により除去される任意のセクションを削除し、デバッグ用 +セクションを残します。 +.Sp +この意図は、このオプションと \fB\-\-add\-gnu\-debuglink\fR とを +組み合わせて使用し、2 パートの実行可能ファイルを生成することに +あります。 +1 番目はストリップされたバイナリで、\s-1RAM\s0 と +配布ファイルにおいてより少ない空間を占めるようになり、 +2 番目はデバッグ情報ファイルで、デバッグ機能が要求される場合にのみ +必要となるものです。 +これらのファイルの生成のための推奨手順は次のようになります。 +.RS 4 +.IP "1.<実行可能形式を普通どおりにリンクする。ここでは、その名前を>" 4 +.IX Item "1.<実行可能形式を普通どおりにリンクする。ここでは、その名前を>" +\&\f(CW\*(C`foo\*(C'\fR とする... +.ie n .IP "1.<""objcopy \-\-only\-keep\-debug foo foo.dbg"" を実行し>" 4 +.el .IP "1.<\f(CWobjcopy \-\-only\-keep\-debug foo foo.dbg\fR を実行し>" 4 +.IX Item "1.<objcopy --only-keep-debug foo foo.dbg を実行し>" +デバッグ情報を含むファイルを生成する。 +.ie n .IP "1.<""objcopy \-\-strip\-debug foo"" を実行し>" 4 +.el .IP "1.<\f(CWobjcopy \-\-strip\-debug foo\fR を実行し>" 4 +.IX Item "1.<objcopy --strip-debug foo を実行し>" +ストリップされた実行可能形式を生成する。 +.ie n .IP "1.<""objcopy \-\-add\-gnu\-debuglink=foo.dbg foo""を実行し>" 4 +.el .IP "1.<\f(CWobjcopy \-\-add\-gnu\-debuglink=foo.dbg foo\fR を実行し>" 4 +.IX Item "1.<objcopy --add-gnu-debuglink=foo.dbg foo を実行し>" +デバッグ情報へのリンクをストリップ済の実行可能形式に付加する。 +.RE +.RS 4 +.Sp +注意: デバッグ情報ファイルのための拡張子の \f(CW\*(C`.dbg\*(C'\fR +は、任意のものを選択できます。 +また、\f(CW\*(C`\-\-only\-keep\-debug\*(C'\fR のステップをやるか +やらないかも選択次第です。代わりに次のように行なうこともできます。 +.IP "1.<実行可能形式を普通どおりリンクする>" 4 +.IX Item "1.<実行可能形式を普通どおりリンクする>" +.PD 0 +.ie n .IP "1.<""foo""\fR を \f(CW""foo.full"" にコピーする>" 4 +.el .IP "1.<\f(CWfoo\fR を \f(CWfoo.full\fR にコピーする>" 4 +.IX Item "1.<foo を foo.full にコピーする>" +.ie n .IP "1.<""objcopy \-\-strip\-debug foo""を実行する>" 4 +.el .IP "1.<\f(CWobjcopy \-\-strip\-debug foo\fR を実行する>" 4 +.IX Item "1.<objcopy --strip-debug foo を実行する>" +.ie n .IP "1.<""objcopy \-\-add\-gnu\-debuglink=foo.full foo"" を実行する>" 4 +.el .IP "1.<\f(CWobjcopy \-\-add\-gnu\-debuglink=foo.full foo\fR を実行する>" 4 +.IX Item "1.<objcopy --add-gnu-debuglink=foo.full foo を実行する>" +.RE +.RS 4 +.PD +.Sp +すなわち、 \fB\-\-add\-gnu\-debuglink\fR が指すファイルは +完全な情報を持つ実行可能形式でも構いません。 +\&\fB\-\-only\-keep\-debug\fR +スイッチを使い生成したファイルでなくても構いません。 +.RE .IP "\fB\-V\fR" 4 .IX Item "-V" .PD 0 @@ -678,6 +824,9 @@ weak シンボルをサポートするときのみ効果があります。 .IX Item "--help" \fBobjcopy\fR のオプションのサマリを表示して終了します。 +.IP "\fB\-\-info\fR" 4 +.IX Item "--info" +利用可能なアーキテクチャとオブジェクト形式すべてのリストを表示します。 .SH "関連項目" .IX Header "SEE ALSO" \&\fIld\fR\|(1), \fIobjdump\fR\|(1), diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/objdump.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/objdump.1 index 58ad01448d..3694996f08 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/objdump.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/objdump.1 @@ -1,8 +1,11 @@ .\" $FreeBSD$ -.\" Automatically generated by Pod::Man v1.3, Pod::Parser v1.13 +.\" Automatically generated by Pod::Man v1.37, Pod::Parser v1.14 .\" .\" Standard preamble: .\" ======================================================================== +.\" WORD: demangle デマングル(する)[binutils] +.\" WORD: mangle マングル(する)[binutils] +.\" .de Sh \" Subsection heading .br .if t .Sp @@ -22,7 +25,6 @@ .. .de Ve \" End verbatim text .ft R - .fi .. .\" Set up some character translations and predefined strings. \*(-- will @@ -130,8 +132,7 @@ .\" ======================================================================== .\" .IX Title "OBJDUMP 1" -.TH OBJDUMP 1 "2002-08-05" "binutils-2.12.91" "GNU Development Tools" -.UC +.TH OBJDUMP 1 "2004-04-09" "binutils-2.14.91" "GNU Development Tools" .SH 名称 objdump \- オブジェクトファイルから情報を表示する .SH 書式 @@ -146,6 +147,7 @@ objdump [\fB\-a\fR|\fB\-\-archive\-headers\fR] [\fB\-f\fR|\fB\-\-file\-headers\fR] [\fB\-\-file\-start\-context\fR] [\fB\-g\fR|\fB\-\-debugging\fR] + [\fB\-e\fR|\fB\-\-debugging\-tags\fR] [\fB\-h\fR|\fB\-\-section\-headers\fR|\fB\-\-headers\fR] [\fB\-i\fR|\fB\-\-info\fR] [\fB\-j\fR \fIsection\fR|\fB\-\-section=\fR\fIsection\fR] @@ -174,8 +176,8 @@ objdump [\fB\-a\fR|\fB\-\-archive\-headers\fR] .IX Header "DESCRIPTION" \fBobjdump\fR は一つ以上のオブジェクトファイルについて情報を表示します。 -オプションで特にどの情報を表示するのかを制御します。この -情報は、単にプログラムをコンパイルして動かす事を目的とする +オプションで特にどの情報を表示するのかを制御します。 +この情報は、単にプログラムをコンパイルして動かす事を目的とする プログラマの対極にある、コンパイルツールの仕事をしているプログラマに とって主に有用です。 .PP @@ -187,8 +189,9 @@ objdump [\fB\-a\fR|\fB\-\-archive\-headers\fR] .SH オプション .IX Header "OPTIONS" ここではオプションの長い形式と短い形式を一緒に記してあり、 -それらは等価です。少なくとも -\fB\-a,\-d,\-D,\-f,\-g,\-G,\-h,\-H,\-p,\-r,\-R,\-S,\-t,\-T,\-V,\-x\fR +それらは等価です。 +少なくとも +\&\fB\-a,\-d,\-D,\-e,\-f,\-g,\-G,\-h,\-H,\-p,\-r,\-R,\-s,\-S,\-t,\-T,\-V,\-x\fR のうちのいずれかのオプション 1 つは与える必要があります。 .IP "\fB\-a\fR" 4 .IX Item "-a" @@ -212,7 +215,8 @@ objdump [\fB\-a\fR|\fB\-\-archive\-headers\fR] \fIoffset\fR をすべてのセクションのアドレスに加算します。 これはセクションのアドレスがシンボルテーブルと対応しない場合に -有効です。そのような状況は、セクションのアドレスを表現できない +有効です。 +そのような状況は、セクションのアドレスを表現できない a.out のような形式を使って、セクションを特定のアドレスに 置く場合に起こりえます。 .IP "\fB\-b\fR \fIbfdname\fR" 4 @@ -223,16 +227,18 @@ a.out のような形式を使って、セクションを特定のアドレスに .PD オブジェクトファイルのオブジェクトコード形式を \fIbfdname\fR -で指定します。これはおそらく不要です。なぜなら +で指定します。 +これはおそらく不要です。 +なぜなら \fIobjdump\fR -は -多くの形式を自動で認識できるからです。 +は多くの形式を自動で認識できるからです。 .Sp 例えば .Sp .Vb 1 \& objdump -b oasys -m vax -h fu.o .Ve +.Sp では、Oasys のコンパイラで生成された形式の、\s-1VAX\s0 のオブジェクトファイルで あることが明示的に指定された ( \fB\-m\fR @@ -250,21 +256,32 @@ a.out のような形式を使って、セクションを特定のアドレスに .IP "\fB\-\-demangle[=\fR\fIstyle\fR\fB]\fR" 4 .IX Item "--demangle[=style]" .PD -シンボル名の内部表現をユーザレベルの表現にデコード (\fIdemangle\fR) します。 +シンボル名の内部表現をユーザレベルの表現に +デマングル (\fIdemangle\fR) します。 加えてシステムが付加した先頭のアンダスコアも取り除くので、 これによって \*(C+ の関数名がわかりやすくなります。 -コンパイラ毎に、マングル方法が異なります。 +コンパイラごとに、マングル方法が異なります。 オプションのデマングルスタイル引数を使用することで、 コンパイラにあったデマングルスタイルを選択可能です。 -.IP "\fB\-G\fR" 4 -.IX Item "-G" +.IP "\fB\-g\fR" 4 +.IX Item "-g" .PD 0 .IP "\fB\-\-debugging\fR" 4 .IX Item "--debugging" .PD -デバッグ情報を表示します。ファイルに格納されているデバッグ情報を +デバッグ情報を表示します。 +ファイルに格納されているデバッグ情報を 解析して C 言語風の表記で出力する事を試みます。 いくつかの種類のデバッグ情報に関してのみ実装されています。 +\&\fBreadelf \-w\fR により、他のタイプもいくつかサポートされています。 +.IP "\fB\-e\fR" 4 +.IX Item "-e" +.PD 0 +.IP "\fB\-\-debugging\-tags\fR" 4 +.IX Item "--debugging-tags" +.PD +\&\fB\-g\fR と同様ですが、情報が ctags tool 互換の形式で +生成されます。 .IP "\fB\-d\fR" 4 .IX Item "-d" .PD 0 @@ -282,17 +299,12 @@ a.out のような形式を使って、セクションを特定のアドレスに .IX Item "--disassemble-all" .PD \fB\-d\fR と同様ですが、すべてのセクションの内容を -逆アセンブルします。機械語を含むはずのセクションには -限りません。 +逆アセンブルします。 +機械語を含むはずのセクションには限りません。 .IP "\fB\-\-prefix\-addresses\fR" 4 .IX Item "--prefix-addresses" 逆アセンブル時に、各行に完全な形のアドレスを表示します。 これは古い逆アセンブル出力形式です。 -.IP "\fB\-\-disassemble\-zeroes\fR" 4 -.IX Item "--disassemble-zeroes" -通常は逆アセンブル出力で 0 が連続する部分は飛ばされます。 -このオプションは逆アセンブラに、そういった部分も他のデータと -同様に逆アセンブルするように指示します。 .IP "\fB\-EB\fR" 4 .IX Item "-EB" .PD 0 @@ -301,14 +313,15 @@ a.out のような形式を使って、セクションを特定のアドレスに .IP "\fB\-\-endian={big|little}\fR" 4 .IX Item "--endian={big|little}" .PD -オブジェクトファイルのエンディアンを指定します。これは -逆アセンブルにのみ影響します。エンディアン情報を持たない、 +オブジェクトファイルのエンディアンを指定します。 +これは逆アセンブルにのみ影響します。 +エンディアン情報を持たない、 S レコードのようなファイル形式を逆アセンブルする際に有用です。 .IP "\fB\-f\fR" 4 .IX Item "-f" .PD 0 -.IP "\fB\-\-file\-header\fR" 4 -.IX Item "--file-header" +.IP "\fB\-\-file\-headers\fR" 4 +.IX Item "--file-headers" .PD \fIobjfile\fR の各ファイルのヘッダ全体からのサマリ情報を表示します。 @@ -320,10 +333,10 @@ S レコードのようなファイル形式を逆アセンブルする際に有用です。 .IP "\fB\-h\fR" 4 .IX Item "-h" .PD 0 -.IP "\fB\-\-section\-header\fR" 4 -.IX Item "--section-header" -.IP "\fB\-\-header\fR" 4 -.IX Item "--header" +.IP "\fB\-\-section\-headers\fR" 4 +.IX Item "--section-headers" +.IP "\fB\-\-headers\fR" 4 +.IX Item "--headers" .PD オブジェクトファイルのセクションヘッダからサマリ情報を表示します。 .Sp @@ -337,9 +350,13 @@ S レコードのようなファイル形式を逆アセンブルする際に有用です。 \fBobjdump \-h\fR を使用してファイルセクションヘッダを列挙しても 正しいアドレスを表示できません。 代りに、ターゲットにとって暗黙的な、通常のアドレスを表示してしまいます。 +.IP "\fB\-H\fR" 4 +.IX Item "-H" +.PD 0 .IP "\fB\-\-help\fR" 4 .IX Item "--help" -\fBobjdump\fR +.PD +\&\fBobjdump\fR のオプションのサマリを表示して終了します。 .IP "\fB\-i\fR" 4 .IX Item "-i" @@ -347,9 +364,9 @@ S レコードのようなファイル形式を逆アセンブルする際に有用です。 .IP "\fB\-\-info\fR" 4 .IX Item "--info" .PD -\fB\-b\fR +\&\fB\-b\fR または -\fB\-m\fR +\&\fB\-m\fR で指定できるアーキテクチャとオブジェクト形式の名称をリストします。 .IP "\fB\-j\fR \fIname\fR" 4 .IX Item "-j name" @@ -357,7 +374,7 @@ S レコードのようなファイル形式を逆アセンブルする際に有用です。 .IP "\fB\-\-section=\fR\fIname\fR" 4 .IX Item "--section=name" .PD -\fIname\fR +\&\fIname\fR で指定したセクションの情報のみを表示します。 .IP "\fB\-l\fR" 4 .IX Item "-l" @@ -386,6 +403,9 @@ S レコードのような、アーキテクチャ情報を持たないオブジェクトファイルを .PD 逆アセンブラにターゲット固有情報を渡します。 いくつかのターゲットでのみサポートされています。 +2 個以上のディスアセンブラオプションを指定する必要がある場合、 +複数の \fB\-M\fR オプションを指定することができますし、 +コンマで区切ったリストとしてまとめて置くこともできます。 .Sp ターゲットが \s-1ARM\s0 アーキテクチャの場合、 このスイッチを使用して、逆アセンブラが使用するレジスタ名セットを選択可能です。 @@ -431,6 +451,62 @@ intel 文法モードと \s-1AT&T\s0 文法モードを選択します。 BookE 命令の逆アセンブリを選択します。 \fB32\fR および \fB64\fR は PowerPC および PowerPC64 の逆アセンブリ をそれぞれ選択します。 +.Sp +\&\s-1MIPS\s0 では、このオプションは逆アセンブルされた命令における +レジスタ名の表示を制御します。 +以下の項目から複数個を選択して +コンマで区切って並べることで指定できます。 +不当なオプションは無視されます。 +.RS 4 +.ie n .IP """gpr\-names=\f(CI\s-1ABI\s0\f(CW""" 4 +.el .IP "\f(CWgpr\-names=\f(CI\s-1ABI\s0\f(CW\fR" 4 +.IX Item "gpr-names=ABI" +\&\s-1GPR\s0 (汎用レジスタ) の名前を、 +指定した \s-1ABI\s0 に適した形で表示します。 +デフォルトでは、\s-1GPR\s0 の名前は、 +逆アセンブルしたバイナリの \s-1ABI\s0 に従って選択されます。 +.ie n .IP """fpr\-names=\f(CI\s-1ABI\s0\f(CW""" 4 +.el .IP "\f(CWfpr\-names=\f(CI\s-1ABI\s0\f(CW\fR" 4 +.IX Item "fpr-names=ABI" +\&\s-1FPR\s0 (浮動小数点数レジスタ) の名前を、 +指定した \s-1ABI\s0 に適した形で表示します。 +デフォルトでは、\s-1FPR\s0 の名前でなく \s-1FPR\s0 数が表示されます。 +.ie n .IP """cp0\-names=\f(CI\s-1ARCH\s0\f(CW""" 4 +.el .IP "\f(CWcp0\-names=\f(CI\s-1ARCH\s0\f(CW\fR" 4 +.IX Item "cp0-names=ARCH" +\&\s-1CP0\s0 (システムコントロールコプロセッサ/コプロセッサ 0) +レジスタの名前を、\fI\s-1ARCH\s0\fR で指定した \s-1CPU\s0 または +アーキテクチャに適した形で表示します。 +デフォルトでは、逆アセンブルしたバイナリのアーキテクチャと +\&\s-1CPU\s0 に従って \s-1CP0\s0 レジスタの名前が選択されます。 +.ie n .IP """hwr\-names=\f(CI\s-1ARCH\s0\f(CW""" 4 +.el .IP "\f(CWhwr\-names=\f(CI\s-1ARCH\s0\f(CW\fR" 4 +.IX Item "hwr-names=ARCH" +\&\s-1HWR\s0 (ハードウエアレジスタ、\f(CW\*(C`rdhwr\*(C'\fR 命令が +使用する) の名前を、\&\fI\s-1ARCH\s0\fR で指定した \s-1CPU\s0 または +アーキテクチャに適した形で表示します。 +デフォルトでは、逆アセンブルしたバイナリのアーキテクチャと +\&\s-1CPU\s0 に従って \s-1HWR\s0 の名前が選択されます。 +.ie n .IP """reg\-names=\f(CI\s-1ABI\s0\f(CW""" 4 +.el .IP "\f(CWreg\-names=\f(CI\s-1ABI\s0\f(CW\fR" 4 +.IX Item "reg-names=ABI" +\&\s-1GPR\s0 と \s-1FPR\s0 の名前を、 +指定した \s-1ABI\s0 に適した形で表示します。 +.ie n .IP """reg\-names=\f(CI\s-1ARCH\s0\f(CW""" 4 +.el .IP "\f(CWreg\-names=\f(CI\s-1ARCH\s0\f(CW\fR" 4 +.IX Item "reg-names=ARCH" +CPU固有のレジスタの名前 (\s-1CP0\s0 レジスタと \s-1HWR\s0 の名前) +を、選択した \s-1CPU\s0 またはアーキテクチャに適した形で表示します。 +.RE +.RS 4 +.Sp +上記に示したオプションのいずれにおいても、\fI\s-1ABI\s0\fR または +\&\fI\s-1ARCH\s0\fR を \fBnumeric\fR として指定して、 +指定したレジスタのタイプに対する名前でなく番号を表示させるように +することができます。 +利用可能な \fI\s-1ABI\s0\fR と \fI\s-1ARCH\s0\fR の値の一覧は、 +\&\fB\-\-help\fR オプションを用いることで得られます。 +.RE .IP "\fB\-p\fR" 4 .IX Item "-p" .PD 0 @@ -446,7 +522,8 @@ BookE 命令の逆アセンブリを選択します。 .IP "\fB\-\-reloc\fR" 4 .IX Item "--reloc" .PD -ファイルの再配置情報を表示します。\fB\-d\fR または +ファイルの再配置情報を表示します。 +\fB\-d\fR または \fB\-D\fR と一緒に指定された場合は、再配置情報は逆アセンブル出力に 散りばめられて表示されます。 .IP "\fB\-R\fR" 4 @@ -455,7 +532,8 @@ BookE 命令の逆アセンブリを選択します。 .IP "\fB\-\-dynamic\-reloc\fR" 4 .IX Item "--dynamic-reloc" .PD -ファイルの実行時再配置情報を表示します。このオプションは、 +ファイルの実行時再配置情報を表示します。 +このオプションは、 ある種の共有ライブラリなどのダイナミックオブジェクトに ついてのみ意味があります。 .IP "\fB\-s\fR" 4 @@ -465,6 +543,7 @@ BookE 命令の逆アセンブリを選択します。 .IX Item "--full-contents" .PD 指定されたセクションのすべての内容を表示します。 +デフォルトでは、空でないセクションすべてが表示されます。 .IP "\fB\-S\fR" 4 .IX Item "-S" .PD 0 @@ -476,7 +555,8 @@ BookE 命令の逆アセンブリを選択します。 .IP "\fB\-\-show\-raw\-insn\fR" 4 .IX Item "--show-raw-insn" 命令を逆アセンブルする際に、ニーモニックに加えて機械語も 16 進数で -表示します。この動作は +表示します。 +この動作は \fB\-\-prefix\-addresses\fR が指定されていない場合のデフォルトです。 .IP "\fB\-\-no\-show\-raw\-insn\fR" 4 @@ -493,20 +573,24 @@ BookE 命令の逆アセンブリを選択します。 .PD 要求されたセクションの全内容を表示します。 \s-1ELF\s0 ファイルの .stab, .stab.index, .stab.excl セクションの内容を -表示します。これは \f(CW\*(C`.stab\*(C'\fR デバッグシンボルテーブルのエントリが -\s-1ELF\s0 セクションに格納されている (Solaris 2.0 のような) システムでのみ -有用です。他の大部分のファイル形式では、デバッグシンボルテーブルの +表示します。 +これは \f(CW\*(C`.stab\*(C'\fR デバッグシンボルテーブルの +エントリが \s-1ELF\s0 セクションに格納されている +(Solaris 2.0 のような) システムでのみ有用です。 +他の大部分のファイル形式では、デバッグシンボルテーブルの エントリはリンケージシンボルに差し込まれていて、 \fB\-\-syms\fR での出力で見ることができます。 .IP "\fB\-\-start\-address=\fR\fIaddress\fR" 4 .IX Item "--start-address=address" -指定されたアドレスからデータの表示を開始します。これは +指定されたアドレスからデータの表示を開始します。 +これは \fB\-d\fR, \fB\-r\fR, \fB\-s\fR オプションの出力に影響します。 .IP "\fB\-\-stop\-address=\fR\fIaddress\fR" 4 .IX Item "--stop-address=address" -指定されたアドレスでデータの表示を終了します。これは +指定されたアドレスでデータの表示を終了します。 +これは \fB\-d\fR, \fB\-r\fR, \fB\-s\fR オプションの出力に影響します。 .IP "\fB\-t\fR" 4 @@ -515,8 +599,9 @@ BookE 命令の逆アセンブリを選択します。 .IP "\fB\-\-syms\fR" 4 .IX Item "--syms" .PD -シンボルテーブル。ファイルのシンボルテーブルのエントリを -表示します。これは +シンボルテーブル。 +ファイルのシンボルテーブルのエントリを表示します。 +これは \fBnm\fR プログラムで得られる情報と似ています。 .IP "\fB\-T\fR" 4 @@ -526,28 +611,33 @@ BookE 命令の逆アセンブリを選択します。 .IX Item "--dynamic-syms" .PD ファイルのダイナミックシンボルテーブルの -エントリを表示します。これはある種の共有ライブラリのような +エントリを表示します。 +これはある種の共有ライブラリのような ダイナミックオブジェクトでのみ意味があります。 これは \fBnm\fR プログラムに \fB\-D\fR (\fB\-\-dynamic\fR) オプションを指定した時に得られる情報と似ています。 +.IP "\fB\-V\fR" 4 +.IX Item "-V" +.PD 0 .IP "\fB\-\-version\fR" 4 .IX Item "--version" +.PD \fBobjdump\fR のバージョン番号を表示して終了します。 .IP "\fB\-x\fR" 4 .IX Item "-x" .PD 0 -.IP "\fB\-\-all\-header\fR" 4 -.IX Item "--all-header" +.IP "\fB\-\-all\-headers\fR" 4 +.IX Item "--all-headers" .PD 得られるすべてのヘッダ情報を表示します。 シンボルテーブルと再配置情報も含まれます。 -\fB\-x\fR +\&\fB\-x\fR の指定は、 -\fB\-a \-f \-h \-r \-t\fR +\&\fB\-a \-f \-h \-r \-t\fR のすべてを指定するのと等価です。 .IP "\fB\-w\fR" 4 .IX Item "-w" @@ -557,6 +647,15 @@ BookE 命令の逆アセンブリを選択します。 .PD 80 桁を越える出力デバイス用に行を整形します。 また、表示するときに、シンボル名を短縮しません。 +.IP "\fB\-z\fR" 4 +.IX Item "-z" +.PD 0 +.IP "\fB\-\-disassemble\-zeroes\fR" 4 +.IX Item "--disassemble-zeroes" +.PD +通常は、逆アセンブル出力では、ゼロブロックを飛ばしますが、 +このオプションは、これらのブロックを他のブロックと同様に +逆アセンブルするように指示します。 .SH "関連項目" .IX Header "SEE ALSO" \&\fInm\fR\|(1), \fIreadelf\fR\|(1), @@ -566,14 +665,15 @@ Info の項。 .SH "COPYRIGHT" .IX Header "COPYRIGHT" -Copyright (c) 1991, 92, 93, 94, 95, 96, 97, 98, 99, 2000, 2001, 2002 Free Software Foundation, Inc. +Copyright (c) 1991, 92, 93, 94, 95, 96, 97, 98, 99, 2000, +2001, 2002, 2003 Free Software Foundation, Inc. .PP Permission is granted to copy, distribute and/or modify this document under the terms of the \s-1GNU\s0 Free Documentation License, Version 1.1 or any later version published by the Free Software Foundation; with no Invariant Sections, with no Front-Cover Texts, and with no Back-Cover Texts. A copy of the license is included in the -section entitled \*(L"\s-1GNU\s0 Free Documentation License\*(R". +section entitled ``\s-1GNU\s0 Free Documentation License''. .SH 日本語訳 野首 寛高(hnokubi@yyy.or.jp): FreeBSD 用に翻訳 .\" .SH 履歴 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/pkg_add.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/pkg_add.1 index 44b9b60cf1..9ea9355b42 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/pkg_add.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/pkg_add.1 @@ -13,12 +13,10 @@ .\" .\" Jordan K. Hubbard .\" -.\" -.\" @(#)pkg_add.1 -.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/pkg_install/add/pkg_add.1,v 1.62 2004/03/01 21:58:21 kensmith Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.sbin/pkg_install/add/pkg_add.1,v 1.65 2004/08/11 15:47:13 eik Exp % .\" .\" $FreeBSD$ -.Dd November 25, 1994 +.Dd March 1, 2004 .Dt PKG_ADD 1 .Os .Sh 名称 @@ -72,7 +70,8 @@ package ファイルを調べるのには .Bl -tag -width indent .It Ar pkg-name Op Ar pkg-name ... 指定された package がインストールされます。 -- という名前が指定されると、 +.Fl +という名前が指定されると、 .Nm は stdin から読み込みます。 package がカレントディレクトリに見つからないと、 @@ -116,7 +115,8 @@ package がデフォルトディレクトリを保持している場合には、 ディレクティブのみが変更されることに注意してください。 複数回のディレクトリ変更が行われることはまれですが、 実際にあった場合、すべてのディレクトリ変更を制御したくなる -でしょう。この場合、 +でしょう。 +この場合、 .Cm MASTER モード、 .Cm SLAVE @@ -151,7 +151,8 @@ package がデフォルトディレクトリを保持している場合には、 )。 .It Fl M .Cm MASTER -モードで実行します。これは +モードで実行します。 +これは .Nm のとても特殊な実行モードであり、 .Cm SLAVE @@ -170,7 +171,8 @@ package がデフォルトディレクトリを保持している場合には、 大きな変更を加えることが可能になります。 .It Fl S .Cm SLAVE -モードで実行します。これは +モードで実行します。 +これは .Nm のとても特殊な実行モードであり、 .Cm MASTER @@ -192,13 +194,13 @@ package がデフォルトディレクトリを保持している場合には、 にインストールされているようにします。 .Ar chrootdir は、 -.Xr pkg_add 8 +.Nm の実行に通常必要なものすべてを含む、 相当程度完全なファイルシステムである必要があります。 このフラグは、 .Xr sysinstall 8 -が実行する操作のサポートを支援するために追加されました。その他の -用途に役に立つようにということではありません。 +が実行する操作のサポートを支援するために追加されました。 +その他の用途に役に立つようにということではありません。 .Ar chrootdir は適切に設定され、通常のユーザが変更できないようにすること、 .Xr fetch 1 @@ -241,13 +243,11 @@ passive mode .Sh 技術詳細 .Nm ユーティリティは、 -各 package の "packing list" を -.Pa /tmp -(設定されている場合には -.Ev PKG_TMPDIR ) +各 package の "packing list" を /tmp +(設定されている場合には $PKG_TMPDIR ) 中の特別な作業ディレクトリに展開し、 中身を解析し、package の内容を完全に展開するために -以下の手順を実行します: +以下の手順を実行します。 .Bl -enum .It package がすでにインストールされている、と記録されているかどうかを @@ -255,14 +255,14 @@ package がすでにインストールされている、と記録されているかどうかを もしそうならインストールを中断します。 .It package が、既にインストール済の package と衝突するかどうかをチェックします -.Cm ( @conflicts +.Pf ( Cm @conflicts ディレクティブを読みます。 .Xr pkg_create 1 を参照)。 もしそうならインストールを中断します。 .It packing list に書かれている、package の全依存関係をスキャンします -.Cm ( @pkgdep +.Pf ( Cm @pkgdep ディレクティブを読みます。 .Xr pkg_create 1 を参照)。 @@ -273,8 +273,8 @@ packing list に書かれている、package の全依存関係をスキャンします .It package がどのようにシステムに追加されるかを制御する .Cm @option -ディレクティブを検索します。このマニュアルページを書いている時点では、 -実装されているオプションは +ディレクティブを検索します。 +このマニュアルページを書いている時点では、実装されているオプションは .Cm @option extract-in-place のみであり、これは .Pa /tmp diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/pkill.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/pkill.1 index bc012eed7f..33c60e99b1 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/pkill.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/pkill.1 @@ -1,6 +1,6 @@ .\" $NetBSD: pkill.1,v 1.8 2003/02/14 15:59:18 grant Exp $ .\" -.\" %FreeBSD: src/usr.bin/pkill/pkill.1,v 1.5 2004/03/26 08:54:27 ru Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.bin/pkill/pkill.1,v 1.8 2004/08/16 04:49:43 gad Exp % .\" $FreeBSD$ .\" .