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diff --git a/documentation/manual-pages/ja/man8/syslogd.8 b/documentation/manual-pages/ja/man8/syslogd.8 new file mode 100644 index 0000000000..7460c8e5c4 --- /dev/null +++ b/documentation/manual-pages/ja/man8/syslogd.8 @@ -0,0 +1,348 @@ +.\" Copyright (c) 1983, 1986, 1991, 1993 +.\" The Regents of the University of California. All rights reserved. +.\" +.\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without +.\" modification, are permitted provided that the following conditions +.\" are met: +.\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright +.\" notice, this list of conditions and the following disclaimer. +.\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright +.\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the +.\" documentation and/or other materials provided with the distribution. +.\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors +.\" may be used to endorse or promote products derived from this software +.\" without specific prior written permission. +.\" +.\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND +.\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE +.\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE +.\" ARE DISCLAIMED. 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log_socket +.Sh 解説 +.Nm +ユーティリティは設定ファイルに指定された通りに、システムコンソール、 +ログファイル、他のマシンやユーザへのメッセージを読み込み、記録します。 +.Pp +オプションには以下のものがあります。 +.Bl -tag -width indent +.It Fl 4 +.Nm +が IPv4 アドレスのみを使用するよう、強制します。 +.It Fl 6 +.Nm +が IPv6 アドレスのみを使用するよう、強制します。 +.It Fl A +ホストが複数の A または AAAA レコードを持っている場合でも、 +通常 +.Nm +はメッセージを単一のアドレスにのみ送信しようとします。 +本オプションが指定されると、 +.Nm +はメッセージをすべてのアドレスに送信しようとします。 +.It Fl a Ar allowed_peer +.Ar allowed_peer +がこの +.Nm +に UDP データグラムを使用してログすることを許します。 +複数の +.Fl a +オプションを指定可能です。 +.Pp +.Ar allowed_peer +は以下のいずれかです: +.Bl -tag -width "ipaddr/masklen[:service]XX" +.It Xo +.Sm off +.Ar ipaddr +.No / Ar masklen +.Op : Ar service +.Sm on +.Xc +.Ar ipaddr +(通常のドット表記の 4 つ組) +からのデータグラムを受け付けます。 +アドレス比較の際、 +.Ar masklen +ビットを考慮します。 +アドレスを +.Ql \&[ +と +.Ql \&] +で括ることで、 +.Ar ipaddr +に IPv6 アドレスを指定可能です。 +.Ar service +が指定された場合、パケット送出元が属すべき +UDP service の名前もしくは番号となります +.Pf ( Xr services 5 +参照)。 +.Ar service +に +.Ql \&* +を指定すると、全ての UDP ポートから送信されたパケットを受け付けます。 +デフォルトの +.Ar service +は +.Ql syslog +です。 +.Ar ipaddr +が IPv4 アドレスの場合で +.Ar masklen +を指定しないと、 +.Ar ipaddr +がクラス A もしくは B のアドレス範囲に属す場合にはそれぞれ +歴史的なクラス A もしくは B のネットマスクが使用され、 +そうでない場合には 24 が使用されます。 +.Ar ipaddr +が IPv6 アドレスの場合で +.Ar masklen +を指定しないと、 +.Ar masklen +は 128 が用いられます。 +.It Xo +.Sm off +.Ar domainname Op : Ar service +.Sm on +.Xc +送信アドレスのアドレス逆引きにおいて +.Ar domainname +が得られたデータグラムを受け付けます。 +.Ar service +の意味は前述の通りです。 +.It Xo +.Sm off +.No * Ar domainname Op : Ar service +.Sm on +.Xc +上述の通りですが、送信ホスト名が +.Ar domainname +で +.Em 終る +全てのホストから受け付けます。 +.El +.Pp +.Fl s +が指定された場合には、 +.Fl a +オプションは無視されます。 +.It Fl b Ar bind_address +バインド対象となる IP アドレスまたはホスト名を、1 個指定します。 +ホスト名が指定された場合、これに対応する +IPv4 または IPv6 のアドレスが使用されます。 +.It Fl c +出力が他のプログラムへのパイプの場合、同じ行の繰り返しを +.Dq Li "last message repeated N times" +という形式の単一行に圧縮することを無効化します。 +2 回指定すると、すべての場合においてこの圧縮を無効化します。 +.It Fl d +.Nm +をデバッグモードで実行します。 +これは恐らく、 +.Nm +の開発者にのみ役立ちます。 +.It Fl f +代りの設定ファイルのパス名を指定します。 +デフォルトは +.Pa /etc/syslog.conf +です。 +.It Fl k +ファシリティ +.Dq kern +で受信したメッセージをファシリティ +.Dq user +へ変換することを、止めます。 +通常は、 +.Dq kern +ファシリティは、直接 +.Pa /dev/klog +から読み込むメッセージ用に予約されています。 +.It Fl m +.Dq mark +されたメッセージの間隔を分単位で指定します。 +デフォルトは 20 分です。 +.It Fl n +すべての要求に対し、DNS への問い合わせを抑止します。 +.It Fl o +カーネルメッセージの前に、 +.Xr getbootfile 3 +で判定される完全なカーネルブートファイルを付けます。 +これを指定しないと、カーネルメッセージのプレフィックスは常に +.Dq Li kernel: +になります。 +.It Fl p +代りに使用するログ用ソケットのパス名を指定します。 +デフォルトは +.Pa /var/run/log +です。 +.It Fl P +プロセス ID を格納するための別のファイルを指定します。 +デフォルトは +.Pa /var/run/syslog.pid +です。 +.It Fl S +特権のあるアプリケーションが代わりに利用するログ用ソケットのパス名を指定します。 +デフォルトは +.Pa /var/run/logpriv +です。 +.It Fl l +.Nm +が追加のログ用ソケットを置く場所を指定します。 +主な用法は、 +様々に chroot したファイル空間において追加のログ用ソケットを +.Pa /var/run/log +に置くというものです。 +ソケットのファイルパーミッションは、ソケット名の前にコロンで区切って +8 進表記で指定可能です。 +ソケットの場所へのパスは絶対パスでなければなりません。 +.It Fl s +セキュアモードで操作します。 +リモートマシンからのログメッセージをログしません。 +2 度指定すると、ネットワークソケットを全くオープンせず、 +またリモートマシンへのログ動作も無効にします。 +.It Fl u +ただ 1 つの優先度のログのみ行います。 +指定した優先度のメッセージのみログします。 +このオプションを指定しないと、指定した優先度以上のメッセージがログされます。 +このオプションにより、デフォルトの比較を +.Dq => +から +.Dq = +に変更します。 +.It Fl v +冗長なログを行います。 +1 度指定すると、ローカルに書き込まれたメッセージと共に、 +ファシリティと優先度が数値でログされます。 +複数回指定すると、ローカルに書き込まれたメッセージと共に、 +ファシリティと優先度が名前でログされます。 +.El +.Pp +.Nm +ユーティリティは +起動時と hangup シグナルを受けとった時はいつでも設定ファイルを +読み込みます。 +設定ファイルのフォーマットに関する情報は、 +.Xr syslog.conf 5 +参照して下さい。 +.Pp +.Nm +ユーティリティは +.Ux +ドメインソケット +.Pa /var/run/log +と +.Pa /var/run/logpriv +から、 +.Pa /etc/services +で指定されるインターネットドメインソケットから、 +および特殊デバイス +.Pa /dev/klog +(カーネルメッセージを読むため) からメッセージを読み込みます。 +.Pp +.Nm +ユーティリティはプロセス ID ファイル、デフォルトでは +.Pa /var/run/syslog.pid +を作成し、ここにプロセス ID を記録します。 +これは +.Nm +を kill したり、再設定したりするために使えます。 +.Pp +.Nm +に送られるメッセージは単一の行で構成されます。このメッセージは先頭に +優先順位コードを含んでいます。このコードは +.Sq Aq 5 +のように括弧でくくられた 10 進数から構成されており、インクルードファイル +.In sys/syslog.h +で定義されている優先順位に対応します。 +.Pp +セキュリティ上の理由から、 +.Nm +は存在しないログファイルへ追加書き込みしません。 +.Nm +の起動前に手動で作成する必要があります。 +.Sh 関連ファイル +.Bl -tag -width /var/run/syslog.pid -compact +.It Pa /etc/syslog.conf +コンフィギュレーションファイル +.It Pa /var/run/syslog.pid +デフォルトのプロセス ID ファイル +.It Pa /var/run/log +.Ux +ドメインデータグラムのログ用ソケットの名前 +.It Pa /var/run/logpriv +特権のあるアプリケーション用の +.Ux +ソケット +.It Pa /dev/klog +カーネルログ用のデバイス +.El +.Sh 関連項目 +.Xr logger 1 , +.Xr syslog 3 , +.Xr services 5 , +.Xr syslog.conf 5 , +.Xr newsyslog 8 +.Sh 歴史 +.Nm +ユーティリティは +.Bx 4.3 +で登場しました。 +.Pp +.Fl a , +.Fl s , +.Fl u , +.Fl v +のオプションは +.Fx 2.2 +における拡張です。 +.Sh バグ +UDP パケットで受けとったメッセージを記録する能力は認証されていない +ディスクを溢れさせるリモートサービスと等価であり、恐らくデフォルトで無効に +されるべきです。 +ある種の +.Nm +間の認証メカニズムが用意されるべきでしょう。 +最悪の無駄遣いを避けるために、 +.Fl a +オプションの使用を強く勧めます。 +.Pp +.Fl a +のマッチングアルゴリズムは非常に効率的には見えません; +ドメイン名比較より、数値による IP アドレスを使用する方が高速です。 +許可されたピアのリストの検索は線型に行なわれるため、 +多くのメッセージを受け付けると予測されるピアグループは +.Fl a +リストの最初の方に置くべきです。 +.Pp +ログ用ソケットは読み込み専用のルートファイルシステムの扱いを容易にする +ために +.Pa /dev +から移されました。このことは古いバイナリを混乱させるかもしれないので、 +過渡期の間はシンボリックリンクが役に立つでしょう。 |