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path: root/documentation/manual-pages/ja/man8/ccdconfig.8
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-rw-r--r--documentation/manual-pages/ja/man8/ccdconfig.8232
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diff --git a/documentation/manual-pages/ja/man8/ccdconfig.8 b/documentation/manual-pages/ja/man8/ccdconfig.8
new file mode 100644
index 0000000000..ba88f379f6
--- /dev/null
+++ b/documentation/manual-pages/ja/man8/ccdconfig.8
@@ -0,0 +1,232 @@
+.\" $NetBSD: ccdconfig.8,v 1.1.2.1 1995/11/11 02:43:33 thorpej Exp %
+.\"
+.\" Copyright (c) 1995 Jason R. Thorpe.
+.\" All rights reserved.
+.\"
+.\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without
+.\" modification, are permitted provided that the following conditions
+.\" are met:
+.\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright
+.\" notice, this list of conditions and the following disclaimer.
+.\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright
+.\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the
+.\" documentation and/or other materials provided with the distribution.
+.\" 4. The name of the author may not be used to endorse or promote products
+.\" derived from this software without specific prior written permission.
+.\"
+.\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE AUTHOR ``AS IS'' AND ANY EXPRESS OR
+.\" IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE IMPLIED WARRANTIES
+.\" OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE ARE DISCLAIMED.
+.\" IN NO EVENT SHALL THE AUTHOR BE LIABLE FOR ANY DIRECT, INDIRECT,
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+.\" BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS OR SERVICES;
+.\" LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) HOWEVER CAUSED
+.\" AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT LIABILITY,
+.\" OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY
+.\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF
+.\" SUCH DAMAGE.
+.\"
+.\" %FreeBSD: src/sbin/ccdconfig/ccdconfig.8,v 1.29 2004/07/03 00:13:43 ru Exp %
+.\"
+.\" $FreeBSD$
+.Dd July 17, 1995
+.Dt CCDCONFIG 8
+.Os
+.Sh 名称
+.Nm ccdconfig
+.Nd 結合ディスクドライバ用設定ユーティリティ
+.Sh 書式
+.Nm
+.Op Fl cv
+.Ar ccd
+.Ar ileave
+.Op Ar flags
+.Ar dev
+.Op Ar
+.Nm
+.Fl C
+.Op Fl v
+.Op Fl f Ar config_file
+.Nm
+.Fl u
+.Op Fl v
+.Ar ccd
+.Op Ar
+.Nm
+.Fl U
+.Op Fl v
+.Op Fl f Ar config_file
+.Nm
+.Fl g
+.Op Ar ccd Op Ar ...
+.Sh 解説
+.Nm
+ユーティリティは、
+結合ディスクデバイス (concatenated disk device すなわち ccd) の動的な設定および
+解除を行う場合に使用します。
+ccd の詳細については、
+.Xr ccd 4
+を参照して下さい。
+.Pp
+以下のオプションが使用できます。
+.Bl -tag -width indent
+.It Fl c
+ccd の設定を行います。
+.Nm
+のデフォルトの動作です。
+.It Fl C
+設定ファイルに書かれている全てのデバイスの設定を行います。
+.It Fl f Ar config_file
+全てのデバイスの設定あるいは解除を行う時に、デフォルトの
+.Pa /etc/ccd.conf
+ではなく、
+.Pa config_file
+から設定情報を読み込みます。
+.It Fl g
+ccd の設定ファイルとして使用できる形式で、現在の ccd の設定を出力します。
+引数が指定されていなければ、設定されている全ての ccd について出力します。
+引数が指定されていれば、指定された ccd についてのみ出力します。
+.It Fl u