\" Copyright (c) 2002 The NetBSD Foundation, Inc. @@ -41,7 +41,7 @@ .Dt PKILL 1 .Os .Sh 名称 -.Nm pkill +.Nm pgrep , pkill .Nd 名前によるプロセスの検索、およびシグナル送出 .Sh 書式 .Nm pgrep @@ -56,9 +56,9 @@ .Op Fl s Ar sid .Op Fl t Ar tty .Op Fl u Ar euid -.Op Ar pattern Op ... +.Ar pattern ... .Nm pkill -.Op Fl signal +.Op Fl Ar signal .Op Fl fnvx .Op Fl G Ar gid .Op Fl M Ar core @@ -69,7 +69,7 @@ .Op Fl s Ar sid .Op Fl t Ar tty .Op Fl u Ar euid -.Op Ar pattern Op ... +.Ar pattern ... .Sh 解説 .Nm pgrep コマンドは、稼働中のシステム上のプロセステーブルを検索し、 @@ -80,7 +80,7 @@ コマンドラインで指定された基準にマッチしたすべてのプロセスへシグナルを送ります。 .Pp 以下のオプションを利用できます: -.Bl -tag -width xxxxxxxx +.Bl -tag -width ".Fl d Ar delim" .It Fl G Ar gid コンマ区切りのリスト .Ar gid @@ -89,10 +89,10 @@ コンマ区切りのリスト .Ar ppid で与えられた親プロセス ID を持つプロセスのみにマッチを限定します。 -.It Fl M +.It Fl M Ar core 現在稼働中のシステムからではなく、指定したコアから 名前リストに関連した値を抽出します。 -.It Fl N +.It Fl N Ar system 現在のシステムがブートしたカーネルイメージ (デフォルト) からではなく、 指定されたシステムから名前リストを抽出します。 .It Fl U Ar uid @@ -140,11 +140,13 @@ .Ar tty で与えられた端末に関連づけられたプロセスのみにマッチを限定します。 端末名は -.Sq ttyxx +.Pa tty Ns Ar xx という形式でもよいし、短い -.Sq xx +.Ar xx という形式でも構いません。 -単一のダッシュ (`-') を指定すると、端末に関連づけられていないプロセスに +単一のダッシュ +.Pq Ql - +を指定すると、端末に関連づけられていないプロセスに マッチします。 .It Fl u Ar euid コンマ区切りのリスト @@ -158,14 +160,29 @@ .Fl f オプションが指定されている場合は、引数リストに厳密にマッチさせます。 デフォルトでは、すべての部分文字列にマッチします。 -.It Fl signal -デフォルトの TERM の代わりに送出されるシグナルを指定する +.It Fl Ns Ar signal +デフォルトの +.Dv TERM +の代わりに送出されるシグナルを指定する 非負の 10 進数、もしくはシグナル名です。 このオプションは、 .Nm pkill の最初の引数として指定された時のみ有効です。 .El .Pp +.Ar pattern +オペランドを指定すると、各プロセスのコマンド名または引数リスト丸ごとに +一致させるための正規表現として使用されます。 +.Fl f +オプションを指定しない場合、 +.Ar pattern +を使いコマンド名との一致を試みます。 +しかしながら、現在のところ、 +.Fx +は、各コマンドにつきコマンド名の最初の 19 文字しか保存していません。 +コマンド名の最初の 19 文字より後ろとの一致を試みた場合、 +黙って一致に失敗します。 +.Pp 実行中の .Nm pgrep も @@ -176,8 +193,8 @@ .Nm pgrep と .Nm pkill -は、終了の際に以下の値のどれかを返します: -.Bl -tag -width foo +ユーティリティは、終了の際に以下の値のどれかを返します: +.Bl -tag -width indent .It 0 1 つ以上のプロセスがマッチしました。 .It 1 @@ -193,13 +210,12 @@ .Xr ps 1 , .Xr kill 2 , .Xr sigaction 2 , -.Xr re_format 7 , -.Xr signal 7 +.Xr re_format 7 .Sh 歴史 .Nm pkill と .Nm pgrep -は、 +ユーティリティは、 .Nx 1.6 ではじめて登場しました。 これらは、Sun diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/printf.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/printf.1 index 5ebcaaa369..05e6d58b9f 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/printf.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/printf.1 @@ -33,10 +33,10 @@ .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)printf.1 8.1 (Berkeley) 6/6/93 -.\" %FreeBSD: src/usr.bin/printf/printf.1,v 1.24 2002/07/15 07:35:36 keramida Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.bin/printf/printf.1,v 1.30 2004/07/03 07:07:11 tjr Exp % .\" $FreeBSD$ .\" -.Dd June 6, 1993 +.Dd July 3, 2004 .Dt PRINTF 1 .Os .Sh 名称 @@ -44,7 +44,7 @@ .Nd フォーマット済み出力 .Sh 書式 .Nm -.Ar format Op Ar arguments ... +.Ar format Op Ar arguments ... .Sh 解説 .Nm ユーティリティは第一引数より後の引数をフォーマットに合わせて出力します。 @@ -58,11 +58,9 @@ .Pp 第一引数より後の .Ar arguments -は対応するフォーマットが -.Cm c -か -.Cm s -の場合は文字列として扱われ、それ以外は以下のような拡張部分と +は、対応するフォーマットが +.Cm c , b , s +のいずれか場合は文字列として扱われ、それ以外は以下のような拡張部分と 合わせて C の定数として評価されます。 .Pp .Bl -bullet -offset indent -compact @@ -83,7 +81,7 @@ キャラクタエスケープシーケンスは .St -ansiC の定義を拡張した、バックスラッシュによる表記です。 -文字キャラクタとその意味は以下のようになります。 +キャラクタとその意味は以下のようになります。 .Pp .Bl -tag -width Ds -offset indent -compact .It Cm \ea @@ -157,7 +155,7 @@ 符号つきのフォーマットで正の値を表示する時に先頭に空白が一つ挿入されます。 `+' と空白の両方が指定された場合、`+' が空白に優先されます。 .It Cm \&0 -`0' は空白でパディングする代りに `0' でパディングを行ないます。 +`0' は空白でパディングする代りに `0' でパディングを行います。 `\-' と `0' の両方が指定された場合、`\-' が優先されます。 .El .It "フィールド幅:" @@ -173,24 +171,28 @@ .Sq Cm \&.\& , には、 .Em 精度 -を表わす数のオプションが続きます。この数は +を表わす数のオプションが続きます。 +この数は .Cm e と .Cm f フォーマットの場合に小数点以下の値を表示する桁数を指定します。 .Cm e , .Cm f -以外では、文字列から表示される文字の最大数になります。もし精度を表す数 -がなければ、精度は 0 とされます。 +以外では、文字列から表示される文字の最大数になります。 +もし精度を表す数がなければ、精度は 0 とされます。 .It Format: フォーマットの型を表す文字です ( -.Cm diouxXfwEgGcsb +.Cm diouxXfFeEgGaAcsb のうちのいずれか)。 +大文字のフォーマットとその小文字版との違いは、前者の出力が +完全に大文字になるということです。 .El .Pp フィールド幅や精度は数字の代りに .Sq Cm \&* -も使えます。この場合、フィールド幅や精度は +も使えます。 +この場合、フィールド幅や精度は .Ar argument で与えます。 .Pp @@ -200,11 +202,18 @@ .Ar argument はそれぞれ符号つき 10 進数 (d または i)、符号なし 8 進数 (o)、 符号なし 10 進数 (u)、符号なし 16 進数 (X または x) で表示されます。 -.It Cm f +.It Cm fF .Ar argument が `[\-]ddd.ddd' のスタイルで表示され、引数の精度で指定した数だけ小数 -点以下の d が続きます。精度の指定がなければ 6 文字になります。もし精度 -が明示的に 0 と指定された場合は小数点とそれ以下の値は表示されません。 +点以下の d が続きます。 +精度の指定がなければ 6 文字になります。 +もし精度が明示的に 0 と指定された場合は +小数点とそれ以下の値は表示されません。 +値 \*[If] と \*[Na] は、それぞれ +.Ql inf +と +.Ql nan +のように表示されます。 .It Cm eE .Ar argument が @@ -214,16 +223,35 @@ のように、小数点の前に数字が一つで、後には引数の精度で指定した数だけ 数字が続きます。 精度の指定がなければ 6 文字になります。 -.Sq Cm \&E -フォーマットが使われます。 +値 \*[If] と \*[Na] は、それぞれ +.Ql inf +と +.Ql nan +のように表示されます。 .It Cm gG .Ar argument が、最小の長さで最大の精度が得られるように、 .Cm f +.Pq Cm F または、 .Cm e .Pq Cm E で表示されます。 +.It Cm aA +.Ar argument +が、 +.Sm off +.Sq Op - Ar h.hhh No \(+- Li p Ar d +.Sm on +のように、16 進小数点の前は 1 桁で、小数点の後ろは +引数で指定した精度指定と同じだけの桁数で表示します。 +精度指定がない場合、引数の倍精度浮動小数点数表現を保持するのに +十分な桁数が生成されます。 +値 \*[If] と \*[Na] とは、それぞれ +.Ql inf +と +.Ql nan , +と表示されます。 .It Cm c .Ar argument の最初の文字が表示されます。 @@ -237,15 +265,17 @@ .Ar argument 中のバックスラッシュ表現のキャラクタエスケープを解釈します。 .It Cm \&% -`%' を表示します。引数はつきません。 +`%' を表示します。 +引数は使用しません。 .El .Pp 小数点文字は、プログラムのロケール (カテゴリ .Dv LC_NUMERIC ) で定義されます。 .Pp -存在しないフィールド、もしくは小さなフィールド幅指定でフィールドが切り -詰められることはありません。指定されたフィールドが実際の幅を越えた時は、 +存在しないフィールド、もしくは小さなフィールド幅指定でフィールドが +切り詰められることはありません。 +指定されたフィールドが実際の幅を越えた時は、 パディングが起こります。 .Sh 診断 .Ex -std @@ -258,7 +288,7 @@ .Sh 関連項目 .Xr echo 1 , .Xr printf 3 -.Sh 標準 +.Sh 規格 .Nm コマンドは、 .St -p1003.2 @@ -273,13 +303,18 @@ .Sh バグ 浮動小数点数は .Tn ASCII -から浮動小数に変換されてまた戻るので、浮動小数の精度が失われます。 +から浮動小数点数形式に変換されてまた戻るので、 +浮動小数点数の精度が失われます。 .Pp .Tn ANSI 16 進文字定数はわざと用意されていません。 .Pp -エスケープシーケンス \e000 が文字列終端子です。 +エスケープシーケンス \e000 は文字列終端子です。 .Ar format 中に存在すると、 .Ar format -は \e000 文字のところで切り捨てられます。 +は文字 \e000 のところで切り捨てられます。 +.Pp +フォーマット文字列中のマルチバイト文字は認識されません (これは +.Ql % +がマルチバイト文字の内側に出現する可能性がある場合に限られます)。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/ps.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/ps.1 index f43073fb86..b18292d1ac 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/ps.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/ps.1 @@ -26,7 +26,7 @@ .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)ps.1 8.3 (Berkeley) 4/18/94 -.\" %FreeBSD: src/bin/ps/ps.1,v 1.75 2004/04/06 20:06:49 markm Exp % +.\" %FreeBSD: src/bin/ps/ps.1,v 1.79 2004/06/22 01:59:54 gad Exp % .\" .\" $FreeBSD$ .Dd March 27, 2004 @@ -38,136 +38,125 @@ .Sh 書式 .Nm .Op Fl aCcefHhjlmrSTuvwXxZ -.Oo Fl G Ar gid Ns Xo -.Op , Ns Ar gid Ns No ... -.Xc -.Oc +.Op Fl G Ar gid Ns Op , Ns Ar gid Ns Ar ... .Op Fl M Ar core .Op Fl N Ar system .Op Fl O Ar fmt .Op Fl o Ar fmt -.Oo Fl p Ar pid Ns Xo -.Op , Ns Ar pid Ns No ... -.Xc -.Oc -.Oo Fl t Ar tty Ns Xo -.Op , Ns Ar tty Ns No ... -.Xc -.Oc -.Oo Fl U Ar username Ns Xo -.Op , Ns Ar username Ns No ... -.Xc -.Oc -.br +.Op Fl p Ar pid Ns Op , Ns Ar pid Ns Ar ... +.Op Fl t Ar tty Ns Op , Ns Ar tty Ns Ar ... +.Op Fl U Ar username Ns Op , Ns Ar username Ns Ar ... .Nm .Op Fl L .Sh 解説 .Nm -ユーティリティは、制御端末を持つ自分 (あなた) のすべてのプロセスの情報を、 +ユーティリティは、ユーザのプロセスのうち制御端末を持つもの +すべての情報を、 ヘッダ行に続いて表示します。 .Pp -.Fl a , G , p , T , t, U -オプションを組み合わせて指定することで、 -異なるプロセスの組を選択して表示することができます。 -これらのオプションが 2 つ以上指定された場合、 +.Fl a , G , p , T , t , U +オプションの任意の組み合わせを使用することで、 +表示するプロセスの集合を選択することができます。 .Nm -は、指定されたオプションの少なくとも 1 つにマッチしたプロセスを -すべて表示します。 +これらのうち、複数のオプションが与えられると、 +.Nm +は、与えられたオプションの少なくとも 1 つにマッチしたプロセスを +すべて選択します。 .Pp -表示するために選択されたプロセスに対して、 +表示対象として選択されたプロセスに対し、 .Nm -は通常、1 行に 1 プロセスを表示します。 +は、通常 1 プロセス当たり 1 行で表示します。 .Fl H -オプションは、いくつかのプロセスに対して、複数行 (1 行に 1 スレッド) -表示することがあります。 -デフォルトでは、これらの出力を、まず制御端末順に整列し、 -その中でプロセス -.Tn ID -順に整列します。 +オプションにより、プロセスによっては、 +複数行 (1 スレッド当たり 1 行) 表示することがあります。 +デフォルトでは、すべての出力行は、最初に制御端末順、 +その中でプロセス ID 順に整列されます。 +この整列順は、 .Fl m , r , u , v -オプションは、整列順を変更します。 -2 つ以上の整列オプションが指定された場合、選択されたプロセスは、 -最後に指定された整列オプションにしたがって整列されます。 +オプションで変更します。 +複数の整列オプションが与えられた場合、 +最後に指定した整列オプションに従い選択されたプロセスを整列します。 .Pp -選択されたプロセスの表示される情報は、一連のキーワードによって選ばれます -.Pf ( Fl L , -.Fl O , -.Fl o +表示対象として選択されたプロセスに対し、 +キーワードの組に基づき表示する情報を選択します +.Pf ( Fl L , O , o オプションを参照)。 -デフォルトの出力フォーマットは、各プロセス毎に、 -プロセス -.Tn ID -、制御端末・cpu 時間 (ユーザ時間とシステム時間の両方)・ -プロセス状態・プロセスに関連するコマンドから成ります。 +デフォルトの出力形式には、プロセスごとに、プロセス ID、制御端末、 +CPU 時間 (ユーザ時間とシステム時間の両方)、プロセス状態、 +プロセスに関連するコマンドが含まれます。 .Pp -プロセスファイルシステム ( -.Xr procfs 5 -参照) は、 .Nm -が実行されている時にマウントされているべきです。そうでない場合、 -すべての情報が利用可能になるわけではありません。 +を実行するときには、プロセスファイルシステム +.Pf ( Xr procfs 5 +参照) をマウントしておく必要があります。 +そうでない場合、必ずしもすべての情報が利用可能になるわけではありません。 .Pp オプションを以下に示します。 .Bl -tag -width indent .It Fl a -自分のプロセスに加え自分以外のプロセスの情報も同様に表示します。 +自分のプロセスに加え自分以外のユーザのプロセスの情報も同様に表示します。 .Fl x -オプションがあわせて指定されていない場合、制御端末を持っていないプロセスは +オプションを指定しない限り、制御端末を持たないプロセスは すべてスキップされます。 この機能は、 .Va security.bsd.see_other_uids sysctl を 0 に設定することで無効化できます。 .It Fl c -``コマンド'' 桁の出力を、すべてのコマンドラインを表示するのではなく、 -実行形式名だけを表示するように変更します。 +.Dq コマンド +桁の出力を、コマンド行すべてを表示するのではなく、 +実行形式の名前だけを表示するように変更します。 .It Fl C -cpu パーセンテージの計算を、``常駐'' 時間を無視する ``生'' -cpu 時間を使う方法に変更します (通常これは効果がありません)。 +CPU パーセンテージの計算方法を、 +.Dq 常駐 +時間を無視する +.Dq 生 +CPU 時間を使う方法に変更します (通常これは効果がありません)。 .It Fl e 環境 (変数) も同時に表示します。 .It Fl f スワップアウトされたプロセスに関して、 -コマンドラインと環境の情報を表示します。 -ユーザの uid が 0 である場合のみ、このオプションが有効になります。 +コマンド行と環境の情報を表示します。 +ユーザの UID が 0 である場合のみ、このオプションが有効になります。 .It Fl G -指定された実グループ -.Tn ID -で実行されているプロセスについての情報を表示します。 +指定されたグループ ID を持つ、走行中のプロセスについての情報を表示します。 .It Fl H -各プロセスに関連する、すべての +各プロセスに関連する、 .Em カーネルから見える -スレッドを表示します。 +スレッドのすべてを表示します。 使用中のスレッドパッケージに依存し、プロセスのみの表示か、 カーネルスケジュールエンティティのみの表示か、 全プロセススレッドの表示のいずれかになります。 .It Fl h -ページ毎に 1 つヘッダが入るようにします。 +ページごとに 1 つヘッダが入るように、必要なだけの情報ヘッダを繰り返し +表示します。 .It Fl j -次のキーワードに関する情報を表示します: -user, pid, ppid, pgid, jobc, state, tt, time, command。 +次のキーワードに関する情報を表示します。 +.Cm user , pid , ppid , pgid , sid , jobc , state , tt , time , command .It Fl L .Fl O , o -オプションで有効なキーワードの一覧を表示します。 +オプションに対し利用可能ななキーワードの一覧を表示します。 .It Fl l -次のキーワードに関する情報を表示します: -uid, pid, ppid, cpu, pri, nice, vsz, rss, mwchan, state, tt, time, command。 +次のキーワードに関する情報を表示します。 +.Cm uid , pid , ppid , cpu , pri , nice , vsz , rss , mwchan , state , +.Cm tt , time , command .It Fl M -名前リストの値を取り出すとき、現在実行中のシステムの代わりに、 -指定された core から取り出します。 +名前リストの値を取り出すとき、現在実行中のシステムからでなく、 +指定したコアから取り出します。 .It Fl m -制御端末とプロセス -.Tn ID -の組み合わせではなく、メモリ使用量順に整列します。 +制御端末順とプロセス ID 順の組み合わせでなく、 +メモリ使用量順に整列します。 .It Fl N -指定された system から名前リストを取り出します。 -デフォルトは、システムが起動してきたカーネルイメージから取り出します。 +指定されたシステムから名前リストを取り出します。 +デフォルトは、システムの起動で使用したカーネルイメージから +取り出します。 .It Fl O デフォルトで表示される情報に加え、 指定されたキーワードに関する情報を、 -プロセス -.Tn ID -の後に挿入する形式で表示します。 -各キーワードの後ろには、等号 (``='') と文字列を追加しても構いません。 +プロセス ID の後に挿入する形式で表示します。 +キーワードは、空白またはコンマで区切って指定可能です。 +各キーワードの後ろには、等号 +.Pq Ql = +と文字列を追加しても構いません。 この場合、標準のヘッダの代わりに指定された文字列が表示されます。 .It Fl o 指定されたキーワードに関する情報を、表示します。 @@ -175,16 +164,14 @@ uid, pid, ppid, cpu, pri, nice, vsz, rss, mwchan, state, tt, time, command。 また、複数の .Fl o オプションを使用することでも、複数のキーワードを指定可能です。 -各キーワードの後ろには、等号(``='')と文字列を追加しても構いません。 +各キーワードの後ろには、等号 +.Pq Ql = +と文字列を追加しても構いません。 この場合、標準のヘッダの代わりに指定された文字列が表示されます。 .It Fl p -指定したプロセス -.Tn ID -にマッチしたプロセスに関する情報を表示します。 +指定したプロセス ID に一致するプロセスに関する情報を表示します。 .It Fl r -制御端末とプロセス -.Tn ID -の組み合わせではなく、現在の cpu 使用率順に整列します。 +制御端末とプロセス ID 順ではなく、現在の CPU 利用率順に整列します。 .It Fl S プロセス時間を計算するのに、 終了した子プロセスの時間を親プロセスに合計するように変更します。 @@ -193,20 +180,18 @@ uid, pid, ppid, cpu, pri, nice, vsz, rss, mwchan, state, tt, time, command。 .It Fl t 指定された端末デバイスに取り付けられたプロセスの情報を表示します。 .It Fl U -指定された -.Ar username -(複数指定可) に属するプロセスを表示します。 +指定されたユーザ名 (複数指定可) に属するプロセスを表示します。 .It Fl u 次のキーワードに関する情報を表示します: -user, pid, %cpu, %mem, vsz, rss, tt, state, start, time, command。 +.Cm user , pid , %cpu , %mem , vsz , rss , tt , state , start , time , command .Fl u オプションを指定すると .Fl r オプションも暗に指定したことになります。 .It Fl v 次のキーワードに関する情報を表示します: -pid, state, time, sl, re, pagein, vsz, rss, lim, tsiz, -%cpu, %mem, command。 +.Cm pid , state , time , sl , re , pagein , vsz , rss , lim , tsiz , +.Cm %cpu , %mem , command .Fl v オプションを指定すると .Fl m @@ -219,21 +204,20 @@ pid, state, time, sl, re, pagein, vsz, rss, lim, tsiz, .Nm はウィンドウ幅にかかわらず、必要なだけの幅を使用します。 .It Fl X -他のオプションによってマッチしたプロセスを表示する際、 +他のオプションにより一致したプロセスを表示する際に、 制御端末を持たないプロセスは表示しません。 .It Fl x -他のオプションによってマッチしたプロセスを表示する際、 -制御端末のないプロセスの情報も表示します。 +他のオプションにより一致したプロセスを表示する際に、 +制御端末を持たないプロセスも含めて表示します。 これは .Fl X -オプションと逆の動作を行います。 -もし +オプションの逆です。 .Fl X と .Fl x -が同時に指定された場合、 +との両方が同じコマンドに指定された場合、 .Nm -は、最後に指定された方の動作を行います。 +は最後に指定されたものを使用します。 .It Fl Z .Nm が情報を表示するキーワードリストに、ラベルを追加します。 @@ -242,15 +226,15 @@ pid, state, time, sl, re, pagein, vsz, rss, lim, tsiz, 有効なキーワードの全リストを以下に示します。 いくつかのキーワードに関してはさらに詳しく述べます。 .Bl -tag -width lockname -.It %cpu -プロセスの cpu 利用率です。実時間で最近 1 分間の減衰平均です。 +.It Cm %cpu +プロセスの CPU 利用率です。実時間で最近 1 分間の減衰平均です。 計算の基点となる時間は変化するので (プロセスはまだ生れたばかりかもしれないので)、 -.Tn \&%CPU +.Cm %cpu フィールド全部の合計は 100% を越える可能性もあります。 -.It %mem +.It Cm %mem プロセスで使われている実メモリのパーセンテージです。 -.It flags +.It Cm flags インクルードファイル .In sys/proc.h でプロセスに定義されたフラグです。 @@ -279,113 +263,124 @@ pid, state, time, sl, re, pagein, vsz, rss, lim, tsiz, .It Dv "P_JAILED" Ta No "0x1000000 プロセスは jail に存在する" .It Dv "P_INEXEC" Ta No "0x4000000 プロセスは execve() 状態にある" .El -.It label +.It Cm label プロセスの MAC ラベルです。 -.It lim +.It Cm lim .Xr setrlimit 2 の呼び出しで指定される、メモリ使用量のソフトリミットです。 -.It lstart +.It Cm lstart コマンドの実行が始まった正確な時刻を、 .Xr strftime 3 -に記述された ``%c'' フォーマットで表示します。 -.It lockname +で規定された +.Ql %c +フォーマットで表示します。 +.It Cm lockname プロセスが現在ブロックされているロックの名前です。 名前が不正または未知の場合、 .Dq ???\& が表示されます。 -.It mwchan +.It Cm mwchan プロセスが通常のブロック状態ではイベント名であり、 プロセスがロックでブロックされている場合にはロックの名前です。 詳細は、キーワード wchan と lockname を参照してください。 -.It nice +.It Cm nice プロセススケジューリングにおける増加値です .Ns ( Xr setpriority 2 参照)。 .\" .Ns により ( と setpriority が離れるのを防ぐ .\" by horikawa@jp.freebsd.org (Feb 9 1997) -.It rss -プロセスの実メモリ(常駐分)の大きさ(1024バイト単位)です。 -.It start +.It Cm rss +プロセスの実メモリ (常駐分) の大きさ (1024バイト単位) です。 +.It Cm start コマンドが開始された時間です。 コマンドが開始されたのが 24 時間以内なら、 開始時刻は .Xr strftime 3 -で記述された ``%l:ps.1p'' フォーマットで表示されます。 +で記述された +.Dq Li %l:ps.1p +フォーマットで表示されます。 コマンドが開始されたのが 7 日以内なら、 -開始時刻は ``%a6.15p'' フォーマットで表示されます。 -さもなくば、開始時刻は ``%e%b%y'' フォーマットで表示されます。 -.It state -プロセスの状態を文字の列で表示します。例えば、 -.Dq Tn RWNA +開始時刻は +.Dq Li %a6.15p +フォーマットで表示されます。 +さもなくば、開始時刻は +.Dq Li %e%b%y +フォーマットで表示されます。 +.It Cm state +プロセスの状態を文字の列で表示します。 +例えば、 +.Dq Li RWNA の最初の文字は、プロセスが runnable 状態であることを示しています。 .Pp .Bl -tag -width indent -compact -.It D +.It Li D プロセスはディスク (あるいは他の割り込み不可能な短期間の) 待ち状態です。 -.It I +.It Li I プロセスは idle 状態 (20 秒以上 sleep している) です。 -.It L +.It Li L プロセスはロック獲得を待っている状態です。 -.It R +.It Li R プロセスは runnable 状態です。 -.It S +.It Li S プロセスは 20 秒未満の sleep 状態です。 -.It T +.It Li T プロセスは stop している状態です。 -.It W +.It Li W スレッドは割り込みアイドル状態です。 -.It Z -プロセスは死んでいる状態 (``ゾンビ'') です。 +.It Li Z +プロセスは死んでいる状態 +.Pf ( Dq ゾンビ ) +です。 .El .Pp さらにこの後に文字があれば、さらなる状態情報を示します。 .Pp .Bl -tag -width indent -compact -.It + +.It Li + プロセスはその制御端末のフォアグラウンドプロセスグループに属しています。 -.It < -プロセスは -.Tn CPU -のスケジュール優先度が上げられています。 -.It E +.It Li < +プロセスは CPU のスケジュール優先度が上げられています。 +.It Li E プロセスは終了しようとしています。 -.It J +.It Li J プロセスは .Xr jail 2 中のものです。 牢獄のホスト名は -.Ql /proc/<pid>/status +.Pa /proc/ Ns Ao Ar pid Ac Ns Pa /status に記述されています。 -.It L +.It Li L プロセスは実メモリ中にロックされたページ (例えば、raw .Tn I/O 用) を持っています。 -.It N -プロセスは -.Tn CPU -スケジューリング優先度 ( -.Xr setpriority 2 +.It Li N +プロセスは CPU スケジューリング優先度 +.Ns ( Xr setpriority 2 参照) が下げられています。 -.It s +.It Li s プロセスはセッションリーダです。 -.It V +.It Li V プロセスは .Xr vfork 2 の間、一時中断されています。 -.It W +.It Li W プロセスはスワップアウトされています。 -.It X +.It Li X プロセスはトレースされているか、デバッグされています。 .El -.It tt +.It Cm tt もしあれば、制御端末のパス名の省略形です。 省略形は .Pa /dev/tty -に続く 3 文字か、コンソール場合の ``con'' です。 -もはやプロセスがその制御端末に到達できない (即ち、revoke された) 場合、 -後に ``-'' が付きます。 -.It wchan +に続く 3 文字か、コンソール場合の +.Dq Li con +です。 +もはやプロセスがその制御端末に到達できない (即ち、revoke された) +場合、うしろに +.Ql - +が付きます。 +.It Cm wchan プロセスが待っているイベント (システム内のアドレス)。 数字で表示される時には、アドレスの最初の部分は削られて その結果が 16 進で表示されます。例えば 0x80324000 では 324000 と表示されます。 @@ -393,8 +388,15 @@ pid, state, time, sl, re, pagein, vsz, rss, lim, tsiz, .Pp キーワード command には、 すでに終了しているのに親がまだ wait してくれていない -プロセス(即ちゾンビ)は ``<defunct>'' と表示されます。 -終了しようとしてブロックされているプロセスは ``<exiting>'' と表示されます。 +プロセス(即ちゾンビ)は +.Dq Li <defunct> +と表示されます。 +終了しようとしてブロックされているプロセスは +.Dq Li <exiting> +と表示されます。 +コマンド引数の列の場所を特定できない場合 (通常、設定されていないため、 +システムプロセスであるため、カーネルスレッドであるため)、 +コマンド名は、角括弧で囲まれて表示されます。 .Nm ユーティリティは、メモリやスワップ領域を検査して、 プロセスが生成されたときのファイル名や引数を推測します。 @@ -406,154 +408,163 @@ pid, state, time, sl, re, pagein, vsz, rss, lim, tsiz, 以下は有効なキーワードとその意味の全リストです。 そのうちいくつかは別名があります。 .Pp -.Bl -tag -width sigignore -compact -.It %cpu -cpu 使用率 (別名 pcpu) -.It %mem -メモリ使用率 (別名 pmem) -.It acflag -アカウンティングフラグ (別名 acflg) -.It args +.Bl -tag -width ".Cm sigignore" -compact +.It Cm %cpu +CPU 使用率 (別名 +.Cm pcpu ) +.It Cm %mem +メモリ使用率 (別名 +.Cm pmem ) +.It Cm acflag +アカウンティングフラグ (別名 +.Cm acflg ) +.It Cm args コマンド名と引数 -.It comm +.It Cm comm コマンド名 -.It command +.It Cm command コマンド名と引数 -.It cpu -短期間 cpu 使用係数 (スケジューリング用) -.It etime -消費された実行時間 -.It flags -16 進数のプロセスフラグ (別名 f) -.It inblk -総ブロック読み出し数 (別名 inblock) -.It jobc +.It Cm cpu +短期間 CPU 使用係数 (スケジューリング用) +.It Cm etime +累積実行時間 +.It Cm flags +16 進数のプロセスフラグ (別名 +.Cm f ) +.It Cm inblk +総ブロック読み出し数 (別名 +.Cm inblock ) +.It Cm jobc ジョブコントロール数 -.It ktrace +.It Cm ktrace トレース中フラグ -.It label +.It Cm label MAC ラベル -.It lim +.It Cm lim メモリ利用のリミット -.It logname +.It Cm logname プロセスを開始したユーザのログイン名 -.It lstart +.It Cm lstart 開始時刻 -.It majflt +.It Cm majflt 総ページフォールト数 -.It minflt +.It Cm minflt 総ページ再生数 -.It msgrcv +.It Cm msgrcv 総メッセージ受信数 (パイプ/ソケットからの読み込み) -.It msgsnd +.It Cm msgsnd 総メッセージ送信数 (パイプ/ソケットへの書き込み) -.It lockname +.It Cm lockname 現在ブロックされているロック (シンボル名) -.It mwchan +.It Cm mwchan 現在ブロックされているチャネルまたはロック -.It nice -nice 値 (別名 ni) -.It nivcsw +.It Cm nice +nice 値 (別名 +.Cm ni ) +.It Cm nivcsw 総強制的コンテキストスイッチ数 -.It nsigs -総シグナル受け入れ数 (別名 nsignals) -.It nswap +.It Cm nsigs +総シグナル受け入れ数 (別名 +.Cm nsignals ) +.It Cm nswap 総スワップイン/スワップアウト数 -.It nvcsw +.It Cm nvcsw 総自発的コンテキストスイッチ数 -.It nwchan +.It Cm nwchan wait チャネル (アドレスで表示) -.It oublk -総ブロック書き込み数 (別名 oublock) -.It paddr +.It Cm oublk +総ブロック書き込み数 (別名 +.Cm oublock ) +.It Cm paddr スワップアドレス -.It pagein +.It Cm pagein ページイン数 (majflt と同じ) -.It pgid +.It Cm pgid プロセスグループ番号 -.It pid -プロセス -.Tn ID -.It poip +.It Cm pid +プロセス ID +.It Cm poip 進行中のページアウト数 -.It ppid -親プロセス -.Tn ID -.It pri +.It Cm ppid +親プロセス ID +.It Cm pri スケジューリング優先度 -.It re +.It Cm re 実メモリ常駐時間 (秒単位; 127 = 無限) -.It rgid -実グループ -.Tn ID -.It rgroup +.It Cm rgid +実グループ ID +.It Cm rgroup グループ名 (rgid に基きます) -.It rlink +.It Cm rlink run 行列における逆リンク (あるいは 0) -.It rss +.It Cm rss 常駐セットサイズ -.It rtprio +.It Cm rtprio 実時間優先度 (101 = 実時間プロセスではない) -.It ruid -実ユーザ -.Tn ID -.It ruser +.It Cm ruid +実ユーザ ID +.It Cm ruser ユーザ名 (ruid から得られたもの) -.It sid +.It Cm sid セッション ID -.It sig -遅延されたシグナル (別名 pending) -.It sigcatch -捕獲されたシグナル (別名 caught) -.It sigignore -無視されたシグナル (別名 ignored) -.It sigmask -ブロックされたシグナル (別名 blocked) -.It sl +.It Cm sig +遅延されたシグナル (別名 +.Cm pending ) +.It Cm sigcatch +捕獲されたシグナル (別名 +.Cm caught ) +.It Cm sigignore +無視されたシグナル (別名 +.Cm ignored ) +.It Cm sigmask +ブロックされたシグナル (別名 +.Cm blocked ) +.It Cm sl sleep 時間 (秒単位; 127 = 無限) -.It start +.It Cm start 開始時刻 -.It state -記号でのプロセス状態 (別名 stat) -.It svgid +.It Cm state +記号でのプロセス状態 (別名 +.Cm stat ) +.It Cm svgid setgid プログラムでの saved gid -.It svuid +.It Cm svuid setuid プログラムでの saved uid -.It tdev +.It Cm tdev 制御端末のデバイス番号 -.It time -ユーザ + システムの合計 cpu 時間 (別名 cputime) -.It tpgid -制御端末プロセスグループ -.Tn ID +.It Cm time +ユーザ + システムの合計 cpu 時間 (別名 +.Cm cputime ) +.It Cm tpgid +制御端末プロセスグループ ID .\".It trss .\"text resident set size (in Kbytes) .\"テキスト常駐セットサイズ(Kbyte単位) -.It tsid -制御端末のセッション -.Tn ID -.It tsiz +.It Cm tsid +制御端末のセッション ID +.It Cm tsiz テキストサイズ (K バイト単位) -.It tt +.It Cm tt 制御端末名 (2 文字の省略形) -.It tty +.It Cm tty 制御端末の完全な名前 -.It uprocp +.It Cm uprocp プロセスポインタ -.It ucomm +.It Cm ucomm アカウンティングで使われるコマンド名 -.It uid -実効ユーザ -.Tn ID -.It upr -システムコールから帰る時のスケジューリング優先度 (別名 usrpri) -.It user -ユーザ名 (uid から得たもの) -.It vsz -k バイト単位の仮想記憶サイズ (別名 vsize) -.It wchan +.It Cm uid +実効ユーザ ID +.It Cm upr +システムコールから帰る時のスケジューリング優先度 (別名 +.Cm usrpri ) +.It Cm user +ユーザ名 (UID から得たもの) +.It Cm vsz +キロバイト単位の仮想記憶サイズ (別名 +.Cm vsize ) +.It Cm wchan wait チャネル (シンボル名で表示) -.It xstat +.It Cm xstat 終了ステータスまたは stop ステータス (stop プロセスかゾンビプロセスの時のみに有効) .El @@ -563,7 +574,7 @@ wait チャネル (シンボル名で表示) の実行に影響します: .Bl -tag -width ".Ev COLUMNS" .It Ev COLUMNS -設定されている場合、ユーザの好む出力幅をコラム数で指定します。 +設定されている場合、ユーザの好みの出力幅をコラム数で指定します。 デフォルトでは、 .Nm は自動的に端末幅を取得しようとします。 @@ -574,13 +585,15 @@ wait チャネル (シンボル名で表示) .Xr lomac 4 KLD への問い合わせに使用するインタフェース .It Pa /boot/kernel/kernel -デフォルトのシステムの名前リスト +デフォルトのシステム名前リスト .It Pa /proc .Xr procfs 5 のマウントポイント .El .Sh 関連項目 .Xr kill 1 , +.Xr pgrep 1 , +.Xr pkill 1 , .Xr w 1 , .Xr kvm 3 , .Xr strftime 3 , @@ -590,14 +603,16 @@ KLD への問い合わせに使用するインタフェース .Xr sysctl 8 , .Xr mutex 9 .Sh 規格 -歴史的な理由により、 +歴史的経緯により、 .Fx -の +における .Nm ユーティリティは、 .St -p1003.2 -に記述され、 BSD 以外のオペレーティングシステムで -サポートされているものとは異なるオプションの組をサポートしています。 +が規定するオプションで、非 +.Bx +オペレーティングシステムがサポートしているオプション +と異なるものをサポートしています。 .Sh 歴史 .Nm コマンドは @@ -609,6 +624,5 @@ KLD への問い合わせに使用するインタフェース 他のプロセスと同様にスケジュールされて実行されるので、 表示される情報は正確ではあり得ません。 .Pp -現在 .Nm -ユーティリティは、マルチバイト文字を含む引数リストを正しく表示できません。 +ユーティリティは、マルチバイト文字を含む引数リストを正しく表示しません。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/ranlib.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/ranlib.1 index 098776dcf8..7470bf62d9 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/ranlib.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/ranlib.1 @@ -1,4 +1,4 @@ -.\" Automatically generated by Pod::Man v1.3, Pod::Parser v1.13 +.\" Automatically generated by Pod::Man v1.37, Pod::Parser v1.14 .\" .\" Standard preamble: .\" ======================================================================== @@ -21,7 +21,6 @@ .. .de Ve \" End verbatim text .ft R - .fi .. .\" Set up some character translations and predefined strings. \*(-- will @@ -130,8 +129,7 @@ .\" .\" $FreeBSD$ .IX Title "RANLIB 1" -.TH RANLIB 1 "2002-08-05" "binutils-2.12.91" "GNU Development Tools" -.UC +.TH RANLIB 1 "2004-04-09" "binutils-2.14.91" "GNU Development Tools" .SH 名称 ranlib \- アーカイブに対するインデックスの生成 .SH 書式 @@ -150,7 +148,8 @@ ranlib [\fB\-vV\fR] \fIarchive\fR とすると、このインデックスのリストを見ることができます。 .PP このようなインデックスを持ったアーカイブは、ライブラリへのリンクを -高速化します。また、ライブラリ中のルーチンがアーカイブ中のどこにあるの +高速化します。 +また、ライブラリ中のルーチンがアーカイブ中のどこにあるの かに関わらず、互いに呼び出すことができるようになります。 .PP \s-1GNU\s0 @@ -183,11 +182,12 @@ ranlib [\fB\-vV\fR] \fIarchive\fR の Info エントリ。 .SH "COPYRIGHT" .IX Header "COPYRIGHT" -Copyright (c) 1991, 92, 93, 94, 95, 96, 97, 98, 99, 2000, 2001, 2002 Free Software Foundation, Inc. +Copyright (c) 1991, 92, 93, 94, 95, 96, 97, 98, 99, 2000, +2001, 2002, 2003 Free Software Foundation, Inc. .PP Permission is granted to copy, distribute and/or modify this document under the terms of the \s-1GNU\s0 Free Documentation License, Version 1.1 or any later version published by the Free Software Foundation; with no Invariant Sections, with no Front-Cover Texts, and with no Back-Cover Texts. A copy of the license is included in the -section entitled \*(L"\s-1GNU\s0 Free Documentation License\*(R". +section entitled ``\s-1GNU\s0 Free Documentation License''. diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/readelf.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/readelf.1 index 589e4ea774..7e95b8fb8b 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/readelf.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/readelf.1 @@ -1,4 +1,4 @@ -.\" Automatically generated by Pod::Man v1.3, Pod::Parser v1.13 +.\" Automatically generated by Pod::Man v1.37, Pod::Parser v1.14 .\" .\" Standard preamble: .\" ======================================================================== @@ -22,7 +22,6 @@ .. .de Ve \" End verbatim text .ft R - .fi .. .\" Set up some character translations and predefined strings. \*(-- will @@ -129,11 +128,10 @@ .rm #[ #] #H #V #F C .\" ======================================================================== .\" -.IX Title "READELF.1 1" -.TH READELF.1 1 "binutils-2.11.90" "2001-05-30" "GNU" -.UC +.IX Title "READELF 1" +.TH READELF 1 "2004-04-09" "binutils-2.14.91" "GNU Development Tools" .SH "名称" -readelf \- \s-1ELF\s0 ファイルに関する情報を表示 +readelf \- ELF ファイルに関する情報を表示 .SH "書式" .IX Header "SYNOPSIS" readelf [\fB\-a\fR|\fB\-\-all\fR] @@ -147,10 +145,12 @@ readelf [\fB\-a\fR|\fB\-\-all\fR] [\fB\-u\fR|\fB\-\-unwind\fR] [\fB\-d\fR|\fB\-\-dynamic\fR] [\fB\-V\fR|\fB\-\-version\-info\fR] + [\fB\-A\fR|\fB\-\-arch\-specific\fR] [\fB\-D\fR|\fB\-\-use\-dynamic\fR] [\fB\-x\fR <number>|\fB\-\-hex\-dump=\fR<number>] - [\fB\-w[liaprmfFso]\fR|\fB\-\-debug\-dump\fR[=line,=info,=abbrev,=pubnames,=ranges,=macro,=frames,=str,=loc]] - [\fB\-histogram\fR] + [\fB\-w[liaprmfFso]\fR| + \fB\-\-debug\-dump\fR[=line,=info,=abbrev,=pubnames,=ranges,=macro,=frames,=frames\-interp,=str,=loc]] + [\fB\-I\fR|\fB\-histogram\fR] [\fB\-v\fR|\fB\-\-version\fR] [\fB\-W\fR|\fB\-\-wide\fR] [\fB\-H\fR|\fB\-\-help\fR] @@ -162,8 +162,14 @@ readelf [\fB\-a\fR|\fB\-\-all\fR] オプションでどの情報を表示するかを制御します。 .PP \&\fIelffile\fR... は対象となるオブジェクトファイルです。 -現在 \fBreadelf\fR はアーカイブや 64 ビット \s-1ELF\s0 ファイルは -サポートしていません。 +32 ビット \s-1ELF\s0 および 64 ビット \s-1ELF\s0 を +サポートしています。 +また、\s-1ELF\s0 ファイルを含むアーカイブもサポートしています。 +.PP +このプログラムは \fBobjdump\fR と似た機能を持っていますが、 +こちらの方がより詳細に分け入りますし、\s-1BFD\s0 ライブラリと +独立に存在しています。 +ですから、\s-1BFD\s0 にバグがあっても readelf には影響はありません。 .SH "オプション" .IX Header "OPTIONS" ここで示される長い形式と短い形式のオプションは互いに等価です。 @@ -177,10 +183,10 @@ readelf [\fB\-a\fR|\fB\-\-all\fR] .PD \&\fB\-\-file\-header\fR, \&\fB\-\-program\-headers\fR, \fB\-\-sections\fR, \fB\-\-symbols\fR, -\&\fB\-\-relocs\fR, \fB\-\-dynamic\fR, \fB\-\-notes\fR および +\&\fB\-\-relocs\fR, \fB\-\-dynamic\fR, \fB\-\-notes\fR, \&\fB\-\-version\-info\fR を指定するのと等価です。 -.Ip "\f(CW\*(C`\-h\*(C'\fR" 4 +.IP "\fB\-h\fR" 4 .IX Item "-h" .PD 0 .IP "\fB\-\-file\-header\fR" 4 @@ -247,6 +253,15 @@ readelf [\fB\-a\fR|\fB\-\-all\fR] ファイルが巻き戻しセクションを持っている場合、その内容を表示します。 現在、\s-1IA64\s0 \s-1ELF\s0 ファイルの巻き戻しセクションだけが サポートされています。 +.IP "\fB\-u\fR" 4 +.IX Item "-u" +.PD 0 +.IP "\fB\-\-unwind\fR" 4 +.IX Item "--unwind" +.PD +ファイルが巻き戻しセクションを持っている場合、その内容を表示します。 +現在、\s-1IA64\s0 \s-1ELF\s0 ファイルの巻き戻しセクションだけが +サポートされています。 .IP "\fB\-d\fR" 4 .IX Item "-d" .PD 0 @@ -261,6 +276,13 @@ readelf [\fB\-a\fR|\fB\-\-all\fR] .IX Item "--version-info" .PD ファイルにバージョンセクションが存在する場合、その内容を表示します。 +.IP "\fB\-A\fR" 4 +.IX Item "-A" +.PD 0 +.IP "\fB\-\-arch\-specific\fR" 4 +.IX Item "--arch-specific" +.PD +ファイル中にアーキテクチャ固有情報が存在する場合、それを表示します。 .IP "\fB\-D\fR" 4 .IX Item "-D" .PD 0 @@ -274,19 +296,24 @@ readelf [\fB\-a\fR|\fB\-\-all\fR] .PD 0 .IP "\fB\-\-hex\-dump=<number>\fR" 4 .IX Item "--hex-dump=<number>" +.PD 指定されたセクションの内容を 16 進ダンプの形式で表示します。 .IP "\fB\-w[liaprmfFso]\fR" 4 .IX Item "-w[liaprmfFso]" .PD 0 -.IP "\fB\-\-debug\-dump[=line,=info,=abbrev,=pubnames,=ranges,=macro,=frames,=str,=loc]\fR" 4 -.IX Item "--debug-dump[=line,=info,=abbrev,=pubnames,=ranges,=macro,=frames,=str,=loc]" +.IP "\fB\-\-debug\-dump[=line,=info,=abbrev,=pubnames,=ranges,=macro,=frames,=frames\-interp,=str,=loc]\fR" 4 +.IX Item "--debug-dump[=line,=info,=abbrev,=pubnames,=ranges,=macro,=frames,=frames-interp,=str,=loc]" .PD ファイルにデバッグセクションが存在すれば、その内容を表示します。 このスイッチに続いてレターあるいは単語のひとつを指定すると、 それらの指定されたセクションで発見されたデータのみが ダンプされます。 +.IP "\fB\-I\fR" 4 +.IX Item "-I" +.PD 0 .IP "\fB\-\-histogram\fR" 4 .IX Item "--histogram" +.PD シンボルテーブルを表示する時にバケットリストの長さの ヒストグラムを表示します。 .IP "\fB\-v\fR" 4 @@ -322,11 +349,12 @@ readelf のバージョン番号を表示します。 \&\fIobjdump\fR\|(1)と、\fIbinutils\fR の Info エントリ。 .SH "COPYRIGHT" .IX Header "COPYRIGHT" -Copyright (c) 1991, 92, 93, 94, 95, 96, 97, 98, 99, 2000, 2001, 2002 Free Software Foundation, Inc. +Copyright (c) 1991, 92, 93, 94, 95, 96, 97, 98, 99, 2000, +2001, 2002, 2003 Free Software Foundation, Inc. .PP Permission is granted to copy, distribute and/or modify this document under the terms of the \s-1GNU\s0 Free Documentation License, Version 1.1 or any later version published by the Free Software Foundation; with no Invariant Sections, with no Front-Cover Texts, and with no Back-Cover Texts. A copy of the license is included in the -section entitled \*(L"\s-1GNU\s0 Free Documentation License\*(R". +section entitled ``\s-1GNU\s0 Free Documentation License''. diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/script.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/script.1 index 787287a7b5..f95d5f936f 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/script.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/script.1 @@ -30,10 +30,10 @@ .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)script.1 8.1 (Berkeley) 6/6/93 -.\" %FreeBSD: src/usr.bin/script/script.1,v 1.18 2004/01/22 21:26:41 sheldonh Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.bin/script/script.1,v 1.21 2004/07/03 00:24:43 ru Exp % .\" $FreeBSD$ .\" -.Dd June 6, 1993 +.Dd January 22, 2004 .Dt SCRIPT 1 .Os .Sh 名称 @@ -43,7 +43,7 @@ .Nm .Op Fl akq .Op Fl t Ar time -.Op Ar file Op command ... +.Op Ar file Op Ar command ... .Sh 解説 .Nm ユーティリティは、 @@ -54,8 +54,14 @@ 学生の宿題の証明等で対話的セッションのハードコピー が必要なときなどには有効です。 .Pp +ファイル名 .Ar file -が指定されていればそのファイルに、指定されていなければ +が指定されていれば +.Nm +は +.Ar file +に記録します。 +指定されていなければ .Pa typescript というファイル名で記録されます。 .Pp @@ -85,8 +91,8 @@ .El .Pp .Nm -は、フォークしたシェル(またはコマンド)を終了したとき ( -Bourne シェル +は、フォークしたシェル (またはコマンド) を終了したとき +(Bourne シェル .Pf ( Xr sh 1 ) なら .Em control-D @@ -97,11 +103,8 @@ C シェル .Em exit , .Em logout , .Em control-D -( -.Em ignoreeof -が設定されていない場合) -で終了します -) に記録を終わります。 +.Pf ( Em ignoreeof +が設定されていない場合) で終了します)、記録を終わります。 .Pp .Xr vi 1 などのある種の対話コマンドでは、ログファイルにゴミが入る @@ -114,8 +117,11 @@ C シェル は次の環境変数を使用します: .Bl -tag -width SHELL .It Ev SHELL +変数 +.Ev SHELL +が存在する場合、 .Nm -がフォークするシェルを指定します。 +はこのシェルをフォークします。 .Ev SHELL が設定されていない場合は Bourne シェルが使われます。 (ほとんどのシェルはこの変数を自動的に設定します) diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/size.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/size.1 index 69558e3253..e348b66f7d 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/size.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/size.1 @@ -1,5 +1,5 @@ .\" $FreeBSD$ -.\" Automatically generated by Pod::Man v1.3, Pod::Parser v1.13 +.\" Automatically generated by Pod::Man v1.37, Pod::Parser v1.14 .\" .\" Standard preamble: .\" ======================================================================== @@ -22,7 +22,6 @@ .. .de Ve \" End verbatim text .ft R - .fi .. .\" Set up some character translations and predefined strings. \*(-- will @@ -130,8 +129,7 @@ .\" ======================================================================== .\" .IX Title "SIZE 1" -.TH SIZE 1 "2002-08-05" "binutils-2.12.91" "GNU Development Tools" -.UC +.TH SIZE 1 "2004-04-09" "binutils-2.14.91" "GNU Development Tools" .SH 名称 size \- セクションサイズと全体のサイズを表示する .SH 書式 @@ -150,7 +148,7 @@ size [\fB\-A\fR|\fB\-B\fR|\fB\-\-format=\fR\fIcompatibility\fR] \fIobjfile\fR に対し、そのセクションサイズ \-\-\- 及び全体サイズ \-\-\- を表示します。 デフォルトでは、各オブジェクトファイルないしアーカイブ中の -各モジュール毎に 1 行ずつ出力します。 +各モジュールごとに 1 行ずつ出力します。 .PP \fIobjfile\fR... は、検査対象のオブジェクトファイルです。 なにも指定しないと、\f(CW\*(C`a.out\*(C'\fR ファイルが使用されます。 @@ -190,6 +188,7 @@ size [\fB\-A\fR|\fB\-B\fR|\fB\-\-format=\fR\fIcompatibility\fR] \& 294880 81920 11592 388392 5ed28 ranlib \& 294880 81920 11888 388688 5ee50 size .Ve +.Sp 同じデータですが、System V 規約に近い形式で表示しています: .Sp .Vb 7 @@ -201,6 +200,7 @@ size [\fB\-A\fR|\fB\-B\fR|\fB\-\-format=\fR\fIcompatibility\fR] \& .bss 11592 385024 \& Total 388392 .Ve +.Sp .Vb 6 \& size : \& section size addr @@ -261,14 +261,15 @@ size [\fB\-A\fR|\fB\-B\fR|\fB\-\-format=\fR\fIcompatibility\fR] Info の \fIbinutils\fR エントリ。 .SH "COPYRIGHT" .IX Header "COPYRIGHT" -Copyright (c) 1991, 92, 93, 94, 95, 96, 97, 98, 99, 2000, 2001, 2002 Free Software Foundation, Inc. +Copyright (c) 1991, 92, 93, 94, 95, 96, 97, 98, 99, 2000, +2001, 2002, 2003 Free Software Foundation, Inc. .PP Permission is granted to copy, distribute and/or modify this document under the terms of the \s-1GNU\s0 Free Documentation License, Version 1.1 or any later version published by the Free Software Foundation; with no Invariant Sections, with no Front-Cover Texts, and with no Back-Cover Texts. A copy of the license is included in the -section entitled \*(L"\s-1GNU\s0 Free Documentation License\*(R". +section entitled ``\s-1GNU\s0 Free Documentation License''. .\" .SH 履歴 .\" 酒井 淳嗣 <jsakai@mxr.mesh.ne.jp> 1998/11/08 FreeBSD 用に翻訳 .\" 堀川和雄 <horikawa@jp.FreeBSD.org> 2001/08/04 binutil 2.11.2 用に修正 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/strings.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/strings.1 index aff7745b08..2e0af954dc 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/strings.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/strings.1 @@ -1,5 +1,5 @@ .\" $FreeBSD$ -.\" Automatically generated by Pod::Man v1.3, Pod::Parser v1.13 +.\" Automatically generated by Pod::Man v1.37, Pod::Parser v1.14 .\" .\" Standard preamble: .\" ======================================================================== @@ -22,7 +22,6 @@ .. .de Ve \" End verbatim text .ft R - .fi .. .\" Set up some character translations and predefined strings. \*(-- will @@ -130,8 +129,7 @@ .\" ======================================================================== .\" .IX Title "STRINGS 1" -.TH STRINGS 1 "2002-08-05" "binutils-2.12.91" "GNU Development Tools" -.UC +.TH STRINGS 1 "2004-04-09" "binutils-2.14.91" "GNU Development Tools" .SH 名称 strings \- ファイル内の表示可能な文字列を表示する .SH 書式 @@ -150,7 +148,8 @@ strings [\fB\-afov\fR] [\fB\-\fR\fImin-len\fR] \fIfile\fR で与えられたファイルに対して 4 文字 (または下記のオプションで指定された 文字数) 以上続く表示可能な文字で、その直後に表示不可能な文字が続いて -いるものを表示します。デフォルトでは、オブジェクトファイルに対しては +いるものを表示します。 +デフォルトでは、オブジェクトファイルに対しては 初期化されたセクションとロードされるセクション内の文字列のみを表示します。 それ以外の種類のファイルに対してはファイル全体の文字列を表示します。 .PP @@ -202,8 +201,8 @@ strings [\fB\-afov\fR] [\fB\-\fR\fImin-len\fR] .IP "\fB\-\-radix=\fR\fIradix\fR" 4 .IX Item "--radix=radix" .PD -各文字列の前に、ファイル内のオフセット (位置) を出力します。一文字からなる引数 -によりオフセットの表示形式 +各文字列の前に、ファイル内のオフセット (位置) を出力します。 +1 文字からなる引数によりオフセットの表示形式 (\fBo\fR が 8 進、\fBx\fR が 16 進、\fBd\fR が 10 進) を指定します。 .IP "\fB\-e\fR \fIencoding\fR" 4 .IX Item "-e encoding" @@ -212,12 +211,14 @@ strings [\fB\-afov\fR] [\fB\-\fR\fImin-len\fR] .IX Item "--encoding=encoding" .PD みつける文字列のエンコードを選択します。 -\fIencoding\fR に指定可能な値は、 -\fBs\fR = 単一バイト文字 ((\s-1ASCII\s0, \s-1ISO\s0 8859 等。デフォルト)、 -\fBb\fR = 16 ビットのビッグエンディアン、 -\fBl\fR = 16 ビットのリトルエンディアン、 -\fBB\fR = 32 ビットのビッグエンディアン、 -\fBL\fR = 32 ビットのリトルエンディアンです。 +\&\fIencoding\fR に指定可能な値は、 +\&\fBs\fR = 7 ビット単一バイト文字 (\s-1ASCII\s0, \s-1ISO\s0 8859 等。 +デフォルト)、 +\&\fBS\fR = 8 ビット単一バイト文字、 +\&\fBb\fR = 16 ビットのビッグエンディアン、 +\&\fBl\fR = 16 ビットのリトルエンディアン、 +\&\fBB\fR = 32 ビットのビッグエンディアン、 +\&\fBL\fR = 32 ビットのリトルエンディアンです。 ワイド文字の文字列をみつけるのに有用です。 .IP "\fB\-\-target=\fR\fIbfdname\fR" 4 .IX Item "--target=bfdname" @@ -236,14 +237,15 @@ strings [\fB\-afov\fR] [\fB\-\fR\fImin-len\fR] Info の \fIbinutils\fR の項。 .SH "COPYRIGHT" .IX Header "COPYRIGHT" -Copyright (c) 1991, 92, 93, 94, 95, 96, 97, 98, 99, 2000, 2001, 2002 Free Software Foundation, Inc. +Copyright (c) 1991, 92, 93, 94, 95, 96, 97, 98, 99, 2000, +2001, 2002, 2003 Free Software Foundation, Inc. .PP Permission is granted to copy, distribute and/or modify this document under the terms of the \s-1GNU\s0 Free Documentation License, Version 1.1 or any later version published by the Free Software Foundation; with no Invariant Sections, with no Front-Cover Texts, and with no Back-Cover Texts. A copy of the license is included in the -section entitled \*(L"\s-1GNU\s0 Free Documentation License\*(R". +section entitled ``\s-1GNU\s0 Free Documentation License''. .