.\" Copyright (c) 1997 .\" Bill Paul . All rights reserved. .\" .\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without .\" modification, are permitted provided that the following conditions .\" are met: .\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. .\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright .\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the .\" documentation and/or other materials provided with the distribution. .\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software .\" must display the following acknowledgement: .\" This product includes software developed by Bill Paul. .\" 4. Neither the name of the author nor the names of any co-contributors .\" may be used to endorse or promote products derived from this software .\" without specific prior written permission. .\" .\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY Bill Paul AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND .\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE .\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE .\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL Bill Paul OR THE VOICES IN HIS HEAD .\" BE LIABLE FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR .\" CONSEQUENTIAL DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF .\" SUBSTITUTE GOODS OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS .\" INTERRUPTION) HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN .\" CONTRACT, STRICT LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) .\" ARISING IN ANY WAY OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF .\" THE POSSIBILITY OF SUCH DAMAGE. .\" .\" %FreeBSD: src/usr.sbin/ypserv/ypinit.8,v 1.16 2004/07/04 20:55:50 ru Exp % .\" .\" $FreeBSD$ .\" .\" WORD: populate 設定する .\" WORD: export 提供する .\" .Dd November 10, 1997 .Dt YPINIT 8 .Os .Sh 名称 .Nm ypinit .Nd NIS データベースの構築とインストールを行なう .Sh 書式 .Nm .Fl m .Op Ar domainname .Nm .Fl s .Ar master_server .Op Ar domainname .Nm .Fl u .Op Ar domainname .Sh 解説 .Nm ユーティリティは、Network Information Service (NIS) の マスタあるいはスレーブサーバ上でデータベースを設定する、スクリプトです。 .Pp マスタサーバにおいては、 .Nm は .Pa /var/yp/$DOMAINNAME ディレクトリと .Pa /var/yp/ypservers ファイルを作成し、初期 NIS マップ一式を設定するために .Pa /var/yp/Makefile を呼び出します。 マップは、 .Xr yp_mkdb 8 ユーティリティを用いて、ローカルなソースファイルから作成されます。 ユーティリティは、 指定されたドメインに対応するサーバのリストの入力をユーザに促します。 このリストは ypservers マップを設定するために使用されます。 .Pp スレーブサーバにおいては、 .Nm は .Pa /var/yp/$DOMAINNAME を作成し、マスタからの NIS マップのコピーを用いて設定します。 マップはマスタから .Xr ypxfr 8 ユーティリティを使用して取得されます。 .Nm ユーティリティは、 転送するマップのリストを 2 つの方法のうちの 1 つで取得します。 もしシステムが NIS クライアントとして設定されており マスタサーバに結ばれているのであれば、 .Nm ユーティリティは .Xr ypwhich 1 ユーティリティを用いて マスタサーバから提供されるマップのリストを得ることができます。 システムが NIS マスタのクライアントとして設定されていない場合には、 .Nm はハードコードされたマップのリストを用いるため、そのうちのいくつかは マスタ上には実際には存在したり存在しなかったりするかもしれません。 システム管理者は、必要であれば .Nm スクリプトを編集して、 マップのリストを変更することができます。あるいは個々のマップを .Xr ypxfr 8 を用いてマスタから手動で転送することもできます。 .Sh オプション .Nm ユーティリティは以下のオプションをサポートしています。 .Bl -tag -width indent .It Fl m Op Ar domainname マスタサーバを設定します。 デフォルトでは、 .Nm はシステムの デフォルトドメインに対するサーバとして設定します。ユーザが .Ar domainname を明示的に指定することによって、このデフォルトを上書きすることができます。 ローカルファイルをテンプレートとして .Xr yp_mkdb 8 ユーティリティを使うことにより、マップは最初から構築されます。 .It Fl s Ar master_server Op Ar domainname .Ar master_name をマスタとしてスレーブサーバを設定します。マップは .Xr ypxfr 8 を用いて .Ar master_server からスレーブにコピーされます。 デフォルトでは、 .Nm はシステムの デフォルトドメインに対するサーバとして設定します。ユーザが .Ar domainname を明示的に指定することによって、このデフォルトを上書きすることができます。 .It Fl u Op Ar domainname マスタサーバ上の ypservers マップを更新します。新しいスレーブがドメインに 追加された時には、そのホスト名を ypservers マップに追加する必要があります。 これによりマスタ上の .Xr yppush 8 がすべてのスレーブに対して更新を伝播できるようになります。 .El .Sh 関連ファイル .Bl -tag -width /var/yp/master.passwd -compact .It Pa /etc/bootparams bootparams のソースファイル .It Pa /etc/ethers ethers のデータソースファイル .It Pa /etc/group group のソースファイル .It Pa /etc/hosts ホスト名/IP アドレスのソースファイル .It Pa /etc/netid RPC netid のソースファイル .It Pa /etc/networks networks のソースファイル .It Pa /etc/protocols protocols のソースファイル .It Pa /etc/publickey RPC 公開鍵/秘密鍵のソースファイル .It Pa /etc/services services データのソースファイル .It Pa /var/yp/master.passwd パスワードデータベースのソースファイル .It Pa /var/yp/netgroup netgroup データのソースファイル .It Pa /var/yp/ypservers ypservers のソースファイル .Pf ( Nm によって生成されます) .El .Sh 関連項目 .Xr mknetid 8 , .Xr revnetgroup 8 , .Xr yp 8 , .Xr yp_mkdb 8 , .Xr yppush 8 , .Xr ypserv 8 , .Xr ypxfr 8 .Sh 歴史 このバージョンの .Nm は .Ox の .Nm スクリプトに基づいています。 .Fx 3.0 から登場しました。 .Sh 作者 .An -nosplit オリジナルのスクリプトは .An Mats O Jansson Aq moj@stacken.kth.se によって書かれました。 .Fx 用に .An Bill Paul Aq wpaul@ctr.columbia.edu によって変更されました。