+ccd の設定を解除します。
+.It Fl U
+ccd 設定ファイルに書かれている全ての ccd デバイスの設定を解除します。
+.It Fl v
+.Nm
+は、より冗長な出力を行います。
+.El
+.Pp
+ccd は、コマンド行ないし ccd 設定ファイルにて、ccd の名前、
+インタリーブファクタ、ccd 設定フラグ、ひとつ以上のデバイスのリストの情報により
+定義されます。
+フラグは、10 進数、16 進数、コンマで区切られた名前のリスト、
+.Dq none
+のいずれかで表すことができます。
+フラグには以下のものがあります。
+.Bd -unfilled -offset indent
+CCDF_UNIFORM 0x02 ディスク間で均一なインタリーブを使います
+CCDF_MIRROR 0x04 データのミラーリングをサポートします
+.Ed
+.Pp
+設定ファイルのフォーマットは、コマンド行から指定する場合と
+同一の形式になります。
+コマンド行から指定する場合も、設定ファイルから指定する場合も、
+.Pa flags
+引数はオプションです。
+.Bd -unfilled -offset indent
+#
+# /etc/ccd.conf
+# Configuration file for concatenated disk devices
+#
+.Pp
+# ccd ileave flags component devices
+ccd0 16 none /dev/da2s1 /dev/da3s1
+.Ed
+.Pp
+構成要素のデバイスは、パーティションタイプが
+.Li FS_BSDFFS
+.Pf ( Xr disklabel 8
+では
+.Dq 4.2BSD
+と表示されます) であることが必要です。
+.Sh 使用例
+.Nm
+の例をいくつか以下に示します。
+.Nm
+に渡される引数は、
+.Pa /etc/ccd.conf
+設定ファイルに書けるものと正に同じものです。
+1 番目の例は、
+4 ディスクのストライプを 4 SCSI ディスクパーティションから作成します。
+ストライプは 64 セクタインタリーブを使用します。
+2 番目の例は、
+複雑なストライプ/ミラーの組み合わせの例です。
+これは、
+da4 と da5 の 2 ディスクストライプを、
+da6 と da7 の 2 ディスクストライプへミラーすると、解釈します。
+最後の例は、単純なミラーです。
+/dev/da8 の 2 番目のスライス は /dev/da9 の 3 番目のスライスへミラーされ、
+ccd0 に割り当てられます。
+.Pp
+.Bd -unfilled -offset
+# ccdconfig ccd0 64 none /dev/da0s1 /dev/da1s1 /dev/da2s1 /dev/da3s1
+# ccdconfig ccd0 128 CCDF_MIRROR /dev/da4 /dev/da5 /dev/da6 /dev/da7
+# ccdconfig ccd0 128 CCDF_MIRROR /dev/da8s2 /dev/da9s3
+.Ed
+.Pp
+新規 ccd ディスクを作成するとき、一般的には他のことに先駆けて
+.Xr fdisk 8
+と
+.Xr disklabel 8
+をしたいでしょう。
+最初のラベルを作成した後は、
+これを編集して、追加パーティションを追加可能です。
+ラベル自身は、ccd ディスクの最初の 16 セクタを占めます。
+ファイルシステムを newfs で作成するだけなら、
+newfs がラベル領域を飛ばしますので、心配することはありません。
+しかし、ccd パーティションからまたは ccd パーティション宛へ
+.Xr dd 1
+するつもりなら、一般的には、
+パーティションを作成してラベルデータに重ならないようにするのが良い考えです。
+例えば、10000 セクタの ccd ディスクがある場合、
+オフセット 16 大きさ 9984 のパーティション 'd' を作成するでしょう。
+.Pp
+.Bd -unfilled -offset
+# disklabel ccd0 > /tmp/disklabel.ccd0
+# disklabel -Rr ccd0 /tmp/disklabel.ccd0
+# disklabel -e ccd0
+.Ed
+.Pp
+ccd ディスクに対する disklabel 処理は 1 度の機会です。
+マシンをリブートし ccd ディスクを再構成する場合、
+以前作成したディスクラベルが残っているため再作成は不要です。
+ccd パラメータの変更には注意してください。
+インタリーブ、フラグ、ccd ディスクを構成するデバイスリストを変えると、
+通常、ccd ディスク上にあったデータを壊してしまいます。
+こうなってしまった場合、
+ccd ディスクを (再) 初期化する前にラベルを再初期化するのは、
+通常良い考えです。
+.Sh 回復
+ccd ディスク上のエラーは、
+ミラーリングオプションを使用していない限り、通常は回復不可能です。
+しかし、ミラーリングにはそれ自身の危険性があります。
+これは、すべてのセクタの両方のコピーが同一であることを仮定していることです。
+この仮定は、書き込みエラーが発生するか、
+どちらかのミラーを交換するまでは、成り立ちます。
+これは、貧者のミラーリング実装なのです。
+ディスクエラーが発生し始めたら、
+ccd ディスクのバックアップを取って、
+壊れたハードウェアを交換して、
+ccd ディスクを再作成可能である限りは、この実装は十分うまく働きます。
+これ以上を望むなら、外部ハードウェア RAID SCSI ボックスや、
+RAID コントローラ (GENERIC を参照して下さい) や、
+RAIDframe
+.Xr raid 4
+や
+.Xr vinum 8
+等のソフトウェア RAID システムを検討すべきです。
+.Sh 関連ファイル
+.Bl -tag -width /etc/ccd.conf -compact
+.It Pa /etc/ccd.conf
+デフォルトの ccd 設定ファイル
+.El
+.Sh 関連項目
+.Xr dd 1 ,
+.Xr ccd 4 ,
+.Xr raid 4 ,
+.Xr disklabel 8 ,
+.Xr fdisk 8 ,
+.Xr rc 8 ,
+.Xr vinum 8
+.Sh バグ
+.Xr ccd 4
+が最初に返すディスクラベルは、3 個のパーティションしか指定しません。
+.Dq Nm disklabel Fl e
+を使用し、
+.Bx
+が期待するように、
+パーティション数を 8 に変更する必要があります。
+.Sh 歴史
+.Nm
+ユーティリティは
+.Nx 1.0a
+から登場しました。