\" .SH 履歴 .\" 奥村 努 <oku@nml.t.u-tokyo.ac.jp> 1998/12/11 FreeBSD 用に翻訳 .\" 堀川和雄 <horikawa@jp.FreeBSD.org> 2001/08/04 binutil 2.11.2 用に修正 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/strip.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/strip.1 index 16099a7f28..d2aa79d2c1 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/strip.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/strip.1 @@ -1,5 +1,5 @@ .\" $FreeBSD$ -.\" Automatically generated by Pod::Man v1.3, Pod::Parser v1.13 +.\" Automatically generated by Pod::Man v1.37, Pod::Parser v1.14 .\" .\" Standard preamble: .\" ======================================================================== @@ -22,7 +22,6 @@ .. .de Ve \" End verbatim text .ft R - .fi .. .\" Set up some character translations and predefined strings. \*(-- will @@ -130,22 +129,25 @@ .\" ======================================================================== .\" .IX Title "STRIP 1" -.TH STRIP 1 "2002-08-05" "binutils-2.12.91" "GNU Development Tools" -.UC +.TH STRIP 1 "2004-04-09" "binutils-2.14.91" "GNU Development Tools" .SH 名称 strip \- オブジェクトファイルからシンボルの削除 .SH 書式 .IX Header "SYNOPSIS" -strip [\fB\-F\fR \fIbfdname\fR |\fB\-\-target=\fR\fIbfdname\fR ] - [\fB\-I\fR \fIbfdname\fR |\fB\-\-input\-target=\fR\fIbfdname\fR ] - [\fB\-O\fR \fIbfdname\fR |\fB\-\-output\-target=\fR\fIbfdname\fR ] - [\fB\-s\fR|\fB\-\-strip\-all\fR] [\fB\-S\fR|\fB\-g\fR|\fB\-d\fR|\fB\-\-strip\-debug\fR] - [\fB\-K\fR \fIsymbolname\fR |\fB\-\-keep\-symbol=\fR\fIsymbolname\fR ] - [\fB\-N\fR \fIsymbolname\fR |\fB\-\-strip\-symbol=\fR\fIsymbolname\fR ] - [\fB\-x\fR|\fB\-\-discard\-all\fR ] [\fB\-X\fR |\fB\-\-discard\-locals\fR] - [\fB\-R\fR \fIsectionname\fR |\fB\-\-remove\-section=\fR\fIsectionname\fR ] - [\fB\-o\fR \fIfile\fR ] [\fB\-p\fR|\fB\-\-preserve\-dates\fR] - [\fB\-v\fR |\fB\-\-verbose\fR] [\fB\-V\fR|\fB\-\-version\fR] [\fB\-\-help\fR] +strip [\fB\-F\fR \fIbfdname\fR |\fB\-\-target=\fR\fIbfdname\fR] + [\fB\-I\fR \fIbfdname\fR |\fB\-\-input\-target=\fR\fIbfdname\fR] + [\fB\-O\fR \fIbfdname\fR |\fB\-\-output\-target=\fR\fIbfdname\fR] + [\fB\-s\fR|\fB\-\-strip\-all\fR] + [\fB\-S\fR|\fB\-g\fR|\fB\-d\fR|\fB\-\-strip\-debug\fR] + [\fB\-K\fR \fIsymbolname\fR |\fB\-\-keep\-symbol=\fR\fIsymbolname\fR] + [\fB\-N\fR \fIsymbolname\fR |\fB\-\-strip\-symbol=\fR\fIsymbolname\fR] + [\fB\-w\fR|\fB\-\-wildcard\fR] + [\fB\-x\fR|\fB\-\-discard\-all\fR] [\fB\-X\fR |\fB\-\-discard\-locals\fR] + [\fB\-R\fR \fIsectionname\fR |\fB\-\-remove\-section=\fR\fIsectionname\fR] + [\fB\-o\fR \fIfile\fR] [\fB\-p\fR|\fB\-\-preserve\-dates\fR] + [\fB\-\-only\-keep\-debug\fR] + [\fB\-v\fR |\fB\-\-verbose\fR] [\fB\-V\fR|\fB\-\-version\fR] + [\fB\-\-help\fR] [\fB\-\-info\fR] \fIobjfile\fR... .SH 解説 .IX Header "DESCRIPTION" @@ -175,8 +177,12 @@ strip [\fB\-F\fR \fIbfdname\fR |\fB\-\-target=\fR\fIbfdname\fR ] .IX Item "--help" \fBstrip\fR のオプションの一覧を表示して終了します。 -.IP "\fB\-I\fR \fIbfdname\fR\fB \fR" 4 -.IX Item "-I bfdname " +.IP "\fB\-\-info\fR" 4 +.IX Item "--info" +利用可能なアーキテクチャとオブジェクト形式のすべての一覧を +表示します。 +.IP "\fB\-I\fR \fIbfdname\fR" 4 +.IX Item "-I bfdname" .PD 0 .IP "\fB\-\-input\-target=\fR\fIbfdname\fR" 4 .IX Item "--input-target=bfdname" @@ -235,8 +241,8 @@ strip [\fB\-F\fR \fIbfdname\fR |\fB\-\-target=\fR\fIbfdname\fR ] .IP "\fB\-\-strip\-symbol=\fR\fIsymbolname\fR" 4 .IX Item "--strip-symbol=symbolname" .PD -元ファイルからシンボル \fIsymbolname\fR を削除します。このオプション -は 1 回以上使うことができ、また \fB\-K\fR 以外の +元ファイルからシンボル \fIsymbolname\fR を削除します。 +このオプションは 1 回以上使うことができ、また \fB\-K\fR 以外の strip のオプションと併用することができます。 .IP "\fB\-o\fR \fIfile\fR" 4 .IX Item "-o file" @@ -250,6 +256,26 @@ strip された出力を \fIfile\fR に出します。 .IX Item "--preserve-dates" .PD ファイルのアクセス時刻と更新時刻を保存します。 +.IP "\fB\-w\fR" 4 +.IX Item "-w" +.PD 0 +.IP "\fB\-\-wildcard\fR" 4 +.IX Item "--wildcard" +.PD +他のコマンド行オプションで使用される \fIsymbolname\fRs において、 +正規表現の使用を許可します。 +疑問符 (?)、アスタリスク (*)、バックスラッシュ (\e)、 +角括弧 ([]) の演算子をシンボル名のどこでも使用できます。 +シンボル名の最初の文字が感嘆符 (!) である場合、そのシンボルに +対するスイッチの意味が反転します。 +例えば、次の +.Sp +.Vb 1 +\& -w -K !foo -K fo* +.Ve +.Sp +では、文字 ``fo'' で始まるシンボルだけを保持し、 +シンボル ``foo'' は破棄することになります。 .IP "\fB\-x\fR" 4 .IX Item "-x" .PD 0 @@ -265,6 +291,62 @@ strip された出力を \fIfile\fR に出します。 .PD コンパイラによって生成されたローカルシンボル (これは通常 \fBL\fR か \fB.\fR で始まります。) を削除します。 +.IP "\fB\-\-only\-keep\-debug\fR" 4 +.IX Item "--only-keep-debug" +ファイルから削除する際に、\fB\-\-strip\-debug\fR により削除されるものは +すべて除去しつつ、デバッグ用セクションは残します。 +.Sp +このオプションの意図は、\fB\-\-add\-gnu\-debuglink\fR と一緒に使い、 +2 パートの実行可能形式を生成することにあります。 +第一に、削除済みのバイナリの占める \s-1RAM\s0 容量が +より少なくなること。 +第二に、デバッグ機能が必要な場合のみ +デバッグ情報ファイルが必要となることです。 +これらのファイルを生成するに際し、推奨する手順は次の通りです。 +.RS 4 +.IP "1.<実行可能形式を普通通りリンクする。この名前を>" 4 +\&\f(CW\*(C`foo\*(C'\fR とする。 +.IX Item "1.<実行可能形式を普通通りリンクする。この名前を>" +.ie n .IP "1.<""objcopy \-\-only\-keep\-debug foo foo.dbg"" を実行し>" 4 +.el .IP "1.<\f(CWobjcopy \-\-only\-keep\-debug foo foo.dbg\fR を実行し>" 4 +.IX Item "1.<objcopy --only-keep-debug foo foo.dbg を実行し>" +デバッグ情報を含むファイルを生成する。 +.ie n .IP "1.<""objcopy \-\-strip\-debug foo"" を実行し>" 4 +.el .IP "1.<\f(CWobjcopy \-\-strip\-debug foo\fR を実行し>" 4 +.IX Item "1.<objcopy --strip-debug foo を実行し>" +ストリップされた実行可能形式を生成する。 +.ie n .IP "1.<""objcopy \-\-add\-gnu\-debuglink=foo.dbg foo""を実行し>" 4 +.el .IP "1.<\f(CWobjcopy \-\-add\-gnu\-debuglink=foo.dbg foo を実行し\fR>" 4 +.IX Item "1.<objcopy --add-gnu-debuglink=foo.dbg foo を実行し>" +ストリップされた実行可能形式に、デバッグ情報へのリンクを追加する。 +.RE +.RS 4 +.Sp +注意 \- デバッグ情報ファイルの拡張子を選ぶ際に \f(CW\*(C`.dbg\*(C'\fR を +使うことは任意です。 +\&\f(CW\*(C`\-\-only\-keep\-debug\*(C'\fR のステップも +省略可能です。代わりに次のようにすることができます。 +.IP "1.<通常通り実行可能形式をリンクする>" 4 +.IX Item "1.<通常通り実行可能形式をリンクする>" +.PD 0 +.ie n .IP "1.<""foo""\fR を \f(CW""foo.full""にコピーする>" 4 +.el .IP "1.<\f(CWfoo\fR を \f(CWfoo.full\fR にコピーする>" 4 +.IX Item "1.<foo を foo.full にコピーする>" +.ie n .IP "1.<""strip \-\-strip\-debug foo""を実行する>" 4 +.el .IP "1.<\f(CWstrip \-\-strip\-debug foo\fR を実行する>" 4 +.IX Item "1.<strip --strip-debug foo を実行する>" +.ie n .IP "1.<""objcopy \-\-add\-gnu\-debuglink=foo.full foo" を実行する">" 4 +.el .IP "1.<\f(CWobjcopy \-\-add\-gnu\-debuglink=foo.full foo\fR を実行する>" 4 +.IX Item "1.<objcopy --add-gnu-debuglink=foo.full foo を実行する>" +.RE +.RS 4 +.PD +.Sp +ここで、\fB\-\-add\-gnu\-debuglink\fR により指し示されたファイルは +完全実行可能形式です。 +これは、\&\fB\-\-only\-keep\-debug\fR スイッチにより生成される +必要はありません。 +.RE .IP "\fB\-V\fR" 4 .IX Item "-V" .PD 0 @@ -287,14 +369,15 @@ strip された出力を \fIfile\fR に出します。 Info の \fIbinutils\fR エントリ。 .SH "COPYRIGHT" .IX Header "COPYRIGHT" -Copyright (c) 1991, 92, 93, 94, 95, 96, 97, 98, 99, 2000, 2001, 2002 Free Software Foundation, Inc. +Copyright (c) 1991, 92, 93, 94, 95, 96, 97, 98, 99, 2000, +2001, 2002, 2003 Free Software Foundation, Inc. .PP Permission is granted to copy, distribute and/or modify this document under the terms of the \s-1GNU\s0 Free Documentation License, Version 1.1 or any later version published by the Free Software Foundation; with no Invariant Sections, with no Front-Cover Texts, and with no Back-Cover Texts. A copy of the license is included in the -section entitled \*(L"\s-1GNU\s0 Free Documentation License\*(R". +section entitled ``\s-1GNU\s0 Free Documentation License''. .\" .SH 履歴 .\" 河原大輔 <kawahara@pine.kuee.kyoto-u.ac.jp> 1998/11/07 FreeBSD 用に翻訳 .\" 堀川和雄 <horikawa@jp.FreeBSD.org> 2001/08/04 binutil 2.11.2 用に修正 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/su.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/su.1 index e96eb4fdec..6d7f7b0e9b 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/su.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/su.1 @@ -30,10 +30,10 @@ .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)su.1 8.2 (Berkeley) 4/18/94 -.\" %FreeBSD: src/usr.bin/su/su.1,v 1.30 2003/09/28 17:54:48 kensmith Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.bin/su/su.1,v 1.33 2004/07/03 00:24:44 ru Exp % .\" $FreeBSD$ .\" -.Dd April 18, 1994 +.Dd September 28, 2003 .Dt SU 1 .Os .Sh 名称 @@ -63,13 +63,15 @@ .Ev SHELL はターゲットとなるログインのデフォルト値になります。 .Ev USER -は、ターゲットログインのユーザ ID が 0 以外であれば、ターゲットログイ -ンのものがセットされます。0 の場合は変更されません。実行されるシェルは -ターゲットログインのログインシェルです。これは +は、ターゲットログインのユーザ ID が 0 以外であれば、 +ターゲットログインのものがセットされます。 +0 の場合は変更されません。 +実行されるシェルはターゲットログインのログインシェルです。 +これは .Nm の伝統的なふるまいです。 -オリジナルユーザのログインクラス ( -.Xr login.conf 5 +オリジナルユーザのログインクラス +.Ns ( Xr login.conf 5 参照) の資源制約とセッション優先度も通常保たれます。 例外はターゲットログインがユーザ ID 0 の場合です。 .Pp @@ -118,9 +120,9 @@ 環境変数は変化しません。 実行されるシェルは自分のログインシェルで、ディレクトリの移動も行われません。 セキュリティの用心として、もしターゲットユーザのシェルが -非標準シェル ( -.Xr getusershell 3 -で定義される) であったり、呼出側の実ユーザ ID が 0 でなければ、 +非標準シェル +.Ns ( Xr getusershell 3 +で定義される) であり、かつ、呼出側の実ユーザ ID が 0 でなければ、 .Nm は失敗します。 .It Fl s @@ -221,7 +223,7 @@ MAC ラベルの設定は失敗するかもしれません。 ユーザ foo のログインをシミュレートします。 .It Li "su - foo" 上と同じです。 -.It Li "su - " +.It Li "su -" rootのログインをシミュレートします。 .El .Sh 歴史 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/talk.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/talk.1 index a3474162e2..3003b98d72 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/talk.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/talk.1 @@ -30,10 +30,10 @@ .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)talk.1 8.1 (Berkeley) 6/6/93 -.\" %FreeBSD: src/usr.bin/talk/talk.1,v 1.15 2003/01/23 22:40:18 keramida Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.bin/talk/talk.1,v 1.18 2004/07/03 01:28:21 tjr Exp % .\" $FreeBSD$ .\" -.Dd June 6, 1993 +.Dd July 3, 2004 .Dt TALK 1 .Os .Sh 名称 @@ -51,8 +51,10 @@ オプション: .Bl -tag -width ttyname .It Ar person -ログイン名だけを指定したときは、同じマシンにいるユーザ -と会話をすることができます。 +同じマシンにいるユーザ +と会話をするときは、単にそのユーザのログイン名を +.Ar person +に指定します。 他のマシンのユーザと会話をしたい場合は、 .Ql user@host または @@ -66,17 +68,16 @@ 複数の端末にログイン しているユーザと会話をしたい場合、端末名 .Ar ttyname を指定することができます。 -.Ar ttyename +.Ar ttyname は -.Dq ttyXX +.Ql ttyXX という形で指定します。 .El .Pp 最初に呼び出しを行うとき、 .Nm は以下のようなメッセージを -.Ar person -に送ります。 +話したい相手に送ります。 .Bd -literal -offset indent -compact Message from TalkDaemon@his_machine... talk: connection requested by your_name@your_machine. @@ -102,8 +103,8 @@ control-D 文字はリモート側にも送られます .Nm クライアントに表示されます)。 また、erase, kill, word kill 文字 -は通常どおりの動作をします。会話を終了するには、中断 (interrupt) 文字を -入力します。 +は通常どおりの動作をします。 +会話を終了するには、中断 (interrupt) 文字を入力します。 .Nm は、カーソルを画面の一番下に移動させ、端末を元の状態に戻します。 .Pp @@ -136,8 +137,30 @@ control-D 文字はリモート側にも送られます のプロトコルは、 .Bx 4.2 のものとは互換性がありません。 +.Pp +マルチバイト文字は認識しません。 .Sh 歴史 .Nm コマンドは .Bx 4.2 から登場しました。 +.Pp +.Fx 5.3 +では、 +.Nm +のデフォルトの動作が変更され、ローカル同士の talk リクエストは +.Em localhost +発 +.Em localhost +着として扱われるようになりました。 +この変更の前は、 +.Ns ( Xr gethostbyname 3 +を用いた) 名前解決により +.Ns ( Xr gethostname 3 +により得た) ホスト名を正当な IPv4 アドレスにすることが必要でした。 +この動作では、 +(通常、セキュリティ上の理由のため) +.Xr talkd 8 +をループバックインタフェースにバインドする設定で +.Nm +を使用するのに不都合がありました。 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/test.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/test.1 index c9916f6613..5ab275d9e9 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/test.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/test.1 @@ -29,11 +29,11 @@ .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)test.1 8.1 (Berkeley) 5/31/93 -.\" %FreeBSD: src/bin/test/test.1,v 1.18 2004/04/06 20:06:54 markm Exp % +.\" %FreeBSD: src/bin/test/test.1,v 1.22 2004/07/03 01:49:17 tjr Exp % .\" .\" $FreeBSD$ .\" -.Dd May 31, 1993 +.Dd July 3, 2004 .Dt TEST 1 .Os .Sh 名称 @@ -48,8 +48,8 @@ .Sh 解説 .Nm ユーティリティは、式を評価し、結果が真なら 0 (true) を、 -偽なら 1 (false) を戻り値として返します。引数の式がない -場合も 1 (false) を返します。 +偽なら 1 (false) を戻り値として返します。 +引数の式がない場合も 1 (false) を返します。 .Pp 演算子やフラグなどは、一つ一つ独立な引数として .Nm @@ -111,13 +111,15 @@ が存在し、それに setuid フラグが立っていれば真になります。 .It Fl w Ar file .Ar file -が存在し、書き込み可能であれば真になります。真ということは、 +が存在し、書き込み可能であれば真になります。 +真ということは、 書き込み可能フラグが立っていることを表すに過ぎません。 ファイルが読み込み専用のファイルシステム上にあると、たとえ この判定が真であっても書き込みはできません。 .It Fl x Ar file .Ar file -が存在し、実行可能であれば真になります。真ということは、 +が存在し、実行可能であれば真になります。 +真ということは、 実行可能フラグが立っていることを表すに過ぎません。 .Ar file がディレクトリの場合、真は @@ -175,17 +177,13 @@ .Ar \&s\&1 が文字列 .Ar \&s\&2 -に対し、文字の ASCII 順において前に来る場合に真になります。 +に対し、文字のバイナリ順において前に来る場合に真になります。 .It Ar \&s\&1 Cm \&> Ar \&s\&2 文字列 .Ar \&s\&1 が文字列 .Ar \&s\&2 -に対し、文字の ASCII 順において後に来る場合に真になります。 -.It Ar \&s\&1 -文字列 -.Ar \&s\&1 -が空文字列でない場合に真になります。 +に対し、文字のバイナリ順において後に来る場合に真になります。 .It Ar \&n\&1 Fl \&eq Ar \&n\&2 整数 .Ar \&n\&1 @@ -224,6 +222,16 @@ より小さいか等しければ真になります。 .El .Pp +.Ar file +がシンボリックリンクの場合、 +基本要素 +.Fl h +と +.Fl L +の場合を除き、 +.Nm +は参照を手繰りファイルを得て、それに対して式を評価します。 +.Pp これらの基本要素は以下の演算子と組み合わせることができます: .Bl -tag -width Ar .It Cm \&! Ar expression @@ -256,11 +264,12 @@ マニュアルページを参照してください。 .Sh 文法の曖昧性 .Nm -に使用されている文法は本質的に曖昧です。ある程度の一貫性を確保するため、 +に使用されている文法は本質的に曖昧です。 +ある程度の一貫性を確保するため、 .St -p1003.2 の D11.2/4.62.4 節で述べられているケースに関しては、この標準化文書が -規定する規則に一貫して従った評価が行われます。しかしその他のケース -では、コマンドの持つ意味の曖昧さに左右されます。 +規定する規則に一貫して従った評価が行われます。 +しかしその他のケースでは、コマンドの持つ意味の曖昧さに左右されます。 .Sh 戻り値 .Nm ユーティリティは次のいずれかの値を返します。 @@ -275,7 +284,8 @@ .Sh 関連項目 .Xr builtin 1 , .Xr expr 1 , -.Xr sh 1 +.Xr sh 1 , +.Xr symlink 7 .Sh 規格 .Nm ユーティリティは、 diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/tftp.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/tftp.1 index 6a1133294b..41e93db86b 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/tftp.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/tftp.1 @@ -30,10 +30,10 @@ .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" @(#)tftp.1 8.2 (Berkeley) 4/18/94 -.\" %FreeBSD: src/usr.bin/tftp/tftp.1,v 1.16 2003/10/01 21:01:14 simon Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.bin/tftp/tftp.1,v 1.18 2004/07/02 22:22:32 ru Exp % .\" $FreeBSD$ .\" -.Dd April 18, 1994 +.Dd October 1, 2003 .Dt TFTP 1 .Os .Sh 名称 @@ -47,14 +47,15 @@ ユーティリティは、インターネット .Tn TFTP (Trivial File Transfer Protocol) を用いて、リモートマシンとの間の -ファイル転送を行なうためのユーザインタフェースです。 +ファイル転送を行うためのユーザインタフェースです。 リモートマシン名 .Ar host は、 .Nm -起動時にコマンドラインで指定することが可能です。この場合、 +起動時にコマンドラインで指定することが可能です。 +この場合、 .Ar host -はファイル転送を行なう際のデフォルトのホストとして使われます。 +はファイル転送を行う際のデフォルトのホストとして使われます。 (以下の .Cm connect コマンドを参照のこと)。 @@ -62,8 +63,8 @@ .Nm 起動後、コマンド入力を促すプロンプト .Dq Li tftp> -が表示されます。この状態で使用できるコマン -ドは以下の通りです。 +が表示されます。 +この状態で使用できるコマンドは以下の通りです。 .Pp .Bl -tag -width verbose -compact .It Cm \&? Ar command-name ... @@ -76,7 +77,7 @@ ``mode binary'' の略です。 .Pp .It Cm connect Ar host Op Ar port -ファイル転送を行なう +ファイル転送を行う .Ar host を(必要あれば .Ar port @@ -91,7 +92,7 @@ つまり、 .Cm connect コマンドはホスト -間のコネクションを確立するのではなく、実際には転送を行なうホストを +間のコネクションを確立するのではなく、実際には転送を行うホストを 記憶するのに使用されます。 使用者は .Cm connect @@ -126,11 +127,14 @@ ホストとファイル名の区切りのコロンとが区別できるようにしてください。 .Pp .It Cm mode Ar transfer-mode -転送モードを設定します。転送モードは +転送モードを設定します。 +.Ar transfer-mode +は .Em ascii と .Em binary -の 2 通りがあります。デフォルトは +の 2 通りがあります。 +デフォルトは .Em ascii となります。 .Pp @@ -153,8 +157,8 @@ .Pp .It Cm quit .Nm -を終了します。EOF (^D) -を入力した場合も同様です。 +を終了します。 +EOF (^D) を入力した場合も同様です。 .Pp .It Cm rexmt Ar retransmission-timeout パケット毎の再送タイムアウト時間を秒単位で設定します。 @@ -174,8 +178,8 @@ .Sh バグ .Tn TFTP プロトコルには、ユーザ認証機構がないために、リモートマシン上のファイルには -何らかの種類のアクセス制限が生じることがあります。それらに関してはいろいろな例 -があるため、ここには記述しません。 +何らかの種類のアクセス制限が生じることがあります。 +それらに関してはいろいろな例があるため、ここには記述しません。 .Pp 33488896 オクテット (65535 ブロック) を越えるファイルは、 クライアントとサーバがブロックサイズのネゴシエーション (RFC1783) を diff --git a/ja_JP.eucJP/man/man1/whois.1 b/ja_JP.eucJP/man/man1/whois.1 index c13c8ea731..d6a4ea29b8 100644 --- a/ja_JP.eucJP/man/man1/whois.1 +++ b/ja_JP.eucJP/man/man1/whois.1 @@ -30,10 +30,10 @@ .\" SUCH DAMAGE. .\" .\" From: @(#)whois.1 8.1 (Berkeley) 6/6/93 -.\" %FreeBSD: src/usr.bin/whois/whois.1,v 1.29 2002/11/26 17:33:37 ru Exp % +.\" %FreeBSD: src/usr.bin/whois/whois.1,v 1.32 2004/06/14 17:30:46 bms Exp % .\" .\" $FreeBSD$ -.Dd December 15, 2001 +.Dd June 14, 2004 .Dt WHOIS 1 .Os .Sh 名称 @@ -41,7 +41,7 @@ .Nd インターネットのドメイン名とネットワーク番号のディレクトリサービス .Sh 書式 .Nm -.Op Fl aAdgilmQrR6 +.Op Fl aAbdgiIlmQrR6 .Op Fl c Ar country-code | Fl h Ar host .Op Fl p Ar port .Ar name ... @@ -53,13 +53,6 @@ .Pp オプションとしては以下のものがあります。 .Bl -tag -width indent -.It Fl A -.It Fl p -Asia/Pacific Network Information Center -.Pq Tn APNIC -データベースを使用します。 -ここには、東アジア、オーストラリア、ニュージーランド、太平洋諸島の -IP 番号があります。 .It Fl a American Registry for Internet Numbers .Pq Tn ARIN @@ -70,28 +63,40 @@ American Registry for Internet Numbers .Tn RIPE 以外がカバーする全世界の IP 番号があります。 .Pp -(ヒント: +ヒント: .Tn ARIN whois データベース内の連絡先ハンドルは、すべて、 .Qq Li -ARIN -で終ります。) +で終ります。 +.Pp +.It Fl A +Asia/Pacific Network Information Center +.Pq Tn APNIC +データベースを使用します。 +ここには、東アジア、オーストラリア、ニュージーランド、太平洋諸島の +IP 番号があります。 .Pp +.It Fl b +Network Abuse Clearinghouse のデータベースを使用します。 +このデータベースは、ネットワークの濫用を報告すべきアドレスを含み、 +ドメイン名でインデックスされています。 .It Fl c Ar country-code .Fl h オプションを .Qq Ar country-code Ns Li .whois-servers.net という引数と共に使用するのと同等です。 .It Fl d -US Department of Defense +米国国防省 +.Pq US Department of Defense データベースを使用します。 .Pa .MIL のサブドメインの連絡先があります。 .It Fl g -US の軍以外の連邦政府データベースを使用します。 +米国の軍以外の連邦政府データベースを使用します。 .Pa .GOV のサブドメインの連絡先があります。 .It Fl h Ar host -デフォルトのバリアントに代えて、指定したホスト用います。 +デフォルトのバリアントに代えて、指定したホストを用います。 ホスト名もしくは IP 番号を指定可能です。 .Pp デフォルトでは、提供された (単一の) 引数のトップレベルドメイン @@ -128,6 +133,7 @@ Network Solutions Registry for Internet Numbers ここにはほとんどの .Pa .COM , .NET , .ORG , .EDU ドメインのネットワーク番号とドメインの連絡先情報があります。 +.Pp .Sy 注意! 現在これらのドメインの登録は、多くの独立した競合する登録会社が行っています。 本データベースには、Network Solutions, Inc. 以外の登録会社が登録した @@ -141,13 +147,18 @@ Network Solutions Registry for Internet Numbers .Pa http://www.internic.net/ を参照してください。 .Pp -(ヒント: 術語 +ヒント: 術語 .Em handle で識別される連絡先情報は、 .Tn NIC ハンドルの前に .Qq Li "handle " -を付けることで検索可能です。) +を付けることで検索可能です。 +.It Fl I +Internet Assigned Numbers Authority +.Pq Tn IANA +のデータベースを使用します。 +これは、トップレベルドメインに関するネットワーク情報を保持します。 .It Fl l Latin American and Caribbean IP address Regional Registry .Pq Tn LACNIC |